田原本町 流鏑馬(やぶさめ)実行委員会 会長 服部 誠です。

 私は奈良県田原本町で60年以上にわたりお菓子処はつの家を営んでおります。最近は和菓子を多くの方に興味をもっていただくため、生菓子作り体験を行っています。そのほかに、田原本町まち・ひと・しごと総合戦略「地域公共交通活性化協議会」の委員や、一般社団法人 田原本まちづくり観光振興機構の理事として、訪れたくなる、そして住みやすい町づくりを目指して活動しています。また、現在奈良県保護司会連合会の会長を務め、35年間保護司として、安全で安心な町づくりに務めています。


 奈良県田原本町は、桃太郎生誕の地であり、唐古・鍵遺跡があることでも知られています。流鏑馬のイベントを開催するきっかけとなる武士団のいた法貴寺の地域と隣接した、唐古・鍵遺跡の周辺は、公園として整備され、春に「桜まつり」、夏に「夏まつり」、秋に「歴史フェスティバル」、冬には「凧あげ大会」などイベント時には多くの方で賑わっています。


 令和元年12月1日に、流鏑馬を数百年ぶりに復活させた、「奈良田原本流鏑馬まつり」を開催して以来、コロナ渦で開催することができませんでした。本年は「With コロナ」の暮らしの中で、徐々に各地域の活動が始まっております。「奈良田原本流鏑馬まつり」を再び開催することで、まちの更なる観光振興推進を図ります。 

 ただ流鏑馬を行うには馬の走る埒(らち)と呼ばれるレーンの整備、馬房の整備や会場設営、警備費や保険料、運営費など多額の費用がかかります。皆さまのお力をお借りし持続性のある、そして盛大なまつりを開催したいと考えています。

ご協力をよろしくお願いいたします。


 田原本町で「流鏑馬」というとなじみがなく聞こえるかもしれませんが、実はこのまちの歴史を知ることができる要素の1つです。

若宮御祭礼お渡り流鏑馬

 流鏑馬は、武士がその技術を披露して、祭神を楽しませようという芸能の一つといわれ、春日大社の摂社若宮神社の祭祀として行われる「春日若宮おん祭」に、大和の武士が流鏑馬を奉納する習慣がありました。

 武士集団の中には大和六党と言われる集団があり、田原本町域では、十市氏が主に刀禰を務めた「長谷川党」と呼ばれる武士団が活躍していました。
池神社(池坐朝霧黄幡比賣神社)
長谷川党の主要な構成員として、現法貴寺集落を拠点としたとされる「法貴寺党」があり、春日若宮おん祭にて流鏑馬を奉納していたとされ、これは1384年の歴史書物「長川流鏑馬日記」に記載されています。時代が流れ大和の武士団は衰退しましたが、地元天満宮)(現在の池神社)の祭礼にて流鏑馬の奉納があったと江戸時代初期・1672年の「法貴寺旧例寺役調書」に記録があります。


 小笠原流とは、鎌倉時代から800余年の伝統を誇り、弓馬術礼法の道統を伝承する流派です。小笠原家初代小笠原長清は糾法(弓馬術礼法)師範として源頼朝に仕え、鎌倉時代の象徴である弓馬の道・故実に基づく武家儀式を制定し、武士達の指導にあたりました。長清以降、室町時代は足利家に仕え、足利義満や義政の師範となり、戦国時代を経て江戸時代には徳川家の糾法師範となりました。

 明治維新により武家社会が終焉を迎えた後、28代清務は東京神田に弓馬術礼法小笠原教場を開設し、一般に流儀を教えながら学校での礼法教育にも尽力しました。そして現在は鎌倉時代から続いてきた流鏑馬などの神事を全国の門人と共に執行し、教場やカルチャーセンターなどで礼法の指導を行っています。



 奈良盆地の中央に位置し、約32,000人の人口を抱える田原本町は、⽥畑に囲まれ⼤和の原⾵景が望めるこの地には、重要⽂化財や遺跡、神社仏閣が多く存在します。また『能楽』の発祥の地、『桃太郎』生誕の地とも言われています。

一般社団法人田原本まちづくり観光振興機構のHPより

 歴史は古く弥生時代の環濠集落遺跡である、国史跡「唐古・鍵遺跡」があり、一帯は公園として整備され季節ごとにイベントが開催され沢山の家族連れが訪れています。

 豊かな土壌に恵まれた本町では、米作りを中心に、なす、ほんれんそうや花卉、イチジクなどの栽培が盛んに行われ、その中でも特に、 奈良県ブランドいちごの古都華や大和の伝統野菜としても認定されている味間いもは本町を代表する特産品となっています。


「第2回奈良田原本流鏑馬まつり」
ならたわらもとやぶさめまつり

開催日時:2022年11月27日(日)開催 10時~15時予定
【開催場所】唐古・鍵遺跡史跡公園
【⼊場料】無料
【トイレ)史跡公園内2か所有

【HP】:https://tawaramoton.com/yabusame
【 アクセス】:
田原本町役場HPより【電⾞】近鉄橿原線「⽥原本駅」下⾞ タクシー約10分(約2.5km)    
近鉄⽥原本線「⻄⽥原本駅」下⾞ タクシー約10分(約2.5km)
【⾞】京奈和⾃動⾞道「三宅IC」から東へ10分
【徒歩】近鉄橿原線「⽯⾒駅」下⾞ 徒歩約20分(約1.5km)
【シャトルバス】

公共交通機関をご利用の場合

AM9:30以降近鉄田原本駅前広場から唐古・鍵遺跡史跡公園近くの田原本町立北小学校・幼稚園までシャトルバスをピストンにて複数台運行致します。

お車でお越しの場合

AM9:30以降下記駐車場を回り、唐古・鍵遺跡史跡公園近くの田原本町立北小学校・幼稚園までを巡回するシャトルバスを複数台運行致します。

ご利用いただけます駐車場はhttps://tawaramoton.com/yabusame/をご確認ください。



田原本町 町長
森 章浩さま


奈良田原本流鏑馬まつりは、本町の歴史文化を広く周知し、観光振興を図ることを目的に、令和元年度に初めて開催され、海外の方を含め大変多くの反響をいただきました。しかし、以降は新型コロナウイルス感染症の拡大により、開催中止を余儀なくされました。コロナ禍は地域経済への影響も大きく、大変苦しい状況にありましたが、この度の第2回流鏑馬まつりの開催が、コロナに打ち克ち、再び地域に元気と活力を取り戻す契機となることを願っております。流鏑馬まつりの開催、成功に向けまして、皆さまから温かいご支援をお待ちしております。


田原本町商工会 会長
吉川眞司さま

流鏑馬は、日本を代表する魅力ある文化であり、この事業の復活は未来に残す大きな役割であると実感しています。
多くの皆様には、新たに設ける直線270ⅿの馬場を勇壮な武者が走り抜ける姿をはじめ、事前儀式など実感して頂ければと思います。
このページを最後まで御覧頂き、ご支援頂きますようよろしくお願い申し上げます。



弓馬術礼法小笠原流 次期宗家
小笠原 清基さま

田原本町を拠点とする長谷川党とその末裔が、1384年に奈良県に鎮座します春日大社と1672年に田原本町に鎮座します池神社で流鏑馬を奉納した記録があります。300年あいて流鏑馬の記録が出てくることから流鏑馬の文化が根付いている地域であったことが推察されます。2019年に唐古・鍵遺跡にて流鏑馬が復興されました。弥生時代の場所で中世の文化を現代に感じられる場所は他には無く、途切れることなく文化や歴史が脈々と伝わっているという日本の良さを実感できます。皆様方のお力添えをいただき親から子へ祖父母から孫へ伝えられてきた“日本”を次の世代へとつなげていきたいと思います。


流鏑馬の実演には、

・唐古・鍵遺跡史跡公園に馬が到着してから過ごす馬房と呼ばれる馬小屋の設置

・馬の走る埒(らち)と呼ばれるレーンの整備

などが必要となります。

皆様から頂いた支援金は、馬が安全に走り、まつりが成功するための費用に充てさせていただきます。

※目標金額に達しなかった場合の支援金の取扱い:目標金額に達しなかった場合でも、流鏑馬まつりの費用として活用させていただきます。



実施スケジュール

9月30日 クラウドファンディング開始
10月31日 クラウドファンディング終了
11月27日 第2回奈良田原本流鏑馬まつり開催
12月10日以降 リターン発送


実行者紹介

【団体名】田原本流鏑馬実行委員会
【代表者】会長 服部 誠

【HP】https://tawaramoton.com/yabusame/
【Facebook】https://www.facebook.com/tawaramoton/
【Twitter】https://twitter.com/TawaramotoKanko/
【Instagram】https://www.instagram.com/tawaramoton/
【メール】info@tawaramoton.com
【電話番号】0744-33-4560 
【受付時間】9:00~17:00 毎週火曜定休


流鏑馬まつり実施に向けましてご支援をいただき、心より御礼申し上げます。

田原本町はとても小さな町です。しかし、多くの歴史を有し、歴史を紐解くと埋もれていたストーリがあります。

今回それらの一つを紐解き、流鏑馬を蘇らせることで、本イベントを通じ、奈良県内外の方にも田原本町を知っていただきたいと考えています。
皆様に田原本町にお越しいただけることを願っています。

ページ制作サポート:株式会社パーシヴァル

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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