はじめに・プロジェクトメンバーの紹介

初めに『ウクライナ避難民・福祉作業所の 皆さんと「あなた」で作る 【平和のモザイク壁画】』プロジェクトの、メンバーを紹介させてください。
小型モザイク制作者:国内3ヶ所の福祉作業所の皆さん。(モザイク制作スキルを持ち、これまで多くの官民のモザイク制作プロジェクトに参加しています。)子どもを含めた、在日ウクライナ避難民の皆さん。モザイク壁画設置時の最後の仕上げは、ポーランドの首都ワルシャワにいるウクライナ避難民の皆さん、を予定しています。

プロジェクトオーナー:橋田隆明
英国エディンバラ大学建築学部博士課程卒業。(工学博士・一級建築士)
中東、中国での建設プロジェクトに従事。海外で得たノウハウを生かし、知的障がい者が制作に携われるモザイクを開発、彼らの感性と根気強さを活かした作品作りを支援し、公園、道路、壁画等の公共工事に採用される道を開拓。社会参加と経済的自立を目標として尽力。

モザイク制作指導:和田順乃、森岡慎也
それぞれ、東京芸術大学で石彫を専攻。さまざまな芸術活動に参画するとともに、長く障がい者へのモザイク制作指導に携わり、彼らの技術向上を支援している。

海外窓口担当:マルティーナ・ディエゴ
イタリアローマ大学日本語学部修士課程修了。障がい者のモザイク制作および、その作品を海外に紹介する協力者。

事務局担当:池田由実


『ウクライナ避難民・福祉作業所の 皆さんと「あなた」で作る 【平和のモザイク壁画】』プロジェクトは、すでに始まっています
モザイク壁画に使用する小型の花形モザイク制作を、2022年4月より、日本の福祉作業所の人たちの手で既に開始、作業所の通所者の皆さんの手で、このプロジェクトの先端を切っています。
2022年11月より、東京近郊在住の子どもを含めた、ウクライナ避難民約20人の人たちも、モザイク制作作業に加わっています。都内港区のウクライナ正教会の部屋を提供していただき、小型の「ヒマワリの花を映したシャボン玉」の、モザイク制作ワークショップを進行中です。(モザイク壁画の完成日には、協力を得た教会の、鐘を鳴らす呼びかけも予定しています。)

モザイク壁画デザインと原画制作
モチーフは、被曝した日本の「長崎の浦上天主堂の鐘」と、空に舞うシャボン玉に映し出された「ヒマワリ」
多くのシャボン玉に映し出された、ヒマワリの花とシャボン玉を吹く世界の子どもたち。
モザイク壁画のデザインで、世界に核不使用を訴えます。特に現在のウクライナの戦禍の中、大きく懸念されている核使用の危機、国を超えた人々の強い反対の意志を、モザイク壁画で明確に表現します。
原画制作には、日本の障がい者、ウクライナ避難民の子どもたちが、加わる予定です。
壁画施工面積は、9㎡(タテ1.8m×ヨコ5m )を予定しています。

モザイク壁画設置場所
モザイク壁画の設置場所は、ポーランドの首都ワルシャワを予定しています。当初ウクライナの首都キーウを予定していましたが、激しい戦場となっている首都周辺では、多くの困難が生じる可能性が高いため、多くのウクライナの人たちが避難している、隣国ポーランドの首都ワルシャワを、設置場所とします。
モザイク壁画設置時の最後の仕上げには、ワルシャワにいるウクライナ避難民の方たちに参加を頂き、このプロジェクトの完成とする予定です。

このプロジェクトで実現したいこと・モザイク壁画に込める意味

核の危機は、キューバ危機以上に膨れ上がっている事が報じられています。
世界の現実を認識し、継続的核不使用を訴える、アート表現を試みます。
このプロジェクトの一端を担うのは、特に戦禍の中で叫びたい気持ちを振り切り、祖国を離れ、子どもの手を引き、日本へ逃れてきたウクライナの人たちです。青い空に白い街、黄色い花畑を、核の脅威からを遠ざけることを、強く望む世界の人たちです。
一人ひとりのこの望みや訴えを、ヒマワリの花のモザイクパーツを使ったモザイク壁画で、表したいと思います。
(2次プロジェクトとして、ウクライナの首都キーウの既存の広場内において、本格的な核不使用を象徴する、モザイクオブジェ制作の完成を、2025年に目指しています。モザイクオブジェの規模は、約380㎡を予定しています。
「GoodMorning」を通じてのご支援では、1次プロジェクトとして、ポーランドの首都ワルシャワに設置するモザイク壁画制作の完成のみを、目的としています。)

戦禍から逃れる実体験をした、在日ウクライナ避難民の方たちとの、モザイク制作ワークショップの風景核不使用という強いテーマの、ヒマワリの花のパーツ制作は、祖国の平和への追求でもあリます。子どもと一緒のテーブルに座り、制作に取り組む母親の機敏な後ろ姿には、作業に対しての執念をも垣間見ました。
過去に被爆体験のある東洋の外れの国に来た、西洋の外れの人たちの取り組みは、祖国が取り返しのきかない核の毒性で汚されないこと、それを象徴する、ヒマワリの花のパーツ制作です。
異国での祖国復興と平和を模索した一本の道作りを、日本の障がい者や、支援者の皆さんんと共に進めていきたいと考えています。

プロジェクトをやろうと思った理由・「平和」「核不使用」の意思表示、ウクライナ避難民の支援

このプロジェクトは、福祉作業所の人たちと、NPOエコ平板・防塵マスク支援協会の、モザイク制作指導に長年携わってきたメンバーにより、提案されました。ウクライナの現況に対して、SDGsや、平和を模索するための創作活動の取り組みとして、「核不使用を訴えるモザイク制作委員会(仮称)」が発足しました。
また、ウクライナ避難民の方たちに、小型の「ヒマワリの花を映したシャボン玉」のモザイクを、有償で制作していただき、支援をするために、このプロジェクトをすでに始めています。
ウクライナを発端とする核使用危機に対し、地球全体の生き物の権利として、核使用阻止を掲げ、被曝した日本の「長崎の浦上天主堂の鐘」と、空に舞うシャボン玉に映し出された「ヒマワリ」をモチーフとしたデザインのモザイク壁画を、このプロジェクトの趣旨に賛同してくださる皆さんと共に、制作したいと思います。

これまでの活動・NPO エコ平板・防塵マスク支援協会とは

NPO エコ平板・防塵マスク支援協会は、建築現場から出る石、レンガ、ガラスなどの廃材、余剰材を、小さなモザイク材料に加工して、エコモザイクを作っています。モザイク制作は、日本各地の福祉作業所の知的障がいのある通所者の方たちが担っています。彼らの特色を生かしたアートの世界の創出、彼らは根気の良い作業能力を背景に訓練を続け、緻密な技を身に付けています。
エコモザイクを使用したモザイクオブジェは、100年の耐用年数を持ち、ヨーロッパの街にも勝るとも劣らない作品を、国や県の公共工事の中に納品、福祉作業所の通所者の方たちは、生きる糧を、特色ある職域で得ています。
協会は「エコ平板」で特許を取り、公共工事に福祉のパワーを埋め込む取り組みに、20年以上を費やしています。市場原理に沿い、質の良い完成したアート作品は、既に官民の工事として、全国で230件を超えています。
ヨーロッパなどの市街地作りと異なり、新しいし街の社会資本を生み出すことの薄い日本で、新たなる手法を用いた社会資本を生み出す活動でもあります。障がい者が作業所ごとに作業分担し、モザイクパーツを作り、大きな公共工事を手掛け続ける例は、他には世界にありません。

また、モザイク制作・設置活動を通じ、東日本大震災復興支援に10年間以上を携わった経験を持ちます。
被災地活動の初期、福島原発の近くの作業所に於いては、知的障がいを持つ人たちと、原発の突然の水素爆発を、数度にわたり経験しました。恐怖のため意識を閉ざし、外出すらできなくなっていた人を多く見かけました。
核に関わる巨大な災害は、情報のより少ない弱者に対し、より強列な衝撃として、長く降り注いでいました。
協会は、被災地での復興活動の一環とし、彼らにモザイクの制作指導を行いました。
陸前高田市では市の依頼により、「奇跡の一本松」のその足元に、やなせたかしさん原画「ひょっこり松」のモチーフの、床モザイクを制作しました。いつもTVで被災地の紹介に使われていた、“がんばろう石巻”の看板前に、鎮魂の手紙を空と海に配達する、ポストの制作等の活動を進めました。被災地の復興支援に障がい者の方たちが参加し、復興の情熱を人々の心に刷り込みながら、計12件のプロジェクトを完成させました。アート性の高い作品の制作は、地域の人たちに、日常心を取り戻す一助としての役割を果たしました。また、社会的に作品が高い評価を得ることは、制作に寄与した障がい者の、自信や生活を取り戻すための意欲にも繋がると考えています。

最近の活動実績の一部を写真でご紹介
※詳細やその他の実績については、ぜひwebページをご覧ください
NPO エコ平板・防塵マスク支援協会

2015年 宮城県南三陸 「世界中から送られた3万本の花」床モザイク(東日本大地震復興事業/「NPO法人びば!!南三陸」さんが運営する施設の利用者の方たちと制作)

2017年 墨田区 ふるさと納税プロジェクト 「赤富士」床モザイク(すみだ北斎美術館前の公園に設置)

2021年 中央区 「平和モニュメント」(オリンピック・パラリンピック記念事業/区立小学校全16校の子どもたち・区内の福祉作業所の方たちと制作)

2021年 中央区「桜川公園にあつまる世界の動物たち」モザイク壁画(区内福祉作業所・区内保育園・区内高齢者施設の方たちと制作)


2021年 豊島区 モザイクアート施したモニュメント「SDGsシンボル」(区内6ヶ所の福祉作業所の方たちと制作。池袋駅東口付近に設置)資金の使い道

<プロジェクト予算>
モザイク制作費 100,000円×9㎡(施工面積)=900,000円
モザイク材料、特殊タイル等、工具購入費 20,000円×9㎡(施工面積)=180,000円
制作指導員活動費・交通費 18,000円×45日=810,000円
資材搬送費(船便、飛行機便)=700,000円               
航空券購入費・滞在費 370,000円×3人=1110,000円
現地施工費(現地資材購入費・路盤制作費を含む)=730,000円
諸経費(通信費・リターン郵送費・印刷費・デザイン費を含む)=680,000円
小計:5,110,000円
(NPO エコ平板・防塵マスク支援協会よりの支援金 650,000円)
キャンプファイヤー手数料(9%+消費税)※寄付型=505,890円
目標金額:5,615,890円

※当プロジェクトにおいて余剰金額が出た場合は、モザイク壁画施工面積を9㎡から、
余剰金額に準じて面積を増やします。
それに伴い、在日ウクライナ避難民の方たちの、ヒマワリの花のパーツ制作の作業を増し、支援したいと思います。

リターンについてー「平和」「核不使用」「ウクライナ避難民支援」「福祉作業所 就労支援」「公共アート」の取り組みに賛同してくださる皆さま、ご支援をお願いいたします

●5,000円の支援者
お礼のメールをお送りします。

●10,000円の支援者 ※希望者のみ
【A】ヒマワリの花を映したシャボン玉(直径85mm)の小型モザイクの下に、支援者のイニシャルを刻印した金属プレートを添えて、ポーランドの首都ワルシャワに設置する予定の、モザイク壁画の一部として使用します。
モザイク壁画完成後、その部分(ヒマワリの花を映したシャボン玉の小型モザイク+支援者のイニシャルを刻印した金属プレート)の写真1枚と、モザイク壁画全体の写真1枚、合計2枚の写真を、メールでお届けします。

●20,000円と40,000円の支援者 ※希望者のみ
【A】のリターンに加え、【B】小型額付モザイク壁飾り(抽象デザイン・15×15cm)を、郵送でお届けします。

●500,000円以上の支援者 ※希望者のみ
【A】のリターンに加え、【C】ご自身でモザイクを設置できる「モザイクセルフ設置キット」を、お届けします。

「モザイクセルフ設置キット」には、各種大きさのモザイク〈30×30cmのモザイク平板、屋根瓦、タイル等を砕いたモザイク、直径6~1cmのモザイク花パーツ、モザイクパーツ以外の乱張り材料として白大理石、赤色大理石など〉が含まれます。
加えて、参考設置例の写真、参照図面、部材詳細表、設置断面図を添付します。
「モザイクセルフ設置キット」の容量(設置できる面積)は、支援額500,000円の支援者の方は2㎡、支援額600,000円の支援者の方は2.5㎡、支援額800,000円の支援者の方は3㎡、支援額1,000,000円の支援者の方は4㎡、支援額1,200,000円の支援者の方は5㎡となります。

※お届けを希望される場所は、当協会事務局のある、千葉県内の場所より半径150㎞以内に限ります
※設置作業は、すべて支援者、または支援者の設置作業請負者で行なってください
※設置作業のお手伝いを希望される方には、当協会より、アドバイザーを最高2日間に限り派遣して、設置工事にかかる費用の概算見積、工事の進め方、及びモザイク配列に対するアドバイスを致します。設置作業そのもののお手伝いは致しません
※プロジェクト達成の目標金額が集まり、当プロジェクトの実行が確定した場合、500,000円以上のご支援をしていていただいた方でかつ、ご希望を表明されている方には、2023年11月に、ご支援の額に応じた容量の「モザイクセルフ設置キット」を、お届けいたします。お届け日やお届け場所については、予めメールにてご相談させていただきます。
2023年12月を過ぎてのお届けはできかねます

モザイクセルフ設置キット 4.83㎡(2.3×2.2m)の設置例実施スケジュール

2022年4月 日本国内3か所の福祉作業所にて、通所者の方たちが、モザイク壁画に使用する、花形モザイクの制作を開始(2023年6月まで継続予定)
2022年11月 都内港区のウクライナ正教会にて、子どもを含めた在日ウクライナ避難民の方たちが、モザイク壁画に使用する、「ヒマワリの花を映したシャボン玉」の小型モザイクの制作を開始(2023年3月まで継続予定)
2022年12月初旬 ポーランド大使館との調整を進める
2022年12月下旬 キャンプファイヤーによる支援金募集開始
2023年3月中 日本国内の福祉作業所の通所者の方たちと、在日ウクライナ避難民の子どもたちのデザインによる、モザイク壁画の原画の完成 
2023年3月下旬 資金の確保、現地施工場所の確定
2023年7月中 日本よりポーランドのワルシャワへ、材料工具の搬送、担当員派遣、現地調査
2023年8月下旬〜9月下旬 ポーランドのワルシャワにて、モザイク壁画の現地設置作業、完成
2023年10月上旬 完成式典を予定

(『ウクライナ避難民・福祉作業所の 皆さんと「あなた」で作る 【平和のモザイク壁画】』プロジェクトは、NPO エコ平板・防塵マスク支援協会の運営の元、2022年4月にパイロットスタディの形で始動、国内3か所の福祉作業所にて、小型の花形モザイク制作が開始されています。このプロジェクトは1次プロジェクトで、今現在、激しい戦禍の中のウクライナの首都キーウでのオブジェの設置には、多くの困難な問題の派生を危惧するため、2次プロジェクトとして予定している、本格的な核不使用を訴える、ウクライナでのオブジェ設置の前に、パイロットプロジェクトとして、2023年10月完了を予定しています。日本国内の3ヶ所の福祉作業所のほか、可能な限り、在日ウクライナ避難民人の方たちの参画を求めたいと、考えています。)


最後に・プロジェクトに対する思い

我々は、太平洋戦争末期に国内2か所で、世界で初めての原爆投下を受け、多くの被爆者を出し、今に至っています。広島、長崎には国内はもとより、国外から毎年多くの人々が訪れています。日本は核の被害を認識している国です。日本は世界の核不使用に対して、先導的役目を歴史的に担っているはずです。当プロジェクトは、モザイク壁画というアート表現を通して、核不使用を訴える、ユニークなものです。専門家や芸術家の単独作品ではなく、多くの市井の人々の手でモザイクが制作されることも、当プロジェクトに独自の意味を持たせています。
ウクライナを発端とする核使用危機に対し、地球全体の生き物の権利として、核使用阻止を掲げます。
一輪のヒマワリの花をご支援頂き、このプロジェクトに参加する方たちの手作りのモザイクの「シャボン玉に映るヒマワリ」を、世界に飛ばしたいと思います。(「長崎の鐘」の意味は、チェリノブイリ核爆発汚染を含めた、活動標語です。)

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
※NPO エコ平板・防塵マスク支援協会は非営利法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。

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