こんにちは、ユニカル幼稚園です

 スリランカで「子ども一人ひとりを尊重する保育」を目指しているユニカル幼稚園(UNICAL KIDS GARDEN)です。2020年、2021年のコロナ禍を、みなさまのご支援のおかげで乗り切ることが出来ました。「さあ、これから!」と意気込んだのも束の間、現在、スリランカは経済破綻と政治崩壊に襲われています。3~5月の3ヵ月の間に物価は2~3倍に急騰、節約のレベルではありません。何もかもが高くて手が出ません。本当にお金が足りないのです。ガソリンは3倍以上になってしまいました。どこへも行かれません、身動きできない状態です。

ニュースでご存知の方も多いと思いますが、4月、死傷者が出る暴動や反政府デモがスリランカ全土で起こりました。5月に副大統領以下、内閣が総辞職し、7月13日にラージャパクシャ大統領がようやく辞任し、海外逃亡へ。7月20日、 新しい大統領ラニル氏が就任しましたが、改善の兆しはまだ見えません。 8月に入った現在、経済も、政治も、混乱が続いたままです。市民運動も継続中。大規模な運動が予想されるときは、コロンボだけではなく、ここミーリガマの街でも外出禁止令が出されるなど、ユニカル幼稚園も臨時休業を余儀なくされています。


私たちが最も困っているのは、交通手段です。ガソリンの高騰で、バス代が毎週のように値上がり、6月の先生たちの交通費は、なんと給与の3分の1を占めるほどに。7月は、給与の半分がバス代になってしまった先生も。「給与とは別に、交通費をください」との申し出に、応えないわけにはいきません。

子どもたちも「バス代がなくて今週は休みます」「ガソリンが買えなくて、バイクでの送り迎えができません」と、登園できないケースが増えてきました。7月の出席率は60%ほど。8月に入ると50%前後になっています。今の私に経済的な体力が全くありません。すでに、コロナ禍の給与支給にすべてを使い切っています。保護者からの保育料のみで運営しているユニカル幼稚園は、スタッフの給与を支払うだげで精一杯。そこで、みなさまに救済をお願いする次第です。

集って遊ぶ、一緒に活動するために

 みなさまからの支援金は、7人の先生やスタッフ、園児たちの交通費の補助として使わせていただきます。この物価高騰の中ですから、給与アップにも活用させていただきたいところですが、そこは各自の努力の範囲とし、“ユニカル幼稚園に集う” ことを大切にしたい、と思います。というのは、学校閉鎖となったコロナ禍の1年半で、ユニカルの子どもたちにも成長の遅れが目立ったからです。走れない、階段が下りられない、自分のバッグが背負えない、鉛筆が持てない‥‥。ユニカルでの活動が、どれだけ子どもたちを育んでいたことか。毎日の積み重ねがどれだけ大切だったのか。あらためて思い知らされています。“集う” ことが重要なのです。一緒に活動することが、身体を、心を育むのです。現在、スリランカのほとんどの学校が、「先生が通勤できないので休校」または「オンライン授業」になっています。自主学習ができる中学生、高校生ならオンライン授業もいいかもしれません。しかし、3~5歳の幼稚園児には無理。絶対に無理です。ままごと、積み木遊び、タイヤ転がし、泥んこ遊び、子ども同士で遊ぶから楽しいのです。ときには喧嘩もするでしょう。しかし、楽しい、面白い、悔しい、大嫌い・大好き‥‥こんな気持ちは、子ども同士のかかわりの中でしか、感じ得られません。

お正月祭・溢れこぼれるほどの幸せを祈りますお正月祭・米袋レース

先生に絵本を読んでもらう、先生と一緒に折り紙をやってみる、先生の手伝いをする‥‥。大人とのかかわりも、家庭とは異なる大切な社会生活です。「ユニカルに集って遊ぶ」「 ユニカルのみんなと一緒に活動する」――、そのための交通費・交通手段に、ご支援をお願いします。コロナのため、今年のお正月祭も、保護者は参加できませんでした

お礼には、スリランカの名産品を

 今回も、スリランカを味わいながらご支援いただきたいと思い、スリランカの名産品を揃えました。まずは、世界に誇るスリランカの紅茶。目覚めのベッドティーに、午後の紅茶に、お疲れの日のリラックスタイムに、セイロンティーはいかがでしょう? 
さらに、文化も味わっていただきたいと、サリーも準備しました。一枚の布切れが素敵なドレスに変身するんですよ。本当に驚きです。

いつか来ていただきたいので「ホームステイ宿泊券」を

援助に寄っかかりではいけません。私たちは、常々 “自立” “自律”を心がけきました。ですので、10,000円以上ご支援くださいましたみなさまのお気持ちに、今回もホームステイという形で応えたいと思います(上乗せ支援の方も対象です)。社会情勢が落ち着いたあかつきには、笑顔いっぱいのユニカル幼稚園にいらしてください。心を込めておもてなしをいたします。世界に誇る美味しい紅茶と、特上のスリランカカレーをご馳走いたします。広くはありませんが、ベッドルームを用意します。私たちのリアルな生活を、ぜひ、お楽しみください。

もちろん支援金の全ては、交通費として

 みなさまからのご支援金は、返礼品と事務手数料を除いたすべてを、ユニカル幼稚園に通園する子どもたちの家庭、先生、用務スタッフへ、交通費の補助として支給します。ガソリン代、バス代が高騰していることから、プロジェクトの締め切りを待たずに、まずは8月中旬に支給。プロジェクト終了後、その全額を12月まで、月ごとに活用させていただきます。

私も応援しています!

 僕の親友であるラクナース(いつもどおり “ラッキー”と呼ぶよ)が亡くなって、もうすぐ4年が経ちます。日本に留学し、東京で共に働いたラッキーが「国を変えるには、まず子どもから」という志で、スリランカに戻って立ち上げたユニカル幼稚園が、再びピンチとは。ラッキーの遺志を引き継いだ淳子さんが、困難に立ち向かいながら、まさに必死で、未来ある子どもたちや、その子どもたちを育てる先生方を守っています! 淳子さん、独りで抱え過ぎないで! 周りに頼りながら、みんなで頑張りましょう! (あはと・東京都)
<本当に、独りでは頑張れません。みなさんと一緒だからこそできることです。応援、ありがとうございます>


「子ども一人ひとりを尊重した保育」を実践しているユニカル幼稚園は、スリランカに無くてはならない存在です❗️   子どもたちが幼稚園に集まり、お友だちと思いっきり遊び、先生や仲間たちと一緒に、たくさんの発見や驚きに目を輝かせる日々が、続けられますように。先生や子どもたちが通勤・通園できるように私も応援します! (美絵・東京都)
<「子どもの遊びを発展させる」は、美絵先生に教わったもの。ユニカルの基本理念になっています。これからも継続できるよう、頑張ります!>

再びのクラファン! ハイ、それはもう全力で応援しますよー!! 淳子さんとは、以前、日本にお仕事に来ていたスリランカ人家族を通じて知り合いました。ユニカルの子どもたちの笑顔が、いつまでも続きますように♡ (幸子・北海道)
<D君家族をきっかけに、昨年のクラファンだけでなく、絵本の読み聞かせの情報交換など、いつもユニカル幼稚園に心を寄せていただき、ありがとうございます。幸子さんは北海道の親戚です>

子どもたちの笑顔が、私たちの未来です

ロシア・ウクライナだけでなく、世界のあちこちで紛争があります。原油価格の高騰はどの国も同じです。コロナ禍の経済停滞もあり、大なり小なり、物価はどこでも上昇傾向です。私たちだけが、特別に大変なわけではありません。私たちよりも大変な方々がたくさんいることも知っています。 

 


それでも、今、ユニカル幼稚園の活動のために、子どもたちの笑顔を絶やさないために、みなさまに助けていただきたいのです。経済破綻、政治混乱、生活基盤の崩壊――、大人社会のいろいろが、子どもの世界に及んでしまうのがとても悲しいのです。「未来につなげよう」というお気持ちをいただけるのなら、大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。今年は、育休中の2人を加えた計7人の先生でが頑張っています

スリランカ、面白クイズ

スリランカに興味をもっていただき、ありがとうございます。大変嬉しいです。では、クイズを一つ。みなさんは、スイカに塩をかける派ですか? かけない派ですか? スリランカのパイナップルは芯まで甘く柔らかいので、ぜ―んぶ食べられますが、さて、スリランカの人は何をかけて食べるのでしょうか? 

ヒント・お醤油ではありません。 正解は活動報告の中で。


経済破綻、政治崩壊って、どんな生活なの?

大変です、本当に大変です。何からお伝えしましょうか?  

3日以上待たされるので、車を置いて一旦帰宅します

給油待ちの列、2~3㎞は当たり前

まず、エネルギーです。石油も、プロパンガスも、すべて輸入です。宝石は採れても、石炭が採れる話は聞いたことがないので、スリランカのエネルギーは100%輸入に頼っています。外貨が底をついてしまったスリランカは、現在、輸入ができません。90%以上がストップです。ガソリンスタンドは週1日営業するのがやっと、価格は3倍以上。給油に5、6時間以上並ぶ状況では、自家用車どころではありません。バスも間引き運転で、通勤・通学するのも至難の業なのです。幸い私の場合、"自宅" での幼稚園ですので、"通勤" がありません。これを機に、私は車はやめました。 

それから、プロパンガスから薪へ転換しました。3食カレーの私たち。カレーは基本、煮込み料理なので薪でトロトロ煮込むのが、最高に美味しいのです。これまでも7割がた薪で作っていました。しかしガソリン同様、ガスもいつ輸入されるか分からない状況で、値段も3倍では手が出ません。揚げ物も、ロティ(スリランカのナン)を焼くのも、すべて薪で出来るようになりましたよ。今では100%薪の生活です。毎日がキャンプ! です。食料品は、節約の域を超えて、必要最低限の物しか買えません。しかも、ガソリンの急騰で物流がダウン、店頭にあるならラッキー。常に品薄で、お金があるからっといって買えるわけではないのです。例えば、私たちの生活に欠かせない甘~いミルクティ。紅茶は国産なので20%アップ程度で「あら高いわね~」のレベル。お砂糖は、1㎏90ルピーだったのが、210ルピーに。「えっ!、2倍以上は辛いな~、勘弁してよ~」。でも、買わないわけにいかないので、2㎏だけ買います(ユニカル幼稚園の砂糖の消費量は月6㎏)。しかしどんどん値上がり、先週は280ルピー!! 勇気を出して買ったのに、今日は350ルピー‼‼‼ 「え~~、高くても先週、買っておけば良かったぁ~」という有様です。極めつけはミルクです。南国ですから酪農は極わずか、90%以上をオーストラリアやニュージーランドからの輸入に頼っています。輸入が途絶えてしまった現在、私はミクルティーをここ2ヵ月間、 口にしていません。


*********** ここからは、前回とほぼ同じ情報です *************


ユニカル幼稚園は、どこにあるの?


まずは、スリランカの位置を確認しましょう。インドの右下、しずくの形をした島が、スリランカです。九州より一回り大きく、北海道よりも一回り小さい、そんな大きさです。ユニカル幼稚園は、コロンボから約50kmのミーリガマという街にあります。コロンボまで、車でも、電車でも1時間ほどで出られるので、ベッドタウンとして人口が増えています。しかし、周りは田んぼとヤシの林がたくさんある田舎です。機械化はされておらず、田んぼでは水牛が働いています。野生のクジャクが飛んでくるような自然豊かな、のんびりとしたところです。

園児6人から始まった、ユニカル幼稚園

 東京からスリランカへ移住して3年後、夫・ラクナースを園長に、2010年1月、自宅で、6人の園児でユニカル幼稚園(UNICAL KIDS GARDEN)をスタートしました。「うれしい、楽しい、面白い!」をモットーに、子どもが夢中になれる空間、子ども一人ひとりを尊重した保育を理念としています。日本から援助を募り、保育料無料の幼稚園も良かったのですが、援助されることが当たり前になってはいけません。
 私たちは、この地区では少々高めの保育料をいただき、その代わり地区をリードする幼稚園を目指すことにしました。おかげさまで、初年度は35人の園児になり、その後も56人、73人、96人と増え、毎年一部屋ずつ自宅のベッドルームが教室へと改修され、テラスの教室も増設、森を切り開いて芝生のグランドも整備。100~110人の園児、10人の先生で、運用できるようになりました。

なぜ、スリランカで幼稚園を?

 私たちの幼児教育の始まりをお話しましょう。私(淳子)は、2000年にスリランカ人のラクナースと結婚、東京で仕事をガンガンしていました。2人目の子どもが生まれると、歩いて5分のスーパーに買い物に行くのも面倒になり、仕事にも集中できなくなり、だったらスリランカでのんびり子育てもいいかなあ~、と軽い気持ちで家族4人でスリランカへ移住しました。子どもは4歳と2歳。すぐに近くの幼稚園に入れたのですが……。先生はムチを持っていて、歌も歌わず、遊びもなく、やっていたのは文字や数字のドリルばかり。休憩時間に子どもたちが園庭に出でも、先生は突っ立ておしゃべりに興じていて、ほったらかし。「えーーーーーーっ!!!!!! 」私たちは目が点になってしまいました。「子どもの目の高さで、子どもと話してください」「子どもと一緒に歌いましょう」「こんな遊びはどうですか?」「折り紙をやってみませんか?」などと、いつの間にか私たちは、口を出し、手を出すようになりました。そして半年後、子ども用のトイレを設置・寄贈したのをきっかけに、夫のラクナースが園の責任者として携わるようになりました。まず私たちが始めたのは、絵本の読み聞かせ、です。子どもの楽しい時間を作ろうと、家にあった絵本やおもちゃを持ち出して、園の改革に取り組みました。もちろんムチは廃止、教室のドアに鍵をかけることも禁止しました。普通のサラリーマンをしていた私たちは、幼児教育に関しては全くの素人。4年間子どもを預けていた保育園の知識しかありませでしたので、ラクナースは幼児教育の学校へ通い、資格を取得し、幼稚園の改善・発展に努めました。


子どもの教育に関心があっても、幼稚園をやるつもりでスリランカへ来たわけではなかったので、自分の子どもが卒園するのと同時に、私たちも園の運営から手を引くことにしました。ところが、ラクナースにみて欲しいという、子どもや親御さんがいて、「5、6人だったら、私たち二人でもできるね」と、自宅で幼稚園を始めることにしたのです

13年目のユニカル幼稚園

就職するときよりも、結婚するときよりも、子どもを産むときよりも、強い気持ちと覚悟をもって、 「命を預かる仕事、命を育てる仕事」として、私たちはユニカル幼稚園を開園しました。子どもは "種"。将来、枝葉を広げ、ステキな花を咲かせ、立派な実をつけるために、今はしっかり根を張ることが重要。そのために私たちは畑を耕す。よい土を整えれば根は育つ。根さえしっかりしていれば後はぐんぐん育つ。雨、風、日照りにも負けない。今は目に見える双葉の生長よりも、目には見えない根の生長に努めよう!ーーという姿勢で、私たちは子どもたちと向き合っています。
 運動会、お正月祭り、学芸会のほか、フルーツサラダデー、野菜スープデー、お泊まり会などの行事を通じて、子どもの主体性、自主性を育てています。特に “達成感” を獲得できるよう、いろいろなプログラムを仕掛けています。 
 この10年間、子どもたちに向き合うなかで、私たちは重要なキーワードを見つけました。「Understand まず、子どもを理解しよう」「Natural 自然の中で活動しよう」「Intelligence 知恵を身につけよう」「Commend 子どもを褒めよう、認めよう」「Attention 子どもに注目しよう」 「Love 愛情をいっぱい注ごう」。そうです! ユニカル U N I C A L の頭文字です !! 


地域をリードする幼稚園として

私たちの「子どもを尊重する保育」「子どもが夢中になれるプログラム」が支持されているのでしょうか、ユニカルの年間プログラムや学芸会のDVDが近隣に出回り、さまざまな園でパクられています。先生たちは「苦労して考案したものだから、真似されたくな~い!」と怒りますが、「良いものはどんどん真似してもらって、ミーリガマの保育を、スリランカ全体の保育を、レベルアップしていきましょう!」と激を飛ばしています。私たちだけが向上するのではなく、みんなが、全体が向上してこそ、よりよい未来が築けるのです。私たちは、そう考えています。16年前の、ムチを持った先生、歌も歌わない幼稚園からはずいぶん成長できてきたと思います。これからも、地域をリードする幼稚園として、取り組んで行きます。

“遊び” から発展するプログラムに

運動会のために、「リレーの練習をする」「綱引きの練習をする」のではなく、「最近、縄跳びが楽しいねえ」「大縄もやってみようか?」「何人、入れるかなあ?」「50回も飛べたねえ、スゴイなあ!」「お父さん、お母さんにも見てもらおうか?」「じゃあ、日曜日に集まろう!」という具合に、子どもの興味のあるところ、夢中になっている遊びから発展する保育が、私たちの理想です。先生たちには、プログラムをただこなすのではなく、子どもの遊びを発展させたプログラムになるよう、指導しています。

大、大、大ピンチ !!

オンラインでも 開園から9年目、園児100人を超え、先生も10人、プログラムも充実し、さらなる拡充へという2018年、園長のラクナースが心筋梗塞のために急死。これまで二人三脚で運営してきたユニカル幼稚園が、片足のフラフラの状態になってしまいました。先生たちや保護者のみなさんからの支えがあり、2018年、2019年はこれまでと変わらず活気ある幼稚園が続けられました。お面は人気です しかし、2020年、2月の運動会を終えた直後から、スリランカでもコロナ感染者が出るようになり、ロックダウン。園の閉鎖に追い込まれてしまったのです。スリランカ政府は、学校閉鎖を最も厳しく行いました。計18ヵ月もの閉園です。保育料のみの運営ですので、営業しないと収入がありませんし、スタッフに給与が支払いできません。もちろんオンライン幼稚園も試みましたが、相手が3~5歳では‥‥。そこで、クラウドファンディング「スリランカの未来を育てる“先生”を応援して!」で、閉園中の給与や社会保障などをみなさまに補っていただきました。 おかげさまで、2021年11月からはユニカル幼稚園は通常運営ができるようになり、今年3月に16名の園児が無事卒園できました。

3年ぶりの遠足、デヒワラ動物園

 一難去って、また一難 !!

35名の新入生を迎えて、「さあ、これから!」と意気込んだ2022年4月、経済崩壊と政治混乱の波が押し寄せてきたのです。緊急事態宣言や外出禁止令などが断続的に出され、4月も5月も、営業できたのは月の半分。また、振り出しに戻ってしまいました。政治混乱と物価高騰の中、子どもたちにそのシワ寄せが及ぶのを少しでも食い止めなければなりません。どうしても、みなさまのお力添が必要なのです。 

保護者も見学できたペラハラ祭り

 再び、「助けて!」って、言ってもいいですか?

経済破綻が明るみに出た4月、「これはヤバい! 絶対、長期戦になる!」と、すぐにクラファンの立ち上げに動きました。しかし、いつも頼ることばかりでいいのか、自分たちで立て直ししなければ、出来ることがもっとあるはず――と、もんもんと考えました。自分で、自分たちで何とかしなければ、と思い、クラファンは見送りました。
しかし、もはや、一般市民にどうにかできる状況ではありません。ガソリンの高騰で、通園・通勤が困難になっています。毎週のように値上げされるバス代が、7月は給与の三分の1を占め、中には半分に達する先生もいました。「給与とは別に、バス代を出してください」と言ってくるのも無理はありません。子どもたちの家庭も、「ガソリンが買えなかったので、今週はお休みです」「乗り合いバンが休業で、行かれません」など、8月に入ってからの出席率は60%を切っています。昨日8月4日は、ついに半分以上の子どもが登園できませんでした。

へそ出しルックの子どもサリー

 「お茶とビスケットは用意しなくていいです。私たち我慢しますから、その分をバス代として支給してください」と先生たちから申し出がありました。紅茶の国・スリランカで、”お茶が無い”  なんて考えられません! そこまで、私たちは追い詰められてしまったのです。この先生たちの言葉で、再び、みなさんに助けていただくことを、私は決意しました。ご賛同いただけましたら、助かります。本当に、本当に、助かります。どうぞよろしくお願いいたします。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

  • 2023/02/23 21:10

    明日の運動会のために、“チームの家” を作ろうと、午後、35度を超える炎天下の中、保護者たちが続々と集まって来ました。「ヤシの葉っぱで作るいつものやつね」とたかをくくっていたら…‥。藁を材料に(今、稲刈りの季節で、藁が豊富なんです!)、デザインも斬新なハウスが登場。スリランカの運動会は色で分か...

  • 2023/01/31 14:50

    (1月10日ぐらいの気分でお読みください)今年もユニカル幼稚園は、元気に始まりました‼︎  15人の新入園児を迎え、泣き泣きの一週間を乗り越えたところです。コロナの影響で公立の学校のスケジュールが遅れ、新一年生が始まりません。そこでユニカル幼稚園では、12月に卒園した子どもたちも受け入れて、賑...

  • 2022/12/30 16:11

    (12月10(土)の気分で、お読みください)どうです、舞台に立ったユニカルキッズは? カッコイイでしょ! 毎日、練習を重ねてきた成果というよりも、子どもたち自らが楽しく踊っていることが、なんとも素晴らしでしょ!! 私の自慢の子どもたちです。今日、12月10日は、ユニカル幼稚園の学芸会! 今年一...

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