【2022年8月29日(月)追記】
クラウドファンディング開始後、「2048年に世界的に食用魚がいなくなることは「誤認」であったと結論づけられている」というご連絡をいただき、クラウドファンディング内の文章を修正させていただきました。誤解が広がるような表現をしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
しかしながら、先進国の水揚げ量が年々増加する一方で、私たちの住む日本では水揚げ量が減り続けています。 その理由には資源管理の不備や気候変動に伴う海水温の上昇などいくつか考えられますが、いずれにせよこの日本では、このままだと将来的に魚がいなくなる可能性があります。 
そのため、当初から行う予定の「(1)将来的に海から食用魚がいなくなる可能性があることを世に広め」、「(2)海に関するさまざまな問題と向き合う全国の水産業に携わる方々や、問題に関心を持ってくださる消費者の皆さんとのコミュニティを組成し、育み」、「(3)その方々と一緒に改善、解決に向かうためのアクションを楽しみながら行っていく」ことは変わらず行っていきます。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

プロジェクト事務局一同


当プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます!
皆さま初めまして、一鱗共同水産株式会社の本間雅広と申します。

大学卒業後、札幌市内の高校で2年間社会科教論を勤めた後、2014年に祖父が創業した札幌市中央卸売市場で水産仲卸を営む会社のアトツギとして入社しました。
入社後約8年が経ち、そんな短期間でも魚の変化・海の変化を強く感じています。


皆さまに質問です。
「2048」という数字を見たときに、何を思い浮かべますか?
この数字を見て、「ピン」とくる方は少数の方々だけだと思います。

「2048年には海から食用魚がいなくなる」というショッキングな説が、2006年に発表されたアメリカの科学雑誌「Science」に掲載された論文により発表されました。

しかしその後、この説の正確性について様々な議論が巻き起こることになります。

その議論の中で、先進国をはじめ世界の漁業では近年の水産資源管理への努力がしっかりと実を結び、世界的には水産資源の減少が認められていないことが次第に明らかとなり、 持続的な資源管理の必要性は変わらないものとしながら、2048年に世界的に食用魚がいなくなることは「誤認」であったと結論づけられる事態となりました。 

とはいえ安心は束の間。先進国の水揚げ量が年々増加する一方で、私たちの住む日本では水揚げ量が減り続けています。 

その理由には資源管理の不備や気候変動に伴う海水温の上昇などいくつか考えられますが、いずれにせよこの日本では、このままだと将来的に魚がいなくなる可能性があります。 

私たちにとっての2048は、必ずしも忘れ去られたものではないのかもしれません。

私たちはそんな未来を選びたくない。
魚がいる未来を選びたい。


そのような想いが強く湧き上がってきました。
ただ、その想いを叶えるには到底一人の力では無理です。


そんな時、私は共通の想いを持つたくさんの方々と出会いました。
その素敵な仲間たちと一緒に、今回はプロジェクトを立ち上げます。

このプロジェクトをきっかけに、
(1)将来的に海から食用魚がいなくなる可能性があることを世に広め、
(2)海に関するさまざまな問題と向き合う全国の水産業に携わる方々や、問題に関心を持ってくださる消費者の皆さんとのコミュニティを組成し、育み、
(3)その方々と一緒に改善、解決に向かうためのアクションを楽しみながら行っていきます。


冒頭で紹介した(1)~(3)の動きを起こしていくために、まずは「2048年問題」を知ってもらうためのイベントを札幌で開催します!
※補足
論文は取り下げられてしまいましたが「2048年に海から食用魚がいなくなる」という論文がきっかけとなり、水産業に関わる方々との横断的なコミュニティ発足に繋がり、問題提起を行えたことから「2048年問題」や「2048プロジェクト」という名前を以降も使用していきます。

登壇者をお招きして、より2048年問題が身近なものとして捉えられるような1日を作ります。
深刻に問題と向き合うことも大切にしつつ、同じ問題に関心がある仲間が集い、一緒に楽しく2048年問題について話し合い、考える時間にするつもりです。

イベント登壇者紹介
【スピーカー】

長谷川琢也(はせたく)

ヤフー株式会社 SR推進統括本部
SDGsメディア「Yahoo! JAPAN SDGs」編集長
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン Co-Founder
株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング 取締役
合同会社さかなデザイン Executive Producer
東京海洋大学 大学院海洋科学技術研究科 博士後期課程 応用環境システム学専攻

