みなさんこんにちは。

私たち夫婦は、愛知県犬山市で農業を営んでいます。

縁あって訪れた里山の風景に魅了され、11年前に名古屋から移住しました。

現在有機農業の認定農家として、仲間とともに米・大豆を作っています。

経験値ゼロから始めた耕作です。失敗や大変なことも多々ありますが、四季折々の里山の風景に癒され、食卓が豊かになっていく喜びを感じています。

日本の食料自給率は37%と言われています。

しかし、その37%を作る為の肥料の98%、家畜のエサとなる飼料の75%、種苗の90%を海外に依存しています。

日本国内で肥料も種も循環している有機農家は多く見積もってもたったの0.5%と言われています。

※このうち有機JASの認証を受けている農家は全体の0.2%です。(農水省調)

今回のウクライナ危機やコロナ禍で物流がストップしたことで、日本の農業がいかに他国に依存しているか、そしてその脆弱さが浮き彫りになりました。

かつて日本の里山は、田畑、燃料、肥料、飼料、家畜、食料、など周辺の環境全体が循環して賄い、持続的に成り立っていました。

中山間地が多い日本の農山村です。今、循環する里山の姿はほとんどなく、担い手不足や、老齢化により耕作放棄地が増え、里山は荒廃しています。猪や鹿は里に下りてくるようになり農作物を荒らす被害なども甚大です。

世界的にも、近代農業による水質汚濁や、過度な耕起による土壌流出、砂漠化、家畜の為の森林伐採、単一作物の大規模栽培による多様性の損失など、課題は深刻化しています。

これらの問題は都市、農村関係なく、世界中の資源を使い、便利な社会の恩恵を受けているライフスタイルそのものが起因しています。その便利な暮らしの影にはいつも自然災害など有事の際に崩れてしまう脆さが潜んでいます。

Farm to Table Sustainable Organic Action
里山から食卓へ、みんなで作るサステナブルな未来!

そんな環境を自分の食卓から少しでも変えていく事ができる、みんなが参加して作る新たな仕組み。

中山間地の集落の人々の管理する里山から、都市の人でも、みんなで集える里山に。

みんながその価値を受け取り、みんながその自然を体験し、みんなで未来につなぐ。

オンラインを活用したコミュニティに参加し、どこからでも里山にアクセスし、その魅力やその叡智に触れ、実際に農作物を購入することも可能。自分の食卓と顔が見えるオーガニックファーマーが共に里山を未来につなぎます。

Farm to Table プロジェクトを里山とつながるみんなで実践していきましょう。

オンラインを活用したコミュニティのみんなが支える!

里山は、小さな家族の単位が自給的な暮らしをすることでは、到底追いつけない速度で変化をし、その姿は消えつつあります。

維持が難しくなってきた今こそ、新たな仕組みを取り入れ、周辺住民ではない外部の人々とも積極的に交流し、ともに維持できる仕組みが必要です。

オンラインを活用し、新たな里山と人を有機的につなぐコミュニティを作ります。

週末通う、移住する、自分の里山を持つ、ということは難しくとも、オンラインでそのハードルを下げ、その環境を支える人々がコミュニティの一員になることは、農地が持続的に活用される直接的な力となります。

毎日スマホを開きSNSに触れるように、オンライン上のコミュニティで、日々の里山や季節のうつろいを知り、有機農や循環を学びます。里山の様子を見て、知り、学び、考え、その価値観に触れて里山がぐっと身近になるのではないでしょうか。

また、実際に有機農産物(山菜、きのこ、加工品市場には出回らない間引き菜など)を購入する事が可能です。直接顔が見える関係を作ることで、流通のロスを防ぎ、世界情勢に左右されにくい安心安全な農産物が食卓へとつながります。

1、里山のオンラインコミュニティ「オーガニックビレッジ」の運営
SATOYAMA for your safetyー

バーチャルな空間で里山を学び、質問し、触れ、身近なものへ・・・

会員200家族を目標とし、会員とともに里山の運営をおこないます。

情報を随時オンラインでシェア、配信などをして、学び合い、実際にその活動へ参加することや、作物の購入が可能。

人、もの、お金が循環する仕組みがあることで、それまで採算が合わない手作業や、手間ばかりかかり非効率とされていた管理が可能になる。

オンラインを活用し、都市部と連携した里山の運営形態を開発し、その衰退を少しでも止めることができたならば、この方法は各地でも実施することができます。

オンラインコミュニティでは・・・

月に一度の動画配信/オーガニックの仕組み、里山の循環、私たちの農についてなど
月に一度のコラム/季節と自然への姿勢、里山のサステナブルデザインはどのように進めるのか、日常の風景
隔週に一度レシピの紹介/旬の食材の背景、その食材を使った一品のご紹介
有機農産物の購入/お米や麹など、オーガニックな農産物や加工食品などの購入ができます。
その他不定期でオープンファームや田植え、稲刈り体験、収穫や食事会などにご参加いただけます。

オンラインコミュニティLPサイト


2、オフラインでの循環する里山デザイン


昭和初期、この地では約200世帯が里山の資源で暮らしていたそうです。
200世帯賄うことが本当にできるとしたならば、と仮定して、デザインしてみます。

お米を賄うためにどのくらいの耕作面積が必要か?卵を食べるためにどのくらいの鶏が必要か?
実際に計算し、活用されずに放棄されていた自然資源を活用し、実践します。

里山の四季の恵みを料理し、食べる、オーガニックな保存食や調味料などを仕込む。
料理法や保存方法の配信を行い、かつて地域のおばあちゃんたちが漬物の味を持ち寄っていたように、オンラインでもそのレシピを紹介し合う、そんな楽しみ方も可能です。

数家族を賄う規模から、それを広げていき、オンラインコミュニティのみんなが買うことができるような規模と仕組みに成長させます。

こんなことも実験可能!

小屋作り、農場の資材置き場、散水などのデザイン、ハード面の整備
給水やエネルギー、発電システム、排水システム→微生物の力を使ってよりローインパクトで自然にかえす仕組み作り
製品の販売や商品開発など、里山に還元される経済の循環
獣害として駆除されてしまっている野生の猪などの肉を活用するため猟、解体など・・・
可能性はたくさんです。

たちがインタープリターとなって、このプロジェクトを進めて行きます。そのノウハウや葛藤、課題を含め共有して行きます。実態のあるプロジェクトと、それを支えるオンラインが重なり、サステナブルな里山をデザインします。

単一作物を大量に生産して規格品を安定的に流通する近代農業こそが、私たちの食を保つものだ、とされており、生産性のみが重視された結果、里山の多様な生命力は手間がかかり効率が悪いものとして厄介払いされてしまいました。

しかしかつての循環する里山は、いま私たちが抱える多くの課題を解決するヒントがたくさんあります。ローテクでありながら、理にかなった方法には無駄がありません。その世界では、菌や微生物から始まり、吹く風、虫や動物までもが相互作用で成り立っています。そのモノたちが働きやすい環境を作る事で、作業を効率化する。より複雑に、より多様な生き物を巻き込み、均衡を保っていく。私たちは注意深く観察し、彼らの世界の一員となって働きます。

単に商品を売り買いする関係ではなく、このバーチャルなコミュニティがきっかけとなり、リアルな里山が自分にとってのふるさとのような位置付けになっていくことが期待できます。

一緒にその変化を楽しみ、可能性を見出せたなら、よりクリエイティブな里山の活用方が生まれます。

みんなで考え、みんなで体験する、循環するサステナブルな里山の実現、ワクワクしませんか?

 

〇里山のキッチンの改装費用:約80万円
現在自己資金で建設している新建屋のキッチン部分の内装費用として使用。
食を通して、里山と食卓をつなぐためのキッチン。
このキッチンからオンラインを通じて、保存食や、旬の食材のレシピなどをお届けします。

〇コミュニティ設立、オンライン環境の整備費用:約30万円
商品の購入などが可能な決済機能がついたファンツという専用アプリを活用します。
オンライン化に際した環境整備へ使用。

〇コミュニティのイベント・チラシなどの作成:約15万円
里山の魅力をぐっと伝えるための催事を行います。

〇初期運営費用:約10万円

〇手数料:約15万円

ープロジェクト自体の実施スケジュール

1月 オンラインコミュニティ開設

2023年 2月下旬〜3月リターン発送

3月 改装工事(キッチン)

4月 新建屋(キッチン含めた里山の加工施設)完成予定

 新建屋建築中

・里山にエールコース 3,000円
サンクスメッセージをお送りします。

・自然のなかで カレンダーコース 2023年 5,000円
サンクスメッセージ、〜自然のなかで〜 伊藤みほのカレンダーをお送りします。

・有機米(白米)食べて応援コース 10,000円
サンクスメッセージ、お米4.5キロ(白米)をお送りします。

・有機米(玄米)食べて応援コース 10,000円
サンクスメッセージ、お米4.5キロ(玄米)をお送りします。

・有機米(白米)食べて応援 定期購買コース 20,000円
サンクスメッセージ、お米4.5キロ(白米)を3ヶ月毎お送りします。

・有機米(玄米)食べて応援 定期購買コース 20,000円
サンクスメッセージ、お米4.5キロ(玄米)を3ヶ月毎お送りします。


・オーガニックビレッジAコース 26,400円
オンラインコミュニティの参加権と毎月有機米4.5キロが贈られるコースです。
8,800円(通常価格9,900円)@1ヶ月(税込)×3ヶ月
※4ヶ月目からの継続は通常価格になります。


・オーガニックビレッジBコース 9,900円
オンラインコミュニティのみ参加のコースです。
3,300円(通常価格5,500円)@1ヶ月(税込)×3ヶ月
※4ヶ月目からの継続は通常価格になります。


・オーガニックビレッジCコース 52,800円
オンラインコミュニティの参加権と毎月有機米4.5キロが贈られるコースです。
8,800円(通常価格9,900円)@1ヶ月(税込)×6ヶ月
※7ヶ月目からの継続は通常価格になります。


・オーガニックビレッジDコース 19,800円
オンラインコミュニティのみ参加のコースです。
3,300円(通常価格5,500円)@1ヶ月(税込)×6ヶ月
※7ヶ月目からの継続は通常価格になります。


・オーガニックビレッジEコース 39,600円
オンラインコミュニティのみ参加のコースです。
3,300円(通常価格5,500円)@1ヶ月(税込)×12ヶ月
※13ヶ月目からの継続は通常価格になります。


・オーガニックビレッジFコース 14,900円
オンラインコミュニティ参加権と有機甘酒紅白セットが贈られるコースです。
3,300円(通常価格5,500円)/1ヶ月(税込)×3ヶ月 + 甘酒セット
※4ヶ月目からの継続は通常価格になります。


・オーガニックビレッジGコース 14,900円
オンラインコミュニティ参加権と有機麹1kgが贈られるコースです。
3,300円(通常価格5,500円)/1ヶ月(税込)×3ヶ月 + 有機麹
※4ヶ月目からの継続は通常価格になります。


・オーガニックビレッジHコース 14,900円
オンラインコミュニティ参加権と有機味噌づくりキット(完成1kg)が贈られるコースです。
3,300円(通常価格5,500円)/1ヶ月(税込)×3ヶ月 + 有機味噌づくりキット
※4ヶ月目からの継続は通常価格になります。


・オーガニックビレッジIコース 17,900円
オンラインコミュニティ参加権と有機醤油づくりキット(完成約1.8ℓ)が贈られるコースです。
3,300円(通常価格5,500円)/1ヶ月(税込)×3ヶ月 + 有機醤油づくりキット
※4ヶ月目からの継続は通常価格になります。


・卓上かまどコース 1合炊き 50,000円
美味しいご飯をかまどで炊こう!明喜左官店の卓上あきよしかまどが贈られるコースです。


・卓上かまどコース 3合炊き 100,000円
美味しいご飯をかまどで炊こう!明喜左官店の卓上あきよしかまどが贈られるコースです。


・鹿の角プレゼントコース
雄鹿の角 頭蓋付き 左右対称 天然の一点物 70,000円


・講演会に呼んでくださいチケットコース 100,000円
コミュニティ参加権12ヶ月分
有機農業や、有機堆肥などのお話をさせていただくことが可能です。
里山の暮らしや食、子育て、また自宅分娩の上映会やお話会など内容もご相談ください。


 ・オンラインコミュニティ内でコラボ企画 200,000円
コミュニティ参加権12ヶ月分
あなたの専門性を活かし当オンラインサロンの一つのコンテンツとして立ち上げることが可能です。
オンラインでともに活動する仲間としてご応募お待ちしています。
(詳細は応相談)


 ・新建屋に名入れコース 500,000円
コミュニティ参加権12ヶ月分
建屋に御協賛枠として、名前を入れることが可能です。


私たちはこの10年、暮らしをどうやってこの里山にシフトするか、を悩み、挑戦してきました。

地域の資源を活用し、発酵堆肥を作る→耕作に活用→循環する農業を実践

里山の循環を軸に、農薬や化成肥料に頼らず、作物を育てる方法を模索し、その土地にある有機資源から発酵堆肥を作るようになりました。土壌の健康が何か、菌がどんな働きをしているのか、それらを知るほどに、かつての日本はそれを当たり前にやってきたという事実に驚くばかりでした。

輸入に頼った土づくりではなく、菌や微生物の力をかりた、地域の資源を活用した土づくりをしています。
→事業化を進め、発酵機などを購入しました。
→有機JAS認証で使用できる肥料として遺伝子組み換えではない資材(オカラや米糠、魚のアラ、食品残渣など)を利用した有機肥料の設計、製造
 →特殊肥料製造業者として登録(2022年6月)
→有機適合資材の認証取得(2023年1月)

農事組合法人の設立、有機JAS認証の取得

当初より自給農として、自然栽培、有畜複合農業、有機農業をそれぞれ実践してきました。 地域の農業の今後を踏まえて、地元にお金が循環する仕組みが必至と事業化へ踏み切る決断をしました。地域の方々とともに農事組合法人「オーガニックビレッジ」を設立し、循環の中でオーガニックを当たり前とするため、有機JAS認証の取得に至りました。(2021年)

より品質がよく、日持ちする、食味の良い農作物を少量他品目で栽培することを目標にし、現在は主に米、大豆を中心として耕作をしています。
→3.6haの有機JAS認証の農地、有機JAS認証加工施設(講習修了者12名の在籍)(2021年)

関係人口を増やす

名古屋都心部から1時間以内の都市に近い里山として、その魅力を伝え、仲間とともに田畑を耕してきました。 移住や定住も必要ではありますが、移住者希望者のニーズを満たすような秘境の地ではなく、都市のベッドタウンとしての役割を持っているこの地域です。まずは関係人口を増やし、週末に通える人々を増やしたいと思いやってきました。

私たちは輸入にたよならい農、周辺環境で循環する農の必要性を伝え、土に還す農業の実践を行っています。

・一般社団法人犬山農芸を設立(2012)
→厚生労働省求職者支援制度、有機農業実践コースを実施(2012〜2017)約100名の卒業生
※就職と就農のギャップが大きく、現在は休止

・有機的な繋がりの場として「オーガニックビレッジ」の、立ち上げ、オーガニックマルシェの開催や、里山の各種ワークショップなどを実施(2014年〜)

・農業次世代人材投資資金 愛知県認定研修機関として新規就農者の実施(2013〜)

暮らしとともにある経済の循環

人の健康も、農地の健康も、里山の循環も、お金の循環も、全て繋がりあっています。現代社会で里山の暮らしをしようとすると、そのギャップに苦しむことがあります。

私たちは、戦前の循環する里山をモデルに、人間の心地よさという感覚を頼りにして、現代の設備や、テクノロジーも取り入れています。行き過ぎない効率化と、あげすぎない生産性、そしてやりすぎない機械化を軸に、現代社会でも通用する収益化を目指しています。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

里山の持っている力は、何か起こった時に「なんとかなる」「なんとか出来る」と思える自分を育みます。

米を作る、野菜を育てる、堆肥を作る、きのこを採る、燃料を準備する、暖をとる、猪を捕まえる、これらは単に自給自足を目指した世界ではありません。自分たちが食やエネルギーの舵を取って、その根源を知っている、やったことがある、という体験は、生きる上で大きな力となります。土、水、微生物、ムシ、植物、動物など、里山そのものが、またその経験が「備え」となります。

里山の持つ可能性は現代にこそ必要だと感じています。改めてその価値を見出し、オンラインや技術を活用し、その可能性を最大限に広げ、里山の自然資源を活用していきたいと考えています。

人々が暮らしに自然を取り入れることは自己治癒の力を引き出し、私たちが本来の姿を取り戻し、健康に暮らしていくことにも繋がります。

命が芽吹く里山から、その力を少しでも取り入れ、自分自身の暮らしをより豊かにしませんか。

そして来るべき日に備え、共にこの時代をサバイブしましょう。

佐藤練 佐藤志穂


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