はじめに

はじめまして。love.fútbol Japan代表の加藤遼也です。私たちlove.fútbol Japanは、経済的な貧困や社会格差でサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える活動に取り組んでいます。これまで海外2200人、日本650人以上の子どもたちに応援を届けてきました。
来年も日本で、プロサッカー選手たちとともに取り組む「子どもサッカー新学期応援事業」を1月から継続しますが、コロナ禍も影響し支援を求める子ども規模が拡大し、その実情もまた深刻な状況にあることから、今回プロジェクトを立ち上げました。


経済的な貧困等によるサッカーの機会格差。
この問題はいよいよ日本でも顕在化してきましたが、まだ受け皿も支援活動も十分にありません。
「サッカーしたい」と勇気を出して伝えてくれた子どもたちを、私たちは守りたい。保護者の方たちが日々一生懸命に守り続けてきた子どもたちのその夢を、私たちも一緒に支えていきたい。
ひとりでも多くの子どもたちが「好き」を諦めず楽しめるよう、皆さんの力を貸してください。


スポーツは趣味や贅沢だという考えから、当事者は困っていても声を上げることが難しく、結果的に子ども自身が家計を心配して諦めるという声が届くことも少なくありません。


支援を求める子ども人数は、この1年で倍増し250人に達し、翌年はさらに増加することが見込まれています。うち30%の世帯は子どものサッカーのために借入をしており、「相談をしたくても相手がいない」という世帯は半数を超え、頼る場所がないゆえに精神的な孤立の課題も露見しています。

様々な課題があります。危機感も感じています。
けれども、この状況を変える「希望」があります。この2年間の活動でサッカー選手や支援者の輪が広がり、少しずつ流れが変わってきました。


こうした状況に対して、2021年1月からプロサッカー選手18名や350名を超える個人サポーター、企業などと協力し活動に取り組んできました。そのおかげで、40都道府県の650人以上の子どもたちを応援することができ、諦めかけていたサッカーをできるようになった子どもたち、断念せずに続けられるようになった子どもたち、応援してくれる仲間がいることを知り精神的な励みを得た子どもと保護者たちなど、課題を抱えていた家族を取り巻く環境が少しずつ変わってきました。


また今回、漫画「アオアシ」の作者・小林有吾先生にも協力いただき、より多くの方に課題と活動を知っていただけるよう、イラストを描きおろしていただきました。
サッカー界に広がる仲間の輪は、子どもと保護者にとって大きな励みになっています。

今後も、私たちと選手の意志は変わりません
サッカーを好きになった子どもたちが心からサッカーを楽しめるようにすること。夢を追いかけられるようにすること。
その環境づくりに取り組んでいきます。
このクラウドファンディングでは、2023年の活動を通じて、ひとりでも多くの子どもにサッカーと必要な応援を届けるために実施します。

本プロジェクトでは、2つの応援活動を実施することで、現状の課題解決にあたります。

対象者はいずれも、日本全国の経済的・社会的な理由でサッカーをしたくても諦めている7歳以上〜20歳未満の子ども。性別、国籍は問いません。

春の新学期は、進学に合わせた学費の支払い、学校用品や制服等の購入が重なり、もっとも家庭の生活が逼迫するため、保護者の精神的不安と、子どもが「好き」なことを諦める可能性が高まる時期です。
そこで、子どもたちが安心して新学期を迎え、サッカーを楽しめるように、サッカーの費用に使える奨励金5万円の給付、ウェアやシューズ等用具の寄贈を行います。また、申請者及び受益者に対する調査活動を行い、必要な情報を日本サッカー界の主たる組織と共有し、より包括的な応援体制の構築を目指します。
この活動は一部、NIKE JAPAN社に用具寄贈に協力いただき実施します。

この問題は、これまで社会から目を向けられることが少なく、当事者の子どもと保護者が精神的な孤立に陥る課題や、頼る場所、励みとなる機会を必要としているケースが多々見られます。
そこで、プロサッカー選手18人以上と共に、日本各地で子どもと選手のサッカー交流を行います。
交流を通じて、子どもたちが自分のことを応援してくれる仲間の存在、自分の夢や目標を応援してくれる居場所があることを肌身で体感し、その後の子どもの成長と保護者の安心に役立てるよう取り組みます(コロナ感染等、不測の自体によってはオンライン交流を検討します)。
▷2022年 選手とのオンライン交流の様子はこちら


私たちは、これまでの活動を通じて、経済的な貧困や社会格差を理由にサッカーを諦めかけていた40都道府県の子どもたちのべ650人以上を応援してきました。

▷ 2022年活動報告書はこちら

「サッカーをしたくてもできない子どもたち」は、これまでのサッカーの普及・育成活動から、取り残されてきた存在であり、現在でさえも予算化されず、活動も担い手も少なく、今まさに対応が必要とされています。私たちは、当事者世帯に情報を届け応募いただくために、日本で子ども支援に取り組むNPO団体と協力した情報発信や、影響力のあるサッカー選手たちからSNSを通じた情報共有により、その生活者基盤を整えてきました。こうした結果はすべて、350人を超える個人サポーターの方々、18人の選手たち、サッカーコミュニティ16組、企業や財団の方々など、わたしたちを支えてくれる仲間がいたから実現できた実績です。この素晴らしい仲間たちは、今後も共に活動を進めてくださる私たちの財産です。今回のプロジェクトはこうした経験、財産とともに実施いたします。

<18選手(2022年10月末時点)>
・富樫敬真 選手(ベガルタ仙台)
・田邉草民 選手(アビスパ福岡)
・森谷賢太郎 選手(サガン鳥栖)
・小林悠 選手(川崎フロンターレ)
・家長昭博 選手(川崎フロンターレ)
・齋藤学 選手(水原三星ブルーウイングス)
・新井直人 選手(徳島ヴォルティス)
・ポープウィリアム 選手(町田ゼルビア)
・山本摩也 選手(INAC神戸)
・茂木力也 選手(大宮アルディージャ)
・吉見夏稀 選手(KSPO/韓国)
・三丸拡 選手(柏レイソル)
・韓浩康 選手(全南ドラゴンズ/韓国)
・野口龍彦 選手(ファジアーノ岡山)
・朴一圭 選手(サガン鳥栖)
・下澤悠太 選手(テゲバジャーロ宮崎)
・尾田緩奈 選手(アニージャ湘南)
・福丸智子 選手(ヴィアマテラス宮崎)


すべての方に「活動報告書」をメールでお送りし、寄付金控除にお使いいただける領収書を発行します。
「活動報告書」では、応援を届けられた子どもたちの声をぜひご覧いただけますと幸いです。
そのほかには下記のリターンがございます。
●「love.fútbol Japanステッカー」を郵送でお届けします。
●「選手たちからの御礼メッセージ動画」をメールで送ります。
メッセージ動画は、上記記載の18選手から予定しています。選手を4-5グループに分けて1つの御礼動画(約3分)を作成しメールで送ります。選手は都合により変更になる可能性があることご了承ください。
●「活動報告書」に支援者として任意のお名前を記載いたします。


2023年
・1月中旬〜2月中旬:事業開始および申請受付(1ヶ月間)  
・3月末〜4月上旬:奨励金給付および用具寄贈
・4月以降年内:選手との交流      
・6月末〜7月末:活動報告書およびアンケート調査報告書を公開
以降、報告書をもとにサッカー選手たちと社会啓発


応援を希望する世帯には、2023年1月中旬から2月中旬(1カ月間)の間、指定のオンラインフォームから応募いただきます。外国ルーツの子ども世帯に対応するため、日本語の他に、やさしい日本語、英語、ポルトガル語で案内書、応募フォームを用意します。各応援に対して希望者が定員を超える場合は、内部の選考委員で選考し、対象者に応援を提供します。なお、選考基準は公開していません。ご了承ください。


今回のプロジェクト費用は、総額で約1950万円を見込んでおり、本クラウドファンディングではそのうち400万円の活動資金の調達を目指しています。みなさまからご支援いただく資金は、2023年1月からの活動費用に大切に使用させていただきます。

・奨励金給付 700万円(140名)
・用具寄贈 760万円(300名) 
・子どもと選手の交流 200万円(15回) 
・その他諸費用や外注費・人件費 230万円
・リターンの送料 6万円 
*上記に加えて、クラウドファンディング手数料(9%) 36万円


love.fútbol Japanは、2021年2月24日付で、神奈川県より「特例認定NPO法人」に認可されています。
そのため、このプロジェクトの支援は、寄附金控除の対象になり、確定申告で「寄附金控除」または「税額控除」を受けることができます。確定申告に必要な「領収証」はlove.fútbol Japanが発行し郵送いたします。
詳細はこちらをご覧ください。
なお、恐れ入りますが、このプロジェクトの入金時期は2023年1月となりますため、2023年2〜3月の確定申告ではご利用いただけません。翌年2024年の確定申告でご利用いただけます。ご了承ください。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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