世界遺産登録から10年が過ぎた小笠原。順調に増えていた来島者数は、コロナ禍で半数以下になってしまいました。ダイビングやドルフィンスイム、ホエールウォッチングが盛んな小笠原。新たな魅力としてパラセーリングを導入して観光客の誘致に繋げ、小笠原の観光を盛り上げたいと考えました。

はじめに・ご挨拶

ご覧いただき、ありがとうございます。

小笠原村父島在住の平野と申します。

関東や沖縄でシステムエンジニアを経験後、2010年に父島へ移住。一般社団法人小笠原ホエールウォッチング協会の職員を経て、今はダイビング用の空気充填所『ボニンエアー』を営みつつ、ダイビング船の船長やホームページ作成などを行っています。

これら事業活動の傍ら、小笠原村消防団では班長を拝命し、小笠原村商工会では監事をと、地域活動に参加させて頂いております。



このプロジェクトで実現したいこと

小笠原に新しいアクティビティとして、『パラセーリング』を導入します。

小笠原には今まで、スクーバダイビング、ドルフィンスイム、釣り、シーカヤックといったアクティビティで、小笠原の海は皆様に楽しんで頂いておりました。そこに新たにパラセーリングのサービスを提供します。

パラセーリングは、パラシュートを船で牽引し30m~最大100mの高さへフライト、上空からの景色を皆様に楽しんでいただくアクティビティです。

ハワイをはじめ世界各地で行われ、国内では沖縄で広く普及しています。

コントロールは全て船側で行うため、利用者は複雑な操作は不要。

健康な身体があれば、4歳~シニアまで幅広く楽しむ事ができるアクティビティです。

パラセーリングの様子(提供:沖縄スカイウォーカー様)


独特の地形が国の天然記念物に指定されている【南島】

小笠原に訪れた方が多く訪れ、多くの感動を与えてくれる場所です。

この南島海域の今までの素晴らしさに加え、パラセーリングによる上空からの視点は、今まで以上にこのフィールドを魅力的にしてくれるものと、平野は考えております。

天然記念物 南島の沈水カルスト地形(提供:小笠原村観光局)

深い青と白砂が生み出す美しさ(提供: 小笠原村観光局) 


この南島周辺海域をメインフィールドに据えることで、皆様に小笠原の新たな魅力を楽しんでいただきたいと考えています。

小笠原にはこの南島海域の他にも、たくさんの景勝地があります。

それらもこれからどんどん開拓、プログラム化していく予定です。


私たちの地域のご紹介

小笠原諸島は日本で一番遠い東京都。東京タワーから南へおよそ1,000km。

概ね週に1度の定期船『おがさわら丸』で片道24時間を費やさなければ辿り着けません。


その代わり自然は手つかずのものが沢山。

海にはイルカが周遊し、一緒にドルフィンスイム。

冬にはザトウクジラが来訪。

ダイビングではダイナミックな魚群に、小笠原でしか見られない希少な固有種の魚。

山も動植物全般にわたり、多数の固有種があふれています。

特異な生態系が評価されは2011年、世界自然遺産に登録されることとなりました。


しかし、当然ながら本土で受けられる様々なサービスはほぼ無く、おがさわら丸の運行状況に合わせてしか物資が入ってきません。

自動車が故障しても、部品がなければ修理は1週間後以降なんて事は良くあります。

緊急時にはあるもので何とか対応する、緊急時に備えて予め備蓄しておく、そんな対応力が鍛えられる島でもあります。


プロジェクトを立ち上げた背景

パラセーリング事業で用いるボートは、パラセーリング専用に設計されたボートを用います。

同型船:カラーイメージ

・船体 マーキャンヨット パラセイル34

・全長 10.3m(34ft)

・全幅 3.05m

・エンジン ヤンマー 440馬力

・乗客12名

・マリントイレ付


2022年5月、イスタンブール(トルコ)で製造が完了しました。

しかし、2022年2月末から続くウクライナ情勢の影響を受け、輸送費が当初予定の倍となったと代理店より連絡、また、上海ロックダウンの影響により、当初6月に予定していた日本到着日は大幅に遅延、開業予定も後ろにずれ込み繁忙期の夏季の営業が不可能となってしましました。

上記の不慮の事態による予定の変更が発生してしまいましたが、確実に小笠原へのパラセーリング導入を進めるため、皆様のご支援を賜りたく、本プロジェクトを計画いたしました。


これまでの活動

2021年1月~ パラセールボート導入検討・見積書収集

2021年11月 資金調達完了

2021年12月 最終仕様確定、パラセールボート発注、トルコにて製造開始

2022年5月 ボート完成

2022年5月 ボートをトルコから発送

2022年5月  沖縄でパラセーリング研修

2022年7月 ボート日本到着 小笠原島漁協遊漁部加入

今後の予定

2022年8月末 パラセールボート父島着

2022年9月 パラセールボート試験運行

2022年10月  「父島パラセール」 サービス提供開始予定

2022年10月  各種リターン発送


資金の使い道・実施スケジュール

資金は全てパラセーリングボートの父島までの輸送費用に利用させていただきます。

トルコ→父島までの輸送料 およそ300万円

また、CAMPFIREに手数料として17%が支払われます。


パラセーリング提供サービス

海況、天候に合わせて可能な限り高いフライトを提供します。ロープ長、最大200m(高さ約90m)。

4歳~健康な方なら何歳でも楽しめます。

※価格は予定価です

★半日コース:13,800円(税込 おひとり様) 

 08:30~11:30までの3時間

 パラセーリング1回、父島周遊、スノーケリング、ドルフィンスイム・ウォッチング


★午後ショートコース:11,800円(税込 おひとり様) 

 13:00~14:30 

   15:00~16:30(※夏季のみ催行)

 パラセーリング1回、父島周遊、ドルフィンスイム・ウォッチング 


★出港日ショートコース :9,900円(税込 おひとり様)

 ※おがさわら丸の父島出港日のみ開催

 パラセーリングのみのコース

 乗船のお客様のフライトが全て終わり次第の帰港となります。

 出港時間

  ①08:00 ②9:30 ③11:00 ④12:30(2時までに帰港)


★サンセットパラセーリング:30,000円(税込 2名様分) 

 2名1組のみ限定開催です。日没前後にあわせて1回フライトします。

 3名以上のグループの場合、乗船のみは2,000円となります。



リターンのご紹介

【9,900円】小笠原村在住 村民限定 ペア利用券(1人分が無料) ※クラウドファウンディング限定

【9,900円】小笠原村在住 村民限定 ペア利用券②(1人分が無料)※クラウドファウンディング限定 

【3,000円】小笠原でのパラセールを応援!(記念品:アクリルジオラマ進呈)

【3,000円】 割引チケット 5,000円オフ  有効期限2023年12月末 

【5,000円】父島パラセール オリジナルTシャツ

【10,000円】割引チケット 2名様1,000円オフ 10枚 有効期限2023年12月末

【20,000円】割引チケット 2名様2,000円オフ 10枚 有効期限2023年12月末 

 ※割引チケットは、おがさわら丸船内やお宿で仲良くなった方と是非シェアしてください

【80,000円】 半日チャーター

 お好きなオーダーで船を出します。フライト可能エリアなら4回までパラセーリング可能です。 

【150,000円】 1日チャーター

 お好きなオーダーで船を出します。フライト可能エリアなら10回までパラセーリング可能です。


最後に

『 国指定の天然記念物』 南島の沈水カルスト地形 

2010年に小笠原へ移住し12年が経ちました。

移住翌年に小笠原は『世界自然遺産』に登録。

小笠原の観光が盛り上がっていく過程の中、

小笠原ホエールウォッチング協会という観光誘致に関わる仕事と、

ダイビングを通じて小笠原を訪れる様々な方とお会いしてきました。

『世界自然遺産』小笠原 

この地でのパラセーリングのからの眺望は、小笠原の新たな魅力になると確信しています。

【 新たなボニンブルーを見てもらいたい 】

この一心で1年半準備を進めて来ました。
応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

平野 悠介


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/10/09 15:23

    開業日は11月5日に決定いたしました。10月中の開業を予定して日々パラセーリングの訓練を実施しておりましたが、ホームページや予約システム作成、受付所の整備などが追い付かず、余裕をもって開業できる日としました。また、開業にあわせて、「しまぽ」の対応も進めています。島民の方は、小笠原村が発行する『...

  • 2022/09/17 13:41

    35フィートのパラシュートで、ラインを最大の250mまで出しきって上げました。これで高度100mほどですどんな景色が見えるんでしょう。テストのためウェイトのポリタンクでしたが、今度は人でのフライトになっていきます。

  • 2022/09/10 17:31

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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