はじめに・ご挨拶

富山大学医学部脳神経外科・教授の黒田 敏と申します。このたび、2022年6月18日(土)・19日(日)、富山にて第42回日本登山医学会学術集会を主催させていただきます。この学会では、高所における高山病や運動生理学、日本アルプス、八ヶ岳などにおける山岳診療などについて多職種の会員が討議しています。通常の医学系学会では、学術集会は参加する会員が支払う参加費(本学会では7,000円)と、企業や病院などからの寄附金などによって運営されています。

このプロジェクトで挑戦したいこと

本年は新型コロナ感染症のためか、寄附金が極端に少なく、その運営が危ぶまれています。そこで、広く一般の皆様から運営資金を公募したいと考えています。皆様からのご支援は、学術集会を円滑に運営することによって、今後のわが国における高山病研究、山岳診療などの発展に大きく寄与できると信じています。

私がこのスポーツを始めたきっかけ

北海道大学での学生時代は登山に明け暮れました。長期間、大雪山黒岳の小屋に滞在していたある日、忠別岳の避難小屋で疲労のため動けなくなった登山者がいるとの一報が入り、番人とともに黒岳から白雲岳、高根が原、忠別岳を全速力で一気に駆け抜けて避難小屋に向かいました。下から登ってきた消防団の皆さんとともに交代でオンブしながら高原温泉まで下ろしました。これが小生の山岳診療の原風景です。

これまでの歩み・軌跡

2012年、縁あって富山大学に赴任しました。この年から富山大学が運営する北アルプス双六岳診療所に参加しました。30年ぶりに訪れた北アルプスは昔と何も変わっておらず、人知を超えた自然の雄大さに心打たれました。例年、数チームに分かれて約30日間に、高山病、疲労、外傷などをきたした約100名の方々の診療にあたっています。ここでの診療体験が日本登山医学会への入会のきっかけにもなりました。

資金の使い道・実施スケジュール

皆様からご支援いただいた資金は、以下のように利用させていただきます。

会場費:約10万円

講師謝礼:約30万円

プログラム印刷費:約20万円

機材費:約30万円

CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約10万円

リターンのご紹介

支援金5,000円:北アルプスの双六小屋でのみ販売しているオリジナル手拭い(1,000円)+オリジナル絵葉書1枚(オーナー小池岳彦氏撮影)
支援金10,000円:北アルプスの鏡平小屋、双六小屋、黒部五郎小屋でのみ販売しているオリジナル手拭い(3,000円)+オリジナル絵葉書3枚(オーナー小池岳彦氏撮影)

この3つの山小屋は同じ経営者によって営まれており、北アルプスの中でも人気の高い山小屋です。オーナーから手拭いを提供していただくことも了解を得ています。手拭いの料金はオーナーに支払います。

最後に

登山が好きなあなた!高山病の研究、山岳診療の発展のために応援をよろしくお願いします!

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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