1977年3月11日生まれ。
自分の誕生日に東日本大震災が起こり、思うところあってヤフー石巻復興ベースを立ち上げ、石巻に移り住む。
被災地の農作物や海産物、伝統工芸品などをネットで販売する「復興デパートメント(現エールマーケット )」や、漁業を「カッコよくて、稼げて、革新的」な新3K産業に変えるため、地域や職種を超えた漁業集団フィッシャーマン・ジャパンの立ち上げに従事。
現在は持続可能な地域や社会をつくるため、ヤフーでは企業版ふるさと納税を活用して地域の脱炭素事業を後押しする「地域カーボンニュートラル促進プロジェクト」や、SDGsに特化したWebメディア「Yahoo! JAPAN SDGs」編集長を担当。
フィッシャーマン・ジャパンのノウハウの全国展開にも取り組んでいる。

布施太一

2007年に大学を卒業後、大手総合商社に勤務し食品流通関係の業務に従事。2011年東日本大震災が起こり、地元である石巻に戻ることを決意。 大正元年から続く家業である株式会社布施商店に転職し、2021年に代表取締役に就任した。 2021年7月よりYoutube(『仲買人、タイチ』)での活動を開始し、美味しいお魚に関する情報発信に努めている。

大坪友樹

1980年8月12日北海道生まれ。上場企業の専門商社を経て、2005年に居酒屋「港町酒場もんきち」を中心に北海道で12店舗、長野県松本市に北海道海鮮業態開発プロデュースを行った「シハチ水産」のほか、北海道の鮮魚のEC流通・卸を行う「SHIHACHI」などを展開する「ラフダイニング」を創業。北海道らしい新鮮な鮮魚を手頃な価格で提供する店を多数展開している。 社外活動:札幌観光大使、北海道飲食経営審議会会長

小西一人(コニシカズト)

1980年7月10日生まれ 42歳 後厄 函館生まれ。座右の銘は「今がスタート地点」
東京のデザイン系大学に就学 東証一部日本デジタル研究所の製品デザイン部門に就職 7年間勤務。 2009年10月29歳で父の会社のマルショウ小西鮮魚店に入社。 2018年代表取締役就任。 売上規模7倍に拡大。 食はエンターテイメント。四方よし。という社是のもと、 お客様に喜んでいただくために、品質、情報、などトータルプロデュースいたします。 一方取引先や生産者とも製品作りをブランディン。鮮魚の品質管理を共有して、より良いものを作り上げてお客様に喜んでいただくような取り組みをしています。仕入れ先、弊社、卸先、消費者。四方よしとなることを目指します。 2020年地域プロデュース会社函館ミライカモン取締役就任 未来を作る人を増やすという社是のもと活動中。

柏谷晃一

マスコスモ合同会社は、オホーツク海に面した北見市常呂町で生まれ育った漁師と行政書士が立ち上げた会社です。 「オイシイ。でツナガリタイ」をテーマに、オホーツクの海産物を世界中に届けたい、そんな思いで集まったメンバーは、本業を営みながら六次産業化を進めています。 「2048年問題」に対する取り組みとして、「アートロックフリーザー」という特殊冷凍技術を用い、貴重な水産資源が無駄にならないようフードロスを削減する活動を積極的に行っています。 今後は魚食推進や問題啓発に向けた食育活動を進めていきます。


本間雅広

1989年、札幌市生まれ。仙台にある東北福祉大学在学中に東日本大震災を経験。卒業後札幌市内の高校で2年間、社会科教諭を務めた後、2014年に祖父が創業した札幌市中央卸売市場で水産仲卸を営む一鱗共同水産株式会社へ入社。市場での営業だけではなくHPなどPRツールの整備や、飲食店メニューに社名を入れてもらうなどを通して社の認知度向上と新入社員のリクルートを図るほか、㈱GAKUとコラボした「一鱗酒場」を開店するなど、水産の新たな可能性と価値を生み出すことを目指している。 現在は経営企画室室長。

【ファシリテーター】

しあわせ設計舎 菊島聡美(さとみーる)

社会人1年目は幼稚園教諭をするが、激務により生活習慣が乱れ、体も心もバランスを崩し睡眠障害になり退職。その後環境負荷が少ないものを基準にセレクトしたナチュラル・オーガニックの健康食品や化粧品の会社に勤務。健康美に関する資格を多数取得し会社の接客大会で2500人の中でビューティー部門の1位になり、当時会社で唯一のゴールドバッチに認定される。 2019.4~ しあわせ設計舎 を立ち上げ “働く女性”を中心に本質的で持続的な健康について企業講演からスタートし 現在は 第一次生産者へのコンサルティング・サポート事業 や商品開発(食・美容)、カフェや飲食店のプロデュース業、 食に携わるSDGs推進アドバイスなどを行う。

宇山 生朗(うやま いくろう)

1990年生まれ、札幌在住。大学院(環境科学)修了後、建設業の環境保全部門を経て、非営利団体である北海道環境財団に入職。道内経済・社会の持続的進歩と環境保全の両立を図る仕組みづくりとその実態化を目指し、産学官民と協働しながら広く道内で活動を展開。近年の関心領域は水産など一次産業。 2019年から2021年までは北海道庁に出向し、脱炭素や行動変容の政策立案に従事。2022年からは総務省地域力創造アドバイザー、北海道経済連合会ゼロカーボン推進ソリューションプランナーの委嘱を受け、自治体や事業者向けに脱炭素化支援等を実施している。

冒頭でもお伝えした通りですが、このプロジェクトをきっかけに、
(1)将来的に海から食用魚がいなくなる可能性があることを世に広め、
(2)海に関するさまざまな問題と向き合う全国の水産業に携わる方々や、問題に関心を持ってくださる消費者の皆さんとのコミュニティを組成し、育み、
(3)その方々と一緒に改善、解決に向かうためのアクションを楽しみながら行っていきます。

抜本的な解決につながるような取り組みはすぐにはできないでしょう。
しかしながら今回のプロジェクトを皮切りに、一人では解決困難な問題をさまざまな視点を持つ方々と一緒に考えることによって、持続可能な海を目指し、未来に魚を残すキッカケ・種まきが出来ればと思います。

そして「2048」という数字を見たときに少しでも多くの方が「魚」・「海」を連想してもらえることを目指します。
今回のクラウドファンディング自体も、その一助になることを期待しています。


クラウドファンディング開始:8月26日(金)
事前告知イベント(オンラインでの開催):9月7日(水)
クラウドファンディング終了: 9月23日(金)
Tシャツ発送:10月中旬
イベント開催:11月5日(土) 15:00-18:00(第一部 2048問題周知&トークイベント) / 19:00-21:00(第二部 海鮮を楽しみ語らう交流会)


◯全力応援:1,500円:お礼のメールお届け(Tシャツなし)
◯イベントオンライン参加(学生割引):1,500円(Tシャツなし)
◯イベント現地参加(学生割引):2,000円(Tシャツなし)
◯イベントオンライン参加:3,000円(オンライン視聴 *Tシャツなし
◯イベント現地参加&海鮮を楽しみ語らう交流会参加券(学生割引)7,000円(Tシャツなし)
◯Tシャツ購入で応援:7,000円
◯イベントオンライン参加:7,000円(オンライン視聴&Tシャツ込み)
◯イベント現地参加: 7,000円(Tシャツ込み)
◯イベント現地参加&海鮮を楽しみ語らう交流会参加券:12,000円(Tシャツ込み)
◯Tシャツ2着購入:12,000円(キッズサイズも対応可能)
◯Tシャツ5着購入:29,800円(キッズサイズも対応可能)
◯イベントオフィシャルスポンサー(イベント現地参加&交流会参加券付き&Tシャツ込み):50,000円
※詳細はそれぞれのリターン説明に書いてあります。
※「イベントオンライン参加」は11月5日(土)のイベントへのオンライン参加を示しています。


【Tシャツデザイン】

【大人サイズ】

【子どもサイズ】

イベント開催費用:25万円
Tシャツ仕入れ代:17.5万円
CAMPFIRE手数料:8.5万円



日程:11月5日(土)
イベント:16:00~18:00
懇親会:18:30~21:00
参加条件:リターンにて参加チケットを購入した方。
定員:80名
※定員以上の申込みがある場合は、会場変更の可能性があります。
その際は参加申し込みをいただいた皆さまにご連絡差し上げます。
会場:xStation01
住所:〒060-0005
北海道札幌市中央区北5条西5丁目1番地5 JR GOGO SAPPORO 6階



