介護福祉施設へ定期的にミニコンサートを届けたい! 音楽療法を取り入れたプロの音楽で、介護施設に笑顔を届けたい! そんな思いから始めた音楽家たちの取り組みです。

プロジェクト本文

▼はじめにご挨拶

はじめまして。
私たちは埼玉県越谷市でソナタ音楽教室を運営しているNPO法人色彩みらいと申します。
色彩みらいは、4児のママが立ち上げたNPO法人です。
当法人は、埼玉県越谷市内で小規模な家庭的保育室とソナタ音楽教室というピアノ教室を運営しております。
私はその中で、企画広報をしている今濱 恵(いまはま めぐみ)と申します。
私自身も2児のママです。

ソナタ音楽教室では、講師が5名在籍しており、全員音大を卒業し、教員免許を取得しております。
普段は保育室内でリトミックを教えたり、ピアノ教室ではクラシックやジャズを教えたりしている講師たちですが、音楽療法を学んでいる講師を中心に、介護施設で音楽活動をしようとの考えが生まれました。

 まずはこの活動をメインで行っている講師3名をご紹介します。

 永井 翔 Sho NAGAI

埼玉県出身。
県立越谷南高等学校卒業後、武蔵野音楽大学音楽教育学科卒業、同大学大学院音楽研究科器楽専攻(ピアノ)修了。
ピアノを小柳信道、伴奏法を三ツ石潤司、室内楽をクレメンス・ドル、通奏低音を藤枝輝久の各氏に師事。
ピアノ独奏や四手連弾、コンクールを始めとする各伴奏などを行う。クラシック・ピアノだけではなく、ジャズ、ラテンなど幅広い音楽ジャンルに手を伸ばし、これらを生かした後進への指導にもあたる。
ピアノ以外では、リコーダーでの演奏、ジャズ・ポップスを中心とするトロンボーン演奏も行う。
演奏以外では、作曲家の滝口亮介氏専属の作業オペレーターとして浄書作業を担う。

 

園田 寛美 Hiromi SONODA

栃木県出身。
宇都宮短期大学附属高等学校音楽家卒業後、桐朋学園大学演奏学科ピアノ専攻卒業。
ピアノを阿久津佐智、三浦みどり、ペーター・ラング、ミハイル・ボスクレンスキー、室内楽を村上弦一郎、ゴールドベルク山根美代子の各氏に師事。
1989年、PTNAヤングピアニストコンペティションにおいて須賀賞を受賞して以来、複数のコンクールにて入賞。
傍ら、アカデミカルネックス主催による「ショパンの音楽と生涯」にソリストとして出演するなど、国内で活躍を行う。

 

乾 千恵子 Chieko INUI

広島県出身。
奈良市立一条高等学校卒業後、大阪音楽大学音楽学部器楽専攻ピアノ科卒業。
大学卒業後はハンガリー国立リスト音楽学院教授、ラントシュ・イシュトヴァン元学院長によるマスタークラスを受講。ジャズピアノを山崎裕氏に師事。
オールショパンプログラムやレクチャーコンサート、自身による編曲、弾き歌い演奏など、幅広く音楽活動を行う。
歌唱はメゾ・ソプラノを担当し、国内外で合唱やオペラへの参加も行う。

 

こちらの3名の先生を中心に、活動を行っております。
なかなかコンサートに行けない方や、体が不自由な方、認知症の方など、もっとたくさんの方に本格的な音楽を無料で届けたい、コンサートを介護施設へ持って行ってあげたい、そんな気持ちが私たちを動かしました。

しかし、実際に活動を始めると、介護施設様からはたくさんの継続依頼を頂いたものの、予想以上に様々な費用が発生いたしました。
この活動を継続するにはどうしても資金が必要なため、この度クラウドファンディングを活用させていただきました。

▼このプロジェクトで実現したいこと

介護施設を多数訪問し、お話を伺うと、今の介護現場では、金銭的な余裕が無いこと、圧倒的な人員不足を強く感じました。
音楽レクリエーションのために予算を使うことなど出来ず、ご入居者様を1カ所に移動させる、それだけでも人手不足で出来ないという施設様が多くあります。

しかし、繰り返される日常の中に、ほんの少しでも音楽が入ることで、刺激を与え、記憶を蘇らせ、楽しい時間を過ごすことで入居者様同士も交流が出来ればと願っています。

記憶を蘇らせる持続はおよそ1週間程度、つまり週に1度は音楽を聴くことにより楽しい気持ちを持続させることができるため、できることなら月に数回はそのような環境を作ってあげたいと思っています。

そのためには人手と時間と経費が必要です。

私たちの活動により、もっと世の中を明るくしたいという同じような思いの人たちにこの願いが届けば、私達以外の人達もこの活動に参加してくれるかもしれません。

さらにそこに共感してくれるスポンサーがいることでこの活動は永続的となり、誰もが参加し誰もが幸せを分かち合える活動になるといいなと思っています。

慢性的に人手不足が深刻な福祉の現場にも、いつも音楽が流れ、高齢者達が笑顔で過ごす施設においてやりがいを見つけ、誇りを持って勤めることができる、そのような優しさから優しさへ循環する仕組みを実現したいです。

 

▼プロジェクトをやろうと思った理由

音楽療法の中に回想法というものがあるのを皆さんはご存知でしょうか?
回想法とは、1960年代にアメリカの精神科医、ロバート・バトラー氏が提唱した心理療法です。
昔の記憶は、通常は自分の中で眠っています。
「何かのきっかけ」で脳に刺激を与え、血流を良くすることで、記憶が蘇り、楽しいことも辛いことも思い出し、それをまた話し、人と共有することで人生が豊かになり、幸せな気持ちにもなることが出来ると言われています。

中でも、『歌うこと』 『音楽を聴くこと』はとても効果的で、気持ちを落ち着かせるリラクゼーション効果もあり、食欲が増す、ぐっすり眠れる等の効果も報告されています。
私たちは、生徒へのレッスンの傍ら、このような活動を行うことで、プロの音楽を届け、その「何かのきっかけ」の1つになりたいと願っています。
この思いを胸に、介護施設様へ挨拶周りを始めると、介護施設様からはいくつかの問題点を挙げられました。

 

●介護福祉施設では、スタッフへのお給料も高くなく、音楽レクリエーションにお金を支払う余裕はない、交通費でさえも出すことは難しい。

●音楽を楽しめないことがあるかもしれない。

●無償ボランティアで来ていただく方は、学生さんや趣味の方が多く、あまりプロの音楽は聴かせてあげられていない。途中で飽きてしまう方もいる。

●ピアノがある施設はごく僅かであり、楽器自体施設には殆どない。

 

ソナタ音楽教室では、講師全員がプロであり、回想法が出来るよう、曲紹介の際には、当時のニュースのお話をしたり、過去を振り返ることが出来るような内容になっています。
時には歌唱指導をしながら、鈴やタンバリンを歌詞カードと一緒に配り、体を動かして頂けるようなプログラム作りをしております。
活動地域も広く、越谷市内以外でも隣接する市には、全ての楽器、機材を車で運び、講師も2~3名+スタッフ1~2名の体制で活動をしています。

 

なぜこんなにも人数が必要なのか?

介護施設の規模は様々ですが、デイサービスも含めると、少なくても20名、多いと90名近い参加者様がいらっしゃいます。
また、要介護のレベルによって3フロアにも分かれ、各フロアでお願いしたいと言われることもあります。
それは、寝たきりの方を車椅子に乗せ、違う階へ移動する、この一連の動作だけでも職員の方にとっては大変な負担だからです。
そのため、演奏者の他、楽器移動をさせる、機材の組み立て、歌詞カードや楽器を配る、そういったサポートをするスタッフが必要不可欠となります。
そういった部分も、施設の方へ負担をかけたくはないと思っています。

活動をするにあたり、私たちはキーボードも持ち運び可能なものを購入し、ワイヤレスマイク、弾き歌い用マイクスタンド、その他、色々な機材を全て載せられ、演奏者とスタッフ全員で移動が出来る大型の車も購入いたしました。
そして、手探りで皆で話し合いながら活動をはじめました。
12月の2週目から始めたにも関わらず、たくさんの依頼を頂けて、8施設様へ伺いました。
日程の都合上お断りした施設様を含めると10施設様以上になります。
施設様からは、当初の懸念はなくなり、たくさんの喜びの声をいただけました。

「こんなに盛り上がったのは久しぶりです!」

「あのおばあちゃん、5分も座っていられないと思っていたのに、ずっと歌っていてびっくりした」

「おじいちゃん急にバッグから娘の写真を出して、一緒に歌っていたのよ」

 また、利用者様も、
「美空ひばりなんて懐かしいね」

「知っている曲ばかりで本当に嬉しかった」

「歌なんて久しぶりに大きな声で歌ったわ!」

 

