はじめに・ご挨拶

皆さま、はじめまして。

山口市を拠点に出張撮影のカメラマンをしている長尾創真と申します。

このプロジェクトで実現したいこと

早速ですが、今回のクラウドファンディングの内容をお伝えします。

「カメラマン1周年の写真展を開催したい」です。


去年6月末に神奈川から山口に帰ってきて、ラブグラフアカデミーを受講し、7月にカメラマンデビューをして1年。

その区切りとして、7月2.3日に写真展を開催します。


その展示や広報に使ったお金を募るために、クラウドファンディングを行うことにしました。


写真展を開催する理由

写真展を開催する理由は大きく2つです。

1つは、報告、

1つは、表明です。


1つ目の報告について。

これまで1年間、僕はほとんどインスタグラムのみで発信を行なってきました。

でも、前回僕がカメラマンを目指したときに支援してくださった方の中にはインスタをしていない方もたくさんいらっしゃいます。


ただ、自分の仕事の容量ではいくつものSNSを駆使することは難しく、インスタのみの発信になり、かつ、あまり頻度の多くないインスタになっていました。


だからこそ、ちゃんと自分が1年間撮ってきた写真をまとめて振り返る展示を行いたい。

そう思い、今回の企画に至りました。


2つ目の表明について。

この1年間沢山の写真を撮影してきました。

そして、写真のことをより深く見るようになり、勉強するようになりました。


勉強すればするほど、広がっていく写真という分野の面白さを感じるとともに、「写真が好きだから」という気持ちだけでは撮っていけないことや何を大切に撮るのかをこの一年考えてきました。


「そうまくんにとって良い写真って何?」


これは、写真を始めたときに、僕の尊敬する人から問われた質問です。

その時はその問いにうまく答えられずモゴモゴしてしまいました。


それから一年経った今、その問いに明確に答えられるかは分からないけれど、

自分の中で「良い写真」というものがぼんやりと見えてきました。


今の自分が思う「良い写真」は何なのか、今回の展示を通して伝えることができたら嬉しいなと思っています。


僕にとっての「良い写真」

あくまで、僕は人を撮るカメラマン。

愛の溢れる写真を撮影するにあたり、何が良い写真になるのか考えてきました。

今現段階の良い写真は、「その人、その空間が、ただそのまま写っている写真」です。

去年、カメラマンになることを目指し、カメラマンになって、エゴが出てきました。


こういう写真を撮りたい。こういうポーズをさせたい。

自分の撮りたいイメージが大きくなって、そのために被写体を動かす。

そんな撮影が多くなっていました。


でも、そうして撮る写真は、仮に自分の中での満足感は高くても

周りからの反応は「綺麗な写真だね」や「写真好きな人はこういう写真が好きなの?」

などの反応で、「良い写真!」と素直に感動してもらえることは少なかったです。


僕の周りにいる人はとても素敵な人ばかりなので、否定されることはあまりありません。

でも、言葉の裏にある好感触ではない感情が見えて、納得できない自分がいました。

そして何より、自分の中で良いと思い切れない写真があり、ずっともどかしい思いを抱えていました。


そんな時、ふと写真を始めた理由を思い返しました。


そもそも、僕が写真を撮影する理由は、

「目の前にある小さな幸せを実感してほしい」

「自分は自分のままでいいことを感じてほしい」

でした。


カメラマンになった理由

2020年11月に精神的に参ってしまい、仕事を辞めて、何もせずに過ごしていた2ヶ月。


このままでいいのか。

頑張れていない自分はそれでいいのか。


いつもそんなことを思っていました。

その度に自己嫌悪して、もう何もかも投げ出してしまいたいと思う日もありました。


でも、そんな時でも、電話をかけてくれる友達はいて、会いに来てくれる友達もいて。

何もしていない自分でも、家に住んでて良いと言ってくれる友達もいて。


何かしているかどうかじゃなくて、自分をただ認めてくれる人たちがいることに気づきました。

みんなの優しさや思いやりに何度も助けられ、日々を過ごしていました。


でも、そんな時に、みんなの話を聞くと、自分のことを認めることができなかったり、

何かを追い求めて、今の自分を蔑ろにしてしまうことがあることも感じました。


こんなにも人を愛してくれて、素敵な人たちなのに。

そう思った時に、自分がやろうと思ったのが、写真を撮ることでした。


3年前に、友達が撮るその場の幸せな空気を詰め込んだような写真に惚れて、一眼レフを買った時から、カメラはずっとそばにありました。


会社を辞めて、しんどくてどうしようもない時は、カメラを持って散歩していました。

写真を撮っている間は、他のことを考えず没頭することができました。


その写真で、大切な人を撮りたい。

ありのままの姿を愛して欲しい。

身の回りにある小さな幸せを感じて欲しい。


喜んでもらいたい。


そう思って、カメラを仕事にすることを決め、ラブグラフの門を叩きました。

カメラマンになってすぐに撮った小さい頃から可愛がってもらっているご夫婦

カメラマンを続ける理由

ただ、この1年間、写真を撮ってきて、当初の思いからは少し変わってきたように思います。

「目の前にある小さな幸せを実感してほしい」

「自分は自分のままでいいことを感じてほしい」

ということは願いではありますが、撮る時の心持ちは少し違うなと思っています。


どう変わったかというと、写真を撮る時に「ただ写す」ことに価値を感じるようになりました。


カメラは受動的なものだと思っています。


被写体がいて、初めて撮ることができる。

美しいなと思うものがあって、それを撮る。


写真本来の力「そのままを写す」

ここにこそ写真の価値があると思います。


「こう撮ってやろう」「良い写真を撮ってやろう」と思って撮られた写真を見ると少し引いてしまう自分がいます。

カメラマンを始めたばかりのころに撮っていた写真を見返すと、その気持ちが見え隠れします。


自分の撮る写真は、自分のものではなく、写っている人に手渡すものです。

そこに自分の自我はいらなくて、

美しく撮ろうとも思わず、良い写真を撮ってやろうとも思わず、ただ、そこにいる人をそのままちゃんと撮る。


そうすることで、何かが写り込んでくるのではないかと思います。

その結果として、「ありのままの自分を受け入れる人」がいたり、「小さな幸せを実感する人」がいたりするだけで、そう感じさせてやろうと思うのは違うなと思っています。


だからこそ、写真を撮る時に過度に演出するのではなく、その人、その場がありのまま写っている写真を撮りたいと思っています。


目を惹く写真でも、印象的な写真でなくてもいい。

ただ、その場がそこにあり、その人がそこにいたという記録を残すことができたらと思っています。


それが誰かの大切なものになり、何十年後に見返しても色褪せない写真になったらそれは嬉しいことだなとは思っています。

これまで撮影した写真

これまで撮影してきた写真です。(皆様に掲載許可は頂いております)


資金の使い道

支援いただいた資金は、今回の写真展の経費として大切に使わせていただきます。

展示品制作費 170,000円

広告印刷費 30,000円

備品 7,500円

CAMPFIRE手数料(支援金額の17%)

計 250,000円


追加でいただいた支援金については、機材購入や今後の写真技術向上のために使わせていただきます。


リターンについて

・ただただ支援

ただ応援したいと思ってくださる方は、こちらをお願いいたします。

メールにて、感謝の気持ちを伝えさせていただきます。


・カメラマンレンタル

カメラマンを一定時間レンタルすることができます。

仕事姿、カップルのデート、家族の時間、なんでもお申し付けください。

1時間、2時間、1日からお選びいただけます。

※山口市の自宅からの交通費は頂戴いたします。ご了承くださいませ。

※撮影した写真の使用権は、支援者様のものになります。

実施スケジュール

7月2日〜3日 10時〜17時

山口市吉敷の赤田神社にて写真展を開催いたします。

お礼のメールやLINEは、随時連絡させていただきます。

また、カメラマンレンタルはご依頼いただいた方とお話合いの上、撮影日程を決定させていただきます。


最後に

写真展を開催することは、緊張します。怖さもあります。

僕の写真を見てつまらない視点だと思われる可能性も大いにあり、直接否定はされなくとも、褒め言葉の裏にある本当の気持ちを感じることも多くなると思います。

けれど、これまで応援されてきたからこそ、報告をして、ご意見をいただく機会は大切なのではないかと思っています。


この写真展を通じて、きっと自分は何かを感じるだろうし、写真展を通じて何かを感じる人が一人でもいてくれたらすごく嬉しいです。

応援よろしくお願いいたします。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


御礼を込めて

長尾創真


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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