はじめに・ご挨拶

ご覧いただきありがとうございます。

みなさまはじめまして。私は新潟市で言語聴覚士をしている者です。私は、障害を持つ子どもの支援をしたいと思い、言語聴覚士になりました。しかし、言語聴覚士が活躍している主な場所は、病院での成人リハビリテーションです。小児の障害に関わり、支援していく場が成人のリハビリテーションに比べて圧倒的に少ないのが現状です。

そこで私は、自らの手で子どものハビリテーションを行いたいと強く思いました。言語聴覚士のいる発達支援教室「ことばの海」を開業したいと強く思いました。そして、自分の子供の発達に疑問がありながらも「病院に行くのはハードルが高く、相談しにくい」や「赤ちゃん言葉がなかなか治らない」「他の子供達と比べて落ち着きがなく、幼なく見える」などのお悩みがある保護者の方の力になりたいのです。また、病院で何かしらの診断をもらっていて、個別訓練をしたいというお子さまや、医療の領域から出てしまう、境界域のお子さま、いわゆるグレーゾーンの子どもたちも対象としています。

発達支援教室「ことばの海」は病院や施設とは違い、はじめの一歩を踏み出しやすい教室として開業したいと考えております。水泳教室やピアノ教室、学習塾などに通う感覚で気軽に通っていただけます。小学校に上がる前に言葉や発達で少しでも気になることがある保護者の方も通いやすい教室にしたいと考えています。

このプロジェクトで実現したいこと

発達支援教室「ことばの海」では、発達や言葉の遅れがある子供たちの個別訓練を実施します。

子どもの障害といえば、注意欠如多動性障害(ADHD)や自閉症スペクトラム症(ASD)を想像する方が多いと思います。これらの障害は、診断名がついている状態です。しかし、診断名を明確に持たない子どもたちも存在しているのです。診断名を持たない子どもをお持ちの保護者の方々は多くの不安を持っていることに間違いないのです。そこで、言語聴覚士が専門知識を駆使してその子に合ったオーダーメイドの支援をします。障害をもち、病院に通っているお子様も通っていないお子様もどちらも支援の対象としています。そして、病院への行きにくさを感じている方でも、悩み事がすこしでもある保護者の方でも、気軽に相談していただける場所づくりを実現します。障害を持つ子ども達はもちろんのこと、その保護者の方々の力になりたいと考えてるのです。

そして、障害がある子どもでも障害がない子供と同じようにのびのび生育して欲しいという願いがあるのです。子供には未来があり、叶えたい夢を持つ子もいると思います。その夢に向かってたくさん遊び、たくさん学んでほしいのです。

発達支援教室を開業し、支援していく流れを説明していきます。
①お電話で相談していただきます。
②保護者の方とお子様と一緒に来所していただき、より詳しくお悩みを教えていただきます。(療育手帳や障害者手帳をお持ちの方は持参してください)
③発達検査などを用いて言葉や発達の段階を評価します。
④ご相談内容と検査の結果を合わせて訓練を実施していきます。
このように、子どもの個性や発達の段階などに合わせて、それぞれに合ったオーダーメイドの支援をしていきます。

私たちの地域のご紹介

新潟県は、お米が美味しい!お酒が美味しい!空気が美味しい!ところです。美味しい食べ物がたくさんあり、県外から来られる方は、特にお米の美味しさに驚くほどです。

田園風景もとっても美しいです。春は高田城の観桜会、夏は長岡花火、秋は苗場のドラゴンドラに乗っての紅葉、冬は湯沢でスキーと四季でそれぞれの楽しみ方がある新潟県なのです!

そのほかにも、新潟には日本海最大級のマリンピア日本海という水族館があったり、魚のアメ横寺泊市場があったりとっても魅力的な町なんです!

プロジェクトを立ち上げた背景

私は、高校生の時に子どもの障害と出会いました。私はそれまで子どもの分野に興味があまりなく、言語聴覚士は成人の中途障害を主にリハビリテーションしていくものだと固定概念をもっていました。大学に入学した時、子どもの障害、先天性障害というものの存在を知りました。学んでいくうちに、私は特に子どもの聞こえの分野に興味を持ちました。子どもの聴こえに興味を持った理由は、耳が聞こえなければ言葉を話せないという当たり前のことがわからなかったことにあります。障害を持つ人との関わりがなかったために、考えもしていなかったことを知ったのです。当時の私は、そのようなことも知らなかったなんて!と自分自身、驚きを隠せませんでした。

そこで言語聴覚学科がある大学のパンフレットを取り寄せてみると、乳幼児の聴こえに関する研究をしているということが紹介されていて、聴こえの分野について学ぶ事ができると書いてありました。聴こえについて深く知り、深く学びたいと心の底から感じました。そして大学に入学してからは、聴力のことや、聴能のことについて学ぶにつれ、子どもの言語獲得にも興味を持ちはじめ、将来は発達支援教室を持ちたいと漠然と考えていくようになりました。大学在学中のアルバイトも子どもと関わりたいと考え個別指導塾で塾講師を4年間勤めました。

大学の卒業論文のテーマは子ども(乳幼児)における聴性行動の発達について研究しました。卒業論文を書いているうちに、子供の分野で活躍する言語聴覚士について調べましたが、子どもの分野は成人の分野と比べてまだまだ活躍の場が少ないという結果でした。自分自身も実際に就職活動をして、子どもの分野での就職先の少なさに驚きました。それと同時に新型コロナウイルスが流行しはじめ、マスクが手放せなくなり、マスクをしている大人や養育者の表情を子供が認知するのが難しくなってきたのです。子どもの発達、特に言葉や言語の発達には、養育者の表情であったり、口形であったり、マスクでは見えていない部分がとても重要なのです。そこで私は自分の教室を持ち、沢山の子ども達や保護者の方の力になりたいとはっきりと感じ、実現したい大きな夢となりました。

そして大学を卒業した後、重症心身障害者・児の福祉施設で2年間言語聴覚士として働きました。私は小児の分野を志望していたので、成人の障害や疾患を取り扱う病院ではなく福祉施設に就職したのです。



これまでの活動

私は、大学でも卒業論文で乳児における聴性行動の研究をしました。この研究をしてからなお障害を持つ子どものためになりたいと考えました。

大学3年生の時には実習で人工内耳をつけた子どもと出合いました。人工内耳をつけていても手話や指文字、口形を使用して周りの大人とコミュニケーションを取っていました。それにより語彙の理解・表出をしていました。私は、コミュニケーションの方法は違えどコミュニケーションをしっかり取れていることに驚きを感じました。驚いたと同時に、コミュニケーションの方法は人それぞれなのだと再認識しました。耳が聞こえにくい障害を持っていてもコミュニケーションの方法をたくさん模索して考察して支援を行うことの重要さを学びました。言葉の発達は大きく言葉の理解と表出に分かれます。子どもの言語の表出のためには言葉の理解が先行すると考えられています。言葉の理解なしに表出なしということです。

また、言葉の障害は発音の問題などにもつながるのです。大学生の時の授業で構音に問題のある子どもたちのビデオを見て学ぶ機会があったり、実習でも構音障害の子供と出会いました。構音障害については机上の勉強で習っていましたが、実際に会ってお話をしている姿を見ると、構音できないことに子ども自身がストレスを感じていることがわかりました。訓練に集中しきれなかったり、怒ったり、逃げ出したりしてしまったりする子供達の姿を実際に見ることにより、訓練の難しさも感じ取ることが出来ました。

実際に障害を持つ子どもたちを目の当たりにしてみて、心から子どもの障害に関わる仕事をしたいと感じたのです。言葉の理解・表出だけでなく、障害の診断名がついているお子さまはもちろんのこと、診断名のついていない境界域にいる子供達の力になりたいのです。また、言葉の障害だけでなく、発達で気になることがある子どもたちの相談も行っていきたいと考えております。

資金の使い道・実施スケジュール

資金の使い道

・賃貸物件初期費用
・HP作成、広告費
・検査用具、訓練用具、おもちゃ、絵本など備品購入費
・開業資金
・CAMPFIRE手数料

実施スケジュール

2023年2月 クラウドファンディング終了
2023年3月中旬 HP開設
2023年4月 教室開所
2023年5月中旬 リターン発送

事業計画・内容

・教室の場所:新潟市内
・営業時間:9時〜18時
・料金について:初回相談料6000円〜
        1コマ50分4000円〜
        入会金12000円(事務手数料、教材費込み)
        

最後に

皆様の応援を糧して尽力致します。応援のほどよろしくお願い致します。

<募集方式について>
募集方式は、AlI-or-Nothing 方式で行います。目標金額に達成した場合のみ実施いたします。

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