本日8/29に、目標金額達成することができました。
支援いただいた皆様、本当にありがとうございます!!
今後の美術館運営のために、NEXT GOAL1000万円を目指します!8/31までの残り2日、できる限り頑張って参りますので、ぜひ引き続き応援をお願いいたします。

美術作品が繋がり、線になっていく
海岸線の美術館は、雄勝の海岸線沿いにある高さ約10m、長さ約3.5kmの防潮堤や建物の外壁などの野外に芸術家が壁画を描き、その美術作品が豊かな海や山と調和することで雄勝のみで体験できる唯一無二の風景を生みだします。
今後さまざまな場所に描かれていく壁画を、海岸線沿いを巡りながら鑑賞することで雄勝の魅力を隅々まで堪能できる美術館になることを目指しています。

そして、雄勝の住民の方の日常生活にあたらしい色を加え、今まで雄勝に来た人やこれまで来たことがない人の訪れるきっかけになるーーー震災から11年経った今、新しい未来に向かっていくために、さまざまな人が訪れ関係人口が増加していくというサイクルが生まれる一助に美術館がなっていくことを期待しています。

▶︎1枚でわかる!海岸線の美術館クラファンページ!

海岸線の美術館のクラファンページを見ていただき、本当にありがとうございます。海岸線の美術館が立ち上がるまでの軌跡や、今後美術館をどうしていきたいかなど、熱い想いを書きすぎて本文がかなり長くなってしまいました。お時間があったらぜひ見ていただきたいですが、お時間のない方でも今回のクラファンの内容が分かっていただけるように、1枚サマリーを用意しました。詳細は、これより下の本文に詳しく書いていますので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。

アートディレクター佐藤恵美子さんに描いてもらいました! 

 

海岸線の美術館は、三陸のリアス式海岸沿いにある石巻市雄勝町に誕生します。宮城県仙台駅から車で1時間15分です。

雄勝町は、緑深い山々と青い海が作り出す、美しく豊かな町です。

◉リアス式海岸で育まれる豊かな海産物
漁師町である雄勝では、ホタテ、カキ、ウニ、アワビ、ホヤ、ワカメ、旬の魚などたくさんの海産物が獲れ、道の駅で定期的行われる海鮮祭りでは、多くの方々が訪れます。

◉東京駅でも見ることができる雄勝石
雄勝は室町時代から続く伝統的な硯(すずり)の産地です。建築資材としても重宝され、雄勝の建物の屋根や外壁にも見ることができます。明治期、大正期にも多くの建物にこの雄勝産のスレートが採用されていて、その美しさから現在の東京駅舎の屋根にも使用されています。昨今では、雄勝石を加工した石皿が人気です。

◉震災で津波の被害を受けた雄勝
2011年3月11日、東日本大震災。20m級の津波の被害に遭い、町の8割が壊滅し、約4,000人いた人口は現在1,000人ほどになってしまいました。65歳以上が57.11%(令和2年3月31日)にのぼる超高齢地域となっています。

同じ場所を撮影した写真(左:震災前/右:震災後)


2019年7月にはじめて雄勝町に訪れてから現在に至るまでの3年間、美術館の立ち上げの準備をしてきました。

▶︎メンバー雄勝初来訪(2019.7)

2019年に新規事業案を提案する企業研修で、メンバーが全国各地から雄勝を訪れたことから、美術館の計画が始まりました。雄勝町で、地方創生の新規事業のアイデアを出し、住民と行政に提案することを目的とした研修でした。

雄勝町をリサーチ、様々な住民と交流

雄勝を訪れてまず最初に圧倒されたのが、当時建設中だった巨大な防潮堤、海の見えない風景でした。雄勝での生活を体験したり、様々な住民の方と交流をしながらリサーチをしている中、やはり防潮堤の存在が忘れられず、メンバーで話し合い防潮堤を軸とした事業の提案をすることになりました。

当時建設中だった防潮堤

◉防潮堤から生まれたアイデア
復興が進む中、町の中に灰色の風景を作り出していた防潮堤。見上げると首が痛くなるほどの高さ最大9.7mの壁が、海岸沿い3.5㎞にも渡って続いていました。震災後建設がスタートし、2022年に完成しました。

