はじめに・ご挨拶

私の名前は、MAKKIKO。

2014年からドイツでアーチストたちのドキュメンタリー撮影をしている写真アーチストです。

私が撮影するのは、出逢ったアーチストたちの裏方での作品制作風景や素顔の生活空間。

展示会やコンサート、そして演劇。通常は既に完成した作品を観賞することはあっても、その裏で作品を作り続ける彼らの輝きを知ることはあまりありませんが、私は彼らと作品との関係性を見出して撮影しています。


「アーチストの作品作りは、生きている証であり魂そのもの」

これは撮影中に私がいつも感じることです。

彼らの作品は魂を込めて作られ、人々の前に披露されるのです。

私の仕事は、アーチストたちの生活の一部にちょっぴりお邪魔しながら、そんな彼らの生き方や彼らの無意識の瞬間をそのまま切り取ること。

撮影の期間は、3週間から5年間かかることもあります。今回のドイツ国内取材旅行は、昨年2021年12月27日からはじまり、現在に至るまで続いています。


撮影中の私

このプロジェクトで実現したいこと「知って、見て、感じてほしい不変の想い」

ドイツでは、2020年3月からデモや抗議散歩が自然発生的に起き、毎日どこかで続けられています。

テレビなどの大手メディアでは報じられていませんが、私は実際に現地まで足を運んで、直接見て話を訊いて、肌で感じた彼らの想いを撮影しているのです。

今回出版しようと思う本は、ドイツのデモの写真をメインとし、 インタビューを通して参加者の思いを表現した新しい試みのアート。


ドイツのデモの取材現場のビデオ


「どうして、いつから、どうやってこの活動を始めたのですか?」

そうやって出会った人々に気持ちを聞くことで、彼らへの理解をより一層深めていきます。

心が通じ合い、心の温かさや想いの強さに胸を打たれ、涙を流すこともあります。

デモや抗議散歩を行っている方々を通りすがりに見かけるだけでは、彼らが何を思い何を大事にしているかは誰にも見えません。

けれども、この本を手に取ることで彼らの想いに触れることができます。

そんな写真と彼らの言葉を見てほしいと思い、この企画を始めました。

ドイツの町や村への旅では、まるでおとぎ話に入り込んだかと思わせるような素敵な風景に出会えます

プロジェクトをやろうと思った理由


2020年の3月頃から、世界中で新型コロナウィルスのパンデミックが起き、今までに経験したことのない縛りの中で暮らすことになりました。

そんな生活の中、2021年の暮れまでは、ドイツや他のヨーロッパの国々、オーストラリア、ニュージーランド等の国々でデモが広がっているなんて夢にも思っていませんでした。


2021年12月、たまたまSNSで、たくさんのデモのビデオや写真を目にするようになりました。そのことをFacebookに投稿してみたら、知っている人がほとんどいないことが解ったのです。テレビでも新聞でもデモについて報道されていないらしいのです。


毎日のようにたくさんのデモのビデオを見ていた私は、1週間後には、自分の目で確認したいと思い直ぐに実行に移しました。

私は普段、アーチストのアートとの個人的な向き合い方や考え方、思い入れなどを捉えて撮影しています。それは、アーチストとして以上に、人としての個人の生き方を知りたいと思うからです。

けれども今回は今までとは違い、アーチストとは限らず、同じ思いを抱いて集まって行動している人々に会いに行くことにしました。

ドイツ人たちの「人としての原点」に触れられるのではないかという期待を持って。

彼らは特別な人達ではなく、愛する人、守りたい人がいる。その大事な人の為に立ち上がっている。

お医者さんや弁護士さんたちもそれぞれの専門分野で、人々の尊厳を守るための訴えを起こしています。自分たちの気持ちや意見をデモという形で表明している人々が、こんなにたくさんいるという事。

彼らは特別な人々ではなく、私たちと同じように誰かを愛しながら生きてる人々なんだです。そんな彼らを伝えられたらと思い、この本を作ろうと思いました。

冬の夕方は5時でも既に暗く、ライトアップされたお城の前をたくさんの人が歩いています。

これまでの活動

2021年12月27日から始めた冬の取材は終わり、ドイツ語と日本語の本を仕上げました。それでも、1600以上もの町や村をすべて回れるわけではなく、これから第二弾の取材を始めます。

ドイツの街並みは素敵なんです。まるでメルヘンの中に迷い込んだかと思わせるような風景の中に彼らは住んでいます。

人々やデモだけではなくて、ドイツ人の暮らす普通に素敵な風景と一緒に、私は自分で車を運転しながら、デモや抗議散歩の予定の場所まで向かっています。

毎日同じくらいの時間にデモは行われますので、一日に一つの町や村でしか撮影することはできません。次の日には、見つけることができた予定によって150kmもしくは250km以上移動した先にある村まで車で向かいます。街並みが素敵な場所を選ぶので、次の場所がいつも近くにあるわけではないんです。


現在、ガソリン代が1リッター300円ほどになっても、とにかく移動するしか彼らに会う方法はありません。

私は、デモや曜日散歩という愛のある行動を起こす彼らに会いに行き、それを同じように愛のある人々に伝える為に記録しています。

彼らのデモの目的もそれぞれ理由があります。

「自由を求めて」「平和を願って」「子供にワクチンは摂取しない」「子供たちにマスクなしで学校での対面授業を願って」「戦争反対」「医療関係施設のワクチンを任意に」「ネオナチ反対」「燃料費の高騰反対」「ガソリン代の値上げ反対」「音楽家たちのデモ」等、様々なデモが行われています。

自由がなくなったことを悲しんでの、お葬式パフォ-マンスのデモ行進

資金の使い道


ご協力いただいたお金は、これからも続くドイツ国内の取材にかかる旅費、宿代や本作りにかかる費用として、本のデザイン料、翻訳料、私の企画へご協力くださった方々へのお礼に使います。
そして、CAMPFIRE手数料に使用されます。


リターンについて

2022年12月から2023年1月頃の発送を目指しています。

 ご支援くださった方々へのリターンとして、

● 3,000円  今回の取材で出来上がった本 

● 5,000円  ドイツのデモ、および風景写真のオリジナル  ジグソーパズル 

● 1,000円  取材で撮影した写真から作る、オリジナル ポストカード 一枚 

● 1,000円  素敵な写真と一緒に、感謝のメールを送らせて頂きます。1,000円

● 5,000円  オリジナル 2023年  卓上カレンダー 

● 20,000円  個人向けZoomでのライブ配信30分。(グループでは4人までとさせてください)

車内泊で移動する私も、時々ホテルで湯船につかってゆっくりしたい。という私の個人的な気分転換の為にご協力くださる方に、お願いしたいと思います。

● 100,000円 1と2の組み合わせでお届けします。

1,和紙にプリントしたドキュメンタリー写真 タペストリー感覚で楽しんでいただく為に、額なしです。2,Zoomにてライブ配信30分

とにかく応援したいと思ってくださる方にお願いしたいと思います。

(私が写真展を開くときには、和紙にプリントした作品を展示しますが、タペストリー感覚でドイツの風景などの写真をお楽しみ頂きたいと思います。)


以上の中からお好みのスタイルをお選びいただけます。


■写真及び製品はオリジナルで新しく作る限定品です。日本の印刷会社で印刷して、日本から発送させて頂きます。お届けする本も自費出版で、ソフトカバーのみです。

■写真は、人物が正面向きの肖像はリターンには入りません。大勢で写っている写真で後ろ姿のみ使っています。個人の写真は本を出版するためだという事で撮影させて頂いているためです。

写真の中には、大勢で写っていても、顔にぼかしが入っている場合があります。彼らはデモに参加していることを知られたくない人たちです。彼らの気持ちもそのまま写真に写っています。


実施スケジュール

1、5月1日から、取材旅行の準備を始めます。

準備は、取材先の特定と、移動順序を決めます。

車内泊旅行なので、途中経過を報告しながらの旅にしたいと思っています。

2、出発は車で、5月10日頃から出発たいと思っています。

まだわかりませんが、オランダに行けるかどうかを確認して、良ければ行って見たいと思います。ドイツの北の端のデンマークの国境を超えてデンマークへの移動もできればしたいと思っています。フランス、オーストリア、イタリアにも行けるかどうか確認して、移動を決めようと思っています。


・ドイツから出るには、海外で使える医療保険に入らなくてはいけないので、そんなことも検討しながら決めようと思います。

・ドイツ以外は高速料金が結構高いので、その状況もチェックしなくてはいけません。

。英語で大丈夫なんだろうか?

。デモの情報をつかまえられるか?


取材では、1 いつから、2 具体的にどうやって最初にデモを始めたのか、3 デモを始めようと思った理由をインタビューします。


3、8月までに取材を終わらせて、写真選びと編集作業に入ります。

写真が選び終わって、本の制作ソフト上に写真とインタビューで得られたテキストを、並べ終わったら、グラフィックデザイナーに本のデザインをお願いします。

出版は、今まで通り自費での個人出版です。

・感染症対策についてです。

車での移動ですので、取材ではガソリンスタンド、スーパーでの買い物以外は人には会うことはないのと、取材中でのことも、ドイツでは今、マスクは必要なく、立ち距離も必要なくなっています。

人々の最後を歩いてくる、音楽を奏でながらのデモ行進

最後に

1600以上ものデモや抗議散歩をやっている町や村に全て行けるわけではありませんし、ほとんどの場所にはきっと一回しか行けないでしょう。だけど、そのたった一回きりのたった一度の出会いが私の目に涙をこぼさせます。

この本を見て、あなたを包み込んでくれるような気持ちになってもらえたら嬉しいです。

私がこれからも取材を続けられるように、お手伝いをお願いしたいと思います。

皆さんに、ドイツの隠れた素敵を見て戴く為に頑張りますので、よろしくお願いします。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターンの発送は、取材した本を仕上げてからになりますので、2022年12月から2023年1月頃の発送を予定しています。

全てオリジナルで、自分メインで作るので、もし、予定の日程通りに上手く事が運ばない場合は、少し遅れる場合がありますのでその旨ご連絡いたします。



【過去の作品紹介】


・「人形使いの頭の中」

 菩提樹の木を削って、服も糸操りのシステムもすべて自分で作るというドイツの人形使いを撮影した本です。彼は私が撮影を始めた事で日本に興味を持って下さり、2回に渡り来日し、日本のファンのために操り人形ショーを披露して頂きました。

・「RAKU」

 ドイツの焼き物アーチストが日本の伝統技術「楽焼」を使って作品を作ります。

・「KLARINETTEN MANUFAKTUR」

 ベルリンフィルハーモニーのクラリネット奏者も顧客として登場する、手作りクラリネット制作者の本です。

・「ENGEL」

 ドイツの自然を愛するアーチスト、ロックバンドや、サクスフォンの音楽をバックにチェーンソーで木を削りエジェルを形にしていく、画家、歌手、イベント企画などのマルチアーチストのドキュメンタリーです。

ドイツ語の本には、一足だけの手作りの靴を作るフランス人、手すき紙で自分の世界を展開させるアメリカ人アーチスト、果物の木を磨き上げて作る木工芸術家等の作品もあります。


この本の表紙をクリックして頂くと、私が今まで個人出版した本をご覧いただけます。

(この表紙は、第一回目のドイツ国内取材旅行の本です。表紙の写真上のグレーの帯は販売用には入っていません。)

「奇妙な時代の普通の人々 1」の表紙です



  • 2022/05/10 05:47

    私達は、今、心を守るために必要な情報として、助産師さんや病院等、人と人とのつながりを今までどうりに、もしくは、それ以上に取り戻す方法を提示します。便利では無く、心を大事にできる方法です。病院はフィクションだと考えれば、自分で選べるフィクションがあるはず。だから、私達は、他のフィクションの選択肢...

  • 2022/05/10 04:11

    オンライン 交流 システムを作ろうと思います。月々500円ですが、いろんな人が入ってきてくれて、基本は、活動報告と情報交換に使いたいと思います。そうすることによって口コミでも広まる期待もできるし、それからいろんなアドバイスもいただけるチャンスもあって、1つのことを吟味するのにたくさんの人が見れ...

  • 2022/05/08 23:39

    今朝も、5時半に起きた。今日は日曜日だし、このプロジェクトの同僚が2人ふえて、今,全部で8人になった。始めて間もなく賛同者が増えてくれて、必要な仕事が滞り無く進んでいる。グラフィックデザイナーが、インターフェイスになる部分のホームページと、各ブログ部分を繋いで、一つのWEBサイトの形にしてくれ...

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