【御礼】
皆さまのご支援のおかげで、初日に目標額を達成することができました!ご支援をいただき、本当にありがとうございます!!
数々の温かいメッセージにとても励まされています。

福岡にとどまらず、各地からご支援いただき、ありがとうございます。皆さまのおかげで、初日から目標額を達成することができました。メッセージもありがとうございます。遠方の活弁ファンの方々とメッセージを通して、思いをやり取りできることに感動しています。悩みながらも、クラウドファンディングに挑戦して良かった!と実感しています。「東京でもリターンマッチ公演を期待しています!」「スピンオフで大阪でもやってね~」などの声をいただき、「逆輸入的に、博多活弁パラダイスが博多を飛び出し、東京や大阪で遠征公演をやるのも面白いかも」という新たな発想(展開)も生まれ、これぞ「思いを拡散」するクラウドファンディングの醍醐味だと感じ入っています。10/10のゴールまで、全力で「思いの拡散」に励みたいと思います!引き続き、ご支援、ご声援のほど、どうぞ、よろしくお願いいたします!

ご支援いただきました資金は、当初予定通り、出演者の交通費と宿泊費(2泊分)計約85000円に充てさせていただきます。目標額を超えていただいた資金は、会場費(約7万円)や宣伝広告費(チラシデザイン料や印刷代、郵送代約5万円)、作品使用料、Tシャツデザイン費などの運営費用に充てます。さらに、今後の当会の活弁ライブの運営費用(11/26に次回公演決定、来年2月にも予定)に使用し、活弁界をもっともっと盛り上げ、メジャーにする活動に有効活用させていただきます。そして、いつかは本当に東京遠征公演ができたらいいな、と思います。
引き続き、ご支援、ご声援をどうぞ、よろしくお願いいたします。
(博多活弁パラダイス実行委員会・上村里花)


【ご挨拶】

博多活弁パラダイス実行委員会(博多活パラ)代表の上村里花と申します。
伝統の話芸でありながら、全く新感覚のエンターテインメントでもある「カツベン(活弁)」の楽しさをより多くの方に、実際に体験いただきたい!と福岡を中心に、プロの弁士を招き、九州で活弁ライブを定期的に開催しています。「活弁をもっともっとメジャーに!」との思いで、2020年に個人で始めました。

左から片岡一郎弁士、上村、ギター奏者の竹内竜次さん=2021年12月、片岡一郎九州ツアー公演にて

【自己紹介】

本業は、転勤の多い会社員です。仕事の合間を縫ってプライベートで活動しています。
2008年からは10年以上、広島で地域寄席「広島で生の落語を聴く会」(生らくご会)を主宰し、地域でもプロの落語を間近で聴いていただける場を提供し続けています。当時は、まだまだマイナーだった落語の楽しさを広めたい!一緒に落語の話ができる友達を作りたい!!との思いで、知り合いもいない(当時、広島に赴任したばかりでした)土地で一人で会を発足させ、次第に手伝ってくれるスタッフや常連のお客様を増やしてきました。転勤後も広島に通って会を続けています。柳家喬太郎師匠や春風亭一之輔師匠の独演会や二人会を広島で初めて開催したのも生らくご会です。

活弁との出会いは10年以上前です。島根に勤務していた2010年頃、今では博多活パラのレギュラーメンバーでもある弁士の坂本頼光さんの活弁を聴いたのが最初でした。そこですっかり活弁及び頼光さんのファンになり、広島の会でも「番外編」として何回か活弁ライブを開催しました。
広島・ヲルガン座での「坂本頼光活弁ナイト」

しかし、その時はあまり多くのお客様を呼ぶことができませんでした。「いつかはもっと多くのお客様で頼光さんをお迎えしたい」。そう思い続けてきました。
2019年春、転勤で福岡へ。
ちょうどその年、周防正行監督の映画「カツベン!」が公開され、活弁にも少しは光が当たるようになりました(この映画で成田凌さんや高良健吾さんらの活弁指導を担ったのが両雄、坂本頼光さん、片岡一郎さんでした)。
これまでは「活弁」と言っても全く通じなかったのが、とりあえず、説明しなくても分かってもらえるようになりました。でも、まだまだメジャーとは言えず、福岡ではライブで見る機会もない。「やるなら今しかない!!!」。皆さんに活弁の楽しさを体験してもらいたい!頼光さんに恩返しするなら、今だ!そう思ったのです。
こうして博多活弁パラダイスは誕生しました。

