はじめまして!おむすびです!

“手を結び、縁を結び、命を結んでいこう。”

はじめまして!「西条森のようちえん おむすび」です。愛媛県西条市で2019年の秋に、自然の中でのびのびとした保育を行いたい親子4組が集まり、自主保育活動としてスタートして3年目を迎えます。現在は、有資格者の保育スタッフも交えて、平日と土日の親子活動、大人向けの活動、長期休みには小学生向けの活動など、幅広く活動を展開しています。

強くしなやかに生きる力を育んでいきたい

“森のようちえん”とは、1950年代にデンマークのあるお母さんが毎日子ども達と森に出かけたことが始まりとされています。その後、北欧諸国を始め日本でも広まり「自然体験活動を基軸にした子育て・保育、乳児・幼少期教育の総称」として全国各地で様々な形態の保育が行われています。

おむすびが主として行なっている親子活動では、自然という格好の学びと体験の場で、子ども達の発見や感性・想像力を最大限に引き出せるよう、子ども達を信頼し、子ども達の見ている世界を大切にする見守り保育を保護者と共に心がけています。そして、子どもも大人も自分の気持ちを大切にし、ありのままでいられる雰囲気づくりを大切にしています。そうした中で、子どもの姿や親子で経験すること、自然から教えてもらう様々なことを通して子どもも大人も共に育ち合う場となるよう運営しているのが親子活動です。2023年4月には親子活動を続けながら、より子ども(仲間)同士で互いに持っている力を引き出し合い、時にはぶつかったり課題に一緒に向き合うことで、強くしなやかに生きる力を育んでいくための場としての預かり保育をスタートする予定です。そんな、おむすびの想いを実践でき、子どもも親もスタッフも安心して過ごすことのできるフィールドをいちからつくり上げたいです!

私たちの地域のご紹介

西日本最高峰で「霊峰石鎚山」とも呼ばれる石鎚山の麓に愛媛県西条市はあります。地下水をうちぬいて生活や産業用水として使用しているうちぬき水と共に、近年は移住者の急激な増加で話題になっています。その背景として、美しく豊かな自然と水、それに育まれた美味しい農産物や温厚な人柄が、手厚い行政の支援と合わさって移住者を惹きつけていることが考えられます。おむすびは、そんな西条市の四季折々の自然が感じられる場所で、五感をフルに活用する保育活動を行なっています。春は里山で山菜や野草採り、夏は川や海などで水遊び、秋は栗拾いや紅葉狩り、冬は焚き火や保存食づくりなどです。海・山・川が近く、いつも身近に四季を感じることができます。


作家くるるさんと海で廃材ワークショップをした様子↓

連続性の中で生まれる発見と関係づくりのできる保育現場が必要です!

親子活動では、四季の移り変わりや地域の方々との関わりの中で場所を変えながら活動を行なっています。ですが、預かり保育を始めるにあたって、場所が頻繁に変わることは子ども達の心が安定しにくく、保育スタッフとしても安全確保が難しいと考えます。同じ場所であっても自然の中では毎日環境が変わります。四季に合わせて場所を変えるだけでなく、同じ場所の変化を五感で発見できる体験を重ねたい。そうした連続性の中で子ども(仲間)同士もじっくりと関係を育みながら、子ども・保育スタッフ・親みんなで場を創り上げていきたいと考え、ベースとなるフィールドが欲しいと思い至りました。

急傾斜の山々と耕作放棄地

西条市は急傾斜の山が多く、なかなか子ども達にとって最適な場所は見つかりません。そこで「ないならつくってしまおう!」と、果樹栽培が盛んな土地ならではの広大な農地をフィールドとしていちから開拓することにしました。場所は、海抜173mに位置する少し市街からも小高い集落にある広大な柿園地です。園主がいなくなり長年放棄されてきたため、雑木が生い茂り、草も生え放題。鹿や猪の通り道になっています。ですが、毎年柿の実は成り、潰れてしまってはいますがキウイの棚もあり、畑をしていた跡も見られます。中央には大きなセンダンの木があり、ブランコを下げるにはピッタリです。昨年の秋から参加者やスタッフに声をかけて草刈りや雑木の伐採を始めましたが、草刈り機を持っている人も少ない中での鎌やノコギリが中心の作業は進み具合や出来ることが限られます。地面から埋まったワイヤーが飛び出した、子ども達には危険な箇所もあります。重機や専門業者の介入が必要だと感じ、今年度の助成金事業に申請しましたが、残念なことに採択には至りませんでした。任意団体として参加費をいただきながら細々と活動を続けてきたためまとまった資金はなく、クラウドファンディングの挑戦によって、せめて子ども達が走り回れる環境を整えられることを願っています。この冬の作業がラストチャンスです!

資金の使い道・実施スケジュール

〈子ども達から集めたフィールドのアイディア〉

ちびっこチャレンジ農園、火起こしチャレンジ場、くぎ打ちゾーン(工作できる場所)、物々交換ゾーン(子供用品の循環場所)、堆肥づくりゾーン、竹の滑り台・ブランコ・のぼり綱の設置などなど

以上のアイディアを整備後に実現していく予定です!


フィールドドローン撮影映像↓


〈資金の使い道〉

○専門業者による整地作業委託費:20万円〜

○ユンボやその他作業に必要な重機のレンタル料:13万円〜

○日除け小屋の建設に使用する資材・木材(小屋は活動で参加者と建設します!):〜6万円

○コンポストトイレ:11万円

○リターン品の製作や発送:〜2万円

○CAMPFIRE手数料17%(掲載手数料12%、決済手数料5%)+消費税:13万5千円


〈スケジュール〉

11月:クラウドファンディング開始

11月末〜12月初旬:クラウドファンディング終了

12月〜:リターン品の製作・発送

1月:整地作業スタート!

2月〜3月:小屋の建設スタート!・コンポストトイレ設置

〜4月:新フィールド完成!預かり保育スタート!


最後に

ここまで長々とお読みいただきありがとうございました!近年、社会に漂う閉塞感がますます色濃くなっているように感じます。大人が感じている以上に、子ども達はもっと敏感に受けとっているのではないでしょうか。身の回りとのコミュニケーションが薄れてきている中で、我慢や孤独、不安を強いられている子ども達は外(地域)ではなく家に囲われて見えなかったり、忙しく時間に追われていて目に止まることすら少なくなってきています。子ども達はきちんと自分の気持ちと向き合えているのでしょうか。こう書いていると、まるで大人と変わりない幼少期を過ごしている子ども達。自然との関わり方や遊び方を知らない大人や子どもの事件・事故も増えているようです。生きづらさが強調される世の中で、強くしなやかに生きていける力(主体性・創造性・想像性・柔軟性・豊かな五感・満足感)を育んでいく。というより、本来生まれながらに持っている力を引き出す保育を考え、子どもだけでなく大人も共に育ち合う・育ち直す場として、おむすびも育っていけますように!ご支援を何卒よろしくお願い致します。

“手を結び、縁を結び、命を結んでいこう。”

スタッフ一同


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/07/03 17:36

    4月から週一回少人数でのスタートとなりましたが、整備したフィールドで預かり保育が始まりました。(随時園児を募集しています。見学や体験にいつでもお越しください。毎週水曜日10:00~14:00以降~16:00まで託児あり。満3歳〜満6歳)登園したら朝の会で絵本を読みます。そして、「今ここ」を感じ...

  • 2023/03/31 16:43

    春の暖かさを感じる中、フィールドづくりがいよいよスタートしました!第一回目となったこの日は、参加者と小屋づくりのための地ならしと、じゃがいもの植え付けをしました。杭を打って、ホースに水を入れて水平をとり、あとは出た差を解消するべくスコップ等で掘ってほってほって!!畑は漬物を肥料にした畝と、無肥...

  • 2023/01/19 18:13

    いよいよフィールドの整備作業が始まりました!まずは、専門業者にお願いしての整地。子ども達が思いきり走り回れるよう、雑木の伐採や抜根、地中から飛び出していたワイヤーの撤去などが着々と進んでいます。業者の皆さん、寒い中での作業ありがとうございます!!シンボルとなる大木の周りもすっきりしてきました。...

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