こんにちは!ローカルデベロップメントラボと申します。

私たちは、九州を中心に、ローカルに眠る未利用な資源を有効活用することに取り組んでいる会社です。

自治体や地域の事業者さんと一緒に、ローカルの魅力の発掘や編集、発信などを行っています。
2023年春には、熊本パルコ跡地に新しくできる商業施設「HAB@」で、熊本食材に特化したベーカリーも開業予定です。

今回は、地域の課題解決と地域の魅力発信を行うプロジェクトとして、小国町森林組合さんに協力いただき、木糸(もくいと)をつかったプロダクトをつくりたいとの想いから立ち上げました。

当プロジェクトでは、「パンを買いに行くときに利用できるマイバック」をつくります!


木材からできた糸「木糸(もくいと)」をつかったプロダクト開発を行います!

1.木糸とは

木材からセルロースを抽出し、和紙に加工して撚りあげた木質由来の糸「木糸(もくいと)」が、新たな商材として注目されています。土に還る循環型素材であり化学繊維のマイクロプラスチック問題や、素材から製造まで輸入に頼っている日本では、流通におけるCO2削減など環境負荷を低減する一翼として可能性ある素材で、今注目を集めています。


2.なぜ、小国杉をつかった木糸でのプロダクト開発を行いたいのか

小国杉のある小国町は総面積の74%を山林が占める地域です。この小国町は、熊本の豊かな自然の代名詞でもある地下水の多くを生み出している阿蘇に位置しており、豊かな水の源流でもあります。

林業が盛んで、250年前の江戸時代の熊本藩が杉の苗木を民に与えたことが始まりと言われています。それから継続して山林を守り、大切に育てられた杉は「小国杉」と呼ばれ、今ではブランド材に成長しています。


しかし、長年に渡り国産木材の需要が低迷してきた結果、山林の維持管理を行き届かせることが難しくなっており、放置される森が増えています。やせ細った樹々が並ぶ薄暗い森は、木材としての価値が低くなる他、豪雨時には樹々が根こそぎ流れてしまう災害に弱い森となります。

また、現状は植えている量よりも使う量が圧倒的に少ないため、樹々が飽和状態になっています。木をしっかり使って、森に光を入れ、元気な樹々を育てていくことが、水や土を守り、都市の暮らしも守ることになります。豊かな環境を次世代につなぐ第一歩として、まずは地域の木材を使うことに取り組みたいと考えました。

今回の取組みでは、木糸という新たな素材をつかったプロダクトを世に出すことで、地域資源としての価値が上がり、木材の利用が増えることでの林業の活性化はもちろんですが、熊本の豊かな恵みを森が支えているという事実、またこのような地域にある課題に光を当てる機会にできればと考えています。


木糸バックについて

※画像は木糸バックのサンプル画像になります。実際の商品とは色味が多少異なる場合がございます

今回制作する木糸をつかったバックになります。
弊社が2023年春にオープンさせるベーカリーにいらっしゃったお客さまにも使っていただけるようパンなどが綺麗に収まるようにデザインしています。

片方の取っ手をもう片方の取っ手の中を通すことで、バックの口を押えることができます。


サイズ

円錐型のバックになりますが、素材が柔らかいため様々なものを収納できます
サイズは上記の通りとなりますが、測り方によって個体差が生じる場合がございます。予めご了承ください。
一般的なワインボトル(750ml)が4本入る大きさです。

モデル身長 155cm


生地

分類外繊維(和紙) 50%
綿         50%

※和紙に使われている木糸には小国杉が25%含まれています 


生産

日本


お手入れ方法

洗濯  中性洗剤、洗濯機、アイロン掛け可能
乾燥  乾燥機使用不可※
※自然由来の素材につき、洗濯後に縮む場合がございます。乾燥機のご使用はお控え頂き、自然乾燥にて乾かすとダメージが少なく長くお使い頂けます。

ベーカリーで使用できる500円OFFクーポンの提供

こちらの木糸バックでご支援いただいた方には、弊社が2023年春に熊本でオープンさせるベーカリーにて使用できる500円OFFクーポンを提供いたします。



その他リターン品について

木糸バック以外のリターン品については木糸ではありませんが、小国杉をつかったいま人気のプロダクトや、私たちが来春よりオープンさせるベーカリーで、お得にパンを楽しんでいただけるチケットをご用意いたしました。


1.木製名刺

小国杉を薄くスライスした木の名刺。厚みが0.3mm程度と高級感のある紙の名刺と同程度です。
一つとして同じ模様のない木目と森の中のような香りが特徴です。

ご希望の方には別途メールにて詳細やり取りさせていただきます。
基本はデータをお持ち込み。文字組みだけのシンプルなものならデザイン案を1つご提示いたします。

サイズ:91 × 55 mm 
枚 数:20枚
注 意:自然のままなので反りや透けが出る場合がございます

名刺交換する際に話題にのぼること請け合いです。



2.新店舗でのパン割引券

2023年春にオープン予定のベーカリーについては、現在店舗の設計やパンの開発を進めています。
パンの開発については福岡のベーカリーの中でも屈指の人気を誇るパンストックにアドバイスいただき、熊本食材を使ったメニューを開発しています。美味しいのはもちろん、熊本の食材の魅力や、ローカルの魅力も感じていただけるようなパン作り、お店作りを進めています。その新たなお店でつかえる割引クーポンを今回のプロジェクトのリターンに用意させていただきました。

税込2,000円以上のパンの購入をいただいた場合に、税込3,000円分利用できる割引クーポンになります。税込2,000円以上の購入で税込3,000円分購入できるので、1,000円お得にパンの購入ができます。

有効期限:2023年10月31日まで
利用条件:パンの購入金額の合計が税込2,000円を超える場合のみ利用可能です

※画像はイメージです。弊社が運営する店舗で販売しているパンのみ割引が可能です
※パン・サンドウィッチのみ(その他物販、ドリンク等は除きます)
※他サービスとの併用は出来ません
※現金との引換え、差額のおつりはご容赦ください


実施スケジュール

2022年12月01日(木)12:00 クラウドファンディング開始
2023年01月13日 (金) 23:59 クラウドファンディング終了
2023年02月01日(金)~ リターンの順次発送


HAB@について

熊本パルコは、建物の老朽化・周辺の商業環境の変化等により2020年2月末に営業終了いたしました。
33年間に渡って熊本のみなさまに親しんでいただきましたこの地で、2023年春開業予定の複合ビルに新業態の編集型商業施設 「HAB@」 として出店が決定しています。


最後に

今回のプロジェクトは、小国町森林組合さんとのご縁からスタートしました。
実は、弊社のベーカリー店舗内装でも小国杉を一部活用させていただくため、ご連絡をさせていただいたところからはじまり、さまざまなご相談をさせていただく中で、「木糸」の存在を初めて知りました。
木糸をつくる技術自体は平成には完成していましたが、SDGsなど、人々の意識や社会環境の変化に伴っていま注目を集めています。
今回のプロジェクトも、小国町と関わりを持たせていただくなかで、魅力的なもの、面白いこと、頑張っている人に出会い、一緒に盛り上げたいという気持ちで取り組ませていただいています。

当プロダクトについては、まだ流通している木糸が少ないため、数メールの布をつくるにも費用がかかってしまいます。集めた資金はこの木糸バックを開発する資金として使用させていただきます。

みなさまからのご支援をもとに、小国杉の活用の幅を広げ、熊本の自然を次世代につなげていくきっかけにしてまいります。
ご協力の程よろしくお願いいたします。


Director 野村卓馬(ogunist)

Photographer 益永剛(studio5)


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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