<お礼>

クラウドファンディング終了まであと僅かとなりました。多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます!魅力的な「五島百景 飯能展」になるよう、ただ今準備の大詰めを行っております。飯能や埼玉、東京近郊の方々のご来場を心よりお待ちしております。

いただきました支援コメントは全て読んでおります!飯能や五島の方、広く山本二三を応援してくださる方からもいただき、とても励みになっています。引き続き、情報のシェア等を通じて応援していただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。


<ネクストゴールについて>

お陰様で目標額を達成することができました!まずはつい先日完成したばかり、「五島百景 飯能展」のための描き下ろし作品をご覧ください。

これは「ばらもん凧」という五島の民芸品です。凧の本体は五島の職人さんに作っていただき、デザインと絵付けを山本二三が行いました。上半分は伝統的なデザインを参考にしていますが、下半分は山本二三のオリジナルです。こちらも「五島百景 飯能展」でご覧いただけますので、ぜひお楽しみにご来場ください。

さて、ネクストゴールですが山本二三の名前にちなんで3.232.323円といたします。クラウドファンディング終了日10/23の翌日10/24から「五島百景 飯能展」がスタートという事もあり、ネクストゴールに達成するかどうかに関わらず、本展会場に記念写真が撮影できる拡大パネルを追加展示する事に決定しました!ご来場の際はぜひ記念写真を撮影してくださいね。どんなパネルかは見てのお楽しみです。

<新しいリターンの追加>

多大なるご支援と「五島百景 飯能展」の開催を記念して、新たなグッズを開発することになりました!「五島百景 飯能展」の描き下ろし作品「龍のいるばらもん凧」のグッズです。

ばらもん凧 ポストカード

ばらもん凧 A4クリアファイル


●3000円 ばらもん凧キーホルダー+ばらもん凧ポストカード+ばらもん凧クリアファイル+お礼のお葉書

●5500円(10名様)五島百景 カレンダー2023+ばらもん凧キーホルダー+ばらもん凧ポストカード+ばらもん凧クリアファイル+お礼のお葉書

●10.000円(23名様)五島百景 画集(直筆サイン入り)+ばらもん凧キーホルダー+ばらもん凧ポストカード+ばらもん凧クリアファイル+お礼のお葉書

※3種とも2023年1月頃の送付となります。

クラウドファンディング終了まであと僅かとなりました。「五島百景 飯能展」と共に、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。(10/13記載)

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<はじめに・ご挨拶>

こんにちは!絵映舎(かいえいしゃ)と申します。アニメーション映画・美術監督(背景画の監督)の山本二三が代表を務める美術スタジオです。山や川、自然の豊かな埼玉県飯能市で仕事をしています。


<このプロジェクトで実現したいこと>

これまで『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』『時をかける少女』等、数々の名作アニメーション映画の美術監督として、多くの人々の心に残る背景画を描いてきた山本二三(やまもとにぞう)。2010年より、故郷の長崎県五島列島の風景を描くライフワーク『五島百景』に取り組んできました。様々な仕事の合間を縫って制作を続け、ついに2021年、約10年をかけて100点が完成しました。

そして多くの方のご支援を受けて、長崎県で「五島百景 五島列島展」「五島百景完成記念 山本二三展 the BEST」が開催され、長崎県の多くの方に見て頂くことができました。そんな中、山本二三が住んでいる埼玉県飯能市で展示してほしい、都心からアクセスできる所で展示してほしいという声をいただいておりました。ぜひご覧いただき、山本二三の目と手を通して描かれた五島の風景画の魅力を感じていただきたいと思い、2022年10月に「五島百景 飯能展」を企画しました。


<五島百景 チャレンジの背景>

山本二三は1953年、長崎県五島市の福江島で生まれました。
実家は農家で畑仕事や牛の世話、野菜をリヤカーに乗せて町まで売りに行く手伝いをしていました。

「下り坂とリヤカー」(五島百景より)©︎ 山本二三


子どもの頃から絵が得意だった山本二三は漠然と将来は絵の仕事ができたらと思っていました。ある日、中学校の体育館で『わんぱく王子の大蛇退治』というアニメーション映画を見て「こんな綺麗な世界があるのか」と衝撃を受けます。(その作品の助監督は高畑 勲氏でした。)中学卒業後、単身で五島を離れ、岐阜県の工業高校で建築を学びます。

16歳。石材会社の学生寮の前で。


東京に出て専門学校に通いながら、アニメーション背景画の会社に勤め始めました。その後、日本アニメーションに入社して宮崎駿監督と出会います。1978年、NHK初のアニメシリーズ『未来少年コナン』は宮崎 駿氏の初演出作品で、24歳の山本二三にとっては初の美術監督と転機になった作品でした。

『未来少年コナン』制作中のスタジオで。


33歳。『天空の城ラピュタ』制作時のスタジオジブリにて。

厳しいスケジュールの中、自分のパートが終わったのは徹夜明けの誕生日。「さんざん苦しい33歳。」などと冗談を言っていました。その後も『火垂るの墓』や『もののけ姫』など、高畑 勲監督や宮崎 駿監督らと共に映画を作り上げました。


2006年、『時をかける少女』(細田 守監督作品)の美術監督として総務大臣賞を受賞。

全速力で走り続けるような忙しい毎日。参加した様々な作品は分かっているものだけで100を越えます。

50代も後半に差し掛かった頃、これまでを振り返ってみました。家族のことや自分のルーツのこと。そして、気づきました。


“自分は故郷のことを何も知らない…。”


子どもの頃は自転車で周れる範囲の五島しか知らなかった。実は農業を継ぐのが嫌で五島を飛び出したのでした。申し訳ない様な、後ろめたい気持ちもあった。それから、カメラを片手にいろんな所を周りました。雄大な大自然。キリスト教と仏教が共にある文化的背景。古びた、何気ない路地…。

五島の魅力を初めて知ることとなりました。そして、2010年に決意しました。


“五島の絵を描いて魅力を広く伝えよう。”
“40年近く培ってきた背景画の技術を100枚の絵に込めよう。”
“これからの修行として、更に技術を高めていこう。”


今からでも遅くない。絵を描くことで五島のことをもっともっと深く学んでいこう。それが、『五島百景』を描くことになった理由です。

アトリエで制作中の様子。

<10年をかけ、ついに「五島百景」が完成!>

2010年に始まった山本二三のライフワーク「五島百景」は、様々な仕事の合間を縫って約20回の現地取材とアトリエでの制作を続け、10年をかけてついに2021年に完成しました。各地の取材では現地の方々に支えられ、多くの素晴らしい景色と出会うことができました。五島列島の雄大な自然や歴史的・文化的な建造物、生活の音が聞こえてきそうな路地等、多岐にわたるモチーフを描いています。


<五島百景の絵で五島列島をご紹介します>

五島列島は長崎港の西方100kmに位置する大小約150の島々。
山本二三が生まれた五島市の福江島は絵の一番右に描かれた大きな島です。

「五島列島」(五島百景より)©︎ 山本二三


五島には隠れキリシタンの時代から残る教会があり、2018年には世界遺産にも登録されました。この絵は子供達とスケッチ会に行った時の様子。始めは満ちていた海が描き終わる頃には引き潮で海底が見え、波音を聞きながら少しずつ風景が変わっていく様子を感じながら描いていたそうです。隠れキリシタンの壮絶な歴史を思いながら、スケッチ会ができるような平和が続いてほしい、そんな願いも込められた作品。「五島百景」の中で唯一、山本二三自身が絵の中にいる作品です。

「旧五輪教会のスケッチ会(久賀島)」(五島百景より)©︎ 山本二三


山本二三にとって故郷の山といえば鬼岳。子供の頃、遠足で何度も登ったそうです。その鬼岳から見える野々切町は山本二三が育った町です。子供の頃に農家の手伝いをした畑があり、よく遊んだ海も描かれています。その向こうには入り組んだ島の海岸線があり、五島の雄大な自然を描いたパノラマの一枚です。

「鬼岳から臨む野々切(福江島)」(五島百景より)©︎ 山本二三


山本二三は子供の頃、よくこの磯で遊んでいました。タコや魚を銛で突き、持って帰ると、おばあちゃんが喜んで料理してくれたそうです。大人になってから取材のために行ってみると、「こんな険しい磯で遊んでいたのか・・・」と驚いたそうです。

