※このプロジェクトは、2022年9月8日(木)-11日(日) 新宿住友ビル三角広場にて開催のクリエイティブの祭典 「NEW ENERGY」と株式会社パルコが運営する当クラウドファンディングサイト「BOOSTER」がサポートしています!参加プロジェクト一覧は↑こちらhttps://camp-fire.jp/curations/new-energy)よりご覧ください。


はじめまして、株式会社ときつ養蜂園の代表 時津佳徳です。

私たち「ときつ養蜂園」は、山口県山口市仁保の自然の中で、農薬・化学薬剤等を一切使用せずにミツバチに優しい養蜂を行っている、全国でも数少ない養蜂園です。

写真左)時津志帆、右)代表取締役 時津佳徳

夫婦で始めた養蜂園は、今年で7年目。
地元山口県では、各地のイベントで黄色と紺色の「ミツバチキッチンカー」が注目を集め、多くの方に認知されてきました。キッチンカーで提供しているスイーツも、毎回行列ができるほどご好評をいただいております。

今回、そんな人気商品である農薬不使用のはちみつだけを使ったノンシュガースイーツを新開発!素材にとことんこだわった贅沢スイーツと、当園の新たな試みを山口県から全国にお届けします。

オーガニックの野菜・果物の需要は増えていますが、はちみつにも農薬が大きく関係することはご存知でしょうか?

日本国内の農家のうち、有機農業に取り組んでいる戸数は12,000戸と全体の0.5%です。お米の場合は、農薬を使用せず(有機JASを取得して)生産されたお米は全体の生産量のうち、たったの0.11%というデータが出ています。(図1 令和2年9月29日更新 農林水産省生産局農業環境対策課「有機農業をめぐる事情」より)

農薬が私たち養蜂家に与える問題は深刻です。ミツバチは、水を沢山飲む生き物なのですが、ミツバチが飲む水に農薬が混入してしまうとミツバチたちは命を落とします。

図1


毎年避けられない近隣農家の農薬散布時期には、100箱以上ある巣箱を全て避難させるなどの対策を行なってはいますが、それでも川や水路に溶け出した農薬により大切に育てたミツバチは大量に死んでしまうのです。その被害額は、はちみつの販売価格に換算するとなんと年間約4,000万円にも及びます。

−ミツバチがいなくなれば4年で人類は絶滅する−と言われるほど、ミツバチは農作物の受粉に貢献しています。

ミツバチが蜜を吸うことで体にたくさんの花粉をつけ、それを次の花に運ぶ。その行動により、ミツバチは生態系だけでなく人間にもとても重要な存在なのです。

日本国内で養蜂する上で、農薬を避けることはとても難しく手間と労力のかかることなのですが、当園では自然な農法や特殊な資材を活用しながら、“農薬・化学薬剤等を使用しない養蜂”にこだわりを持ってきました。餌やり病気の予防、外敵対策から防寒対策まで、ミツバチにとって最適な環境を整え、徹底して品質を保っています。

ミツバチは、はちみつが出来過ぎても出来なさすぎても全滅してしまうデリケートな生き物。ミツバチが過ごしやすい蜜量を保つために、5月〜6月の自然界の花が溢れる「流蜜期」には、余分なはちみつを採取する必要があります。

採れたはちみつは、蜂場で採取すると冷えて固まってしまうため、45度の低温で数日かけてゆっくり加温して液状化します。その後、専用の濾布で濾過して不純物を除去。それ以外は、味や風味・栄養を損なわないよう手を加えません。こうして出来るのが、日本トップクラスのときつ養蜂園のはちみつです。

ミツバチは世界的にも数が減っており、その保護が重要視されていますが、農薬を一切使用しないときつ養蜂園のはちみつは、食べて嬉しいだけでなくミツバチたちにもやさしい養蜂なのです。

今回のクラウドファンディングでは、このこだわりが詰まったはちみつを全国にお届けし、もっとはちみつの可能性を広げ、地域活性にも役立ちたいと考えています!

当園は、山口県の中心、山口市の仁保(にほ)という土地にショップを構えています。山々に囲まれ、のどかな時間が流れるこの地域は朝晩の寒暖差が激しく、おかげで酵素の力が強い綺麗な蜜の採れる花が咲く、自然豊かな蜜源地です。

こちらがショップ。築180年以上、茅葺き屋根の古民家を改装したショップ兼工房は、地元のお客様に愛されています。

ときつ養蜂園Bee's life 店内


ミツバチの巣箱は、ショップから車で15分程の竹林の中に。毎年4月〜7月にかけて、100箱以上の巣箱から数百万匹のミツバチたちが飛び立ち、近隣の山の花々から蜜を集めてきます。当園では、山口県内に6、7箇所の蜂場を保有しており、場所に応じてレンゲ、クリ、モチノキなど10種類以上のはちみつを取り揃えております。

採蜜の様子

一番人気のレンゲのはちみつは、近隣の農家さんと提携して田んぼに植えていただいたレンゲから、当園のミツバチが蜜を集めたもの。

レンゲには田んぼを肥やす効果があり、当園では近隣農家さんに無償でレンゲの種を提供します。4月下旬ごろ一面ピンクの絨毯となった田んぼにミツバチが訪花。その後、新緑のレンゲをそのまま田んぼに混ぜ込んで肥料にした「緑肥」を米の栽培に役立てるという活動を行なっております。

農家さんが田んぼに花を植え、私たち養蜂家が大切に育てたミツバチが蜜を頂く、そしてその植物を肥料に美味しいお米が育つ。私たちは、古来から行われていた農法を再現するという事にこだわり、地域農業の活性に役立てています。

その種を植えていただき花を咲かせることで根を張り、土壌の肥料分を増やします。

レンゲ米

レンゲの緑肥で育ったお米を、農薬・化学肥料栽培期間中不使用のレンゲ米として発売。今年の新米から、リターンとしてお届けいたします。また、ときつ養蜂園のスイーツも全てこのレンゲ米の米粉を使用しています。

プロジェクトを立ち上げた背景にあるのは、農薬を使用せずに養蜂を行う当園を支援いただきたいということ。そして、健康や美容のために食事に気をつけている方々のために、まだまだ知られていないはちみつの可能性をお届けしたいということです!

はちみつは、まだ知られていない多くの可能性を秘めています。今回は、その可能性の1つである当園の人気商品スイーツに焦点を当て、CAMPFIRE・BOOSTERだけの特別なリターンをご用意いたしました。砂糖を使わず、はちみつだけで甘さを出したノンシュガーの「ギルトフリースイーツ」は、小麦粉ではなくレンゲ米の米粉だけを使用したグルテンフリーでもあります。

さらに3つのこだわりを詰め込み、とっておきのスイーツを完成させました!

これまで、クリームやチョコレートは冷凍するとスが入ったり、乾燥してパサついたり、解凍した時の水っぽさといった問題から、冷凍は不可能とされてきました。
しかし、3D急速冷凍機はこれまでの常識を大きく覆します。食品の水分を奪わないよう、高湿度の冷気で優しく包み込むように均一に急速冷凍する最新技術です。

一般的な冷凍では、水が氷になる温度(0℃〜-5℃)の通過速度が遅く、氷の結晶が歪になってしまい、それが食品の細胞を壊すために解凍時のドリップの原因となります。今回導入した3D急速冷凍機では、氷結晶が小さく歪にならないため、細胞を壊さず解凍時間も短縮できます。

3D急速冷凍機の導入によって、焼き立てを予冷することなくそのまま冷凍。冷凍ケーキだからと妥協することなく、最高な状態で全国にお届けできるようになりました。

ときつ養蜂園のスイーツには、お菓子の三大素材である砂糖・小麦粉・バターを一切使用していません。

素材も徹底的に厳選しており、レンゲ米の米粉や、卵・有機豆乳・オーガニックココナッツオイル、そして甘味料は自家製はちみつを基本に。リターン品のテリーヌには、「グラスフェッドクリームチーズ」をふんだんに使用しており、乳製品にもこだわっています。
砂糖・小麦粉・バターを一切使用しない、お菓子の常識を覆す「ギルトフリースイーツ」は、繊細で製造がとても難しくもあります。

ときつ養蜂園では、専属の女性パティシエ2名と、副代表であり妻の3人がスイーツ作りに携わっています。3名が協力し合いスイーツの価値を高めてきました。

はちみつは気温によって硬さが変わり、湿気によって水分量の調整も必要となるため、その日の天気によって細かな分量の調整が必要となります。米粉のお菓子も開発したての頃は情報が少なく、ケーキをふっくら膨らませるには?サクサク・しっとりした食感を出すには?と、一つ一つ試行錯誤を重ねながらオリジナルのレシピを作り上げています。

写真左から)パティシエ 林田、副代表 時津、パティシエ 西山

当園では、パティシエも農業生産から加工まで全てを手がけるというのがコンセプト。養蜂農業の基礎から学び、日々ミツバチに素手で触れ合うことではちみつの有難みを全員が肌で感じています。

1匹のミツバチが一生のうちに集めるはちみつの量は、たったのティースプーン1杯程といわれており、その貴重なはちみつを丁寧に製品化して可能性を広げることは、当園が最も大切にしているこだわりです。

砂糖・小麦粉・バターを使用しない「ギルトフリースイーツ」は、大人から子ども(※)まで、健康や美容のために食事に気をつけている方でもギルトフリーでお召し上がりいただけるスイーツ。3D急速冷凍機・素材の厳選・またパティシエの3つのこだわりで、自信を持って全国にお届けいたします!

※1歳未満の赤ちゃんに、はちみつやはちみつ入りの食品を与えないでください。

砂糖、小麦粉、バター不使用。ノンシュガーのギルトフリースイーツ

3種類のスイーツからお選びいただけます。

♢はちみつと米粉のクッキー缶


人にも環境にも優しい素材のみを使用した、優しさの詰まったクッキー缶。当園の手作りクッキー10種類以上を、ぎゅっとクッキー缶に詰め込みました。素材も全て農薬不使用・有機にこだわっています!

♢はちみつと米粉の米ヌレ(コヌレ)


カヌレでは珍しい、小麦粉を使用せず米粉でつくったオリジナルスイーツの「コヌレ」。周りのコーティングは、本場フランスと同じ製法で、バターではなく当園のミツロウを使用しています。

厳選した自然素材のみでつくった米ヌレは、ハチミツの風味をお楽しみいただくためラム酒を使用しておりせん。ほんのりハチミツの優しい風味が広がります。プレーンと5種類の味を8個セットにいたしました。

・プレーン(3個)
・チョコレート
・ホワイトチョコレートナッツ
・キャラメル(New)
・緑茶
・紫芋(New)

※はちみつと他の材料との相性を吟味するため、お届けまでに種類に変更がある場合がございます。予めご了承ください。

♢はちみつと米粉のテリーヌ小麦粉を使用せず、米粉とはちみつのシンプルだけどしっとり濃厚なテリーヌ。使用しているグラスフェッドクリームチーズは、ミルクのしっかりしたコクがありながらクセのない味わい。こだわりのチーズをふんだんに使用し、3種類の味をセットにいたしました。

・グラスフェッドクリームチーズ
・オーガニックチョコ
・オーガニック抹茶

濃厚なテリーヌは、コーヒーや紅茶、お酒にも相性バッチリ。濃厚なクリームチーズはさっぱり紅茶やシャンパンに、チョコは苦味の効いたコーヒーやウィスキーに、抹茶は濃いめのお抹茶や白ワインに合います。冷凍でお届けするため、解凍具合によってはちみつの香りの変化をお楽しみください。

♢限定10個!巣箱からそのまま「巣蜜(すみつ)」


ミツバチが巣に蓄えた自然のままのはちみつです。

栄養も風味もそのままに、巣箱からそのまま頂いた巣蜜は、はちみつや蜜ろうをぎっしり溜め込んだ究極のはちみつ。残留農薬ゼロの当園ならでは、採蜜の時期にしか味わえない究極の味をお召し上がりください。


♢レンゲ米5kg 山口県仁保産 令和3年度産(※玄米)


寒暖差の激しい谷合の農村地域、山口県山口市仁保で育ったレンゲ米。ときつ養蜂園では、近隣の農家さんと提携して、田んぼにレンゲの花を植えていただき、そのレンゲを緑肥として農薬・化学肥料を栽培期間中不使用で育てたのが、このレンゲ米です。

風味が良く栄養価もたっぷり。毎日食べるお米だから、ぜひとも安全安心で美味しいお米を選んでいただけると嬉しいです。

※精米したての美味しさを味わっていただくために、玄米でお届けいたします。当園のスイーツの原料となる米粉は、全てこのレンゲ米を使用しています。


♢CAMPFIRE先行案内!「巣箱のオーナー制度」
あなただけの巣箱を管理。毎年5月〜6月その年採れた新蜜をお届けいたします。

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1箱あたりの採蜜量:最低10kg=はちみつ約33瓶分(1瓶大サイズ/300g)※1箱から採れるはちみつの量は年々異なります。

♢ときつ養蜂園へのご支援
農薬を使用しないときつ養蜂園の運営をご支援いただける方には、「はちみつギフトボックス」または毎月はちみつとスイーツのセットが届く「はちみつのサブスクセット」をお届けいたします。

今回のクラウドファンディングで集めたご支援金は、CAMPFIREの手数料を除き全て弊社の運営費用に充てさせて頂きます。

10月7日 プロジェクト終了

10月8日~順次リターン発送開始

私たちの養蜂は、ミツバチの命を脅かす農薬から守ること、そしてミツバチの数を増やすことが第一の目標です。そして、ミツバチが一生懸命集めた蜜の可能性を最大限に活かして可能性を広げることも目標としています。

ありとあらゆる作物の受粉に貢献しているミツバチたち。当園では、このCAMPFIREプロジェクトを通じて、今後もミツバチや環境そして人々の健康を守るために活動いたします。

世界中で数が減っているミツバチの危機を救う活動“Save the bees”国内で農薬不使用(※)でミツバチに優しい養蜂に取り組む、ときつ養蜂園へご支援を宜しくお願いいたします!

※日本国内で、はちみつは有機JAS取得は非常に困難であり、国産のオーガニック蜂蜜はほぼ存在しません。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合でも、計画を実行し、リターンをお届けいたします。

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