はじめまして。


耳のきこえないフラワーアーティストの髙橋亜芸子と申します。

私は、宮城県仙台市でTrefle(トレフル)というフラワーアレンジメント教室と完全予約制花屋を営んでいます。

耳はきこえませんが、草花の声は誰よりもわかります。耳がきこえない分、幼少期より感覚が研ぎ澄まされてきました。

お花たちが自分を生けて、選んでと、何故かそういう声が聞こえてくるんです。市場へ行くと、沢山のお花たちが選んでといわんばかりに声をかけてきてくれます。

お客様は誰のためにお花を贈るのかを丁寧にお聞きすると、どんなアレンジにしたらいいのかのイメージがみるみる出来上がるんです。

日本には様々なお祝い事の日があり、素敵な日本の風習にお花を贈るという行為は心を和ませてくれます。

オンラインでもアレンジメント教室をできるようになることで、お花のある暮らしがもたらしてくれる魅力を広く伝えたい────。

この考えに至り、クラウドファンディングの挑戦を決意しました。


このプロジェクトで実現したいこと

①オンラインスタジオ

新型コロナウィルスの影響で、フラワーアレジメント教室の生徒さんが集まらないなどの影響を受けています。

ご自宅でも、フラワーアレンジメントを楽しんで頂きたい!

しかし、私には普通にzoomやInstagramなどを活用したオンラインレッスンは困難です。私は耳が聞こえないために、生徒さんのお話を聞き取れないからです。

コロナウイルスは、まだまだ収束しそうにありません。収束しても、これまでのような事業の在り方では通用しない社会に変わっているでしょう。

そこで、耳のきこえない私にもオンラインレッスンが可能になるスタジオを作ろうと考えました。

その環境整備に必要な資金の一部を全国の皆さまにも応援頂きたく、クラウドファンディングにチャレンジいたします!


②店舗の認知度向上

無店舗型で完全予約制であることから、あまり広く認知されていません。

特に自分と同じ耳のきこえない人には、ほとんど認知されていない状況です。

クラウドファンディングをきっかけに、認知度を向上させたい!

そんなとき、同級生が教えてくれました。

クラウドファンディングを2回達成させて、全国からのお客様を獲得した耳の聴こえない起業家が宮城にいると。

私は直ぐに連絡をとり、お話を伺いました。すると、ご協力頂けることになったのです!

耳のきこえない知人がほとんどいなく、SNS運用なども慣れていない私を総合的にサポートすると申し出てくださいました。

クラウドファンディングだけでなく、いろいろとお力添え頂いています。

小学校からはきこえる子どもと一緒の学校に通ったため、自分と同じきこえない人の起業家とお話したのは初めてのことでした。きこえなくても、様々なことを成し遂げている方との出会いは衝撃的でした。この方のお力添えを頂きながら、自分も挑戦したいと踏み出しました。


プロジェクトをやろうと思った理由

3年にもわたるコロナ禍による行動が制限された生活も順応してきたようにみえますが、それでも目に見えないストレスなどがあります。

外出自粛やワクチンの要請、毎日のコロナウイルス関連情報に振り回されています。

そのストレスを和らげ、心が豊かになるお花を全国にお届けしたいと考えています。

これまでの活動

私は2歳半で難聴になり、耳が不自由であることはとても不便でした。会話が聞きとれなかったり、電話も出来なかったりなど、たくさんあります。

現在はメールやSNSが普及し、きこえない人の暮らしにも役立つ便利なものが出来ました。

私がお花を好きになったきっかけは、祖母でした。幼少期はトクサで遊んだり、ほうせんかの種で遊んだり。

初夏になると、一面に咲くマーガレットを摘んだり。いつも生活の中に、お花がありました。

私の母は大変厳しい人でしたが、一人で行きていけるように小さいときから言葉や常識を教えてくれました。父は、いつも見守ってくれました。両親に厳しく育ててもらったおかげで、今の私があって感謝しています。

習い事の一つにフラワーデザインを始めて、素晴らしい先生方に出会いました。ウェディングやディスプレイのお手伝いなどで新たな魅力に取りつかれ、お花の仕事を始めました。

アレンジメント教室は、耳のきこえない方に教えることから始めました。

2011年に東日本大震災で被災し、経験したことのない惨状を目の当たりにしました。

小さい頃から、私の耳となってくれた妹の闘病と早すぎる死別。

悲しみ、怒り、後悔。毎日いろいろな感情がありました。そんなときの辛い日々を救ってくれたのも、お花でした。

耳がきこえないことで苦労するのも多々ありますが、お花と触れ合うとパワーをもらえます。

石巻、雄勝、女川など。被災地の沿岸部は、まだまだ復興半ばです。その上に、コロナ禍。 

壊滅的な津波被害を受けた沿岸部は、お店もほとんどありません。

この地域にお住まいな高齢の方々は、お花を気軽にお買い求めるのは困難です。少しでも癒しになればと、季節のお花を使ったワークショップを開催すると大変喜ばれました。

「楽しい!キレイだね!癒される!」

もっと多くの方々にお花の素晴らしさを伝え続けて、日々の生活に取り入れるお手伝いをしたい。それが、私の願いです。

そのためにも、オンラインレッスンもできるアレンジメント教室を作りたい ────。

このオンラインスタジオが出来れば、遠方の方々にもお花のある豊かな暮らしを提案出来るようになるからです。 

フラワーアレンジメント教室をライブ配信、または録画レッスンでお届けする環境を整えるには100万円が必要です。今回は、そのうちの一部をご支援頂きたいのです。支援金の中からクラウドファンディング手数料とリターン発送費用を差し引いた残額は、オンラインスタジオの整備に使用させて頂きます。


【支援金の使徒内訳」

・CAMPFIRE手数料 12万円

・リターン関連費  40万円 

(花の仕入れ、資材、発送費など)

・オンラインスタジオ機材費  48万円

(パソコン周辺機器、プロジェクター、撮影用ライトなど)


【実行スケジュール】

9月下旬〜11月中旬 クラウドファンディング公開期間

11月下旬〜 リターン順次発送予定

来年1月〜 オンラインスタジオ設置


今回のリターンは、応援してくださる方々と心を込めた品物をご用意しました。


私の思いに賛同して頂ける方々が応援メッセージを書いてくださいました。

①麦薫る風処 萌芽オーナー 羽生裕二様

髙橋さんと同じく、耳のきこえない経営者です。喫茶店とパン屋を経営しています。

私も全面的に応援します。東北は聴覚障害を持つ経営者が少ないからというのも理由ではありますが、支援金で実現させたいことによる地域への波及効果を明確に想像できることが応援したいと思う決めてです。

私も職業スキルを活かした商品開発で震災復興をしておりますので、その想いがよくわかります。

髙橋さんは2001年に起業し、2018年からは大震災の壊滅的被害を受けた地域のために出張販売を継続していらっしゃいます。長く継続していることに想いの強さが窺えますし、その活動を応援すること自体が地域に様々な効果をもたらすと確信しています。

その想いが具現化されたお花をもっと多くの方々にお届けできるよう、どうかお力添えください。私も微力ながら協力し、最後まで併走します。

②トータルハーモニー(株) 佐藤多枝子様

今回、このチャレンジをきき、さすがあげちゃんと思いました。

彼女は常に前向きで頑張り屋、どんな困難事があっても常にチャレンジしていく向上心があります。

そして気配りと心遣いがあり、頑張り屋のあげちゃんのもう一つのいいところは少し天然ボケなところ!しかしそれは周りをほんわかとした空気に変え場を和ませてくれます。

次のステージに向かう意志がはっきりしていてるあげちゃんのこの今回のチャレンジ、障害を超えていく力強さはきっと多くの人たちにも勇気と希望、そして志しを示していく事でしょう。

あげちゃんのつくるフラワーアレンジは杜の都 仙台、宮城から全国の縁あるところに届いていく気がします。

お花の声をきき、あなたはどこに行きたいの?どんな風にいけてもらいたいの?

お花たちとの無言の会話はしっかりと意思疎通ができてつくられていくアレンジはお花とあげちゃんとの共同作業のようなものです。  

trefleアレンジ教室はお花のパワーはもちろんあげちゃんの強く優しいパワーも受け取って頂きながら自らがお花との共同作業のアレンジを楽しんでいけるようになるのだと確信しています。

耳がきこえないあげちゃんが教える教室はあげちゃんがどう感じているかどう伝えていくかというの心できいていく!そのみえない意識を感じる力も同時に養っていくことになるでしょう。

このチャレンジ私も応援しています。

③ピザカフェ おひさまや 相澤千鶴子様

亜芸子さん(通称「あげちゃん」)が作る花束やフラワーアレンジメントは、名前のとおり芸術的で、感性豊かなセンスあふれる独特な世界感があり、私は大好きです!難聴というハンデを感じさせないくらい、何事にも一生懸命で、とても素直で純粋でパワフル!

そんな彼女の周りには、いつも綺麗でイキイキした色とりどりの花達。花のある暮らしって本当に良いですよね!

亜芸ちゃんには、昨年より毎月1回、仙台の花市場から直接、珍しい花々を石巻まで運んでくれて「出張お花屋さん」&ワークショップを開催してくれます。

普段は素朴な雰囲気のお店が、あっという間に華やかで季節感にあふれ、お客さまにも喜んでもらえて感謝しています。今回のクラファン、私も応援します!

④同級生 S.K様

どんな状況の中に居ても冷静穏やか、他者が困っている時には手を差し伸べて、寄り添い、見守ってくれる愛情深い人です。

宮城県沿岸部はまだまだ復興半ば、そこへ元気を届けたい、手を差し伸べたいという強い思いでいます。そんな彼女の思いを応援したいと思います。

⑤同級生  佐藤昌生様

髙橋亜芸子さんと同級生で、同じく耳の聞こえない佐藤昌生です。

亜芸子さんは、昔から花がとても好きな方です。イベントで花の注文をしたら、アレンジメントや花の組み合わせの知識は凄いものがあって、詳しくアドバイスして頂けました。

注文した花束をゲストに渡すと、その豪華さに驚かれています。ぜひ応援させて頂きます。

⑥言語聴覚士 石岡泉様    

トレフルの花は色味や花種に個性があり、出来上がりがとてもお洒落です。

店主の髙橋亜芸子さんは、贈る方のイメージに合わせて洗練された花束やアレンジメントを創ってくださるので、贈った方にとても喜ばれます。また、暦や慣習などにも詳しいので、お悔やみの花なども任せて安心です。

そんな髙橋さんは普通にお話されるので気付きにくいですが、重度の難聴があります。相手の話は口の動きを読むことで理解します。ですので、コロナ禍になりみんながマスクをしていることは情報の遮断に繋がります。そのことにより制限されることが多々あることでしょう。健聴者にとっては当たり前に利用できるオンラインシステムも利用することができないのです。

そのパラダイムを打破すべく、髙橋さんは新たな挑戦をします。このことは、多くの方の勇気を後押しすることになるでしょう。

素敵な花の世界を創り出す髙橋さんの更なる挑戦を応援します。

石橋真樹子様

私も髙橋亜芸子先生を全面的に応援します。

私は、trefleレッスン生です。亜芸子先生の創り出すお花の世界観に魅了されました。

植物のもつ雰囲気を自分の手足のように表現してしまう器用さは先生ならではものと思います。

難聴のハンディキャップがありながらも、さまざまなことに挑戦し、自分のものにし、そこからの発信力は素晴らしいと思います。

先生のレッスンでは「作品作り」以外に教えていただけることがたくさんあります。私は医療従事者という職業柄、シビアなことに直面することも多い生活ですが、亜芸子先生のレッスンでお花を触ること、先生のつながりや素敵なライフスタイルに触れることで「また頑張ろう」と思えます。一時コロナ禍でレッスンをお休みすることが続きました。SNSで写真を送信し添削していただきましたが。。。

プロジェクトが実を結び、亜芸子先生のパワーを多くの人に感じていただけると嬉しく思います!!!


とても励みになるメッセージを頂きました。全国の皆さまにもご協力頂きたく、挑戦いたします。

リターンの購入支援はもちろんですが、このプロジェクトの情報拡散をご協力頂ける方も有り難く励みになります。

何卒宜しくお願い致します。リターンがお気に召しましたら、今後もご愛顧頂けますと幸いです。

InstagramTwitterFacebookでも情報を随時お知らせしております。

当店は普段から県外発送も承っておりますので、クラウドファンディングが終了した後もホームページでご注文頂けます。

Trefleオーナー 髙橋亜芸子

【活動実績】

1992年/ マミーフラワーデザインスクール入学

1995年/ 『第二回  花のすみか大賞』入選

2000年/  マミーフラワーデザインスクール卒業

2001年/ Trefle 主宰 (アレンジ教室)

2012年/ 仙台高校 いけ花出張講師

2013年/ 東北生活文化大学高等学校 アレンジ教室出張講師

2021年/ 神社wedeling装飾

県内の様々な地域で、アレジメント教室を主宰


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

本プロジェクトは、All-in方式す。目標金額に満たない場合も計画を実行して、リターンをお届けいたします。



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