被服の豆知識を知ることは人生を明るく照らしてくれるもの！そう考える大学名誉教授である私が「ファッションケアに関する本」を出版し、日本では馴染みが少ないが外国では当たり前のファッションケアについて一人でも多くの日本人に知ってほしい。おしゃべりサロンを通じて人との繋がりも大切にしたいと思っています。

初めまして。プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
大学名誉教授・中井明美です。

私は、定年退職するまでの間、大学教授として働いていました。
被服学『被服を通して人間がどう成長するか考える学問』を教えてきました。

４０代から大学で教え、最初は短大の家政科に所属し、その後改組で大学に移行し、九州女子大学家政学部人間生活学科の教授となり23年間在籍いたしました。

教えた内容は家政学一般論、被服学概論（すべて）、特に被服整理・管理学（主に洗濯、染色など）被服材料学（繊維の素材、特徴など）、被服衛生学（体、健康との被服、着心地など）です。

長年この分野に携わってきたことで、名誉教授の称号をいただきました。

定年退職した今、私は「人と交流する生活をしていきたい」と考えています。

みんなで集まっておしゃべりできるような、そんな場所を持ちながら、私が今まで大学教授として教えてきた被服学『被服の豆知識を知ってもらうことで洋服選びが楽しくなり、綺麗な状態で長く着ることができると人生もっと楽しくなるよ』と言うことを少しでも多くの方にお伝え出来たらと思っています。

ファッションケアは日本では馴染みがないのですが、外国では当たり前のことで、一般的な日本人が考えている「洗濯する＋クリーニングに出す」ことが全てではないことを知って欲しいと思っています。

そろそろ暖かくなってきましたので、皆さんは冬の衣類などを片付けましたか。

１回か２回しか着てないけど、「とりあえずクリーニングに出すか」となんでもクリーニングに出していませんか？
もしくは、「1回しか着ていないだけだから、そのまましまえばいいか」と思っていませんか？

実は、ほんの少ししか着ていない衣類、クリーニングに出さずに「ちょっとしたケア」をするだけでOKなんです。
また、数回しか着ていない衣類でも、そのままタンスなどにしまうと、次の本番で着たい時にびっくりするような状態になってしまうんですよ。

こんな時には、晴れた日にブラシをかけてほこりをはらい、湿気を取るだけでよいのです。
数時間、日陰で日光にさらすだけでＯＫです。

例えば、日本の伝統である「着物」。

昔は、ほどいて仕立て直しをして、何回も繰り返し着る、と言うことが当たり前でした。

その点、外国での「ドレス」はドライクリーニングができる前までは水洗いができず（水洗いをすると形が崩れるので、水で洗えない）に、着倒して捨てるしかなかったのです。

もちろん、着物とドレスは素材が違いますし、文化も考え方も違うのですが、この二つの大きな共通点は

着倒す＝捨てるまで大切に着る

違いは、そのための考え方と方法が異なっている、ということでした。

現代において、普段着が洋服となっている日本は

「ケアの方法が浸透しきれていない」

と感じるのです。

このように、水洗いという洗濯ができなく外国では当たり前となっていた「ファッションケア」は、実は日本にはなかなか浸透していないのが現状です。

私は、もっと多くの方にこの「わかりやすく手軽なファッションケア」を知っていただきたいと思っています。

ファッションケアは日本では馴染みがないのですが、外国では当たり前のことです。

洗濯するだけがすべてではないことを、一人でも多くの人に知って欲しいと思っているので、今までの23年間の教授経験を活かし、『ファッションケアの本』を出版したいと考えています。

教授をしていた今までも、実は出版のチャンスはいくつかありましたが、結局出版せずに終わってしまいました。
ですが、今回、ファッションケアを広めるために出版したいと考えています。