はじめに

鹿児島県指宿市でカフェとサンドイッチや猫雑貨の販売をしている「はちわれ農園」と申します。 少しですが、野良猫の保護活動や、保護猫の譲渡のお手伝いをしていて、店内にはもと野良猫の看板猫たちと里親さん募集中の保護猫たちがいます。

看板猫たち

里親さん募集中です(まだ人に慣れません…)

里親さん募集中です(まだ人に慣れません……)

里親さん募集中です(少し人に慣れました!)

季節のフルーツサンド


今回のプロジェクトに至ったきっかけ

2021年の年末、指宿市内で地域猫として生活していた猫たちが急きょそこにいられなくなったとのことで依頼を受け、そのうち6匹をはちわれ農園で預かることになりました。
彼らは長くその場所で地域猫として生きてきたのですが、ある日突然餌やりさんのもとに警察が来て、「今後猫たちに餌をやってはいけない、年が明けたら保健所も動く」という旨の話をして、それまで猫たちが生活をしていたビニールシートなどで作った簡易の小屋などもすべて撤去されてしまいました。
もともと餌やりさんたちは、地主さんの許可をもらい、その場所に猫たちの居場所を作りました。
保護団体さんとも連携しながら、雌猫の避妊手術を進め、万一子猫が生まれてしまったときは譲渡会に出してもらい、数を増やさないように保護をしていたと言います。
ただ、地域猫という存在は難しいもので、世の中のすべての人が猫好きというわけではありませんし、実際に糞尿問題で迷惑をこうむっている人もいれば、住処とする場所の衛生的な問題もあります。
はたから見ればどんどん猫が増え続けているように見えたかもしれません。
近隣住民からの苦情も当然起こりうるし、その気持ちも分からないではない、というのが残念ながら実情です。
(今回のできごとが近隣住民の苦情に基づいたものかどうかは不明です)
とはいえ、寝床もごはんも失った地域猫たちが、年末の寒空の下に放り出されて行き場をなくしてしまったことも事実です。
今まで人からごはんをもらって生きてきた子たちが、突然、餌も風雨をしのぐ場所も失ってどんな末路をたどることでしょう。

預かった6匹の猫たちは、元野良とはとても思えない人懐っこさでした。
直前に捕獲と動物病院を経験して怖い思いもしただろうに、あっという間に新しい場所に慣れ、競って私たちの膝に乗り、喉を鳴らしました。
こんなに人懐っこくてかわいい子たちが、あのとき保護されなければそのまま野良猫になってしまったかもしれない。
車にひかれてしまったかもしれない。
場合によっては殺処分ということもあったかもしれない。
信じられない思いです。

はちわれ農園のカフェには、保護猫に会いにきてくださるお客様もたくさんいらっしゃいます。
たまに、6匹がいる部屋に猫好きのお客様をご案内すると、一斉に走り寄ってきて甘える猫たちに感激されます。
この子たちは、好きで膝に乗って甘えますが、そんな好き放題動いてるだけの猫たちに、お金を払ってでも会いたいと思ってくださるんです。
この子たちは、ここに存在して、やりたいように動くだけで、自分たちの生活費くらいは稼げるはずだと確信し、それを実現するべく、今回のプロジェクトに思い至りました。

お世話に行くと、すぐ膝に乗って喉をごろごろ鳴らします(もと地域猫1)

ハンモックにもすぐに慣れてくつろぎます(もと地域猫2)


このプロジェクトで実現したいこと

はちわれ農園は、現在猫を保護できる場所が少なく、十分な頭数の保護ができていないことから、施設設置の意義の1つは猫の保護場所として、特に、保護されづらい成猫の保護施設にできたらと思っています。
年に数頭、とても人懐っこい成猫の保護の相談を受けることがあります。
現状は、預かるスペースが無いため、何とか相談者の方にそのまま保護していただいたり、家の横の小屋などでお世話してもらったりしているのですが、成猫でも人慣れしていて甘えることができる子は里親さんが見つかりやすいため、そんな子たちが人間に甘えられる機会をつくりだす場としても活用できたらと考えています。

そして、そんな猫たちの生活費や医療費を生み出すために、ここを訪れる人達にお金を落としてもらえる場所として、人間のためのコワーキングスペースをつくります。
保護猫活動には少なからず費用が発生します。
現状の保護猫活動は、費用の多くを募金などに頼ったり、活動者のボランティアで賄っているケースも少なくないため、費用が捻出できなくなると同時に活動の継続も断念せざるを得なくなります。
はちわれ農園では、できる限り自己資金で継続的に活動ができるように、事業の中に保護猫活動を組み込んだビジネスモデルをつくりたいと考えています。
資金の獲得源を「募金」から、チャリティー的要素の低い「対価」にシフトしていくことで、サービスの対象を広げ、より容易に多くの資金を得られる可能性を広げていきたい考えです。


コワーキングスペースは、ネット環境など、事務作業に必要な設備は整備しますが、猫がいますので、当然順調に作業が進む保証はできません。
不思議なもので、パソコン作業や書類整理を始めると猫たちが寄ってきます。
書類の上に座る者あり…
液晶の前に立つ者あり…
マウスを追いかける者あり…
キーボードに寝そべる者あり…
俗に「ネコハラ(猫ハラスメント)」と呼ばれるその現象は、飼い主にとっては迷惑な話なのですが、猫を飼えない人達にとっては羨望の的だったりします。
そんなネコハラを体験できるコワーキングスペースなので、がっつり仕事をしようと思うのではなく、軽くネットサーフィン、軽く読書、簡単な打ち合わせ、逆に事務作業の息抜きに、みたいな感じでご利用いただけたらと思っています。

ネコハラなら任せて!