坂本頼光さん(後列左から2人目)とお手伝いいただいた九州大学の学生さん、ボランティアの皆さんと記念撮影

おかげさまで、2020年12月13日に開催した第1回公演「坂本頼光独演会」は100名様、完売御礼。どころか、それを超えるキャンセル待ちのご予約をいただき、コロナ禍での人数制限のため、お断りしなければいけないお客様も出る盛況となりました。以降、定期的に会を開催し、頼光さん以外のプロの弁士の方々にもご出演いただき、活弁の楽しさ、幅広さを楽しんでいただいています。

【活弁は一期一会のライブだ!】

とはいえ、私自身、活弁についてよく知っているわけではなく、走りながら勉強する日々です。でも、会をやればやるほど、活弁を見れば見るほど、その魅力にハマっていっています。今では、東京や大阪、神戸へと足を伸ばしては、活弁ライブを見て、往年の無声映画や映画史に関する本を読みながら、新たな世界に足を踏み入れるのが楽しくて仕方がありません。これまであまり注目していなかった無声映画の魅力にも開眼しました。

活弁は、弁士1人1人が台本を書きます。ですので、同じ映画でも弁士によって、それぞれ台本は違います。もちろん、設定やストーリー、登場人物は同じです。しかし、同じセリフでも、どんな間で言うのか、ここはセリフを入れるか、敢えて黙って、映像を見せるかが、弁士それぞれの映画の解釈によって、同じ映画でも見え方が変わるのです。それは、同じ古典落語でも、噺家によって面白さが全く変わってくるのと似ています。活弁もまた、一期一会のライブの芸なのです

毎回、出演者のプロフィールや公演の見どころ、上映作品の紹介などを書いたパンフレットを手作りしています。
【花火を打ち上げたい!~このプロジェクトで実現したいこと~】

会の発足以来、これまでに6回の活弁ライブを実施し、好評を博してきました。しかし、まだまだ「活弁」の認知度は高いとは言えません。そこで今回は、花火を打ち上げることにしました。現在の活弁界を担う両雄、片岡一郎と坂本頼光の両弁士を同時に福岡にお呼びし、両者の個性を激突させることで、弁士によって雰囲気が全く変わる活弁の面白さや、活弁が付くことによって世界が何倍にも広がる無声映画の奥深さをより多くの方に体験いただきたいです。

そのために、第7回公演として会としては初めてとなる二人会を企画しました。

片岡一郎弁士(撮影・安達英莉)と坂本頼光弁士【二人会だからやれること】

今回は当会でも初めて、他の会でも今ではなかなかやる機会のない「掛け合い活弁」をやっていただきます!これは、1本の映画を複数の弁士が役柄を分けて演じるもので、今回は日本映画初期の忍術映画「豪傑児雷也」を片岡さん、坂本さんお二人の掛け合いでやっていただけます。海外で掛け合いをやったことはあるというお二人ですが、国内ではお二人による掛け合いは超レア!ファン垂涎の企画と言えます。

また、活弁の魅力である「弁士による違い」を目の前で感じていただけるのも二人会の醍醐味です。通常はお一人の弁士に何本かやっていただく「独演会」スタイルで公演をやっていますので、なかなか弁士による違いを実感する機会は少ないと思います。しかし、今回は、掛け合いの他、お二人に交互に各2本ずつ、単独での活弁もやっていただきますので、お二人の個性の違いを間近で感じ取っていただけると思います。

【「両雄」とは?~出演者について】

例えば、たった一人のスターの出現で、そのジャンル全体に注目が集まることがあります。現在の活弁界には、 片岡一郎と坂本頼光がいます。共に才能豊かで、かつ、個性も真逆の二人。こんなにキャラが立っていて、タイプの違うイケメン2人のライバル同士!まるで漫画のキャラクターのように全てが揃っているのに、メジャーにならないのはもったいない!!
この2人を売り出すことで、活弁や無声映画自体の面白さに気づいてもらいたい、映画をもっともっと楽しんでもらいたい、そんな思いで企画しました。

片岡一郎さんは、正統派と呼ばれ、深い知識と映画への理解で「映像に語らせる」ことを美学としています。映画史にも造形が深く、研究書『活動写真弁史』(共和国)という大部の書も出版。「学者弁士」の異名も持っています。一見、知的でクールなイメージですが、激しい情熱家の一面も持っています。
坂本頼光さんは、声帯模写を得意とし、芸人としての矜持を持った弁士です。とにかくお客様を楽しませることに全力を尽くし、サービス精神旺盛。けれんみ溢れる語りは初心者から映画ファンまで惹き付けてやみません。得意の絵を生かし、自作アニメ「サザザさん」などを制作。落語や講談、浪曲など他ジャンルとの共演も多く、東京や関西の寄席にも出演するなど活躍の場を広げています。

知性と野生?全くスタイルの違う二人ですが、映画への愛は共通しています。

デビューも共に2000年代前半で、年齢も二つ違いと同世代。互いに意識し合ってここまで業界を盛り上げてきました。共に芸歴20年を超え、脂の乗った2人がもっともっとメジャーになることが、活弁業界を浮上させ、下の世代を育てることにもなるはずです。

だからこそ、東京でもなかなか無い「二人会」を開催し、見る機会の少ない複数の弁士が一緒に一つの映画に活弁を付ける「声色掛け合い活弁」や、それぞれの活弁の特性の違いを間近で見ていただきたい!のです。

【これれまでの活動】

2020年12月に第1回公演を開催して以降、これまでに活弁公演を6回、活動弁士や時代劇研究家らによるトークイベントや朗読会などの番外編も3回開催。コロナ禍にも負けずに、安全対策を取った上で公演を続け、着実にファンを増やして来ました。

2020.12.13  第1回 坂本頼光独演会@福岡アジア美術館あじびホール
2021. 6.26  第2回 澤登翠独演会@福岡アジア美術館あじびホール(楽士:カラード・モノトーン・デュオ)
2021. 9.26  第3回 坂本頼光独演会@福岡市美術館ミュージアムホール(ゲスト:漫談家・居島一平
2021.12.16  第4回 片岡一郎独演会@福岡市美術館ミュージアムホール(ゲスト:時代劇研究家・春日太一
2022. 3.13  第5回 坂本頼光独演会@福岡市男女共同参画推進センターアミカス(楽士・伊藤ケイスケ)
2022. 7.24  第6回 大森くみこ&天宮遙@福岡市美術館ミュージアムホール(弁士・大森くみこ、楽士・天宮遙)
2022. 8.27  「ジャムの月世界活弁旅行」@福岡市美術館ミュージアムホール※運営手伝い
第4回公演では時代劇研究家の春日太一さん(右)をゲストにお招きし、忠臣蔵について片岡さんと熱く語っていただいた

10/3の本プロジェクト以外にも、9/15にはアングラ活弁ライブ「坂本頼光ナイト」、11/26には第8回博多活弁パラダイス「澤登翠独演会~デビュー50周年記念九州ツアー」、12/24にはトークイベント「居島一平のシネ漫談」と公演が目白押しです。

コロナ禍の中、客数を減らしつつも開催を続けた

【資金の使い道】

出演者2人の交通費(東京と福岡の往復)と宿泊費(計約85000円)に充当します。余剰が出れば、会場費(約7万円)や宣伝広告費(チラシデザイン料や印刷代、郵送代約5万円)、作品使用料など必要経費、今後の会の運営費に充てます。
このほか、2万円はCAMPFIRE手数料に使用されます。


【一人のランナー(席亭)として】

席亭(会の主催者)はランナーに似ています。
席亭がランナーだとすれば、お客様は沿道の応援者であり、コースの途中にあるエイド(補給所)がクラウドファンディングと言えます。もちろん、42・195㌔を走り抜くのはあくまでもランナー(席亭)です。
大会(公演)に向け、走りきる体力(資金)、気力、技術(運営ノウハウ)を蓄え、完走する戦略(マラソンで言えば、どんな速度で走り、どのタイミングで補給をするかなど)を立てて準備し、目標を達成する。これは走り抜くために必要なことであり、それをきちんと準備できてこそ、ランナー(席亭)だと言えます。それは、今回も変わりません。皆さまの支援があってもなくても走り抜く(会を運営する)覚悟と準備は整えています。

ただ、その上で、敢えてご支援をお願いしたいと思っています。ランナーは孤独です。もちろん、それでいいのです。ただ、孤独なランナーにとって、声援やエイドはとてつもなく大きな力となります。思わぬアクシデントで走るのを止めようとした時、沿道の応援に支えられ、たとえ歩いてでも完走することができたり、また、自分では思ってもみなかった記録が出せるのも声援の力があってこそ、です。ですので、お願いです。花火を打ち上げるために走りきる覚悟はできています。ただ、そこに皆さんの声援、支援があることで、今回だけではなく、これから先、この会を続け、より良い企画を実現していくための大きな大きな力となるのです。

私は、今回の公演を一つの起爆剤にしたいと考えています。公演とクラウドファンディングを同時に実施することで、仲間を増やし、活弁ファンのうねりを作っていきたいのです。今冬には大森くみこさん、辻凪子さんによる「新作無声映画」も公開され、ますます活弁に注目が集まると思います。そんな動きと連動しつつ、福岡から、九州から、活弁の楽しさを全国に広げる起爆剤となりたいのです。ぜひ、一緒に活弁を盛り上げていただけませんか? ご支援どうぞ、よろしくお願いいたします!!

リターンは、私自身が楽しんで考えました。自分が支援者だったら、どんな物が欲しいか。「両雄」こと、片岡一郎さん、坂本頼光さんにも全面協力いただきました。私は走り続けます!!皆さんも楽しみながら、ご支援いただけましたら幸いです! 


【応援メッセージ】

※出演者の活動写真弁士・片岡一郎さんより応援?メッセージをいただきました!!しかも、<黒・白>2タイプ……。

<黒・片岡一郎より>

公開から24時間以内に目標額を達成したクラウドファンディングで、さらにお金を集めたいので何か応援メッセージを書けと主催が言う。会の運営が大変なので、お金は幾らあっても困らないのだそうだ。何という強欲な主催であろうか。私なぞ、お金はなくとも芸に精進できればそれでよく、たまさかお金を頂いても全て寄付をしてしまう無欲な芸人であるというのに。

さて、ここまで読んだ皆様は、主催と私とどちらが信用できる人間だと思うだろうか。
主催の方が信用できると思った方は、是非、このクラウドファンディングにご支援を頂きたい。きっとそのお金で、博多に活弁の楽土が出来るに違いないのだ。


<白・片岡一郎より>

活弁関連のクラウドファンディングはまだまだ少ない。それは大きな収益が見込めないこと、そしてお客様にお金をせびっている様な気持ちをどこかで持ってしまうからだろう。
しかしクラウドファンディングは単なる集金の手段ではない。想いを集める手段でもあるのだ。そのことを博多活弁パラダイスと、このプロジェクトに支援して下さっている皆さんが教えてくれた。

今僕は、もっと活弁に対する皆の想いを広めたいという気持ちに駆られている。少額支援でも、リツイートでも、口コミでも結構です。このプロジェクトの力になって頂ければ幸甚です。



【リターンについて】

【実施スケジュール】

2022年9月上旬 クラウドファンディング開始

2022年10月3日 第7回博多活弁パラダイス「片岡一郎、坂本頼光二人会~両雄激突!」開催

2022年10月10日 クラウドファンディング終了

2022年10月中旬以降 リターン準備・発送・実施


【最後に】

映画に音が付いている時代を生きる私たちにとって、活弁はもはや「懐かしい」ものではなく、全く新しいエンターテインメントです。映画なのにライブ!落語のように、同じ映画なのに弁士によって、楽士によって雰囲気がガラリと変わる作品!

日本の無声映画は基本的に弁士の説明が付くことを前提に作られています。ですから、弁士付きで観ることで、映画は、その本来の輝きを放つのです。また、弁士を想定していなかった外国の映画も、時代や習慣の違いといった背景など、映画を深く理解している弁士の説明が付くことで、より楽しむことができ、映画の本質を理解する手助けになるのです。

もちろん、それには弁士の力量が問われることになります。弁士の力量を上げるには……やはり、お客様の前で数多く口演する機会を持つことが重要です。そのためにも、活弁界自体の活性化と観客層の拡大が必要となってきます。ここ福岡の地で「二人会」という花火を打ち上げ、クラウドファンディングを通して、活弁というエンターテインメントの面白さ、奥深さを知ってもらいたい!そう強く願っています。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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