●絵本の読み聞かせ動画公開中!●

矢田勝美のYouTube「かっちんちゃんねる」にて絵本の冒頭部分の読み聞かせを公開しています!

動画のページはこちらから。


●ネクストゴールに挑戦中!●

数あるプロジェクトの中から、本プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

このプロジェクトでは「海の絵本を創り、届けることで、豊かな海を未来へつなぎたい。」という想いに共感し、一緒に絵本を届ける仲間を募っています。

すでに多くの方からの応援が集まったことで、最初の目標金額50万円を達成することができ、驚きとうれしさでいっぱいです。

※お礼の活動報告はこちら


このプロジェクトは目標金額に関わらず、支援総額が増えるほど世の中へ届けられる絵本が増えていきます。

一人でも多くの方に絵本を届けることを目指して、ネクストゴール「絵本の予約冊数1000冊」を設定し、引き続き9月末まで各地を巡回しながらプロジェクトを続けていきます。

※巡回展「いのちをつなぐ海のものがたり」で絵本の原画を展示中!詳細はこちら


下記の想いをご覧いただき、もし共感されたらご支援・拡散よろしくお願いします!



●ごあいさつ●

はじめまして、作家・イラストレーターの矢田勝美(やだかつみ)です。


三重県鈴鹿市の漁師の家出身です。

現在は、雑誌のイラスト・商品のパッケージデザイン・お店のロゴ作成などを手がけています。

また、作家としては個展やトークライブの開催、書籍の出版などをしています。


私が10年前に出版した「いのちをつなぐ海のものがたり」という、漁師の仕事や暮らしの姿、日本の海の現状を描いた書籍が、2022年4月から高校生の現代国語の教科書に掲載いただくことになりました。


「消えてしまうかもしれない漁師の姿と、海の現状を残したい。」


そう思って始めた活動が、10年という時間の中でたくさんの方に手に取っていただいたこと、教科書掲載の機会をいただいたことを、この場を借りて感謝申し上げます。


教科書に掲載いただいたことで、再び注目いただけているこのタイミングで、私の長年の夢であった「海の絵本」の制作に挑戦しています。

「海の絵本を制作し、より多くの方に届けることで、豊かな海を未来へつなぎたい。」

そんな想いから、クラウドファンディングを実施いたします。


●このプロジェクトで実現したいこと●

私の生まれた実家は、イワシやアサリを獲り、海苔を作る漁師です。

実家を含む漁業関係者は、担い手不足、海洋汚染、山の荒廃、乱獲、食料自給率の低下など、海を取り巻くさまざまな社会課題の影響をもろに受けています。

実家では人手不足によりイワシの漁を辞めることになり、先日漁船を一隻壊しました。


私は社会活動家ではありませんが、幼少期から食べていた海の産物が無くなる未来は嫌だと感じたことがきっかけで、初めてこれらの課題と向き合いました。


しかしそれらは、私1人では到底変えられないほど大きく根深いものでした。


1人で解決できないこれらの課題を解決するためには同志や仲間が必要だと考え、「書籍」という形で海の現状や漁師の姿を残し、伝える活動を続けてきました。


そして今回、より多くの人に海の現状を伝るため、老若男女だれもが気軽に読める「絵本」を作っています。

このプロジェクトを通じて、作った絵本を一緒に届けてくれる仲間を募り「豊かな海が持続する未来」を実現したいと思っています。


●どんな絵本なのか●

海の絵本「このよで いちばん おいしいさかな」は、魚が大好きなネコ”みゅうた”が、ある日漁師である父を失い、自ら魚を獲るべく海に出るものがたりです。

与えられるばかりの人の無力さ。自然と向き合い、いのちをいただく「漁師の姿」を描いた絵本です。

(絵本の原画は、全ページ水彩画で描いています。)

 

この絵本を読むことで

・自然と向き合って働く、漁師の知恵や風習。

・自然の循環を守る大切さ。

・いのちをいただくということ。

などを知る・感じることができる内容にしたいと思い、現在制作中です。



●プロジェクトをやろうと思った理由●

①海を伝える活動のはじまり

私は幼少期、半農半漁の実家の仕事の手伝いが嫌で、一般家庭とは違う暮らしにコンプレックスを抱いていました。

そのため、大学進学を機に家を飛び出し、漁業や農業とは無縁の東京でアートやデザインを学びました。


東京の友人たちに、実家から送られてくる海産物を振る舞うたび、

「美味しい!食べたことがない!」

といった驚きの声があがりました。

実家を離れて初めて、自分の育った環境や食べていたものが当たり前ではないことを、周りの人々に教えてもらいました。


次第に自分の生まれた環境に興味が湧くようになった頃、母親との電話の中で


「魚がとれやんくなってきた」

「今日は山に木を植えにいっとる」


などの気になるキーワードが飛び出し、漁師に変わった風習があることや、海の状況が変化していることを知りました。

もちろんそんな話は、ニュースにもならなければ新聞でも取り扱われないので、当時の私を含め、ほとんどの人が知らないこと。


「私が残さなければ。」


これが、海を記録し、伝える活動のはじまりです。



②海の本の出版

漁師の方々が

・海でとった魚を供養したり、おいしい魚が育つように山に植林をするなど、いのちの循環を意識していること。

・暦や風向き、鳥の動きを頼りに漁をするなど、自然を相手する上での知恵を持っていること。

・大漁を願う祭りをしたり、縁起を担いだり、船にお守りをいれて船乗りの安全を願うなど、昔から受け継がれる独特の風習を持っていること。


このような、私たちの知らない漁師の知恵や風習は、世代交代と効率化により消えつつあります。

かつては漁業大国と呼ばれた日本ですが、今やその現場や歴史を知る人はほとんどいません。


「消えてしまうかもしれない漁師の姿と、海の現状を残したい。」


初めは直感的に感じ、ドキュメンタリーエッセイという形で書籍を出版しました。


③教科書掲載から絵本の制作へ

10年前に出版したドキュメンタリーエッセイ「いのちをつなぐ海のものがたり」は、ありがたいことに多くの方に読んでいただき、2022年4月から高校生の教科書(東京書籍「新編現代の国語」)にも一部掲載いただいています。

そして先日、書籍を出版してから10年が経った、今の海を記録した続編エッセイ「いのちをつなぐ海のものがたり -未来に続く、いのちの循環- 」を出版いたしました。


しかし、こうして活動を続ける間も漁師の数は年々減り続け、魚たちが姿を消していきました。


当たり前かもしれませんが、海を取り巻く問題は私が生きている間に解決できることではないと実感しました。

だからこそ「これからを生きる子どもたちにこそ伝えなければ。」という気持ちが次第に強くなり、その気持ちはいつしか


「老若男女だれもが気軽に読める”絵本”という形で多くの人に届けたい。」


という新たな夢になりました。

しかし、絵本の自費出版はお金も労力も計り知れない大変なこと。なかなか踏み出せずにいましたが、書籍が教科書に掲載され、再びこの活動に注目いただけているこのタイミングで、絵本の制作に踏み出しました。


④クラウドファンディングの実施

書籍を出版した経験から、本を作って届けることの難しさを痛感しています。

ましてや絵本は、作品を生み出す苦しみ。印刷して届けるための費用は膨大。何よりも1人で本を届けられる数には限界があります。

それでも、どうしても成し遂げたい。


「絵本を作り、より多くの方に届けることで、豊かな海が未来へ続いてほしい。」


この想いに共感し、ともに絵本を届けてくれる仲間を募るため、クラウドファンディングを実施したいと考えました。


●最後に●

この絵本は、私の18年にわたる海を伝えるの活動の集大成です。

漁師の家に生まれ、イラストレーターを生業とし、アーティストとして表現活動を続けてきた私だからこそ創れる絵本を創ります。


しかし、目標は1人でも多くの人に届けること。それには私一人では力が及びません。

想いに共感する方は、ぜひお力をお貸しください!

よろしくお願いいたします。


矢田勝美



●活動実績●

・2012年3月「いのちをつなぐ海のものがたり」をラトルズより出版。


・実家のお米と海苔(やだのり・やだまい)のブランディングと販売。


・2022年4月「いのちをつなぐ海のものがたり」が高校生の教科書 「新現代の国語(東京書籍)」に一部掲載。


・2022年7月「いのちをつなぐ海のものがたり ー未来に続く、いのちの循環ー」をラトルズより出版。


●資金の使い道●

絵本は自費+ご支援金額で制作いたします。

なので、ご支援いただいた資金は全額絵本の制作・発送・宣伝に使用いたします。

印刷部数(予定):500部

・絵本制作費 約110万円

・絵本印刷費 約80万円

・宣伝営業費 約110万円

・リターン送料 約10万円

・CAMPFIRE手数料(17%) 17万千円(100万円の場合)

※支援総額により部数が変わり次第更新いたします。



●実施スケジュール●

[2022年]

6月 原画制作

7月 絵本原画展示イベント(東京・長野県・愛知・千葉・岐阜ほか)クラウドファンディング開始

イベント日程や参加方法など、詳細はHPにてご確認ください。

https://www.yadakatsumi.com/news/5529

9月末:クラウドファンディング終了

10月:原画展示イベント終了

11月〜2月:絵本制作(原画のブラッシュアップ)


[2023年]

3月〜4月:入稿・印刷

4月末〜6月頭:リターン配送


※スケジュールを変更いたしました。絵本のストーリーは完成していますが、巡回展の中で主人公の猫の「みゅうた」が成長したため、原画を描きなおします。当初よりスケジュールが遅れますが、納得いく良いものを世の中に出すために、恐れ入りますがご理解いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。



●募集方式について●

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



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