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クロノスプロジェクト100万円達成しました!

ご支援いただいた皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございます!!

緊急で動画を撮りました。ネクストゴールについてもお話ししています。よかったら見てください。

目標160万円です!

達成したら2023年にクロノスを使った野武大誠のホールコンサートを行い、支援者様全員をご招待します!!

ホールの場所やコンサートの内容は未定です。

①リターンの追加について

ネクストゴールの挑戦に伴い、リターンを追加しました!

追加リターンの画像

全曲クロノスで録音した初のソロアルバムと、リターン限定の書き下ろしCDをお届けします。
詳細は、リターン画像をご覧ください。

クロノスプロジェクト参加者の記録について

このプロジェクトを支援していただいた方全員の名前を、非公開で記録し保存させていただきたいと思います。

以下の方は備考欄にその旨をご記入いただけますと幸いです。
1. 非公開でも名前を残してほしくない方: 備考欄に[名前を残したくない]と記入してください。
2. 本名フルネーム以外の名前を残したい方: 残したい名前を記入してください。

ご挨拶動画 



みなさん、こんにちは。初めての方は、はじめまして。
バイオリニスト/作曲家/サウンドエンジニアの野武大誠です。

プロジェクト代表: 野武大誠

今回のプロジェクトは、「クロノス」という新しい5弦バイオリンを作ることを目的としています。
「クロノス」は簡単にいうと、バイオリンとビオラの両方の音域をもつ5弦の楽器です。

バイオリンとビオラの比較画像バイオリンとビオラの比較画像

これまでも5弦バイオリンという楽器は存在していましたが、それはあくまでも、バイオリンに1本弦を付け足しただけというものがほとんどでした。

しかし、今回はこの新しい楽器のための専用の図面をつくることから始めます
そうすることで、きちんと5本の弦が調和した楽器が生み出せると考えるからです。

また、このクロノスは、400年先の銘器を目指しています
メンテナンスはもちろんですが、ご支援いただいた皆様のお名前を楽器内部や鑑定書に記載し、皆様の思いと共にずっと先の未来まで継承していきたいと考えています。

ぜひご支援のほどよろしくお願い致します。


私がこのプロジェクトで実現したいことは2つあります。

●実現したいことその1
 バイオリンでもビオラでもない、新しい5弦楽器「クロノス」を作る。」

私たちは、現存する5弦バイオリンの弱点を克服しつつ、アコースティック楽器としても、エレキ楽器と しても使える全く新しい楽器を作ります。

●実現したいことその2
 新しい5弦楽器クロノスを、400年先の未来まで繋いでいく。」

400年先の銘器は、今産み出さなければ存在しません。
いい楽器というのは色々な演奏家の手を経て長い年月を重ねる事により、音も成長していきます。
今ある楽器は400年先では、銘器と呼ばれているかもしれません。
5弦楽器クロノスは、これから400年先の未来まで継承され、演奏されることを目的としています。


 ここでバイオリンについて簡単におさらいさせてください。

みなさんご存知かと思いますが、バイオリンとはこのような楽器です。

バイオリン

そして現存する最古のバイオリンは、なんと400年以上前に作られています 注1

つまり今作られたバイオリンは、
私たちが誰も生き残っていない今から400年後の未来にも、誰かが大切に弾いているかもしれないということです。

注1 - 歴史-
バイオリンの構造は、初めて作られたと言われる400年以上前から、変わることなく現代まで受け継がれています。この世界で初めてバイオリンが作られたのは、16世紀後半だったと考えられています。突然、完成されたかたちでこの世に現れたのです。現存する最古のバイオリンとされているのは1564年前後、クレモナの楽器職人、アンドレナ・アマティが作った作品です。400年以上経った今でも、時を刻み続けています。日本でいうと、戦国時代につくられたということになります。


突然ですが私、野武大誠の音楽を紹介させてください。

私は普段クラシック音楽以外に、自作の曲ををごく少人数(2,3人)のユニットで演奏しています。
どんな音楽か・・・一部ではありますが、次の動画をご覧ください。

動画をご覧になっていただいた方はお気づきかもしれませんが、私は既に5弦のエレキバイオリンを使用しています

しかし、今回製作する【5弦楽器クロノス】既に使用している【5弦エレキバイオリン】全く違う楽器です。それについては後ほど詳しく解説させていただきます。

まずここでお伝えしたいのは「5弦バイオリンのもつ新たな可能性」についてです。

お話したいことは沢山ありますが、ここでは3つに絞ってご説明させていただきます。

まず1つ目
【音楽表現の幅が広がる】
ということです。

音域が広がるということは、当然、演奏できる楽曲、表現の幅も広がります。特に、5弦目(C線)の持つ低音の響きは、非常に魅力的かつ強力です。この響きをバイオリンサイズで得られる事が、最大のメリットと言えます。

2つ目
【バイオリンが活躍する機会が増える】
ということです。

上記1つ目の理由とも関係していますが、音域が拡張されることで、これまでのバイオリンでは不可能だった「低域」の役割を、バイオリンパートが担うことができます。美しい高音でメロディーを奏でつつ、太い低音で音楽を支えるなど、アンサンブルの中を自由自在に飛び回ることができます。
5弦バイオリンは、大編成のバンドではもちろんのこと、少人数のユニットにおいても、新たな可能性を生み出します。

3つ目
【強く響く音が増える(新しい音色を得られる)】
ということです。

少し難しいお話になりますが、「弦が増える」ということは、「共鳴する音も増える」ということになります。これは結果として、「強く響く音が増える」ことになります。注2
音は「倍音」という要素で構成されていますが、弦の拡張は、その倍音に大きな影響を与えます。
従って、5弦バイオリンは、4弦のバイオリンとは異なる魅力的な音色を持ちます。

注2
強く響く音が増えることは、必ずしもメリットだけとは限りません。特に、ピックアップで音量を増幅する際には、どうしても低音が高音に比べて大きくなり、全体のバランスが悪くなります。従って、専用の器材を用いた「音の調整」が必須となります。しかし、アコースティックとして使用する場合は、低音の膨らみはむしろ、メリットとして豊かな響きを支えるものだと考えています。

※参考 実は、「5弦目」という可能性への挑戦は、バッハの生きた時代からなされていたと言われています。チェロも基本的には4弦ですが、バッハは4弦という表現の枠を越え、5弦チェロによってさらなる表現をもとめたと考えられています。バッハの「無伴奏チェロ組曲6番」はそのための曲であり、4弦ではのびのびと演奏することが難しい曲です。


まず、これまでの5弦バイオリンについてご紹介させていただきます。

1、ピックアップで音を増幅するもの

現存する5弦バイオリンの多くがエレキバイオリンです。
エレキバイオリンは、「ピックアップ」と呼ばれる「弦の振動を電気信号に変換する」システムを搭載し、その電気信号を「エフェクター」や「アンプ」と呼ばれる機材によって調整・変化させる事によって音を出します。
つまり極端に言うと、次にお話しする5弦バイオリンの問題点である、楽器本体の響き、各弦の振動のバランスはあまり重要ではないのです。この極端な例は、ボディのないエレキバイオリンを見るとよくわかります。

ボディの無いエレキバイオリン

2、4弦バイオリンのボディに5弦目を張った、エレアコバイオリン

こちらは、アコースティックの響きと、エレキとしての使用目的を両立した「クロノス」の前例となる楽器と言えます。
「エレキ」「エレアコ」
こういった5弦バイオリンは、今現在様々なメーカーから発売されています。
しかし、5弦バイオリンの多くには、いまだ演奏家を悩ませる幾つかの問題が存在するのです。


さて、「クロノス」という新しい楽器を作る前に、まずは現存する5弦バイオリンの問題点について明確にする必要があります。もちろん問題意識は、製作家や演奏家によってそれぞれ異なりますが、ここでは私がこれまで既存の5弦バイオリンを演奏して、個人的に感じた問題点を挙げておきたいと思います。

問題点①
【5弦目(C線)が掠れる、鳴りにくい】

実は、現存する5弦バイオリンの殆どは、その最大の武器である「5弦目」を最大限響かせる事ができません。原因は楽器本体の構造にあります。当たり前ですが、「バイオリン」という楽器は、長い歴史の中で、4本の弦を響かせることに最適化されています。5弦バイオリンの「5弦目」は、本来別の楽器であるビオラにのみ存在する【C線】であり、そのビオラは、【C線】を響かせることに最適化されています。従って、ただ単純に「バイオリンに5本弦を張った」だけでは、【C線】を最大限響かせる事ができないのは、当然のことなのです。
この問題点は演奏する上で「C線が掠れる」「音が出にくい」ということにつながります。

これまでの5弦バイオリンの一例

参考までに現存する5弦バイオリンと、ビオラの響きを比較する動画を作成したのでよろしければご覧ください。


問題点②
【サイズ変更による違和感】

問題点①を解消するためか、楽器本体のサイズを大きくした5弦バイオリンにも出会いました。しかし、極端なサイズ変更は、非常に繊細な技術が求められるバイオリンにおいては、あまり現実的な改良とは言えません。また、5弦目が増えることで「ネック」と呼ばれる弦を指で抑える部分が太くなる楽器もありました。これらのサイズ変更は、バイオリンにとって大きな障害となります。理想は、4弦のバイオリンと5弦のバイオリンを違和感なく持ち替えて演奏できることです。

問題点③
【実験、改良の前例が少ない、見当たらない】

ある意味では、これが一番の問題点かもしれません。新しいものを生み出すためには、「実験と改良」が必要不可欠です。時には失敗から学ぶ必要もあります。トライ&エラーを繰り返しながら前に進むのが「モノづくり」だと考えています。しかし、「5弦バイオリン」には、学ぶべき前例が非常に乏しいのです。もちろん、5弦バイオリンを製作する人は一定数いるかもしれません。しかし、その楽器のレヴューや、成功報告、失敗報告など、次に繋がる情報交換やノウハウは、あまり公開されていないと感じます。
クロノスプロジェクトは、そういった情報を、一般に公開していきます。注3
「クロノス」は新しい楽器のプロトタイプでもあるのです。

注3
製作期間中の情報公開は、クラウドファンディング「活動報告」欄にて
楽器完成後は野武大誠HPに特設ページを設け、随時更新していきます。


長くなりました。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
ここで、クロノスプロジェクトがどのような楽器に挑戦していくかをまとめたいと思います。

●バイオリンとビオラの音域を持ちながら、全く新しい構造を持つ楽器。

●5本の弦が、バランス良く響く楽器。

●アコースティックとしても、エレクトリックとしても使える楽器。4

●これまでのバイオリンがそうだったように、400年先の未来まで残る楽器

●5弦バイオリン製作の歴史の礎(経験値)となる楽器

クロノスプロジェクトは、これらの目的の達成に挑戦します!!!

しかし、クロノスを創るためには、これまで存在した弦エレクトリックバイオリンの知識クラシックのアコースティックヴァイオリン両方の製作ノウハウを知る人でなければ不可能です。


注4
アコースティックとしての価値を損なわないよう、ピックアップは着脱式のものを使用し、楽器にジャックなどの穴はあけません。


クロノスを生み出せるのは、この人だけだ

そう思える製作者さんに出会いました。
それが栗原駿さんです。

クロノス製作者: 栗原駿さん

栗原さんには、以前からアコースティックバイオリン&エレクトリックバイオリンのメンテナンスをお願いしています。
毎回驚いていたのが、エレクトリックバイオリンに関する知識の豊富さでした。
後で知りましたが、栗原さんはお仕事の都合上、エレクトリックバイオリンのリペアやカスタムにも関わる機会が多く、日々様々な楽器に触れ、その知識を深めていたのです。

