この度は、『われ眞珠湾上空にあり 電撃作戦11号』修復プロジェクトに興味を持っていただき、誠にありがとうございます。

私は、1958年8月設立の映画会社「国映株式会社」を営む、代表の矢元一臣と申します。

当社は銀座8丁目で日本初の貸し映画試写施設「TCC試写室」を運営しております。映画を愛する方々に支えられ、大和映画など社名を変えながらも先代から半世紀以上を同地で育み続けております。

今回のプロジェクトの目的は、失われたと思われていた古いフィルムを修復・復元し、より多くの皆様にご覧いただく機会を作ることとなります。フィルムが老朽化し修復できなくなってしまう状況を皆様の力をお借りしながら今回修復を行いたいと考えています。また、このフィルムは戦時の映像を今に遺す貴重な映像となっております。

修復の対象である『われ眞珠湾上空にあり電撃作戦11号』は、当社の前身会社の大和映画が、戦時中撮影のいくつもの記録映像を繋ぎ合わせて製作したドキュメンタリー記録映画となります。私の祖父である矢元照雄が製作いたしました。

作品に登場する映像のほとんどは、戦時中に海軍が撮影したものです。戦後、昭和31年に進駐軍の占領が解かれると、祖父は新聞社や従軍カメラマンが保存していたフィルムを探し歩き、1年がかりでこの映画を完成させた映画であり文化的・資料的価値が非常に高いと考えられる作品になります。

本プロジェクトが必要とされる最大の意義は、本作でしか見ることができなくなった歴史的価値のある戦時中の映像が数多く収められている点であり、今回のプロジェクトによりその映像を上映およびソフト化に耐えられるクオリティにフィルム修復を行うものです。

※当時の祖父 矢元照雄

TCC試写室の公式Twitterにて、本フィルムについて報告したところ、数多くの方々から好意的な反応をいただき、より今回のプロジェクトによるフィルムの修復が必要と感じております。ぜひご支援の程よろしくお願いいたします

https://twitter.com/kokuei_tcc/status/1515203559091888132

65年間の時を経ておりますが、過去から未来へ繋ぐ記録となることを信じ、平和への願いを込めて本プロジェクトの実施を決断いたしました。

<解説>

太平洋戦争における日本軍の戦いの跡を収めた記録映画。安田日出男が監修、日本放送アナウンス室長高橋博が解説した。

1957年公開/77分/日本

<ストーリー>

◇戦端眞珠湾に開く--昭和十六年十二月八日の眞珠湾奇襲攻撃アメリカの主力戦艦オクラホマなど六隻撃沈。◇南方攻略作戦--山下陸軍中将の率いる第二十五軍のマレー半島上陸。シンガポール攻略。イギリスの主力戦艦プリンス・オブ・ウエルズ、レパルス両艦撃沈。ウェーキ島占領。マニラ陥落。B25東京を空襲--ドーリットル中佐指揮のB25十六機による昭和十七年四月十八日の東京など日本空襲。これによる日本の兵器生産熱上る。◇ミッドウェイ=ソロモン大海空戦--十七年六月五、六日のミッドウェイ、日本艦隊の正面衝突。ガダルカナル島争奪をめぐる数次にわたってのソロモン海空戦。◇古賀連合艦隊司令長官靖国神社へ--ラバウル基地で南太平作戦を指揮した山本連合艦隊司令長官の戦死に伴い、古賀海軍大将の後任決定。昭和十九年三月末日、同大将の戦死。一階級特進した古賀元帥の霊の東京駅帰還。靖国神社に眠る戦死者の冥福を祈って映画は終る。

<スタッフ・キャスト>

■監修:安田日出男

■構成:原千秋

■企画:西香野雅彦

■製作:矢元照雄

■効果:木村一

■解説:高橋博

フィルムは東京現像所様にお預かりいただき、修復可否についてご確認いただきました。

比較的保存状態が良いフィルムだったため修復可能性有との見解をいただいており、フィルムの修復作業について希望が見えている状況でございます。

修復により再上映とデジタル化によるソフトの保存を進めるべく調整しております。

本フィルムの修復作業の作業内容と金額

今回集まったご支援については

CAMPFIRE手数料とリターン制作費を除き、上記修復作業に充当いたします。

[リターンについて]

■ お礼メール(冒頭映像5分間映像付き)3,000円

「われ眞珠湾上空にあり 電撃作戦11号」の修復に貢献くださる方へ、感謝の気持ちを込めてお礼のメールをお送りします。

冒頭映像5分間を期間限定で見られる配信アドレスをお礼メール内でご案内いたします。

※配信は1週間程度を予定しております。
※Youtubeの限定公開での公開を予定しております。


■ 上映会への招待券(1名様分)復刻チケットおよびポストカード付5,000円各回38名様

TCC試写室にて開催する「われ眞珠湾上空にあり電撃作戦11号」上映会へ1名様ご招待いたします。直接TCC試写室までお越しください。試写室の窓口にて、支援者IDもしくは、お名前を仰っていただければ、劇場内へご案内させていただきます。

※公開当時の割引券をイメージにデザインしたチケット/ポストカードを記念にお配りします。

※希望日、時間(昼の部/夜の部)を選択してください。 

※上映会は下記の計8回を予定しております。
 8月9日(火)  昼の部/夜の部
 8月12日(金)夜の部
 8月13日(土)昼の部
 8月14日(日)昼の部/夜の部
 8月15日(月)昼の部/夜の部


■ デジタル化Blu-ray 50,000円 100名様

「われ眞珠湾上空にあり電撃作戦11号」をBlu-rayディスクにデジタル化したものをお送りいたします。

※このBlu-rayディスクを権利者の許諾なく賃貸業に使用することや、インターネット上のネットワーク配信サイト等へ配布、その他記録メディアにコピーすることを禁止します。

※今回パッケージのご用意がなく、簡易パッケージでのお送りとなります。


■ エンドロール掲載権 エンドロールへお名前を記載1名 50,000円

※上映会での映像およびBlu-Rayソフトのエンドロールにてお名前を記載いたします。

※支援時必ず備考欄に掲載を希望するお名前をご記入ください。

※記載に不備があった場合、公序良俗に反する場合など、掲載できない場合があることをあらかじめご了承ください 。


■ TCC試写室2時間ご利用権 20,000円

TCC試写室にて2時間ご利用いただける権利です(有効期限は2023年1月31日までとなります)。

※希望日の3週間前までにスケジュール、ご利用内容をご相談ください。メールにて詳しくご案内させていただきます。

※営利目的の利用はできません。

※利用目的によってはお断りする場合があります。(公序良俗に反するものなど)

※オリジナルビデオ上映やTVゲーム等については必要な機器を事前にご相談ください。ご自身でご用意いただく場合もございます。(再生機器、ゲーム機本体、特殊配線等)


■ TCC試写室1日貸切(『われ眞珠湾上空にあり電撃作戦11号』上映権付) 80,000円

TCC試写室にてご利用いただける1日分のご利用券です。(有効期限は2023年1月31日までとなります)。 

1日(最大10時間)分のご利用が可能です。

※利用目的によってはお断りする場合があります。(公序良俗に反するものなど)

※繁忙期等、一部ご利用できない期間があります。

※希望日の3週間前までにスケジュール、ご利用内容をご相談ください。メールにて詳しくご案内させていただきます。

※オリジナルビデオ上映やTVゲーム等については必要な機器を事前にご相談ください。ご自身でご用意いただく場合もございます。(再生機器、ゲーム機本体、特殊配線等)


■ TCC試写室ご利用料10%オフ会員カード 10,000円

TCC試写室をご使用いただく際に、ご利用いただける会員カードです。

施設利用料を常時10%オフでご利用いただけます。有効期限は、2023年1月31日(火)までとなります。


日本初の貸し試写室として1958年の設立より(当初は国映試写室)。淀川長治さん(映画評論家)、黒木和雄さん(映画監督)、若松孝二さん(映画監督)らも愛した「映画空間」でもあり、ベテランから新人まで、劇映画からドキュメンタリーまで、数えきれないほどの映画・映画人と半世紀を超えて過ごしております。

従来は映画配給・宣伝会社等プロ・ユースが用途の主流でしたが、2015年の全面改装を機に、「貸切シアター+」として個人でも幅広くご利用いただけるよう、新たなプランを始めました。

<あなたの企画をより良く実現するためにサポートいたします>

「サプライズがうまくできるか不安」「上映イベントのやり方がわからない」「ママの会で子どもを気にせず映画を観たい」など、そんな時はTCC専任スタッフが質問・相談にお応えいたします(無料)。ただし、企画のプランニング・制作の段階からご希望される場合は、別途料金が発生いたします。こちらの詳細も、ご遠慮なくお問合わせください。「有料のイベントはできるの」「オフ会で飲食の持ち込みはできるの」など、プラン以外でもご相談を受け付けております。また、ご予約前でも会場の下見は可能です。是非、みなさまのオリジナル企画で、TCCをご活用ください。

https://www.kokuei-tcc.co.jp/


[実施スケジュール] 6月30日      プロジェクト公開

 7月31日      プロジェクト終了

 8月上旬~   リターン品のお届け開始

 8月9日~     上映会開催

 9月下旬      リターン品お届け完了


当時の映像フィルムを修復する極めて文化的価値の高いプロジェクトと確信しております。

みなさまのご支援による記録映像の次世代への継承に、何卒よろしくお願いいたします。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください