はじめに・ご挨拶

   はじめまして!東海大学の学生フォーミュラチーム、Tokai Formula Club です! 私たちは毎年 9月に行われる学生フォーミュラ日本大会に向けて、車両1台を設計から製作、テストまで行っています。


 学生フォーミュラ(Formula SAE) とは、学生の手で構想・設計・製作を行ったフォーミュラマシンにより、ものづくりの総合力を競う大会として 1981 年にアメリカで誕生した「学生のF1」として知られている競技です。 今日では、世界共通の厳しいルールとガイドラインに則った大会が、アメリカのみならず日本をはじめイギリス、ドイツ、オーストラリアなど世界 10数か国で開催され、世界 52 ヵ国から集まった 400 を超える学生チームが 1 年を通じて大会に参加しています。


 私たち Tokai Formula Club(以下 TFC)は「走行性能だけでなく、車両マーケティング、企画・設計・製作、コスト等ものづくりにおける総合力を競い、将来の自動車産業に資する人 材を育成する」という大会の理念に賛同し、2002 年に発足、2004 年の第 2 回大会より参戦 を続けています。 2006年にはアメリカ大会、 2007 年と 2014 年にはオーストラリア大会に参戦しており、2018 年と 2019 年には 2年連続日本大会トップ 10フィニッシュを飾っているなど、チーム創設以来変わらないひとつの目標「総合優勝」に向け挑戦を続けて参りまし た。来年度はチーム初の総合優勝を目指し、チームの歴史上稀な大幅な車両の変更を行います。
過去5年の大会実績→2018年総合8位、2019年総合7位、2020年感染症の影響により大会中止※、2021年感染症の影響により大会辞退※、2022年総合38位
※来年度の大会につきましては、今年度の大会が開催されたため開催に問題はありません。また、弊チームも来年の大会への参加資格を持っているため参加します。



新たな設計手法で見えた弱点。大幅な車両の改良に取り組む

―2022 年度の結果 
 私たちは悲願の総合優勝を達成するため 20年度より新たに Vehicle Dynamics 班を設立し各種シミュレーションを用いて車両の解析を行える環境を整備して参りました。これにより、従来の目標タイムに対する主観的な車両開発から脱却し、車両運動力学の観点から定量的な車両開発を行えるように進歩しました。その結果完成した車両、TF2022 はテスト走行で行った定常円旋回(スキッドパッド)において大会 2 位相当のタイムを記録しました。

 また大会のデザイン審査においてこの Vehicle Dynamics を用いた設計手法を高く評価していただき、6 位という順位を獲得しました。デザインファイナル進出まであと一歩まで迫りました。リザルトは車両性能の向上と新たな開発手法の妥当性を裏付けるものとなりました。

 しかし、この新たな設計手法により現在の車両の弱点も見つかりました。それは車両パッケージに起因する重量過多、重心高の高さでした。ラップタイムに直結するこれら 2 つの要素が現在の車両では目標に及ばないとわかり、私たちは「軽量・低重心・低慣性モーメント」という基本に立ち返り、総合優勝を実現するため車両の一新を決断いたしました。―現在の開発 昨年度見えた車両パッケージングの弱点を改善するため、来年度は以下の開発を行います。 
<開発内容> 
・パッケージングレイアウト一新 
 -エンジン搭載方式変更 
 -ホイールベース短縮 
 -トレッド縮小 
 -ドライバーポジション変更 
 -タイヤ変更 
 -前後重量配分変更 
・レイアウト変更に伴う新型モノコック開発 
・エアロデバイス一新によるダウンフォースの大幅な向上 
・上記開発による 20kg の軽量化、大幅な低重心化 

―最大の課題は軽量化 
 昨年度の車両の最大の弱点であった重量は、車両運動性能に大きく影響します。Vehicle Dynamics を用いた車両運動性能解析の結果から、目標とするラップタイムを達成するために車重を200kgにする必要があることがわかりました。 現在の車両 TF2022は 220kg あり、20kg もの大幅な軽量化を果たす必要があることを意味します。 この大幅な軽量化を達成するために、私たちは車両レイアウトを大幅に変更する必要があると考えました。それに伴い、2018 年度より継続使用している現在のモノコックジオメトリを一新し、シャーシ面でも軽量化を図ることにしました。 現在の私たちのモノコックは重量が 27kg あり、エンジンやドライバーを除く車両コンポーネントの中では重量が重い部類に入ります。私たちの研究ではカーボンファイバーの積層構成やコア材の工夫によりこれをさらに軽量に作ることが出来るということがわかりました。


軽量化の為新型モノコックを開発し、ラップタイム短縮を目指す 

 今回のみなさまからのご支援をいただき、新型モノコック作成に必要な“マスター型”と“メス型”の製作を行わせて頂きます。 モノコックの製作に製作製作するモノコックの形を模したマスターと呼ばれる型と、そこからウェットカーボンを用いてオートクレーブの高温高圧下に耐えられるメス製作製作と、2 つの製作製作する必要があります。私たちは新型モノコック製作によってモノコック重量 20kg 以下を目指しており、これを実現できれば目標とする車体重量 200kg に大きく近づきます。しかし、このモノコック型の製作にはモノコック完成品製作以上の費用が掛かり、チームの予算の大半を占めてしまいます。学生たちのみで運営されているというチームの性質上、活動予算も非常に限られたものとなっているため、高額なモノコックの型の作成を行うとその他の開発や製作、ひいては走行テストに支障をきたしてしまいます。そこで、日本の未来を担うエンジニアの卵に皆様からのお力を貸していただきたいと考えています。

皆様から支援していただいたい資金の使い道と内訳 
 モノコック型新規造形の費用として使わせていただきます。
新型モノコックのマスター型に100万円
新型モノコックのメス型に50万円
と考えています。
=スケジュール=
22年12月上旬 モノコック設計完了
23年1月 クラウドファンディング終了
23年2月 モノコック製作
23年4月中旬 車両完成
9月上旬 大会出場
9月下旬 リターン発送


総合優勝に向け、最速マシンをこの手に! 

 私たちはこのチームがまだ達成したことのない総合優勝を一番大きな目標として掲げています。また、近年関西勢の躍進が目立つ中で、「関東勢の勢いを取り戻したい!」という思いもあります。そのために、車両のみならずスケジュール、チームマネジメントなど、すべては“勝つため” に必要なことを徹底的に見直し、“勝つべくして勝った”といえる環境を作り上げていけるように努力しています。
「まだ見ぬ日本一の景色を見てみたい。」どうか皆様、私たちの応援に力を貸してください!応援よろしくお願いいたします。 

リターンについて

 ご支援いただいた金額に応じて弊チームからお礼をさせていただきます。毎月の活動報告書や非売品のタオル※1、チームの一員としての証のチームTシャツ※2など、様々な内容をご用意しております。また、高額なご支援を頂いた企業、個人の皆様には車両への企業ロゴ掲出やお名前の掲出、弊チームが主催、参加する各種イベント※3へのご招待など、特別なリターンをご用意させていただきます。皆さんも私たちと共に夢を追いかけましょう! さらなる高度なご支援を希望する企業様、個人の皆様に向けたご案内を用意しております。詳しくは弊チームHP(http://tfc.shn.u-tokai.ac.jp/)をご覧ください。
※1:数量,85個、商品サイズ,縦32cm、横80cm)、カラー展開,青に白抜きのみ
※2:数量,65個、商品サイズ,S,M,L、カラー展開,青のみ
※3:感染症の流行等世界情勢によりイベントを行えない可能性があります。ご了承ください。 

《プロジェクトオーナーについて》 
お問い合わせ先 
東海大学 スチューデントアチーブメントセンター Tokai Formula Club 
〒259-1292 
神奈川県平塚市北金目 4-1-1 
東海大学湘南キャンパス スチューデントアチーブメントセンター ものつくり館 1F Tokai Formula Club 
E-mail:tokai.formula@gmail.com
HP:http://tfc.shn.u-tokai.ac.jp/
Twitter:https://twitter.com/tfc_newstar
Instagram:https://www.instagram.com/tokai_formula/
Facebook:https://www.facebook.com/tokai.formula.club


  • 2022/12/15 20:51

    毎月作成している月間報告書についてです。月間報告書は各班の製作の様子やその月にチームで参加したイベントの様子などについて書いています。この月間報告書は、スポンサー様と今月からは、支援していただいた方へ送付しております。↓製作の様子↓チームで参加したイベントの様子

  • 2022/11/21 20:42

    11月21日に全体会議を行いました。全体会議は、毎週月曜に部員全員が集まりその週の進捗・予定などの確認やマシンの目標などを共有し合う大事な会議です。ここ数週間は設計の進捗や次の週の予定の確認などを行っています。来週は設計の中間報告会なのでそこに向けて設計を進めています。↑設計の様子です。

  • 2022/11/21 16:00

    クラウドファンディングの宣伝用ビラを作成しました。ビラ配りに協力していただける方は下記のメールアドレスに連絡お願いします。Email:tokai.formula@gmail.com

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