今回制作する新しい楽器(クロノス)は、れまで積み上げられてきたバイオリンの歴史を、ある意味で一度壊さなくてはなりません
しかしその時に、単に興味や好奇心だけで0から図面を引くのと、古き良きを知り、伝統を守ることも忘れず、その上で新たな挑戦をするのとでは、全く違った結果になると思いました。
栗原さんは、アコースティック、エレクトリックどちらの知識も兼ね備えています

「古き良きを守り、その上で新たな挑戦をする」

「守・破・離」

このテーマと共に、クロノスを生み出せるのは、きっとこの世界に栗原さんただ一人なのだと思いました。

※栗原駿プロフィール

栗原 駿さん
高校の管弦楽部でチェロと出会い、弦楽器に魅了され、製作家の道を志す。国内の弦楽器制作学校を卒業後、大手楽器店にて修理、修復の仕事に携わる。アコースティックの楽器はもちろん、国内ではまだ専門技術が少ないエレクトリックバイオリン等の修理、カスタムなども行い、エレクトリックバイオリンを扱う数多くのアーティストの楽器のメンテナンスも行う。制作活動としては、型に捉われず独自にオリジナルモデルを設計するなど、日々研究を続けている。

製作者栗原さんの作業場所


バイオリンは1550年ごろ誕生したと言われ、現代に至るまで基本構造や姿形があまり変わっておらず、既に完成された楽器とされています。私は5弦バイオリン制作にあたって、最初は4弦に1本弦が増えるだけと気楽に考えておりましたが、いざ実際に自分で製図、制作をしてみると様々な課題や問題が生じ難しい事に気づかされます。


バイオリンは繊細なバランスのもと設計されており、長い歴史の中でバイオリンが4弦であり続けた理由を身に染みて感じました。

また4弦バイオリンでは歴代の製作者によるお手本や累積されたノウハウというものが沢山ありますが、5弦バイオリン制作に関しては情報が少なく、基本的に1から自分で考えて設計していくことになります。

今まで色々なメーカーの5弦バイオリンに触れてきましたが、現存する5弦バイオリンは4弦バイオリンの図面をそのままベースに設計されている事が多いのです。音色、強度、構造的に問題を抱えた改善の余地のある楽器が多く、5弦バイオリンは専用の設計が必要だと感じておりました。

当プロジェクト一番の目的の5弦バイオリン「400年先の来世に残る銘器を作る」ためには、演奏者がまず気持ちよく演奏ができ、楽器を愛してくれることが必要不可欠になります。

バイオリンの寿命は400年以上と言われておりますが、それは定期的なメンテナンスがあっての話になります。弦楽器のメンテナンス費用は時には高額になる場合もあり、その楽器を愛する気持ちが無いとメンテナンスが滞ってしまう可能性もあります。


私には幸い5弦バイオリンの愛好家と接することが多い環境におり、時には楽器の調整、修理などをよく行っておりました。そこで演奏家より「どんな5弦バイオリンが理想なのか」についてのアイデアやご意見を頂く機会がありました。

その中でよくご意見として頂いたのが

●4弦バイオリンに比べると操作性が悪い。

●他の弦に比べ5番線側C線の張りがなく、響きが弱い。

この二つを5弦バイオリンの大きな欠点として挙げる方が非常に多いのです。
これらの欠点を改善すれば、5弦バイオリンをもっと色々な演奏家に使用してもらえ普及するのではないかと思います。

今回制作する楽器はこれらの欠点を改善するために、今までの経験や技術、演奏家などの意見を活かし、
まるで4弦バイオリンのような操作性、低音域はビオラのような深い響き、高音域はバイオリンのような華やかしさを備えている究極の5弦バイオリンの作成を目指したいと考えております。


今回のご依頼主の野武大誠さんですが、弦楽器や機材に関する知識ついて非常に勉強されており、弦楽器について非常に熱い情熱を持っている方です。

クラシックはもちろんのこと多弦バイオリンでロックなど幅広いジャンルで活躍をされており、エフェクターや特殊な奏法技法などを積極的に取り入れ常にクリエイティブな音楽を創作しています。

野武大誠さんのライブによる多弦バイオリンのパフォーマンスを見ると、とうてい4弦では真似できない表現力や臨場感があり魅了されてしまいました。

この人なら今までに多弦バイオリンに興味が無かった人達も、関心を持ってくれるのではないか…自分の楽器を作った楽器を演奏してもらったらどういう音色を奏でるのだろう…と感じていた所、

なんと野武大誠さんの方から5弦バイオリンの制作ご依頼を受け、私自身も非常に光栄に思いました。

今回制作する楽器は未来へと継承する意味合いをこめて「クロノス」と二人で名付けました。

この「クロノス」がきっかけになり、5弦バイオリンの魅力とロマンを多くの方に伝わる事を願っております。


ここで、野武大誠と栗原駿が、これまでの経験から導き出した、クロノスに施す具体的な工夫について、その一例をお話したいと思います。かなり専門的な内容も含まれますので、より深く知りたい方は、ぜひ個人的にお問合せください。

【ボディ長を標準(355mm)より10mmほど拡張(365mm)】

5番線のC音を鳴らした時に、通常のサイズでは容積不足により、どうしても音量の不足や音が歪む傾向があります。しかし、この低音を出すためにボディサイズをただ拡張すればよいという訳ではありません。大きすぎてしまうと今度は高音域の響きが悪くなる傾向があります。実際にとあるメーカーの5弦ビオラの【ボディ長 395mm】という物を試奏したことがありますが、低音域の鳴りは申し分ありませんでしたが、高音域の伸びが悪く、やはりバイオリンの華やかな音色とは程遠い物でした。

そこで研究、試行錯誤した結果、ビオラのような深みのある低音域、バイオリンのような華やかな高音域を両立できる丁度良いボディサイズが【365~370mm】だと思ったのです。またこのサイズまでであれば、通常のバイオリンのサイズから持ち替えても、極端に操作性に違和感がないと感じています。

【ネック長、ストップ長の拡張により弦長を長くする】

5弦バイオリンの5番線C線は専用に作られた弦でも、張りがどうしても弱くなりがちになります。C線の弾いたときのレスポンス、低音の鳴りを向上させるため弦長を長く設定しました。

またポジショニングの違和感が無いよう【ネック長2:ストップ長3】の比率は崩さないようにしつつ、市販のバイオリン弦が張れる弦長を計算して設定します。

【F字孔の拡張】


このクロノスのデザインの一番の特徴としてF字孔は全高【約90mm】と非常に大型なF字孔を採用しました。これは音抜けを良くし低音側C線のこもりを解消するための音響的工夫の一つになります。

【ネックプロジェクション(ネック角度)を上げる】

通常バイオリンのネックプロジェクション値は27mmほどになりますがクロノスには31mmを採用しております。

角度を上げることにより縦方向に張りを与え音量の増加の狙いと、駒が高くなることにより弓で弾いた際のボディとのクリアランスが増え5弦バイオリンの一つの弱点である、センターバウツに弓を擦りやすい事を解消するのが目的になります。

【ネックグリップの形状の変更】

5弦バイオリンは一本分弦が多いため、その分ネックが太くなり手が小さい傾向にある日本人には弾きづらく感じる事が多いです。通常半円型のカーブを描いたネックグリップ形状が多いのですが、V型に近い形状にすることにより外周を少しでも縮め持ちやすくする工夫を行っております。



未来へ

いい楽器というのは色々な演奏家の手を経て長い年月を重ねる事により、音も成長していきます。
今ある楽器は400年先では、銘器と呼ばれているかもしれません。
しかし、400年先の銘器は、今産み出さなければ存在しません

5弦楽器クロノスは、これから400年先の未来まで継承され、演奏されることを目的としています。
演奏家から演奏家へと、ご支援をいただいた皆さまの思いと共に繋いでいきます。


本体内部には、一定額以上ご支援いただいた皆さまのお名前を記載させていただくリターンをご用意しております。
演奏家は、皆さまの思いをのせてクロノスを演奏し続けます
また、同じく楽器の鑑定書にも、お名前を記載するリターンをご用意しており、楽器と共に保存していきます。

400年先の未来、あなたも私も、おそらくもう、この世にはいないでしょう。
しかし、その想いはクロノスの中で生き続け、400年先の未来で、美しい音色に生まれ変わるのです。
あなたの支援が、「未来」を作ります。


- 楽器製作費 40万円
- 楽器ケース 8万円
- メンテナンス費用 20万円
- クロノスプロジェクト運営費 7万円
- リターン製作費 8万円
- クラウドファンディング手数料 17万円


※1565年頃に作られたアンドレア・アマティのバイオリンが400年以上経ってもなお、命を繋ぎ続けられているのは、優れた職人の注意深いメンテナンスがあってこそです。ヴァイオリンは適切なメンテナンスさえ行えば、非常に長い年月受け継ぐことが可能な楽器です。そのため、今回のクラウドファンディングの支援金には、メンテナンス費も含まれています。

今回のクラウドファンディングでは、様々なリターンをご用意しました!

①お礼状+写真4枚(本体2枚、鑑定書1枚、内部ラベル1枚) 

②ポストカード3枚(リターン限定商品)

③オリジナルロゴ入りキーホルダー 白(リターン限定色)

④ライブ1回パス(クロノスプロジェクトの名前がつくライブのみ有効)

⑤鑑定書にお名前を記載

⑥ライブ10回パス(クロノスプロジェクトの名前がつくライブのみ有効)

⑦内部ラベルにお名前を記載

⑧400年パス (クロノスプロジェクトの名前がつくライブのみ有効)

※詳細は各リターンをご覧ください。

リターン早見表

※1万円以上のリターンは数に限りがございます。詳しくは各リターンをご覧ください。 

【特別企画】
1名様限定
\あなただけの新しい5弦楽器 Kairosを製作/

Chronusをモデルにした楽器を製作します。
名前の変更は可能です。
※製作期間として半年~1年程いただきます。
納品方法については、直接ご連絡の上決定させていただきます。


●プロジェクト実施期間 6月下旬〜7月下旬
●リターン製作 発送 9月頃
●楽器完成 10月頃

2022年12月頃、初回の「クロノスプロジェクト」ライブを実施します。
以降、1年に1〜2回を目安に実施していきます。

詳しい実施スケジュールに関しては野武大誠HPにてご確認ください。




何か突拍子もない事をやるんじゃないかと思っていたら、やっぱりやってくれた野武氏。音楽への深い愛と楽器への尊敬を持つその探究心から、行き着いた5弦バイオリンの製作。400年後の未来へ想いを馳せる壮大なロマンに細胞が微動しています。
5弦が5弦として最高に鳴り響くこと、そして、クロノスの確立により生まれてくるであろう新しい音楽の彩りを心から応援しています。

シンガーソングライター チャンティー



音楽の進化は新しい楽器の発明によってもたらされる。
だからこそ、この「クロノスプロジェクト」に私は大きな期待を寄せている。
バイオリニストであり作曲家である野武大誠さんだからこそ知り得る、真の楽器製作プロジェクト。
とにかく徹底的に音楽的であり、演奏者をも納得させ得る”新しい楽器”が創出できるという確信。
そして幾重にも積み重ねられた考察と情熱だ。
このプロジェクトがサポートに恵まれ、現実のものとなったならば。
それはまさに、新しい音が生まれる歴史的瞬間に立ち会える奇跡なのかもしれない。
その音を聴いた時。
一体どんな気持ちになるのだろうか?
「クロノスプロジェクト」
この期待が現実のものとなって欲しいと強く願っている。

パーカッショニスト よしうらけんじ


前例のない新しいことを始めるとき、そのまだ見ぬものが今の平穏な現実を壊すことに人は恐れを抱き、無意識に阻止する風潮があります。それがより良い未来の可能性を秘めていても。
クロノス・プロジェクトの代表、野武大誠さんは言っています。
「今回制作する新しい楽器(クロノス)は、これまで積み上げられてきたバイオリンの歴史を、ある意味で一度壊さなくてはなりません。」
クラシック音楽の潮流の中で脈々と繋がれてきた伝統。他の多くの楽器より始めから完成度が高かったバイオリンという弦楽器。この楽器の表現の可能性をさらに広げた全く新しい弦楽器「クロノス」を誕生させるという決意。
野武さんは同時にこう説明しています。

「単に興味や好奇心だけで0から図面を引くのと、古き良きを知り、伝統を守ることも忘れず、その上で新たな挑戦をするのとでは、全く違った結果になると思いました。」

今の私たちがやるべきことの一つは、私たちがいなくなった後の人々に何を遺すかということ。

野武さんと仕事上深く関わってきた私が断言できること。
彼の音への鋭い感覚、耳の良さ、豊かな感性、そして情熱。人を裏切らない誠実さ。
このプロジェクトを成功させられるのは彼以外考えられません。

まだ見ぬものを、私自身もこの目で見てみたい、聴いてみたい。
実現したら未来が変わるかもしれない壮大なプロジェクト。
そのチャンスが彼にもたらされることを強く願ってやみません。


川口聖加
ソプラノ歌手
合同会社ナーブル音楽企画代表
Music Theater Group tuttiY代表



とても長くなりました!ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
今回、新しい楽器「クロノス」を創るためにクラウドファンディングを計画しました。
このプロジェクトの閃き、実行には、沢山の方が力を尽くしてくれています。改めて、心から感謝いたします。

「なぜクラウドファンディングなの?欲しい楽器があれば、自分でオーダーすればいい。」

というご意見もあると思います。そのご意見はごもっともです。
しかし、こうやってクラウドファンディングとしてプロジェクトを実施することは、一人でも多くの方に5弦バイオリンの存在を認知していただくことに繋がると考えました。

正直に申し上げておきます。

クロノスは、これまでの5弦バイオリンの弱点全てを克服するものではありません。

また、全ての方の5弦バイオリンに対するご要望を解決するものでもありません。

まして、全ての演奏家にとって万能な楽器ではありません。

限られた演奏家の意見、製作家の工夫によって生み出されるものです。

しかし、クロノスプロジェクトチームは、今回のクラウドファンディングをきっかけとし、プロジェクト終了後も、多方面の方々のご意見を広く取り入れ、真摯に受け止め、研究を続け、第二、第三の「クロノス」において、改善、改良を続けることをお約束します。私たちはこのプロジェクトを、「出発点」と捉えております。

正直不安もあります。なぜなら、このプロジェクトの成功とは「奇跡」を生むことだからです。
そもそもヴァイオリンという楽器は、既に奇跡的な完成度を誇る楽器なのです。
そこに手を加え、形を変え、新しいものを生み出すこと、そんなことが可能なのでしょうか。
そして400年先、私自身も、製作者の栗原さんも、ご支援いただいた皆様も、おそらく生きてはいない未来まで
「クロノス」を届けられるのでしょうか。
あまりに壮大なプロジェクトに、私自身が圧倒されています。

しかし、私は思います。「ヴァイオリン」という「奇跡」を生み出したのは、紛れもなく、わたしたちと同じ「人間」なのです。
過去のある地点、ある時、突然現れたこの「奇跡」は、現在まで一度もその魅力を失うことなく輝き続けています。
今の私たちにも、できるかもしれません。私は「奇跡」は人の力が作り出すものだと信じています。
例えうまくいかなくても、それが未来の「奇跡」の礎となるなら、それは成功への糧になるはずです。

今回のプロジェクトは、お金では買えない「奇跡」を生むプロジェクトです。
奏でるのは、音楽だけでなく、「夢」や「希望」です。
「クロノス」がある限り、私たちの魂は、いつも同じところに集まれると信じています。
「クロノス」の使用者、継承者は、この使命を胸に刻み、一つ一つの音に想いを込めます。
「奇跡」のために、みなさんのお力が必要です。
私たちの挑戦へのご支援、どうかよろしくお願いいたします!

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


よくある質問

Q. 支払い方法は何がありますか?
A. クレジットカード払い(Visa/Mastercard/JCB/Diners Club/American Express)、コンビニ払い(全国の主要コンビニエンスストア)、銀行振込、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い、ドコモ払い、PayPal、FamiPay、PayPay、楽天ペイ、au PAYをご利用いただけます。詳細はこちらをご覧下さい。(デビットカードはサポート外となります。)


Q:クレジットカードは分割での支払いは可能ですか?
A:CAMPFIREのシステム上、分割払いはできませんので分割をご希望の場合は支援後にカード会社様へお問い合わせをお願いいたします。


Q. クレジットカードの決済はいつ行われますか?
A. プロジェクトページ上でご支援の手続きが正常に完了した時点で決済確定となります。


Q:コースを間違って買ってしまいました。キャンセル出来ますか?
A:サイトの仕様上、支援後のキャンセルやプランの変更はできません、よくご検討の上でのご購入をお勧め致します。また支援金に金額を上乗せをすることによるアップデートも不可となっております。
(例:1000円コースに20000円を上乗せ支援しても受け取れるのは1000円コースのリターンです。)


Q:目標金額に達成したら受付は終了するのでしょうか?
A:目標達成後も受付終了日(2022/7/9 23:59)まではご支援頂けます。ただし2022/前日 18:00以降はCAMPFIREのシステム上『クレジットカード』『各種携帯キャリア払い』『Paypay』『楽天Pay』『auPAY』のみとなっております、ご注意ください。


Q:目標金額に達しなかった場合はどうなるんでしょうか?
A:All-in方式を採用しておりますので目標金額に満たない場合でも各種リターンをお返しされていただきます。


Q:支払い期限はありますか?
A:決済方法によって異なります。コンビニ、銀行振込の場合は基本的に支援日を含めて5日以内の支払いとなります、詳細な期限に関しては支援後CAMPFIREより送付されるメールに記載されておりますのでご確認下さい。支払い期限を超過した場合自動的にキャンセルとなります、キャンセルになった在庫は決済が出来ませんので、購入される場合は再支援をお願い致します。クレジットカード、各種携帯キャリア払い、PayPalに関しては支援者様のご契約内容により締め日が異なりますのでご自身でご確認頂きます様お願い致します。


Q:コンサートを開催する会場や時間はいつわかりますか?
A:支援期間終了後、開催決定の有無を受けて、随時発表いたします。

  • 2024/01/27 23:00

    チラシ表チラシ裏皆様こんにちはクロノスプロジェクトプロジェクトオーナーの野武大誠です。ご支援をいただいた皆様にはメッセージをお送りいたしましたがクロノスが完成いたしました。たくさんの応援ありがとうございます。そして、いよいよクロノスの完成記念コンサートの詳細が決まりましたのでご連絡させていただ...

  • 2023/10/25 08:00

    皆様!ついに!クロノスが完成しました!大変大変、お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。皆様へのメッセージを動画にしましたのでぜひご覧ください。動画内でもご説明しておりますが、これから内部ラベルを貼りその後写真撮影その写真を使い証明書作成①楽器本体 ②内部ラベル ③証明書が揃い次第もう一度そ...

  • 2023/01/13 15:00

    メープル材を薄板に加工し、熱を加えながら曲げて枠に合わせ、各ブロックに接着を行なっております。バイオリンのセンターバウツ付近のコーナーカーブはキツいため、折らないように曲げるのは大変難しい作業となります。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください