総合格闘技大会 GRANDSLAM プロデューサーの勝村周一朗です。
2014年7月に第1回大会を開催し、昨年10月に6回目の大会を開催しました。
世界のMMA(総合格闘技)で使われているユニファイドルールを採用し、海外での活躍を目指す若手の育成や、逆に海外の団体からリリースされた選手や
欠場していたベテラン選手の再生の場として、国内の主要団体とは違った立ち位置での大会をコンセプトとしています。
現在でこそRIZINという一般の人も注目する大会がありますが、イベントをスタートさせた2014年は、世界的にはUFCがブームを起こしていたものの日本では格闘技自体が下火となっていました。
また当時は国内でもリングで行われる大会が多かったので、選手にもお客さんにもケージ(金網)で行われる
MMAの激しさや素晴らしさを伝えたいという思いや、世界と変わらない舞台で戦いたいという選手の気持ちを表す舞台をつくりたいという思いから、大会を続けております。
MMAPLANET記事引用:http://mmaplanet.jp/32952
そのためGRANDSLAMでは、他の団体では見られない選手やマッチメイクできることが注目されています。
過去には所英男の相手として呼んだ外国人選手がその試合をきっかけにブレイクしたり、デビュー3戦目の若手がトップファイターを破る波乱を起こしたり、過去に交わらなかった団体同士の王者対決を実現させたりと、型破りなことができるのもGRANDSLAMの特徴となっています。
おかげさまで第一回の所英男vsビクター・ヘンリー、
第二回の安藤達也vs芦田崇宏、
第三回の小見川道大vs中村ジュニア、
第五回大会の伊藤盛一郎vs内藤頌貴、
第六回大会のレッツ豪太vs濱岸正幸など、
各誌面やウェブサイトの年間賞を獲得するほどのベストバウトが小さい大会ながらも続いています。
殴る、蹴る、倒す、極める、という原始的な戦いをシンプルに、それでいて競技的に作られた現代のMMA。
単純なものを深めることで技術はより進化していきます。そこに本能的な動きが求められるのがMMAの魅力となります。
そしてMMAという戦いに魅せられ、MMAに夢を見ている選手たちを、より多くの人に応援してもらうことが日本のMMAの発展に繋がります。
日本の格闘技界ではチャンピオンクラスでも、アルバイトをしながらトレーニングを積んでいる選手がほとんどです。
そういった選手に戦いの機会を増やし多くの人に見てもらい、より多くのファイトマネーを支払うことも我々の使命です。
それとともにGRANDSLAMでは来ていただいたお客様に、非日常的空間を楽しんで帰ってもらいたいという思いや、選手にも高いモチベーションで戦って欲しい意味で演出面に拘ってたり、大会の質を下げないために有名選手や海外強豪選手を第一回大会から変わらず起用し続けています。
経費の面でも苦しいのは事実ですし、私も大会代表である相原雄一も本業を抱えながらの運営となっていて、大会の度に時間にも追われ悪戦苦闘しています。
それに加え、大会をスタートさせた2014年当時と違い、現在の日本のMMA業界ではケージが使用される大会も多くなり、ルールもユニファイドに近いものが増えました。
その要因には我々がGRANDSLAMというこの大会を開いたこともあると自負しております。それが故に現在の日本のMMA界においてGRANDSLAMという大会の、存在意義を考えるときに来ています。
もしかしたら次の大会が最後のGRANDSLAMになるかもしれません。
それはそれで役割を全うしたのなら良いのかなとも思っています。
ただ最後にするにしても続けるにしても、やるからには最高の大会を目指しています。演出面でも、出場する選手の質にしても、甘えたくはありません。
そのためにこのクラウドファンディングを通じて皆様の協力が得ることが、今回の大会の新しい試みの一つです。
GRANDSLAMは大きなスポンサーがいるわけでもなく、伝統がある団体でもありません。
皆様の協力が必要です。来ていただけるお客様だけでなく、選手にも出場する魅力のある大会にしたいと思っています。
最高の舞台、GRANDSLAMを皆様と創りたいです。どんな形でも構いません。お力添えをお願いいたします。
【GRANDSLAM 7】
開催日:2018年3月25日(日)
会場:東京・ディファ有明
目標集客人数:1000人
出場予定選手:未定(過去メインに出場した選手等にオファー中)
コメント
もっと見る