初めまして、沖縄県名護市で外猫のケア及びTNR活動を行っています「にゃごねっと」と申します。
代表の鈴木(西原)雅子です。
名護市営市場にて市民の情報交換サロン「アトリエ・はーべーるー」を運営しています。
市場に棲みついている数匹の外猫のケアから始まりました。餌をやり糞尿を始末するだけでは猫がどんどん増えるばかり。
名護市では外猫の場合、沖縄県動物愛護センターに連絡し、引き渡し、里親が見つからない場合は最終的には殺処分となります。特に子猫の場合は世話が必要であり、費用も手間もかかるので、ほぼ殺処分である事実は、ほとんどの人は知りません。
そこで、この不幸な生命を増やさないために、子猫の保護と里親探しと共に、TNR活動を担うグループを立ち上げました。
このプロジェクトで実現したいこと
にゃごねっとではTNR、病気猫のケア、保護猫里親会、啓蒙活動を行っています。
名護市では外猫に関する相談窓口がありません。その結果にゃごねっとに猫を持ち込む件数が増加しています。
狭い6畳ほどの店内にすでに25匹ほどいます。保護した猫の初期医療を始め、病気の治療と健康維持に毎月膨大な費用がかかっています。
にゃごねっとの活動費用は市民からの寄付とアトリエ・はーべーるーの賛助会員制度で支えています。賛助会員は約45名、月500円の会費を頂いています。
里親会で新たな家族の元につなぐまでは、初期医療として子猫の場合でも1匹につき最低1万円以上その他様々な治療費が掛かります。
医療費月約12万円
餌、ケア費用月約3万円
このプロジェクトでは、まず猫達のケアに掛かる膨大な費用の補填をし、また市民にTNR活動の理解、猫達が健全に暮らせるよう啓蒙活動に力を入れて行きたいです。
プロジェクトを立ち上げた理由
2021年相次いで野良猫の虐待死が見つかりました。大切な命が簡単に遺棄される現状は沖縄の未来を担う子供たちにも悪影響を与えます。
琉球新報2021年12月の記事
このままでは命の軽視、教育環境の劣化が放置され何の問題解決にもなりません。
そこでTNR、保護猫里親会と並行して動物飼育の知識とマナーの啓発活動にも力を入れようと思いました。
しかし未だにTNRや猫のケアに費用が掛かり啓発活動が充実させられません。本プロジェクトの活用を通じて保護活動の情報発信と講話を通じて子供たちに命の大切さを伝えることを目指します。
最近ではインコの雛まで遺棄されていました。こちらは保護済です。
これまでの活動
2018年名護市営市場にて市民の情報サロン「アトリエ・はーべーるー」開設
2019年市場で保護された猫のケアを開始
2020年10月アトリエ・はーべーるーを拠点ににゃごねっとを立ち上げる
2020年12月名護市議会に「名護市における動物の適切飼育に関する陳情」を提出し採択される
2021年5月TNR活動開始。2021年5月〜10月までに150頭以上実施
TNRは財団法人どうぶつ基金から名護市に配布される手術無料チケットの行政枠で毎月6〜30枚のチケットを申し込み活用しています。ただし、手術費用は無料ですが、それにかかる経費は全て持ち出しです。
毎週土曜日には保護猫里親会を行っています。これまで50匹以上の保護猫が里親につきました。
資金の使い道
CAMPFIRE手数料1,000,000円✕17%+税
187,000円
813,000円にゃごねっと活動資金
TNR活動費、病気猫の治療費(月約12万円)餌、ケア用品購入費(月約3万円)
月に約15万円の保護費用がかかります。75万円で5ヶ月分の保護費用がまかなえます。
啓蒙活動費(講習会、備品購入、展示用ケージ購入、チラシ印刷代)51,300円
リターン発送費 10,000円
リターンについて
リターンはお礼メールと賛助会員のイラストレーターyumyさんによる南国catsポストカード原画データーを金額に応じメールにてお送り致します。
こちらのイラストデーターはボランティア、資金造成の場合商用利用可能です。yumyさんが「にゃごねっと」のために描いてくれました。
また、2万円のご支援で写真家滝畠豊美さんの沖縄の外猫を撮ったポストカード、3万円、5万円のご支援でポストカード及びフォトブック「おきなわ猫めぐり」をお送り致します。
こちらは滝畠さんより1万円分ご寄付頂きました。1万円分を超えた場合はにゃごねっとで購入し発送致します。
フォトブック:サイズA5,148 mm x 210 mm全96ページ、素材:紙
最後にメッセージ
名護市のある沖縄島北部やんばる地域はこの度「世界自然遺産」に登録され、観光立県として広く国内外の訪問者を迎えようとしています。しかし、動物の適切飼育や保護活動にはほとんど手を付けられていません。
野晒しになった猫の遺体が頻繁に見られ、飢えた猫たちが徘徊する社会は国際的にも恥ずべき事であり、沖縄の未来を担う子どもたちの目にどのように映っているかを考えると暗澹たる想いに駆られます。
「命どぅ宝」沖縄の黄金言葉のように、小さないのち一つも大切にして、人と動物が共生する平和なまちづくりに貢献したいと願っています。
このプロジェクトを通じて、行政と市民が手を携えて、不幸ないのちを増やさず、今あるいのちの現実と真剣に向き合うきっかけにして行きたいと考えています。
こちらのページで使用している写真、画像は全てにゃごねっとに帰属しています。
こちらはQAB琉球朝日放送のニュースで取材された時の映像です。
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