「野々切のマチオ(福江島)」©︎ 山本二三


<「五島百景 飯能展」とは>

100点の完成後、多くの方のご支援を受けて、2021年に長崎県で「五島百景 五島列島展」と「五島百景完成記念 山本二三展 the BEST」が開催され、長崎県の多くの方に見て頂くことができました。そんな中、山本二三が約25年前から住んでいる地元の埼玉県飯能市で展示してほしい、都心からアクセスできる場所で展示してほしい、という声をいただいていました。ぜひご覧いただき、山本二三の目と手を通して描かれた五島の風景画の魅力を感じていただきたいと思い、2022年10月に「五島百景 飯能展」を開催する事になりました。地元の商店街や企業ともコラボして、魅力的な企画にしていきたいと思います。


■山本二三作「五島百景」飯能展 〜心に100の風景を〜

日時:2022年10/24(月)〜10/30(日)10時〜19時
   ※初日10/24は12時スタート

会場:飯能市市民活動センター ギャラリー(飯能市栄町24番地4 丸広百貨店飯能店7階)
   東飯能駅(JR・西武線)直結。池袋から約1時間。

入場料:無料

展示内容:スペースとセキュリティーの関係で複製画約50点と、映像で100点と五島百景テーマ曲を流す展示を予定しています。

■商店街コラボ企画:

サテライト展示:山本二三氏がこれまでに描いた飯能の風景画約10点を飯能銀座商店街に展示します。
特大フォトスポット:山本二三氏の絵をバックに記念撮影ができます。サテライト展示会場内に設置。
オリジナルクリアファイルプレゼント:商店街でお買い物したレシートを持参すると、山本二三氏が飯能を描いた絵のクリアファイルがもらえます。

■丸広百貨店  飯能店  コラボ企画

<丸善書店(6階)特設コーナー>「五島百景 画集」等、山本二三氏に関する様々なグッズ・書籍を販売する特設コーナーです。

■『はんのーと』コラボ企画

<サテライト展示> 飯能駅構内に「五島百景」複製画を展示します。

主催:有限会社 絵映舎
共催:アニメーション美術の創造者・山本二三と飯能の商店街実行委員会
協力:山本二三美術館、丸広百貨店 飯能店、(一社)奥むさし飯能観光協会、(株)Akinai
後援:飯能市、飯能市教育委員会、五島市、五島市教育委員会


※新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策について

以下の内容を周知・実施いたします。

・発熱(37.5度以上)や咳、くしゃみ、鼻水など風邪の症状があるお客様はご観覧をお控えいただきますようお願いします。
・鑑賞にあたりマスクの着用、体温計測にご協力をお願いします。
・入口付近に消毒液を設置して手指の消毒にご協力いただきます。
・感染予防のため、大声での会話しないようお願いします。
・ギャラリー内の混雑を緩和するため、入場の整理・制限を行う場合があります。
・案内スタッフ、監視員等のマスク着用・検温・手指の消毒をし、受付カウンターに飛沫感染防止柵の設置を行います。


<資金の使い道>

支援金は「五島百景 飯能展」のチラシ・ポスター制作費、会場費、額装費、作品輸送費、作品保険代、リターン制作費、CAMPFIRE手数料等に使用させていただきます。


<リターンについて>

● 510円 無制限 お礼のお葉書
● 1.000円 5名 チャート+お礼のお葉書
● 1.500円 無制限 ポストカード3枚セットA「ラピュタ」「もののけ姫」「時かけ」+お礼のお葉書
● 1.500円 無制限 ポストカード3枚セットB「神爪」「旧五輪教会」「アコウ」+お礼のお葉書
● 2.500円 無制限 クリアファイル3枚セットA「ラピュタ」「もののけ姫」「時かけ」+お礼のお葉書
● 2.500円 無制限 クリアファイル3枚セットB「神爪」「旧五輪教会」「アコウ」+お礼のお葉書
● 3.000円 20名 五島百景カレンダー+お礼のお葉書
● 3.500円 無制限 五島百景画集+お礼のお葉書
● 3.600円 無制限 トートバック+お礼のお葉書
● 6.500円 無制限 五島百景画集+ポストカードセットA+クリアファイルセットA+お礼のお葉書
● 6.500円 無制限 五島百景画集+ポストカードセットB+クリアファイルセットB+お礼のお葉書
● 10.000円 50名 五島百景画集サイン入り+ポストカードセットAB+クリアファイルセットAB+お礼のお葉書
● 2.3000円 10名 五島百景画集サイン入り+山本二三が使用した筆1本+ポストカードセットAB+クリアファイルセットAB+お礼のお葉書
● 51.000円 23名 雲の複製画+お礼のお葉書
● 75.000円 23名 雲の複製画+五島百景画集サイン入り+ポストカードセットAB+クリアファイルセットAB+お礼のお葉書
● 100.000円 23名 雲の複製画+山本二三サイン入りブックコンプリートセット「風景を描く」「背景画集」「山本二三展 図録」「五島百景 画集」+お礼のお葉書
● 135.000円 23名 「五島百景」高精細複製画サイン入り+お礼のお葉書
● 150.000円 10名 「五島百景」高精細複製画サイン入り+山本二三が使用した筆1本+五島百景画集サイン入り+トートバック+ポストカードセットAB+クリアファイルセットAB+お礼のお葉書
● 232.323円 各1名×5種 山本二三描き下ろし原画(直筆サイン入り)+お礼のお葉書
● 300.000円 各1名×4種 山本二三描き下ろし原画(直筆サイン入り)+お礼のお葉書
● 350.000円 1名 山本二三描き下ろし原画(直筆サイン入り)+お礼のお葉書
● 500.000円 1名 山本二三描き下ろし原画(直筆サイン入り)+山本二三が使用した筆1本+山本二三サイン入りブックコンプリートセット「風景を描く」「背景画集」「山本二三展 図録」「五島百景 画集」+トートバック+ポストカードセットAB+クリアファイルセットAB+お礼のお葉書


<実施スケジュール>

2022年9月23日~10月23日 クラウドファンディング実施期間
2022年10月24日~10月30日 「五島百景 飯能展」開催
2022年11月頃 ポストカード、クリアファイル、五島百景画集のリターン発送予定
2022年12月頃 「雲の原画」「雲の複製画」「高精細複製画」を含むリターン発送予定


<最後に>

これまで、取材にご協力いただいた方々、制作や展示にご支援いただいた方々へ心より厚く御礼申し上げます。10年間、本当に多くの方の助けがあって花開いた『五島百景』です。

長引くコロナ禍の中、芸術は衣食住のような日常の必需品ではないかもしれませんが、つらい時に大切な風景や思い出に励まされたり、心を温められたりしたことは多くの方が経験してきたことと思います。それは未来に向けた前向きな気持ち=「希望」を呼び起こす人間の地力のひとつとも言えるのではないでしょうか。そして、たとえ絵や写真の技術がなかったとしても、誰もが心の中に100の風景を持つことができると思います。人は皆、語り尽くせぬ背景、風景を持ち、どこかで支えられて生きているのではないでしょうか。

『五島百景』は山本二三渾身の集大成です。地元飯能だけでなく、埼玉・東京近郊の方々にもご覧いただき、山本二三という美術家の67年間、目と手を通して描かれた五島の風景画の魅力を感じていただければと思っています。本展の趣旨にご賛同いただける方はご支援をよろしくお願いいたします。

最後に、皆様の背中に広がる風景が、これからも語り尽くせぬ奥深い彩でありますよう、心から願っております。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/10/24 18:36

    クラウドファンディング、無事終了いたしました!ご支援いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。お陰様で10/24から「五島百景 飯能展」をスタートすることができました。また、目標額とネクストゴールを達成することができましたので、記念撮影用の拡大パネルを設置することもできました。多くの方に楽しん...

  • 2022/10/13 18:29

    クラウドファンディングの残り日数も僅かとなりました。これまでの多大なるご支援ありがとうございます!魅力的な「五島百景 飯能展」になるようただ今、準備の大詰め作業中です。さて、画像は「五島百景 飯能展」の描き下ろし作品を山本二三が制作中の様子です。何だか分かりますか?五島にちなんだものです。ただ...

  • 2022/09/26 15:39

    スタートから4日目、目標額を達成する事ができました!ご支援いただきました皆様、ありがとうございます。素敵な展覧会となるよう、準備をがんばります。いただきました応援メッセージも全て読んでおります。温かいお言葉に励まされます。ありがとうございます!クラウドファンディングはまだ残り27日あります。ネ...

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