すぐ近くにあるはずの海。しかし、防潮堤の向こうの景色は見えません。住民に防潮堤に対する思いを聞いていく中で、当時建設に反対する声もあり、着工まで紆余曲折があったという過去や、高い防潮堤によって風景が変化したことに対して様々な思いがあることを知っていきました。防潮堤が今後の雄勝を守るために建設されたということは理解しながらも、豊かな自然の中に存在する巨大な壁がこのまま町を閉じ込めてしまうのではないか、と思ってしまうほどでした。

どこまでも続く灰色の大きな壁。この防潮堤を、外から人を呼ぶ存在に変えられないか、という想いが募っていきました。そこで私たちは、防潮堤の壁面にアーティストが雄勝の新しい風景を描き、雄勝のファンを増やし、まちづくりのきっかけにするという事業プランを考えました。地域の住民や行政にそのアイデアを提案したところ、「県外からも人が呼べるような場所になるかもしれない」というお声を頂き、アイデアで終わらせずに実現に向けて動き出すことになりました。

▶︎雄勝防潮堤美術館 1回目クラウドファンディング→中止(2020.11)

2021年での美術館の1枚目の壁画完成を目指し、2020年11月よりクラウドファンディングで資金集めを開始。2週間で500万円を超えるなど、震災復興やアートによるまちづくりの社会的関心を感じました。しかし、新型コロナウイルスの影響で雄勝現地へ行くことが難しくなり、壁画制作開始の延期を決定し、クラウドファンディングを中止しました。
中止後、改めて住民の生活の中に存在し続ける壁画を作る責任について再考し、もっと丁寧なコミュニケーションが必要だと痛感し、再出発を目指しました。

▶︎滞在制作型展覧会「安井鷹之介滞在制作 半透明について」(2021.10)

1回目のクラウドファンディングの中止を受け、もっと密に住民とのコミュニケーションを行おうと、滞在制作型の展覧会を道の駅に併設した雄勝硯伝統産業会館で開催しました。(2021年10月16日- 11月14日)

壁画を制作するアーティスト安井鷹之介が1 ヶ月間雄勝町に住み、住民の方々との会話や、雄勝での生活や風景にインスパイアを受けながら滞在中作品を制作し続けるというもので、結果1000人を超える方に来ていただくことができ、安井の作風や人柄を住民の皆さんに知っていただくことができました。壁画完成イメージなどを共有しながら、雄勝らしい壁画とはどんなものなのかをたくさんの住民と話すことができ、実りある展覧会になりました。

▶︎ポスターポストカードを配布

雄勝町の住⺠の皆さんの自宅へお邪魔して、展覧会のDMや時節のご挨拶のポストカードやポスターなどを配布しました。
安井鷹之介の作品を印刷することで、自宅に飾ってもらうことができ、アートのある暮らしを感じてもらうことができました。

▶︎石巻市雄勝小・中学校へ絵画「Islander」を寄贈(2021.12)

展覧会「安井鷹之介滞在制作 半透明について」での縁から、2021年12月に雄勝小・中学校の裏手の風景を描いた巨大絵画作品「Islander」を同校に寄贈しました。児童、生徒にとても喜ばれ、「将来芸術家になりたい!」と言ってくれる子もいました。そこで当時の校長先生と話し、こどもたちと一緒に共同で作品を制作する計画がスタートしました。

▶︎美術館の1作目の壁画を制作 雄勝小・中学壁画「highlight」(2022.5)

2022年4月から1ヶ月間をかけて、雄勝小・中学校の中庭に面した高さ5m、幅17mの壁に、安井と児童、生徒が一緒に壁画を制作しました。

◉児童、生徒との共同制作
壁画の本制作の前に児童、生徒と一緒に下地制作イベントを行ったり、奇跡の桜の姿を一人ひとりが描くワークショップを実施しました。放課後にも子供たちが描きにきてくれ、壁画にいいディティールが加わりました。

◉メイキング映像:海岸線の美術館#1"highlight"〜メイキングとアーティストトーク、その後篇〜
壁画制作のプロセスや、作品についての安井鷹之介のアーティストトーク、完成後の壁画前で行われたコンサートの様子などがご覧いただけます。ぜひお楽しみください。

◉PV:海岸線の美術館 #1 "highlight" 雄勝小・中学校壁画 -学校生活篇
完成した壁画が、児童、生徒の生活と混ざり合った風景をご覧いただけます。ぜひお楽しみください。


Artist:安井鷹之介/雄勝小・中学校 児童、生徒33名
Size:5m×17m
Material:関西ペイント塗料

企画・プロデュース:一般社団法人 SEAWALL CLUB
企画原案:雄勝小・中学校前校長 横江良伸
Photo : MizukiOkada

協賛:株式会社シロク/関西ペイント販売株式会社/協立塗料株式会社/大恵丸
ゆずしお/本間義人/大野将希/山村佳輝
協力:雄勝小・中学校 / MAHO KUBOTA GALLERY


◉雄勝小・中学校壁画 "highlight" の特別公開イベントを開催予定!!
本壁画は、雄勝小・中学校の敷地内にあるので普段は非公開ですが、2022年8/20-10/2で開催するReborn-Art Festival 2021-22[後期]との連動企画として、初めて一般公開されます。是非この機会にみなさまご覧ください!
イベント詳細は下記、またはReborn-Art Festival WEBサイトリンクよりご確認ください。

特別公開日時:2022年 9/17(土)・18(日)・19(月)・24(土)・25(日)・10/1(土)・2(日)
時間:14:00-16:30(最終受付)
場所:石巻市立雄勝小中学校(〒986-1302 石巻市雄勝町大浜字小滝浜2番地2)
※駐車場は学校敷地内にご用意しておりますので、看板に沿ってご駐車ください。
入場:無料
お問合せ先:一般社団法人SEAWALL CLUB
seawallclub@gmail.com  (担当:髙橋窓太郎)


 

▶︎防潮堤に壁画を描きたい!

海岸線の美術館の2作目の壁画(Collection#2)は、雄勝湾に面して建設された防潮堤の壁面に、芸術家安井鷹之介によって描かれます。

◉2022年スケジュール
9/17(土)~ 19(月) 壁画の下地制作イベント開催
9/20(火) 壁画の本制作を開始
11/26(土)・27(日) 壁画完成披露会開催(予定)
というスケジュールで、約2ヶ月半での制作を予定しています。

▶︎Collection#2 「Islander’s “o”」完成イメージ

美術館2作目の壁画「Islander’s “o”」は7.5m×54.6mの巨大壁画です。

壁画完成前→壁画完成(合成イメージ)
漁具の手入れに参加する安井

 

海岸線の美術館は、ただ壁画を制作して展示するだけでなく、雄勝町に生まれる風景をみなさんと一緒に作り上げるために、様々なリターンを用意しました。

海岸線の美術館は、壁画作品=新しい風景のパトロンになるという参加の仕方をご用意します。

防潮堤のパネル(60cm×120cm)を1カベとして、その1カベのパトロン権を販売します。壁画完成前にパトロン権をご購入いただき、支援いただいたお金で壁画を制作、壁画完成後に壁画の1カベ部分を美術館がランダムに割り振ってパトロン証明書を発行いたします。

2枚目の壁画「Islander’s “o”」は、高さ7.5m×幅54.6m、総カベ数=528カベの巨大壁画です。
1カベパトロンになった方が壁画の完成後雄勝に訪れ「自分の支援によってこの壁画が描かれたんだ」と、自分の故郷のように感じて雄勝を好きになってもらう。壁画を528カベに分割したのは、一人でも多くの方々に雄勝に来ていただきたいからです。アート好き、海好き、震災復興に興味がある方、地方創生や移住に興味がある方など、日本各地の様々なパトロンが1つの風景を共同保有することで新しい出会いや企みが生まれ、雄勝にいい変化が起きることを期待しています。

◉3つのリターンカテゴリー
1カベパトロン権は、絵を鑑賞する際の1カベ部分までの距離によって3つのカテゴリーに分かれ、金額が変わります。
1カベパトロン権 遠:30,000円
1カベパトロン権 中:50,000円
1カベパトロン権 近:100,000円

※いずれのパトロン権も、壁画制作前のご支援時に遠/中/近からお選びいただいき、壁画完成後にお選びいただいたカテゴリー内の1カベからランダムにパトロン部分を決定します。

◉4つのリターン特典パトロンになった証明として、1枚1枚にアーティスト安井鷹之介がサインしたパトロン証明書をお送りします。

完成した壁画全体風景写真のポスターや、リモート背景や壁紙としてご使用できる画像データをお送りします。雄勝に行って壁画を鑑賞するだけでなく、壁画ポスターを飾ることで窓から雄勝の風景を覗いているように自宅やオフィスでも雄勝のストーリーを感じることができます。

◉パトロン権の規約につきまして
パトロン権は頂いたご支援に対して、海岸線の美術館が提供するサービス名称です。
壁画の著作権はアーティスト本人に帰属し、商用利用権は海岸線の美術館(一般社団法人SEAWALL CLUB)及びアーティスト本人に帰属します。

・壁画画像データの商用利用について
当美術館は、壁画全体の画像データ及び、1カベ部分の画像データの商用利用を想定しています。

以下はその1例です。
-美術館のプロダクト(グッズ等)の制作、販売。
-壁画画像データをIP(知的財産)として販売して、企業様や自治体とのコラボレーション。
など

・1カベ部分作品の今後の展望
今後、当美術館の運営にあたり1カベ部分作品の様々なアイデアを構想中です。

以下はその1例です。
-1カベ部分のポスター販売
今後、壁画全体の写真ポスター作品、または1カベ部分の写真ポスター作品の販売を検討中です。
-1カベ部分のNFT化
パトロンいただいた1カベ部分の画像データのNFT化も構想中です。
など。


2022年9月17日(土)・18日(日)・19日(月)の3日間で、壁画の下地を制作するイベントを開催します。申し込み頂いた皆様には、刷毛や筆でアーティスト安井鷹之介と一緒に壁画の元になる下地の色塗りを行なっていただきます。

雄勝小・中学校で実施した下地制作イベントの様子

◉リターンコース
壁画制作イベント:20,000円

◉2つのリターン特典


 石巻で栽培されたホップを使いクラフトビールを醸造している、ISHINOMAKI HOP WORKSとコラボレーション。海岸線の美術館のオリジナルラベルがついた、看板商品「巻風エール」のスペシャルエディション「海岸線のエール」をご用意いたします。

◉リターンコース
海岸線のエール:15,000円

◉リターン特典


雄勝町を元々知っていた方も、クラウドファンディングをきっかけに知った方も。クラファン限定デザインの雄勝町Tシャツです。様々なブランドのTシャツを製作している、仙台のデザインファクトリーAZOTH(アゾット)協力の元製造します。

◉リターンコース
雄勝町Tシャツ:10,000円

◉リターン特典


海岸線の美術館の壁画作品は野外にあるので、チケットを買わなくても鑑賞することができますが、雄勝と美術館を応援したいという思いを集めるために鑑賞チケットをご用意しました。

◉3つのリターンコース:
チケット1種類:3,000円
チケット2種類:5,000円
チケット4種類(全種類):10,000円

◉リターン特典

海岸線の美術館の活動に共感し、応援いただける個人様・企業様に向けた、美術館のスポンサーになるという特別なリターンとなります。

◉5つのリターンコース
個人スポンサー:25万円/50万円
企業スポンサー:50万円/100万円/200万円
※金額によって、各種媒体に掲載するお名前・企業ロゴ・企業名の順番(掲出位置)が変わります。

◉5つのリターン特典





◉お金の使い道リスト

・壁画製作費:300万円
・壁画制作時必要経費(交通費、滞在費、人件費など):300万円
・リターン制作費:115万円
・美術館クリエイティブ製作費:85万円
・壁画維持管理費:100万円
・クラウドファンディング手数料+税:98万円

 必要経費合計:998万円

活動報告にて、応援していただいている方々からのメッセージをご覧いただけます。
是非チェックしてみてください!


当美術館にご支援いただいた皆様には、メルマガや活動報告などで、活動進捗や、イベント情報など様々な情報をお送りいたします。美術館立ち上げという歴史的な一歩に是非ご参加ください!

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Instagram:https://www.instagram.com/seawallmuseum_ogatsu/

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海岸線の美術館についてのお問い合わせは以下までご連絡ください。
メールアドレス:seawallclub@gmail.com 
※お問い合わせ状況によっては、ご返信が遅れる場合があります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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