鮨 西光
西牧光浩

我々日本人は昔から海鮮物を好んで食べてきました。 将来的に魚が食べれなくなる可能性があるという話を「一鱗共同水産 本間氏」から聞いて、私達日本人のみならず全世界中の人間が真剣に考え向き合っていかなければ解決出来ない問題だと思いました。 色々調べてみると、プラスチックゴミが1年間にジャンボジェット機が約50000機分(1日あたり約130機分)が地球の海に沈んでる⁉︎、 道路にあるレジ袋、おにぎりの包装などは誰かが拾って捨てない限り風に飛ばされ川に流れて海に行ってしまう… 私もよく見かけるたびに必ず拾うようになりました。 私達飲食店で出来る事は限られてますが食材を知ってもらい安心安全に食べてもらう、 既に皆が大好きなマグロやシャケ、光物、エビ、イカ、タコ、貝類等、漁獲量は落ちて値段は爆上がりしてます。このままでは本当に家庭で食べるのは難しい将来がやってきます。 だからこそ1人ひとりが理解してこの問題を乗り越えていかなければなりません‼︎ 地球温暖化、乱獲、フードロス、ゴミ処理、解決していかなければならない課題は山ほどありますが、世界中の人間が取り組んでいく必要があります。 先ずは1番魚を食べてきた日本人がリードして日本の食文化を守って行きたいと思います。 いずれ必ず来る悲しい未来がすぐそこまで来てます。 皆で少しずつでも考え行動して応援していきたいと思います。

RAIMU
『私たちの大好きな日本食は、水産業と切っても切り離せないほど。この美しい食文化を次世代へと継承し続けるために、まずは問題を知り、話し合うことは大きな一歩だと思います。 私たちで結果を変えていきませんか。』

佐々木 学

北海道での食の活動を通じて、魚がおいしいという喜びの声や、漁師さんたちの誇らしい笑顔にたくさん出会ってきました。それがある日、すべて失われてしまったら? 海洋生態系は、陸で暮らす人間には計り知れないほど複雑で、ち密に入り組んだバランスのもとに成り立っています。その恩恵を当たり前のように享受してきた私たちは、いつしか、海が無限で不変な食糧庫のように誤解してしまっていたのかもしれません。 世界をつなぐたった一つの母なる海、そこで育まれる生命や物質の循環を守るため、私たちに何ができるのか。問題に向き合うためには、まず、知ることが大切です。百年後も笑顔で魚を食べられる社会の実現を願って、勇気あるアクションに心から賛同し、応援しています。

SPERM店長 四国

宮城県仙台市で洋服のセレクトショップを営んでいる四国と申します。
このクラウドファンディングの返礼グッズのデザインのお手伝いをさせてもらいました。 グッズデザインでのサポートを通じて、初めてこの問題を知りました。 私は漁業関係と無縁の仕事のため、この取り組みについては、今回の洋服のデザインのサポートを通して自分なりに詳しく知る機会を得ることができました。 この問題については知ったばかりで、まだ勉強不足ですが、魚を食べるのが好きな私は、いずれ魚が食べれなくなることが嫌です。 自分ができることは、洋服を通してこの問題を沢山の人に知ってもらえるきっかけになればと考えて応援したいと思います!



本間雅広

1989年、札幌市生まれ。仙台にある東北福祉大学在学中に東日本大震災を経験。卒業後札幌市内の高校で2年間、社会科教諭を務めた後、2014年に祖父が創業した札幌市中央卸売市場で水産仲卸を営む一鱗共同水産株式会社へ入社。市場での営業だけではなくHPなどPRツールの整備や、飲食店メニューに社名を入れてもらうなどを通して社の認知度向上と新入社員のリクルートを図るほか、㈱GAKUとコラボした「一鱗酒場」を開店するなど、水産の新たな可能性と価値を生み出すことを目指している。 現在は経営企画室室長。

澤田直大
 
1993年、福岡県福岡市生まれ。 小学校の頃から夢だった“動物のお医者さん”になるために獣医学科に進学したが、現場での経験を重ねる毎に獣医師として働くことに疑問を覚え、 2018年、大学6年の春に休学。 自分の存在価値を探す中で、些細なことがきっかけでやり始めた動画の才能に目覚め、その後3ヶ月で動画制作の仕事を請負うように。 企業VPから、テレビCM、Web広告、行政案件など様々なジャンルの動画を制作する。 2021年大学卒業と同時に、8歳上の兄(澤田拓也)と共に映像制作と、人と動物のライフスタイル全般に関わるサービスを運営する会社、SAWADA BROTHERS株式会社を設立。 SAWADA BROTHERS株式会社代表取締役。


当プロジェクトを最後まで読んでいただきありがとうございました!
このプロジェクトに共感を抱いていただいた方と、当日会場でお会いできることを今から楽しみにしています。
そして、多くの方が2048Tシャツを着て、街で2048がより多くの方に認知されることを願っています。
深刻な問題ではありますが、さまざまな視点で、解決・改善に向けてみなさんと楽しく問題と向き合っていけたら嬉しいです。ここから始まる新たなコミュニティが、今後の日本・世界にとって大切な存在になっていくことが今から楽しみです。

<追記>
コミュニティを立ち上げます!
ご興味のある方は参加メンバーのSNS等にDMをください!

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください