はじめに・ご挨拶

こんにちは!

障害福祉サービスを主に行っている、特定非営利活動法人「でかけ隊」と申します。

でかけ隊は、2005年12月12日設立以来、兵庫県豊岡市を中心に活動をしているNPO法人です。

社会ニーズに対してさまざまなサービス対応に取り組んでいますが、試行錯誤の日々です。

その間、私達スタッフがずっと残念に感じることは「障がい者のことを社会に理解してもらえていない。」ことがあります。

日本には963万人の障がい者(身体障がい・知的障がい・精神障がい・発達障がい)とされる方がいます。

障がい者と関わっているでかけ隊としては、地域との関係を深めてゆきたい、ボランティアを受け入れたいなど色々な想いはありますが、残念ながら目の前の業務に日々追われている現状です。

地域社会とつながる活動をすればするほど、スタッフの負担が増え離職につながってしまうジレンマもあります。

そこで、でかけ隊は、今後の課題として「障がいに対する社会の理解を深めたい!」ことを掲げ、今回、初めてプロジェクトを立ち上げました。


このプロジェクトで実現したいこと

障害施設の問題として「慢性的な人手不足」があります。

「人材不足を解決しつつ、障がい者の理解を深めてもらう。」

  ↓ 解決策

「学生専用、アルバイト付きシェアハウス」


「NPO法人でかけ隊」が所在する豊岡は兵庫県の北部(但馬地域)に位置する市です。

人口は75,500人程の豊岡に、地方創生の切り札と期待され、2021年4月に4年制の県立大学

「芸術文化観光専門職大学」が新設されました。1学部1学科80人です。1年次は原則全寮制で2年次は退寮です。

「でかけ隊」は、学生にバイト付きシェアハウスの提供を考えています。

入居条件としては、でかけ隊が運営しているグループホームでの障がい者のサポート業務に携わってもらうことです。

勉強に差支えのないように最低週1回(業務時間は選択)を考えています。

その上「でかけ隊」からは、シェアハウスの半額家賃補助をいたします。もちろんバイト料もお支払いします。

コロナ禍で仕送りが減ってしまい経済的に不安のある方や、今住んでいる家賃が負担な方、寮でシェアハウスを体験して、

引き続きシェアハウスに住みたい方や福祉に興味のある方などを対象としています。

バイトを通して障がい者と接してもらい、理解を深めてもらえる機会としたいと考えています。

大学卒業と同時にシェアハウスを退去され、新しい職場や活動の場所に移られる訳ですが、施設での経験を、その後の人生に生かしてもらえることが、でかけ隊の願いです。

障がい者と接した若い学生さんが増えれば、相乗効果で、どんどん「障がいの理解が深まる」と確信をしています。

小さな一歩ですが、10歩そして100歩となり、多種多様な人が共存共栄する住みやすい社会となることを願っています。


プロジェクトをやろうと思った理由

「障がいを理解してもらいたい」

    ↓

「経験のないことは、なかなか理解しずらいことが多い。」

    ↓

「障がい者と接してもらい、一緒に時間を過ごしてもらう。」

    ↓

「ボランティアではなく、バイトとして人材募集&住居の提供」


施設近隣にある長年放置されていた空家を、有効活用としてシェアハウスにすることにしました。

豊岡市→ 空き家が活用され町の美観・税収に貢献

施設 → 人材の確保

学生 → バイト料を得ながら住居も確保(経済的負担軽減)

社会 → 障がいに対する社会の理解が深まり、誰もが住みやすくなる


これまでの活動

「でかけ隊」の設立きっかけは、2004年(平成16年)当時、平成の水害最悪とされた台風23号です。

1級河川円山川の堤防が約120メールにわたり決壊し、どちらが川の中でどちらが川の外とわからなくなるような最悪の被害でした。その時の水害ボランティアを期に「でかけ隊」は、NPO法人として設立をして活動を始めました。

東日本大震災や熊本地震にも参加をして、今も「災害ボランティア」として活動を続けています。

東日本大震災では、亡くなった方の半数以上は高齢者で、障がい者の死亡率は全住民平均の2倍以上に上がりました。

国は2013年に法律を改正し、避難が困難な高齢者や障がい者等への対策を進めるよう自治体に求めてきましたが、今も十分とは言えない状態です。「でかけ隊」は、今までの経験を活かし、災害時での福祉避難所としての役目と「災害・誰も取り残さない」を目指しています。

ただ「でかけ隊」のような福祉施設のみでは限界があります。是非とも地域や社会全体で障がい者を包含し、支えて頂きたいと思っています。

その為には、社会全体として「障がい者に対する理解を深める」ことが重要と思っています。


シェアハウス 玄関

資金の使い道

長年空家の為、スズメバチが巣を作り、床下はシロアリ被害がありと、空家ならではの苦労がありました。

空家所有者さんの協力もあり、シェアハウスもかなり完成に近づきましたが、台所などは、これからの改修です。

家電製品などや生活用品などの購入もこれからです。

コロナ禍の中、施設のサービス利用者の減少、送迎に必要なガソリンの値上げ、そして電気・ガス・水道代の高騰です。

プロジェクトの資金が不足しています。シェアハウス完成まで、後一歩です。是非、ご協力をお願いいたします。


クラウドファンディング公開終了 2023年1月29日

2023年2月中旬、台所・各部屋の改修                20万円

        各部屋の畳・襖・クロスなどの張替               15万円

2023年2月末まで、家電製品の購入 

(内訳)              

エアコン購入 5台 (4部屋 各部屋1台 リビング&台所 1台) 35万円

冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・洗濯機               19万円

台所用品(食器など)一式                     1万円


クラウドファンディング手数料           約10万円(9%+税)


改修中

これから改修が必要な台所

リターンについて


「NPO法人でかけ隊」は非営利法人ですが、支援者が、このクラウドファンディングを支援することで、

税制優遇を受けることはありません。

「NPO法人でかけ隊」からは、感謝の気持ちとしてサンクスメール&報告を送らせて頂きたいと思います。


実施スケジュール

2023年1月29日 クラウドファンディング公開終了 

2023年2月末まで 台所・各部屋の改修・家電など必要品を購入

2023年3月1日 シェアハウス入居開始

2023年6月以降 サンクスレターの発送


最後に

初めてのクラウドファンディングです。

でかけ隊が願う「障がいに対する社会の理解を深めてもらいたい!」

現実は、それ程、たやすくないのは承知をしています。それでも、私たちは活動を続けたいと思います。

次世代に差別のない暮らしやすい社会を残すことが、今、私たちの任務と思っています。

今後も、南海トラフ地震や首都直下型地震など、大規模な災害が起きる可能性もあります。

障がい者や高齢者が、再び、取り残されることのないような社会を作り上げる役目を果たしたいと思っています。

共感して協力して頂けると、大変・大変、嬉しく思います。宜しくお願いします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください