はじめまして
Nagasaki Peace Museum です
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初めてのプロジェクト

岡まさはる記念長崎平和資料館は、戦争の悲惨さ、あるいはその原因であった日本のアジア侵略をいつまでも深く胸に刻み、平和を築いていくための資料館です。多くの市民にその歴史を伝え、同時に歴史に向き合う若い世代の活動の場としての役割も果たしています。

 

「戦争や原爆の悲惨さはいつまでも深く心に刻み、これを風化させてはなりません。しかし、悲惨な結果を招いた原因が、残虐の限りを尽くした日本のアジア侵略にあったこともしっかりと心に刻む必要があります。受けた苦しみの深さを知ることが、与えた苦しみの深さも知ることにつながらなければ、平和を築くことはできません。この平和資料館は、日本の無責任な現状の告発に生涯を捧げた故岡正治氏の遺志を継ぎ、史実に基づいて日本の加害責任を訴えようと、1995年10月1日に市民の手で設立されました。」(岡まさはる記念長崎平和資料館『設立の趣旨』より) 

 過去の日本の侵略・植民地支配により苦しめられたアジア・太平洋地域の人々に対して、日本はこれまで十分な責任を果たしてこなかった、と私たちは考えます。それどころか近年では、過去の日本の加害行為そのものを、隠蔽したり否定したりする風潮すら見受けられます。日本による過去の加害の史実を正しく認識し、近隣諸国をはじめとする各国と、真の信頼・友好関係を構築することを、私たちは願っています。


〇 衝撃の「地図にない」平和資料館~加害と向き合う

 ここ2年間はコロナ禍により来館者が非常に少ない結果となりましたが、例年では毎年4000人前後の人に来館していただき、そのうちの半数以上が高校生以下の方々です。

 2002年からは「日中友好・希望の翼」として、県内在住または県内学校在学の学生を2名募集し、毎年行っていた「友好訪中団」に同行する形で派遣してきました。

 若い世代が、現地での学びで歴史の真実を知ることによって、日中友好の架け橋となるようにとの「希望」を込めて送り出しています。

 これまでに《日中友好・希望の翼》として延べ25人を派遣し、そのうちの1人が2020年11月から当平和資料館の理事に就任しました。彼女は高校生平和大使やナガサキ・ユース代表団(長崎県、長崎市、長崎大学により運営されている人材育成プログラム)としても活動してきました。その後、彼女の誘いで友人たちが《日中友好・希望の翼》として訪中したり、別の企画である「学ぶ旅」と題した学生派遣事業にも参加してくれたりしました。「学ぶ旅」にはこれまで8人の学生が参加し、共にドイツ・韓国・中国を訪れ、平和への学びを深めることが出来ました。

 さらに2021年からは当平和資料館の意義に賛同し、害の歴史をつたえていきたいという有志の若い世代とともに、資料館の展示を改修するプロジェクトを行っています。



 岡資料館は授業では学ばない日本の加害の記憶を継承する大切な役割を行なっている資料館です。長崎で初めて訪れた際、資料館を引き継ぐことの重要性を感じつつ、とても小規模で人手が足りないように感じました。特に目についたのが、資料によっては英語の説明がないものがあったことです。海外からの訪問客もいるとのことで、私たちにも何かできないかと相談してみたところ、資料の翻訳作業を引き受けることになりました。

 翻訳は岡資料館の崎山さんから英訳が足りていない資料をメールで送ってもらい、私たちがその資料の英訳をメールで返送するという形で行っています。長崎と東京で活動場所は離れていますが、オンラインでやり取りをしながら活動を進めています。

 翻訳活動が岡資料館の継承活動の一助となり、継承の大切さを知ってもらうことにつながっていると私たちは考えています。 (担当者: 児玉・蛭子 職業: 学生)


 私たちは約一年かけて、資料館に眠る資料のアーカイブを行っています。それはここに残された資料や活動の記録は過去のものではなく、未だ解決されていない現在の問題に繋がっていると考えているからです。私たちはこの資料をアーカイブ化し、広くアクセスできる状況にしたいと考えています。

 そして、現在の多様化する社会の中で資料館で得られる学びは非常に重要なものであると感じています。それはアート活動を行う上でもそうです。

 私たちは資料を紐解きながら、各々が着目した問題に対して現在の視点から考察した作品制作を行い、資料館の中でこれらの作品を用いた展覧会を開催しています。

 これら2つの活動を通して、平和資料館の中にアートスペースとしてより創造的で多様な学びを得ることができる場を作り、この場所で培われてきた活動や資料を外に開いていくことを目指しています。

(担当者:古閑・崔・牧園 職業:美術家)


 戦争から76年という月日が過ぎ、当時の様子を体験として知る人から話を聞くことはどんどん難しくなっています。また、私たちのような若い世代、あるいはそのあとの世代にとっても、「とおい昔の出来事」となっていきます。しかし、今の私たちの社会や生活は、確かに過去の戦争、加害の歴史の上に成り立っているものです。その歴史をしっかりと伝えて継承していくために、自分の技能を少しでも活かせればと思い、岡まさはる資料館のプロジェクトにボランティアとして関わっています。 

 私が担当しているのは主に①館内タブレットの導入 ②VR(バーチャルリアリティ)で当時の炭鉱の様子の再現 の二つです。①では、タブレットを通じて資料館の所蔵している資料を閲覧できるようにすることで、来館者が求めている情報にアクセスしやすくすることのほか、日本の加害を証言している多くの方の映像資料により手軽にアクセスできるようにするためのものです。また②においては、CGによて再現されたデジタル空間に来館者が入り込むことで、炭鉱の坑内空間、労働の様子を体験することができるものにする予定です。 (担当者:有田 職業:アプリ開発者)


〇このプロジェクトで実現したいことと、プロジェクトの実施スケジュール 

 そのような場となっている当平和資料館ですが、建物の老朽化が進んでおり、防災上の支障があるとの指摘を市から受け、現在法定基準を満たすための改善計画を進めております。

 今回のプロジェクトにおいては、2022年10月から2023年3月にかけて行う予定にしている二次改善のための費用を募ります。また、余剰分は今後の改善計画の予算に充てさせていただきます。

〇 最後に

 リターンについて、ご用意できるものはありません。しかし、多くの支援が集まり当平和資料館の存続が叶うのならば、戦争の悲惨さ、加害の記憶を長崎の地から未来に伝えていく役割を今後も果たし続け、平和への思いを受けつぐ若い世代の活動の場を維持し続けていく所存です。

 岡まさはる記念長崎平和資料館は、市民の手で設立された“平和資料館”です。日本では、ドイツと違って、校教育の中で日本の過去の植民地支配や侵略戦争における加害行為について十分には教えられない状況にあります。そのような中で、当平和資料館は、過去の加害の歴史を市民や若い人たちに知ってもらうという極めて重要な役割を担っています。そのことが、アジアや世界の人々との真の友好に、そして戦後補償の実現や日本が再び侵略戦争や植民地支配のもと行った様々な過ちを繰り返させないことにつながるものと確信しています。そのような当平和資料館の役割や使命を自覚し、当館の運営や活動を継続していくとともに、若い世代へ継承していきたいと思います。

 当平和資料館の存続に向けて市民の皆さんの厚いご支援をよろしくお願いいたします。

〇 応援メッセージ

 当平和資料館のクラウドファンディング企画に際して、多くの皆様から応援メッセージを頂いています。(本ページ最下部にてそれぞれの内容を見れるようにしております)


〇 本プロジェクトへの支援(寄付)について

 本プロジェクトへのご寄付は岡まさはる記念長崎平和資料館への寄付となり、当平和資料館が寄付金の受付、お礼状の送信及び寄附金受領証明書の発行、改善工事の報告を行います。岡まさはる記念長崎平和資料館は認定NPO法人として認定されていますので、寄付をされた個人や法人は、所得税や住民税の税金還付など、税制上の優遇措置が受けられます(概要はこちら)。

 税制優遇措置を受ける場合の寄附金受領証明書は2023年1月、確定申告前に送付させていただきますので、ご理解をお願いいたします。なお、寄附金受領証明書が事前に必要な場合は、お礼状の送信メールへその旨ご連絡ください。対応させていただきます。



〇 応援メッセージ一覧


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