【感謝御礼のご報告とネクストゴールのお知らせです】

※10月19日追記


皆様からの暖かいご支援により、目標金額150万円を達成する事ができました。


心より感謝御礼を申し上げます。

誠にありがとうございました。


ひとまず、Bakehouse BENCHのドーナツ屋オープンに向けて前進しましたこと嬉しく思います。


しかし、これで終わりにせず、Bakehouse BENCHが将来的に目指す姿へ、もう一歩挑戦します!


ネクストゴールを設定させていただき、最後までチャレンジをします!



【ネクストゴール 180万円】

ネクストゴールの目的は、ドーナツ以外のファストフードのメニュー展開を実現するために『電気オーブン』を導入したいと考えました。

今回クラウドファンディングを実施した理由としては、まずは隠岐の島にドーナツ屋のオープンを実現させるための挑戦でした。


ですが、もともと僕の将来的なビジョンとしては島のドーナツ屋で終わるのではなく、島の小さなファストフード店として、今までイベントや屋台で出店したこともあるハンバーガー、ホットドッグ、サンドウィッチなどのオーブンを使ったベイク系ファストフードのメニュー展開も考えています。


こちらもドーナツ同様に、子供たちに安心安全に美味しく、そして気軽に食べてほしい、そんなファストフードを目指します。

業務用の『電気オーブン』が1つあるだけで、ファストフード店としてのメニュー展開の幅が一気に広がります。


島のドーナツ屋としてはもちろん、Bakehouse BENCHが島の小さなファストフード店として少しでも早く皆様に色々なメニューを提供できるよう、あともう一歩挑戦したいと思います。


引き続き皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます!



ご挨拶

はじめまして。

島根県の離島、隠岐の島出身・在住の森口祐太郎(もりぐち ゆうたろう)と申します。


僕の夢は、島で初めてのドーナツ屋をオープンさせて、都会にあるファストフード店のように、島の学生たちが気軽に立ち寄れる場所をつくることです。


「ファストフード」と聞くと、人によって色んなイメージを持つと思いますが、これについては僕なりの想いを動画で語ったので観てもらえると嬉しいです!


今回僕は、ドーナツ屋としての調理設備が整った店舗をオープンするためにクラウドファンディングに挑戦します!


みなさま応援よろしくお願いいたします!


そして、これから実店舗としてスタートするドーナツ屋の屋号は


『Bakehouse BENCH』

(ベイクハウス ベンチ)


僕がここに辿り着くまでのお話を少しだけさせてください。


僕が住む隠岐の島は、海と山に囲まれた壮大な自然とあたたかい人々の繋がりがある豊かな場所です。

その一方で、ファストフードもコンビニも大型ショッピングモールも、都会には普通にあるものが1つもありません。


島の人は旅行や仕事(出張)で本土に渡ると、島に帰る時の「お土産」としてミスタードーナツ、マクドナルドのハンバーガー、ケンタッキーフライドチキンなど、いわゆるファストフードを買って帰ることがあります。


都会の人たちからすると、


「気軽にいつでも食べられるファストフードがお土産?!」


と、そんなの信じられないかもしれませんが、隠岐の島ではよく見る光景です。


都会ではファストフードがいつでもどこでも食べられるのが普通。でも、僕の島では普通ではありません。


今でこそ僕は隠岐の島が大好きだけど、高校生の頃までは、この島に対して真逆の感情を抱いていました。


「隠岐は何も無くてつまらん」


一言で表すと、そんな感じでした。

もちろん、上京する上での表面的な理由(進学)はあったけれど、僕の心のもっともっと奥には


「隠岐から早く出て行きたい」


という、何もない田舎の島で生まれ育った高校生ながらのネガティブな感情でした。


逆に、都会には何でもあるし、すべてがキラキラして見えた。


そんな島に抱く想いを払拭するかのように、僕は東京へ向かいました。

東京で一人暮らしを始めた僕が真っ先に向かったのは、隠岐の島には無いファストフード店。


ミスタードーナツ、マクドナルド、ケンタッキー、ピザーラ…


おまけにピザーラで週6アルバイトも始めて、専門学生の頃はとにかくファストフードを頻繁に食べていた記憶があります。

いま思えば、体には良くない生活だったかもしれないけれど、その頃の僕は、隠岐の島には無いものが普通にあるだけでうれしかった。


しかも、学生でお金の無かった僕にでも、ふらっと立ち寄っていつでも気軽に食べることができる。そんなファストフードが大好きでした。


僕はその「気軽さ」「身近さ」がファストフードの一番の魅力だと感じています。


ピザ屋でのアルバイトを機に僕は飲食業に興味を持ちました。


その後、原宿の餃子専門店、兄が独立開業したラーメン屋、アメリカンな本格ハンバーガー屋など、様々なジャンルの店で経験を積ませてもらい、飲食の楽しさを教わりました。


そして、僕が修行した各店に共通するのが自家製にこだわって作る」ということ。


これが、いま僕が飲食をやる上で大切にしている


「食材からこだわり全て自家製で作る」

「ファストフードのように気軽に食べてもらう」


という考え方に大きな影響を与えてくれました。「いつか自分の店を持ちたい」と決意したのもこの頃です。


そして、飲食をしながら30代目前になった頃、僕は何気ないキッカケによって人生の転機を迎えます。

隠岐の島を出てから「10年」という月日は経過していたものの、すっかり都会での生活が好きになった僕にとっては、相変わらず隠岐の島は学生時代に抱いていたネガティブなイメージのままでした。


それなのに僕は、このあと、ある何気ない想い出がキッカケとなり、地元隠岐の島に帰ることを決めます。


当時、飲食店で朝9時から夜23時までの長時間勤務をしていたので、休憩時間はなるべくリフレッシュしたくて、僕は店の近くの公園のベンチで休むのがお決まりでした。


そして、日も沈みかけた頃、仕事がひと段落した僕は休憩に入り、いつものようにベンチに座り込みました。


その日はなぜか、ふと自分の学生時代の想い出にふけっていました。

10年前、僕が高校生の頃、確かに隠岐の島にはお店も遊ぶ場所も少ないから、何でもある都会が羨ましくて僕は島を出た。


でも、いま思い返すと、


「学校帰りの放課後とかって何だかんだ楽しかったなぁ」


ということを思い出していました。


おばあちゃんがやってる商店で駄菓子を買って、自転車に乗って海辺で遊んだり

パン屋さんでカレーパンやソーセージパンを買って、港の公園で遊んだり

テイクアウトのお店に行って、店のベンチにみんなでギュウギュウ詰めに座ってたむろしたり

時には先生に怒られながら、毎日のように島で遊んでいた学生時代

僕が大人になっても大切にしたい学生時代の想い出は、そんな放課後のように、何でもない日常に転がっていたことを思い出しました。


公園のベンチで、そんな学生時代に過ごした何気ない想い出にふけっていると、「おれも隠岐に帰って何かやってみたいな」と、ふと思いました。


この時は、漠然とした気持ちだったけれど、なぜかすんなりとそう思えた自分に、自分自身が一番驚きました。


なぜなら、学生の頃まで地元に対してネガティブなイメージを持っていたことと、「自分は次男だから」ということを都合よく解釈していたことが相まって、正直僕は「隠岐には一生帰らない」と自分の中で決めていたからです。


でも、かつて「こんな隠岐から早く出て行きたい」「隠岐には一生帰らない」とまで思っていた自分が、今は「おれも隠岐で何かやってみたい」という、少しだけポジティブな気持ちに変わった。


そんな、自分自身の素直な感情に従って、僕は休憩中のベンチで地元に帰ることを決意しました。


島に帰って数年後、僕は旅行先で、あるドーナツに出会いました。


大阪旭区にある有名な家具屋さんが運営している、自家製ドーナツとコーヒーが美味しい喫茶店。


そこのドーナツは、まさに「昔ながらのドーナツ」といった感じのものでした。


全体に砂糖がまぶしてあり、一口目にジャリっとした食感、次に小麦の香りがスゥーッと鼻から抜け、とにかくうまい。


近所の人から旅の人まで、みんなに愛されている様な店の雰囲気もすごく良かった。


ドーナツを求めてお客さんがふらっと立ち寄る、そんな店の雰囲気を体感して


「自分が隠岐でやりたいのって、まさにこれだ!」


と、何かピーーンと来た感覚でした。そして、そこから僕のドーナツ人生が始まります。


その日以来、暇さえあれば自宅でドーナツを作り、気付けば3年間で数え切れないほどのドーナツを作ってきました。

その過程で、ドーナツにも色んな種類があることを知り、紆余曲折しながら


「これを極めたい!」


と思った1つのドーナツに行き着きます。


それが、ドーナツの本場アメリカの「イーストドーナツ」です。

(※イーストドーナツとは、パンのように酵母菌を使って発酵、膨張させるドーナツの一種です)


もともと僕が大好きなアメリカのストリートファッション、音楽、アートといったアメリカンカルチャーの雰囲気ともピッタリとマッチしたこともあり、僕が隠岐の島でやりたい店のイメージがどんどん膨らんでいきました。

そして、2022年4月、近所の商店街にあるお店の方に


「今度、商店街の春祭りでドーナツを出してみない?」


と、声をかけてもらったのをキッカケに、初めて自分のドーナツを島の人に食べてもらう機会がありました。

初めてのドーナツ販売にも関わらず、島では滅多に見ることができない大行列ができるほど大盛況でした。


その後も何度かチャンスをいただき、僕のドーナツが島で少しずつ認知されるようになりました。


そして、ありがたいことに今では


「ニシマチドーナツ」


という愛称が付き、「ニシマチドーナツのファンです!」と、声をかけてくださる方も増えました。

※「ニシマチドーナツ」とは、僕が住んでいる西町という地区名から付けられた愛称です。


小さなお子さんでも安心して食べることができ、地元のちびっ子ファンも沢山います。

ある小学生から直筆のお手紙をもらった時には、嬉しさを通り越して感動しました。

島の子供たちや、学生が喜ぶ顔が、僕の大きな活力になっています。

このニシマチドーナツ」ですが、実は1日の販売個数が大体決まっています。


現状だと、1日に最大でも40個程度の販売個数が限界です。


その理由は、そもそも実店舗を持っていないことが大きな要因ですが、その上ドーナツを製造するための各業務用設備が整っていないからです。


「フワフワモチモチでおいしかったです!」

「必ずまた食べたいです!」


という嬉しい声をいただくと同時に、


「今回も売り切れで買えなかった」

「もっと沢山つくってほしい」


という声も多く、毎回心苦しい思いをしています。


今の僕の一番の悩みは、島の人たちの声に応えたくても、限られた個数のドーナツしか届けられないことです。


だからこそ、今回のクラウドファンディングを成功させて、次のステップアップとして実店舗を持ち、もっともっと多くの人へ僕のドーナツを届けたいです!


最後に、もう一度だけ僕の想いを語らせてください。


僕が大人になり、今こうやって夢に向かって行動できているのは、僕が学生だった頃にお店をやっていた島の大人の方たちのおかげだと感じています。


その大人の方たちが当時どういう意識で店をやっていたかは別として、結果的には、僕たち学生が放課後や休日に立ち寄りたくなる「居場所」をつくってくれていたのは確かです。



家とも学校ともまた違った居心地の良さを感じられる場所が、僕たちが学生の頃にはありました。


学生時代、放課後や休日に友人たちと過ごした何でもない日常


それこそが、この島で学生時代を過ごした僕の大切な想い出になっています。



そして、大人になった僕がその想い出にふけった結果、「一生帰らない」とまで決めていた地元に帰ろうと思えた。



僕は、そんな点と点が繋がって線になる経験をした時に、言葉では表せない感情が湧きました。



そんな日常と想い出があったからこそ僕は大人になった時に、隠岐の島のネガティブな部分だけを見るんじゃなく、この島にしかない魅力を感じられたり、大好きになることができたのだと思います。



そして次は、島の学生たちに対して、大人になった自分がそういう存在になりたいと強く思い、今こうやって僕なりに考える学生たちへの想いをカタチにしようとしています。

僕と同じように島の30代以上の世代の方たちは、自分たちが学生の頃は放課後にどこかに立ち寄って友人たちと楽しく過ごす。そんな日常が当たり前だった学生時代を過ごした記憶がありませんか?



でも今は時代も変わり、学校の先生によれば、「今の学生たちはそもそも放課後にどこかに立ち寄るという習慣、文化そのものがほとんど無くなってきている」という話も聞きました。



だから僕が、いくら自分の想いを熱く語って


「学生たちが気軽に立ち寄れる場所をつくりたい!」

「島にファストフード文化をつくります!」


と言ったところで、ただの夢物語かもしれないし、もしかしたら一方的な想いで終わるかもしれない。


それでも僕は、自分なりの想いを持って店を始めると決意したし、自分の想いがいつかカタチになることを信じて、これから人生をかけてやり続けます。


僕自身がそうだったように、いつどこで、どんなカタチで点と点が繋がって線になるかなんて誰にも分からない。



可能性が低いからといって、自分の想いや行動を止めてしまっては何も始まりません。


その可能性がゼロでは無い限り、たかがドーナツ屋でも十分にやる価値はあると僕は信じています。



そして、この島に僕のドーナツ屋があることで、島の学生たちにとって1つでも多くの楽しい想い出が増えてくれたら嬉しい。


将来、島の学校を卒業して大人になった子たちが、学生時代の想い出話に花を咲かせた時に、


「学校帰りによくドーナツ食べてたよねー」

「あー、そうそう!懐かしいねー」


なんていう、何でもない会話をしてくれたら僕は最高に幸せだし、そんなワクワクが今こうして僕の心を突き動かしてくれます。


そんな、学生たちの日常になるような店をこれから目指したい。


そして、僕に「人生の分岐点」を与えてくれた、この島のカッコいい大人たちのように僕も挑戦してみたい。



だから何度でも言わせてください。



「僕は島の学生たちが気軽に立ち寄れる場所、そして学生たちの日常になるようなお店を必ずつくります!」


その最初の一歩として、僕はBakehouse BENCHという店をスタートさせたいです。


そして、この島に必ず僕なりのファストフード文化を根付かせます。


このクラウドファンディングを通して、みなさんのお力を貸していただけたら嬉しいです。


ご支援、よろしくお願い申し上げます。


最後まで読んでいただきありがとうございました。



2022年9月吉日

Bakehouse BENCH

森口  祐太郎


オープンまでのスケジュール(予定)

22年10月下旬 クラウドファンディング終了

22年11月下旬 入金

22年12月上旬 店舗設計

23年1月中 リターン発送(グッズ類、ドーナツチケット等)

23年1月下旬 店舗着工

23年3月中旬 店舗竣工

23年4月上旬 店舗オープン

23年月4月中 リターン発送(フローズンドーナツ)


本プロジェクトはALL-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターン品をお届けします。 

店舗所在地(予定)

Bakehouse BENCH

島根県隠岐郡隠岐島町西町吉田の一9番地1

代表:森口 祐太郎

Instagram : bakehouse_bench

資金の使いみち

店舗の施工費、商品作りの為の素材購入、商品の製造・パッケージの製作、今後のプロジェクトの活動費用等。

みなさまから支援していただいたお金を大切に使わせていただきます。

Q&A

①ドーナツはいつ頃届きますか? →いただいた資金で店舗と厨房設備を完備させてから順次発送いたします。そのため、クラウドファンディング期間が終了してから発送までに4ヶ月〜5ヶ月程度を要する予定です。

②製品のアレルギーに関して →本品の原材料には卵(卵黄)、乳製品(スキムミルク)を含みますので アレルギー症状の強い方はご注意ください

③メールが受信できない →迷惑メールの設定などお客様のパソコン、携帯の設定でメールが受け取れない場合がございます。ご支援を頂くと、すぐにCAMPFIREの次のアドレスからメールが届きますので、ご確認、設定をお願いします。 メールアドレス:noreply@camp-fire.jp メールタイトル:【CAMPFIRE】支援完了のお知らせ


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