ネコハラなら任せて!


資金の使い道

・内外装費の一部 600,000円(猫にも人にも居心地良い場所を目指します)
・ネット環境構築費 150,000円
・什器等設備購入費 110,000円
・リターン送付費用 20,000円
・クラウドファンディング手数料(12%) 120,000円

万一ご支援額が必要額を上回った場合、保護猫たちの今後のごはん代、消耗品費、医療費として使用させていただきます。


実施スケジュール(予定)

4月中旬 物件契約
4月下旬~6月中旬 内装・外装工事
6月中旬 プレオープン
(6月、8月 リターン発送)

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


リターン

・500円~ お礼のメール(金額は任意の額を設定できます)

・10,000円~ お礼のメール+お名前の掲示等(金額は任意の額を設定できます)
ホームページとインスタグラムにてご協力者名(会社、事業所、団体、個人等名)を掲載して紹介させていただくほか、店舗内にもお名前を掲示させていただきます。

・2,000円 お礼のメッセージ+利用券(1,000円分) 
利用券は、necoharaのほか、はちわれ農園(カフェ・猫雑貨販売)、トロピカルファーム山川(トロピカルフルーツ販売)でのお会計時にもご利用いただけます。
※利用期限はありません。
※会計時にレジでご提示ください。通販ではご利用いただけません。
※フルーツの販売は夏季のみです。

・5,000円 お礼のメッセージ+利用券(3,000円分) 
利用券は、necoharaのほか、はちわれ農園(カフェ・猫雑貨販売)、トロピカルファーム山川(トロピカルフルーツ販売)でのお会計時にもご利用いただけます。
※利用期限はありません。
※会計時にレジでご提示ください。通販ではご利用いただけません。
※フルーツの販売は夏季のみです。

・5,000円 お礼のメッセージ +necohara限定会員カード(かさごorあじ柄) 
開業後に発行する会員カードとは絵柄が異なる限定カードです。
こちらのカードをご持参いただくと、necoharaの利用料が常時5%オフになります。
※necohara利用料:1時間500円(他プラン及び利用時間により割引あり)
※お好きな柄を選択してください。

・10,000円 お礼のメッセージ +necohara限定会員カード(かさご&あじ)+プレオープン時利用権 
開業後に発行する会員カードとは絵柄が異なる限定カードです。
こちらのカードをご持参いただくと、necoharaの利用料が常時5%オフになります。
プレオープン期間中(6月中旬~8月下旬見込み)、necoharaを20%オフでご利用いただける権利付きです。(事前予約が必要です。ご予約がいっぱいの場合はご利用いただけないこともあります。ご了承ください。)
※necohara利用料:1時間500円(他プラン及び利用時間により割引あり)
※プレオープンの期間は工事の進み具合等により前後する可能性があります。ご理解ください。

・5,000円 お礼のメッセージ + 自社農園で生産したマンゴー約700g(鹿児島県産アーウィン) 
8月中にお届けします。(お盆期間は除く)
発送時期は選べません。
冷蔵便で発送します。(到着後は冷蔵で保存し、早めにお召し上がりください)
アップルマンゴーとして最もメジャーな品種(アーウィン種)となります。

・10,000円 お礼のメッセージ + 自社農園で生産したマンゴー約1.5kg(鹿児島県産アーウィン) 
8月中にお届けします。(お盆期間は除く)
発送時期は選べません。
冷蔵便で発送します。(到着後は冷蔵で保存し、早めにお召し上がりください)
アップルマンゴーとして最もメジャーな品種(アーウィン種)となります。


最後に

実は、このプロジェクト考案のきっかけとなった6匹の猫たちのうち4匹は既に譲渡が済み、残り2匹のうち1匹もプロジェクト終了を待たず、新しいおうちが決まろうとしています。
6匹のうち4匹は成猫、2匹も子猫というには大きい月齢だったので、里親探しは少し難航するかなと思ったのですが、出会った方にみんなすぐ気に入られて、先住猫ともすぐ仲良くなって、あっという間に譲渡が決まっていきました。
それほど性格の良い子たちだったんです。

最初は少し警戒気味でしたが、すぐに慣れて一番に譲渡が決まりました(もと地域猫3)

先住猫ちゃんともあっという間に仲良くなってすぐに譲渡が決まりました(もと地域猫4)

やんちゃな子でしたが、トライアル期間満了を待たずに譲渡が決まりました(もと地域猫5)

最後の1匹、とても甘えん坊で抱っこ大好きです(もと地域猫6)

こんなに良い子たちが、一歩間違えば殺処分の道をたどっていた可能性があります。
そんな事例を1つでも減らせるように引き続き活動を広げていきたいと思っています。
どうか、ご理解とご支援のほど、よろしくお願いいたします。

はちわれ農園での保護猫活動の取り組みはインスタグラム(@hachiwarenouen2)に掲載していますので、良ければご覧になってください。
プロフィールに掲載のウェブサイト(ホームページ)でもインスタグラムの掲載記事がご覧いただけます。


このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください