はじめに
こんにちは。絵を中心にした創作活動をしています、アニーと申します。
昨年から生き方と働き方を主題に、『LAMPPOST: 生き方は働き方』というタイトルで、フォトグラファー・アーティスト・大工・牛飼い・料理人・アクティビストなど、職種も年齢も、バックグラウンドやアイデンティティもまったく違う人々へ、「なぜあなたは自分軸でものごとの選択をできるのか」と、さまざまな質問から問うインタビュー記事を書いてきました。
この連載記事から25名以上を編纂した自費出版本の制作資金を募るため、今回クラウドファウンディングを行うことにしました。
このプロジェクトで実現したいこと
さまざまな人々の思想や人生を知る。
それをこの連載を通してしたことで、わたしの中で2つの変化が起こりました。
ひとつは「わたしは自分自身の選択に誠実でいていいんだ」という自己受容。そしてもうひとつは「どの人も存在するだけで素晴らしくて、生きているだけで価値がある」と思うようになった他己受容です。
この変化が起こる前のわたしは、自分に自信がまったくなくて、人に対して懐疑的で、将来に対していつも不安や焦りを感じていました。
だけど、たくさんの人の思想に触れることで、自分が何を心地いいと思うのか、何を大切にしたいのかを知ることができるようになってきました。
この本を通して、わたしはひとりでも多くの人が自分というただひとりの人間を、めいいっぱい生きられるようになったらいいなって、思っています。
当時のわたしと同じように、自分に対して不安や葛藤を抱いている人へ、「〜すべき」という枠にとらわれないで生きている人たちがいることを、本というかたちで共有する。
そうすることで、新たな一歩を踏み出すきっかけになってくれたらうれしいし、「あなたはあなたが生きたいように生きていいんだよ!」というメッセージを届けたい。
そう思っています。
プロジェクトをやろうと思った理由
上記の通り、この本の出発点には、わたし自身の先が見えないことに対する不安がありました。だから、現状の苦しさから逃れるために、旅を始めました。
今、たくさんの人のお話を聴いてきて「自分らしく生きる」とは、「自分の心地よさが何なのかを知って、それに基づいた選択をする」ことなのだと思います。そして自分の心地よさは、インタビューイたちのお話を文字にして向き合った時に、より分かることに気づきました。
本にしようと思ったのは、自分の経験を1番いい方法で共有できるのが「有形のもの」にすることだと思うからです。ネットで簡単に調べられる現代は、無限に選択肢があるようで、逆に情報に溺れてしまう。結果、偏った見方になることが少なくない気がします。
けど、「生き方と働き方」という主題で括り上げられた1冊の本は、それを開ければ確実にさまざまな生き方を目にすることができる。意図して読もうと思っていた人以外の話も、同じ本の中で偶然目に入った生き方を知ることで自分自身の新たな可能性が広がる。
それに、本にはそこにあるだけでメッセージを発する力があると感じています。
「もっと自由でいい」
「あなたはあなたの選択に誠実でいい」
そういったことを手元から伝えたい。
だから、本という形にします。
これまでの活動
2021年5月から『LAMPPOST: 生き方は働き方』というタイトルのもと、毎週日曜日に noteで記事を更新してきました。(現在は製本化に注力するため不定期更新) 職種も、年齢も、バックグラウンドやアイデンティティもまったく違う人々にお話を伺ってきました。
しかし、質問は大抵みなさんに同じことを聞いています。その理由のひとつは、同じ問いに対しての差異がおもしろいと思うからです。また、読み手が共感するところや引っかかるところを浮かび上がらせやすくする意図もあります。
というのも、繰り返しになりますが、この取材旅当初の目的「自分軸で生きる方法を知る」というのは、「自分という人間をよく知ること」だと気づいたからです。
そして自分自身を深く知るのに1番有効的だったのは、逆説的ではあるけれど、他人のことをよく知ることでした。そのため記事に偏りが少ないように、多様性を重視してインタビューイの方は選定させていただいています。
また、製本化にあたり、インタビューイを1人ひとりキャンバスに描きました。お話を聞かせてもらった時に感じた雰囲気や熱量を、そのまま絵にしたので、そこもお楽しみいただけたらと思っています。
資金の使い道
今回ご支援いただいたお金は以下の項目に大切に使わせていただきます。
①印刷発行費 : 約118万
②配送・梱包費 : 6.5万
③手数料 : 17%(150万円の場合は25.5万円)
目標金額: 150万円
※支援金が150万円を超えた場合は、まかなえきれてない本紙の制作費(記事制作費・デザイン費)に当てさせていただきます。
リターンについて
ものが溢れる時代なので、制作資金を集めるために大量に何かグッズを作るということはしたくなくて、一つひとつ描いた絵をリターンの中心にすることにしました。そのため多くは1人枠です。(合計33枠)描いた絵はすべてこのLAMPPOSTの取材旅での一場面です。
1点ものの絵のリターンは重複できないので、多数購入希望者いても抽選は行わず、すべて先着順です。枠が埋まり次第終了となります。なかなか値の張るものだし簡単には手を出しにくいかな…と思うのですが、ピンときた人の手に渡ってくれたらいいなぁと思っています。
1万円の返礼プランでは、先着20名様限定でnote記事用に作成したインタビューイの線画と同じタッチで、支援者の方の似顔絵を描きます。
その他、予定している定価(税込2,200円)に少し上乗せした3000円で本1冊の返礼、しおりになるインスタントフォトと手書きメッセージを加えた1枚を6,000円のリターンで用意しました。写真はこの取材旅の道中の一場面や描いている時の様子です。
なお、ご支援いただいたことを忘れたくないので、応援してくださった方の名前はすべて本の巻末クレジットに記載させていただきます(希望しない場合は載せないので教えてくださいね!)
実施スケジュール
2022年7月5日から7月31日まで資金を募ります。
クラウドファウンディングの資金が入金されるのが8月31日予定なので、その後に長野県にある藤原印刷に印刷をお願いします。
返礼履行は10月中を予定しています。
最後に
本当に身もふたもないことを言ってしまうと、この本作りはわたしが自分のために始めました。
ですが、この企画を始めた時のわたしと同じように悩み、苦しんでいる人も多いのではないかと思います。
そんな人の助けになれたらとてもうれしいし、変わり続けるみなさんの人生の中で、「あの本に出会えてよかったな」と思えるような一冊を作りたい。
だから、お力添えをいただきたいです。
ご協賛のほど、どうかよろしくお願いいたします。
Love, Annie Lena Obermeier
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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