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親と離れて暮らす子供たちに美味しい五郎兵衛米を食べてもらいたい。

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現在の支援総額
420,000円
パトロン数
29人
募集終了まで残り
終了

現在42%/ 目標金額1,000,000円

このプロジェクトは、2018-03-06に募集を開始し、29人の支援により420,000円の資金を集め、2018-04-19に募集を終了しました

現在日本には親や家族と離れて暮らさざるを得ない子供たちが45,000人もいます。 一般的にその子供たちは「児童養護施設」で暮らしていますが、その実態はあまり知られていません。 自分たちが作った安心できるお米をその子供たちに食べてもらい、食育や未来に繋げたいと思いました。

これまでの活動

長野県佐久市で五郎兵衛米を栽培している信州佐久オーガニック研究会の依田隆徳です。

5年前の2013年に私の友人のIさんの主導で数名の有志によって神奈川県箱根町の箱根恵明学園に年間100kgのお米を寄付する「100Kプロジェクト」が立ち上がりました。
Iさんは慶應義塾大学のご出身で、ワグネルソサエティという合唱団に所属されていました。ワグネルソサエティは毎年箱根恵明学園を慰問で訪れており、その活動はすでに62年続いています。それがご縁で100Kプロジェクトを開始し、私もその趣旨に賛同して協力させて頂き、実際に箱根恵明学園も訪問させて頂きました。

そして2017からはクラウドファンディングにて、より多くの方々からご賛同を頂き、それまでの年間100kgから、2017年4月より毎月100Kgのお米を恵明学園にお米を寄付することができるようになりました。

 

 

         この写真は2017年4月に恵明学園を訪ね、田崎園長先生に目録を渡した時のものです。

 

 ご賛同頂きました皆様、本当にありがとうございました。

 

 

▼恵明学園について

箱根恵明学園は昭和26年に創立された歴史ある児童養護施設です。
2018年4月現在は2歳から18歳の55名の子供たちが親と離れて暮らしており、併設された小学校では16名の児童が学んでいます。

普段子供たちは、学園の敷地内にある三棟の寮で暮らしています。寮ごとにキッチンがあり、子供たちはそこで保育士さんの愛情がこもった手作りの料理を食べています。

 私が箱根恵明学園を訪ねた日も教室では子供たちが熱心に学習していました。
グランドでは2歳児の子供たちが砂場で、そして中高校生の男子生徒はサッカーボールで遊んでいました。
現在入園している子供たちのほとんどは家庭内での虐待が原因だそうです。
現代の格差社会の歪みがこのようなところにも出ているのかもしれません。

園長の田崎先生より園内を案内してもらっている間、田崎先生は出会う子供たち一人一人に声を掛けていました。
誰かに関心を持ってもらっているという感覚は子供にとってとても大事なことだとその姿をみて感じました。
また途中で出会う職員の方々はどの方もにこやかな挨拶をされ親切な対応を頂き、聖職者を感じるその姿には敬服の念を抱きました。

田崎先生からは箱根恵明学園の創立から現在までの歴史や全国の児童養護施設の現状などを伺いました。
児童養護施設はかつて孤児院と呼ばれていましたが昭和22年に児童福祉法が制定され養護施設という名称になり現在は児童養護施設になりました。そして国や地方自治体が援助する形になったことを学びました。

             恵明学園の先生方とサポータの方々

 

2017年11月21日には恵明学園の菜園でで作った野菜や五郎兵衛米などを使い子供たちが心を込めて料理を作り、普段お世話になっている方々におもてなしをする収穫祭が開催され、私も招待され参加してきました。

 

 

収穫祭では田崎園長先生や併設する小学校の二宮校長先生から子供たちの将来についての教育の在り方などについてお話しすることが出来、また子供たちの笑顔に直接触れることが出来て大変有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

田崎園長先生と併設する恵明小学校の二宮校長先生と収穫祭にて。

 

自己紹介と五郎兵衛米について

私は以前マーケティング関連の会社を経営していましたが、その当時から農繁期には仕事の合間に長野県佐久市旧浅科地区にて農家である実家の稲作を手伝っていました。
ある日このままのソリューションでは実家の農業は継続できないと感じ、農業の勉強を深め、規模拡大を目的に制度などを利用して資金を確保しソリューションの構築を進めました。
2002年からはマーケティングの仕事と二足のわらじで耕作面積は1.2haの田んぼで本格的な米作りに従事するようになり、それから徐々に規模拡大し、現在は9haの耕作面積で稲作の仕事に専念しています。

 

 

五郎兵衛米とは長野県佐久市旧浅科村の限られた地域にある五郎兵衛新田で栽培されたお米のことです。
五郎兵衛新田は江戸時代に水源を持たない原野だった旧浅科村に市川五郎兵衛さんというお侍さんが10km以上離れた蓼科山から私財を投じて水路を引き開墾したのがはじまりとされています。

日本で高い晴天率を誇りながらも寒暖の差が激しい気候と、五郎兵衛用水により蓼科山からもたらされるミネラルが豊富な水、そしてその水が行きわたる浅間山の麓に広がる土壌は粘土質の特徴を持ち、美味しいお米を作るのに最適な条件が五郎兵衛新田には揃っています。

五郎兵衛米は産地が限られた希少米ということで時々メディアでも取り上げられ、2016年10月15日放映の長野朝日放送の「ザ・駅前テレビ」では阿部守一長野県知事が出演し、長野県の美味しいお米の特集が組まれました。
その中の筆頭で五郎兵衛米が紹介され、生産者ということで私も出演させて頂きました。

 

 

 

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

継続は力なりと言います。2013年から4年間、数名の有志で「100Kプロジェクト」の活動を行ってきましたが、箱根恵明学園を実際に訪問したり関わりを深めるにつれこの活動をより広く知ってもらい継続していきたいと強く思うようになりました。
育ちざかり子供たちが暮らす箱根恵明学園では当然ながらお米も相当量が消費されています。
そこに私たちが作る安心できる五郎兵衛米を寄贈し、食べてもらいたいと思っています。

昨年はクラウドファンディングにより多くの皆さんにご賛同頂き、それまでの年間100kgから1年で1200kgのお米を寄贈することができるようになりました。今回のプロジェクトでも昨年に引き続き1か月に100kg、1年で1,200kgのお米箱根恵明学園に寄贈し未来ある子供たちに食べてほしいと願っています。

 

 現在箱根恵明学園では敷地の外に畑を借り、そこで子供たちが野菜を育てる活動をしています。
土に触れ何かを育てることで愛でる気持ちが芽生え、情緒が安定するなどの効果があると聞いたことがあります。
また食事において「出来たての温かい食事を食べさせる」「少人数で落ち着いた雰囲気で食べさせる」「複式献立によって好んで食べるような調理法をとる」などの工夫をされているのが印象的でした。

食は人間の礎を作ると言っても過言ではないと思います。箱根恵明学園の子供たちに学園での食育の取り組みや五郎兵衛米を通して食に興味を持ってもらい、人間の基本である「食べる」ということの重要性を認識してほしいと思いました。

私は農業者の一人として微力ながら、日々美味しく温かい食事を子供たちに提供しようと努力されている箱根恵明学園の力となり、そしてそこに暮らす親や家族から離れて暮らさざるを得ない2歳~18歳の子供たちの力になれたら嬉しく思います。
そして子供たちの中から食に興味を持ち、将来の職業選択の中に農業という選択もあるということを知り、稲作に限らず将来なんらかの形で就農する箱根恵明学園の出身者が出てきたら、それはこのプロジェクトの冥利に尽きます。

 

 

▼資金の使い道

クラウドファンディングの使途について
①箱根恵明学園に寄贈するお米の生産費 1200Kg

②寄贈にかかる送料(箱代等を含む)

③リターンとして皆様にお送りするお米代と送料

④クラウドファンディングの利用手数料

 

 

サポーターの皆さまへのお礼
このプロジェクトにサポートいただいた方には、次のようなお返し(リターン)をお届けします。

 

*5,000円支援すると…
・目録にお名前掲載+信州佐久オーガニック研究会の特別栽培 五郎兵衛米2Kg 

 白米or玄米

 

*10,000円支援すると…
・目録にお名前掲載+信州佐久オーガニック研究会の特別栽培 五郎兵衛米5Kg 

 白米or玄米

 

 *20,000円支援すると…

・目録にお名前掲載+信州佐久オーガニック研究会の特別栽培 五郎兵衛米10Kg 

 白米or玄米

 

 *30,000円支援すると…

・目録にお名前掲載+信州佐久オーガニック研究会の特別栽培 五郎兵衛米15Kg 

 白米or玄米 

         

 *50,000円支援すると…

・目録にお名前掲載+信州佐久オーガニック研究会の特別栽培 五郎兵衛米30Kg 白米or玄米 

 と長野県佐久市特産の白土馬鈴薯10Kg←(収穫時期の7月頃になります)

 

 

サポートいただいた方へのお礼のお米は、極限まで農薬低減に取り組んで育てた当会による特別栽培の五郎兵衛米となります。

またお礼のお米はご家族やお友達へのプレゼント発送も可能です。ご相談ください。

 

 

▼最後に

数年前に「伊達直人」と名乗って全国の児童施設にランドセルなどを贈る「タイガーマスク運動」の先駆けとなった群馬県の河村正剛さんが素顔を公表しましたが、その理由は2010年より広がりを見せたタイガーマスク運動が下火になったことを危惧したからとのことでした。
一時的な盛り上がりをブームというのでしょうか。ブームで終わらせてはいけないという思いで河村さんは素顔を公表したのだと思います。

私自身、考えると2013年よりご縁を頂き「100Kプロジェクト」に微力ながら貧者の一灯ということで協力させて頂きました。一灯であっても継続はしていこうと思っていましたが、様々な縁が繋がっていったことで4名で立ち上げたこのプロジェクトは2017年はからクラウドファンディングという形に変わり39名の方々から590000円のご賛同とご支援を頂くことができました。
本当にありがとうございました。今後も毎年継続していきたいと思っています。

自分が出来ることは小さくても、その輪が広がれば大きな輪になり支援に繋がると思っています。
このプロジェクトをきっかけに普段なかなか知ることのない児童養護施設や、都会で暮らしているとなかなか触れることのない農業について多くの人が理解を深めて頂ければ嬉しく思います。

ご賛同頂いた皆様には心より感謝申し上げ、そしてこのご縁に心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございます。

 

 

最後に農業者としてお伝えしたいこと。

現在の日本農業は大きな転機に来ているかと思います。アメリカはTPPへの不参加を表明しましたが、それで日本の農業問題が解決されるわけではありません。

稲作に関して言えば一番の問題は高齢化ではないでしょうか。ここ浅科地区においても現役で頑張っているのは70代の農業者がほとんどです。この地域は好条件のため空いた農地を農業法人などが請け負って耕作するケースが多く、当会にも毎年のように農地を託したいという方からの連絡がきます。
しかしそれにも限界はあります。日本の農政は規模拡大し国際競争力を付けることで日本農業の生き残りを考えていますが事はそう簡単ではありません。現在の世界人口は74億人になり、今も爆発的に人口は増え続けています。
このままだと食糧不足になるのも時間の問題ではないでしょうか。高齢化が進み日本の農地が荒廃することは日本という国のリソースが失われることです。
今の日本の自給率はカロリーベースで40%以下です。先進国の中で異常な低さです。
では何をしたらいいかという話になりますが、まず農業者自身が誇りと自信を持って農作物を育てることだと思います。戦後国策により高度成長期には農村から工業地帯へ労働力を移行するということで農業という産業は虐げられ暗いイメージだった歴史があります。
しかし世の中は変わり人々の価値観も多様化しマインドはパラダイムシフトを経て農業に興味を持つ若い世代も増えてきました。この地域も非農家出身の新規就農者が増えてきました。

かつて生産した農作物をすべて農協へ出荷していた時代には“自分の農作物”という意識も希薄でしたが、お米に至っても販売が自由化され“自分の農作物”が差別化でき、やりがいや生きがいに繋がっています。
日本の農産物は世界一だと思います。勤勉な日本人が長年かけて歩んできた品種改良と高い農業技術により、見た目や食味についても他国を圧倒しています。

今やインバウンドは2000万人を超えました。その来訪者が口を揃えて言うのが「日本の食事は美味しい」です。
日本人の料理の技能ももちろんありますが、基本は食材の素晴らしさだと思います。
今こそ農業者は誇りと自信を持って美味しい農産物を作り消費者の皆さんに喜んで頂ける時代なのではないかと思います。

そして消費者の皆様にも農業が持つ多面性の理解を深めて頂きたいと思っています。
農業とは食物生産というだけではなく治水や環境保全そして伝統文化の継承などの多面性があります。
日本には梅雨がありますがそのとき降った雨は田んぼに蓄えられダムの役割もあります。
日本の原風景といえる田園風景ですが、これも各農業者が畔草などの手入れをしているからこそ景観として保全できるのです。
また私が暮らす浅科地区もそうなのですが、農業用水は防火用水も兼ねています。
耕作者が用水の管理をするからこそ防火用水としても機能しています。

日本の各地域には大小さまざまな神社がありますが、その神社で行われるお祭りの原点は五穀豊穣なのです。
また日本国民の象徴である天皇家での田植えや稲刈りも大事な祭事の一つで、稲作は伝統文化の継承という側面もあります。このように農業には多面性があり、農産物の自由化ということでコスト面だけで輸入すればいいというものではありません。低コストで農産物を輸入できても環境保全や伝統文化は輸入することができないからです。

どの国にとっても農業は礎であることは間違いありません。皆様一人ひとりの消費動向が、これからの日本の農地を守り、農業を守ることになるのです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。