この度は第1弾の目標であった、100万円のゴールを達成させていたき誠にありがとうございます!
これから地酒復活プロジェクトを行う上で、本当に心強く嬉しく思います。ありがとうございます。
私達は、クラウドファンドを通じてお客様とのつながりを作り、地酒復活を並走していただける仲間を募集するため始めました。世嬉の一は14名の小さい会社ですが、これから清酒を通じて、田舎から多くの仲間と繋がり、進んでいきたいと思っています。クラウドファンドの締め切りが8月20日です。最後まで走り続けますのでよろしくお願いします。

世嬉の一の社名の由来は、「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指す」です。
 ここから経営理念を策定しました。それは、『「幸せの創造」~私達は仕事を通じて、お客様の笑顔を創り、その輪を少しづつ大きくしていきます。~』です。
 今回のクラウドファンドを行ったのもこの経営理念を実施するためになっています。
 そして、当社と共に、酒蔵復活・地酒復活を実行していきませんか。何卒よろしくお願いします。

 
はじめに・ご挨拶


はじめまして、世嬉の一酒造株式会社の四代目 佐藤 航(わたる)と申します。今回、親子で悲願だったこの地での酒蔵復活に皆様のお力添えをいただきたくプロジェクトをスタートさせました。ぜひよろしくお願い致します。

私達の酒蔵は大正7年(1918年)に創業しました。私たちの社名の由来は、「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指しなさい」という意味で、皇族の閑院の宮様にお名前を頂戴いたしました。創業当初からは順調に酒蔵として経営しておりましたが、二代目祖父の時代には太平洋戦争、二度の水害に見舞われ徐々に経営が悪化、とうとう祖父は過労で脳溢血で急折しました。急遽、経営を継いだ父は、当社はすでに経営難に陥り、廃業するしかない状態でした。1987年(昭和57年)でした。
当社の蔵は登録指定文化財にもなっており、この地域の風景となっていました。祖母から「この風景は一関のもので、残せるものなら残してほしい。」と父に願い出ました。

世嬉の一酒造の現在の敷地

それを聞いた父は、好調だった別事業を売却し蔵の補修と維持に投資をして世嬉の一を存続させました。しかし、やはり厳しい状況でしたので共同醸造という形でこの地では醸造を辞め、空いた蔵を改築し郷土料理レストランや博物館、直売所として残し、さらにビール事業「いわて蔵ビール」を行いなんとか経営を存続していました。いつか酒造りをここに復活させようと願いつつ。しかし、それも長く続きませんでした・・・

四代目 佐藤 航(わたる)

私は、東京で勤めていましたが、経営悪化のため脱サラして世嬉の一に勤め始めたのが22年前、2000年でした。実は、当時新規事業で行った地ビール部門が最初はよかったのですが、立ち上げから5年で大赤字になり、世嬉の一自体の経営が悪化していたのです。そこで私は、酒の醸造ではなくビール醸造の立て直しで戻りました。おかげさまで2010年まで会社は順調に推移し、今度こそ酒の醸造をこの地で復活させようと計画が上がりました。

ビール醸造を行う四代目 佐藤 航

赤字だった地ビール部門も黒字化し、順調に推移した世嬉の一でしたが・・・今度は東日本大震災により蔵が被災し、新規事業どころではなくなりました。多額の借り入れをお越し、蔵や施設を修復し経営を存続させるために注力する日々でした。

蔵の崩壊を見つめる三代目社長

震災時にスタッフと過ごす様子

震災を経て再起を誓い三代目と撮影した写真

 震災から10年、震災時の蔵の修復のための借り入れもめどがつき、再度挑戦しようということになりました・・・が今度はコロナウィルスの影響で、売上減になりました。しかし、もう待てない・・・再度チャレンジしようと国の補助金申請も行い、8月までに工場を敷地内に創り、10月から清酒醸造を再開したいと計画しました。実に、40年ぶりの酒蔵復活となります。

岩手県一関市にはもともと4つの酒蔵がありましたが、実際に製造しているのは1つだけ。そして合併前の旧一関市内には醸造する酒蔵はなくなってしまいました。今回、私達が清酒醸造を復活させることは地域の地酒の復活にもなると地域からも応援を頂いておりました。

このプロジェクトで実現したいこと

 この事業でこの地で地酒復活を行います。世嬉の一酒造の共同醸造ではない自社醸造の清酒を復活させ、地域だけでなく海外も視野に岩手の清酒と地域を盛り上げていきます。

 同時に、地域の雇用とものづくり人材の育成を図ります。コロナ禍において地方、特に岩手の田舎である一関は疲弊しています。人材の流出が著しく、若者がいなくなっています。杜氏、醸造士を目指す若者を採用することにより地域活性にもつなげたいと考えております。

プロジェクトをやろうと思った理由

 現在、清酒製造免許は国内では新規に取れない状況です。当社は40年間この地で醸造を行っていませんが、いつか復活させたいと思い、醸造免許だけは返納することなく維持してました。そして、今回、業績が落ちた事業者へ事業再構築補助金の募集がありました。当社は、観光飲食等を行っていた関係で業績は下がってしまいましたが、そのおかげで事業再構築補助金の申請が可能になり今回認定を受けました。そのため、総事業費事業費9000万の内2/3は補助金で賄うことができました。

 地酒復活の第一歩に近づいたと思っています。

 ただし、不安がないとも言い切れません。私自身、ビール醸造を行ってはいましたが、清酒醸造は共同醸造のみです。ほぼ新規事業のため、不安はあります。私たちの祖業である清酒醸造、そして社名の由来である「世の人々が嬉しくなる一番の酒造り」を目指して努力していきます。また、地酒復活に私達スタッフや地域の人たちだけでなく、クラウドファンドで協力していただいたお客様と共に進んでいきたいと思い、このプロジェクトを行うことにしました。


これまでの活動

このプロジェクトは震災時から始まっております。
東日本大震災時に一部倒壊した蔵を修復する工事の際に、将来清酒工場にするために建屋の整備を行っていました。

もともと、事務所や倉庫にしていた蔵ですが、清酒工場に戻ずため、耐震補強をし、水勾配のついた床を整備し、機械が入れば、清酒工場にもどせるように準備を行っておりました。蔵の修復が2016年に終わり、事業再構築補助金も認定され、現在は機械をタンク、糀室、蒸し器、搾り機、瓶詰機などを設置する工事を行っています。工事は7月末に完了し、様々な検査などを行い11月には稼働できる予定です。

 現在、新しいデザインも行っております。世嬉の一というブランド名は変わりませんが、清酒を通じてさまざなお客様とつながっていきたいと願い、新デザインをつくっております。

今回の新工場は、ビールで培った品質管理の要素も入れています。
例えば、清酒タンクですが、ビールと同様、温度管理、耐圧、そして密封タンクを使用します。
これにより、なるべく酸化しにくい状態で清酒を醸造し、かつ、冬だけでなく春、秋も醸造できる酒蔵になります。

今回導入する予定のタンク


資金の使い道

今回、補助金を使用すると言いつつも、様々な影響がおきてしまい、工事費が増大しております。とのため、ボトリングマシーン(瓶詰機)の購入に使用したいと考えています。瓶詰機は、通常の清酒用ではなく、二酸化炭素置換ができ、清酒等を酸化しない瓶詰機を使用したいと考えています。
また、この瓶詰機を使用すれば、スパークリング清酒も瓶詰めできるので、今後の展開によいと考えています。

購入したい瓶詰機

リターンについて
応援していただくお客様に下記の返礼品をお送りしたいと思います。すべての返礼品にはお礼状はもちろん入りますので、主な商品のみ記載しました。また、支援していただいた方は工場にお名前を記載した札を掲載させていただきます。

※リターンに酒類が含まれるため、20歳未満の方はこのリターンを選択できません。 

〇世嬉の一すぐに応援セットA(3,300円)
【内容】
本醸造世嬉の一 300ml(既存販売品)
世嬉の一酒造コンセプトブック2冊 
 詳細:百年物語前編・後編(蔵を守り、蔵を活かす・郷土の食と文化を次世代へ)

〇世嬉の一すぐに応援セットB(5,000円)
【内容】
・純米吟醸 世嬉の一 720ml 2本セット(既存販売品)
・世嬉の一商品券 1000円分(ネット又は直売所で使用可)

〇世嬉の一すぐに応援セットC (10,000円)
【内容】
・純米大吟醸 世嬉の一 720ml(既存販売品)
・大吟醸 世嬉の一 720ml(既存販売品)
・世嬉の一商品券 2000円分(ネット又は直売所で使用可)

〇世嬉の一未来に応援セットD (6,000円)
【内容】
・世嬉の一酒造 これから作る純米酒(初回仕込)720ml 2本
・世嬉の一酒造コンセプトブック2冊 
 詳細:百年物語前編・後編(蔵を守り、蔵を活かす・郷土の食と文化を次世代へ)
※工場設立後、醸造に入ります、お届けが2023年1月~2023年3月の間になります。

〇世嬉の一未来に応援セットE(11,000円)
【内容】
・世嬉の一酒造 帆前掛け
・世嬉の一酒造 これから作る純米酒(初回仕込)720ml 5本
・世嬉の一酒造コンセプトブック2冊 
 詳細:百年物語前編・後編(蔵を守り、蔵を活かす・郷土の食と文化を次世代へ)
※工場設立後、醸造に入ります、お届けが2023年1月~2023年3月の間になります。

〇世嬉の一未来に応援セットF(22,000円)
【内容】
・世嬉の一酒造 帆前掛け
・世嬉の一酒造 これから作る純米酒(初回仕込)720ml 2本
・世嬉の一酒造 こらから作る純米吟醸酒(初回仕込)720ml 2本
・世嬉の一酒造コンセプトブック2冊 
 詳細:百年物語前編・後編(蔵を守り、蔵を活かす・郷土の食と文化を次世代へ)
※工場設立後、醸造に入ります、お届けが2023年1月~2023年3月の間になります。

〇世嬉の一未来に応援セットG(35,000円) 
【内容】
・世嬉の一酒造 これから作る酒(毎回初回仕込お届け)720ml 毎月1回 計12本
・世嬉の一酒造コンセプトブック2冊(初回のみ) 
 詳細:百年物語前編・後編(蔵を守り、蔵を活かす・郷土の食と文化を次世代へ)
※工場設立後、醸造に入ります、お届けが2023年1月~2023年12月の各月の予定になります。

〇世嬉の一未来に応援セットH(55,000円)
【内容】
・世嬉の一酒造 これから作る酒(毎回初回仕込お届け)720ml 毎月1回2本お届け 計24本
・世嬉の一酒造 帆前掛け
・世嬉の一酒造コンセプトブック2冊(初回のみ) 
 詳細:百年物語前編・後編(蔵を守り、蔵を活かす・郷土の食と文化を次世代へ)
※工場設立後、醸造に入ります、お届けが2023年1月~2023年12月の各月の予定になります。

〇世嬉の一 過去から未来に応援セットI(100,000円)
【内容】
・世嬉の一酒造 これから作る酒(毎回初回仕込お届け)720ml 毎月1回2本お届け 計24本
・水中熟成古酒17年 純米生原酒720ml 1本
・熟成古酒10年 大吟醸原酒 1本
・世嬉の一酒造 帆前掛け
・世嬉の一酒造コンセプトブック2冊(初回のみ) 
 詳細:百年物語前編・後編(蔵を守り、蔵を活かす・郷土の食と文化を次世代へ)
※工場設立後、醸造に入ります、お届けが2023年1月~2023年12月の各月の予定になります。

〇世嬉の一 過去から未来に応援セットJ(1,000,000円)
【内容】
・あなたのオリジナル日本酒 720ml 600本
・世嬉の一酒造 帆前掛け
・世嬉の一酒造コンセプトブック2冊(初回のみ) 
 詳細:百年物語前編・後編(蔵を守り、蔵を活かす・郷土の食と文化を次世代へ)
※工場設立後、醸造に入ります、お届けが2023年1月~2023年12月の各月の予定になります。
※業務用で使用する場合、別途ご相談ください。

実施スケジュール

2022年5月 清酒工場工事開始

2022年7月末 清酒製造工事終了

2022年10月頃 試験醸造開始

2022年12月頃 本格醸造スタート予定

2023年1月頃 販売スタート予定

最後に

私達の会社「世嬉の一酒造(せきのいちしゅぞう)」の社名の由来は、「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指す」ということで閑院の宮様から頂戴しました。
私は、この社名が大好きで、今も清酒だけでなく、クラフトビールやジンの製造や郷土料理レストランの料理などでも、少しでもお客様や働くスタッフ、地域が幸せになればという思いで過ごしてまいりました。
今回、この場で新工場を建てることにより、この思いを具現化できる一歩になると考えています。
また、私はこの工場が設立したらもう一つの夢があります。それは人材育成です。
私が実家に戻ったとき、スタッフ一人一人がイキイキワクワクする人生を送ってほしいと願って経営を継承しました。

私達は田舎の零細企業でしたので、そこで働くスタッフも、なかなか自分に自信や誇りをもっているスタッフはおりませんでした。ただ、私自身クラフトビールの世界に入り、スタッフを育成する中で、例え田舎からでも世界に通用し、評価される人材が育つということを実感しました。

それは、私の後を継いで当社のクラフトビール工場長の事です。彼は、まったく醸造の知識がなかったのですが、本人も努力し頑張った結果、岩手県で卓越青年技能士として知事から表彰を頂いたり、世界のビールコンペで世界1位(2021年ワールドビアアワード受賞)を獲得するまで成長しました。結果、現在クラフトビールは世界8か国で愛されるようになりました。まさに、地方から世界に通用する人材の育成ということができました。
 私は清酒でも、この新工場で世界に通用する地域人材を育てたいと思っています。結果、良いものづくりができ、世嬉の一は名前の由来通り世界の人々を幸せにできる酒に育てていきたいと思います。
ぜひ、皆様のご協力を何卒よろしくお願いします。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

酒類製造免許 一関法第1018号


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