このような声をたくさんかけて下さいました。
100歳以上の方も参加されます。
本当に高齢化社会なのだと実感致しました。
そして、帰る際には、来月も来てくれないか、定期的に来てくれないか、とお話を頂きます。
私たちも是非そうしたいと考えております。
しかし、この活動を継続していくには、どうしても発生してしまう費用があります。

 

●楽器購入代(今後、ご要望の多いハーモニカ、鉄琴も取り入れていきたいと思っています。また、鈴やタンバリンの数も壊されてしまうことが多々あり、圧倒的に足りません。)

●毎月変わる歌詞カード、プログラム作成のためのコピー代

●歌詞掲示するための模造紙代

●ガソリン代及び車両維持費

●音楽講師への現地までの交通費

 
実際に12月だけでも、楽器や機材を購入したため¥200,000がかかりました。
これらはすべて、現在ソナタ音楽教室の売上からの支出と、不足分は宮口理事が負担しております。
完全なボランティアとして行うには金銭的な余裕が無いため、やはり訪問数を減らす必要があります。
このような理由から、プロによるレクリエーションの数は圧倒的に少なく、行ける施設には限りがあり、聴かせてあげることが出来ないのです。

音楽レクを取り入れている稀な介護施設で1回に支払っている相場は、講師1回1人あたり2万円程度で、講師は約半額の報酬です。
私たちの活動も実際1回活動する度1万円程度の実費がかかっています。
また、講師たちは1施設あたり移動時間も含め、2~3時間が拘束され、その他ぶっつけ本番で演奏をするわけにはいかないので、週に1度のミーティングを2時間程度行っております。

講師が拘束される時間は、多くの施設様が平日の14時~15時の演奏を希望されるため、13時~15時半頃となります。
理由は、入居者様の食事、睡眠、仮眠、入浴の時間が決まっており、レクリエーションの時間が限定されているからです。
そのため、1日に1カ所しか伺うことが出来ません。
でも、私たちは、介護施設を利用しているたくさんの方々に彩り豊かな人生を送ってほしい、たとえ認知症や寝たきりの方でも、ベッドにいるままでも構わないから体温を感じられる生の音楽を聴かせてあげたい、そう願っております。

 

施設の方に金銭的な負担のない形で演奏活動をするために、私たちの活動をご支援いただけないでしょうか。
今回のクラウドファンディングでご支援していただいた資金は、楽器購入代金および、移動にかかる費用に充てさせていただきます。

▼これまでの活動

12月は8施設様で演奏をさせて頂きました。

 1月も4施設様にて演奏しました。

2月は、お誕生日コンサートに呼ばれました。

 

 

その他の動画もご覧いただけます。

 

 

 その他にも2月後半は3施設様へ、3月初旬にはひな祭りコンサートに伺う予定です。

 

▼資金の使い道

皆様にご支援頂いた金額は、楽器購入代金及び、移動にかかる費用として、大切に使用させて頂きます。

 

▼リターンについて

当法人で出来る限りのリターンをご用意しました。
以下のものを組み合わせて感謝の気持ちと共にお返しいたします。
また、全ての支援者の方はご希望によりお名前をHPに記載させていただきます。

■ただただ支援。心を込めて、お礼のお手紙をお送りさせていただきます。

■ソナタ音楽教室の講師によるピアノレッスン1回無料券

■運営している保育室の一時預かり4時間無料券(越谷市せんげん台キッズハウスクレヨンまでお越しいただける方) 
■所属ピアノ講師による、ミニライブイベント1回開催無料券

■企業協賛

法人様向けのリターンです。ホームページでのご紹介の他、SNSサイトでのリンクを貼らせていただく、また各施設様へお配りするチラシへ協賛として企業様名を入れさせていただきます。

 

▼最後に

人は皆、年齢を重ねると体が不自由になります。

聞こえていた耳も聞こえづらくなり、手が拘縮して物が持ちにくくなる、目が見えにくくなる、歩くことも困難になる…

そうすると、気持ちまでが弱くなってしまい、物事に消極的になってしまいます。

実際に施設でも、「私なんかが歌っていいの?」「この鈴、触って良いの?」と聞かれることがあります。

笑いかけてあげるだけで涙を流される方もいらっしゃいます。

私たちは、日本中にこの活動を届けたいと思っておりますが、まずは地域の皆様に喜んでいただけるよう、精一杯活動をしていきます。

私たちの活動を応援していただけたら嬉しいです。

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください