はじめましての皆さま、いつも 2U chocolate をご利用いただいている皆さま、当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

横浜天王町のクラフトチョコレートメーカー「2U chocolate」(トゥーユーチョコレート)代表、西山と申します。


突然ですが、あなたが最後に世界地図を見たのはいつでしょうか?


海外旅行が好きな方なら見る機会も多いかと思いますが、特にコロナ禍以降、しばらく見ていないという方も多いのではないかと思います。


そんな中、わたしたち 2U chocolate のスタッフは毎日のように世界地図を目にしています。

わたしたちが毎日のように目にしている世界地図


それは、わたしたちにとって無くてはならないチョコレート原料「カカオ」の生産農家さんに日々想いを馳せ、感謝の気持ちを持ち続けるために、常に目に入る場所に世界地図を掲げているからです。

 

そして遠く海を渡ってやってきた様々な国のカカオからチョコレートを製造するたびに、この小さなチョコレートの奥にある大きな世界に途方もないロマンを感じるのです。

遠く海を渡ってきたカカオが、日本で一粒のチョコレートになる奇跡

世界には200近い国が存在し、チョコレート原料であるカカオは亜熱帯地域を中心に50程度の国々で育てられています。

現在 2U chocolate では14ヶ国のカカオを取り扱っていますが、そのどれもが個性的で魅力的な香りを有しており、その香りを活かした Bean to Bar もまた唯一無二の個性を持っています。

(※Bean to Bar:カカオ豆(Bean)から板チョコ(Bar)まで自社工房内で一貫製造する手法のこと、あるいはその手法により作られたチョコレートのことで、カカオの個性をストレートに出しやすいのが特徴)

14ヶ国という取り扱い産地数は Bean to Bar メーカーとしては多い方ですが、それでも世界にはわたしたちがまだ出会っていない魅力的なカカオが数多く存在しています。

赤道を中心に南北20度までがカカオ栽培に適した地域で「カカオベルト」と呼ばれる

これまで3年近くにわたり多種多様なカカオをチョコレートに仕上げてきましたが、新しいカカオとの出会いは毎回ワクワクしますし、たくさんのカカオに触れれば触れるほど、その魅力にますます惹き込まれていっています。

 

「もっと多くのカカオと出会いたい」
「もっと多くのカカオの魅力を皆さまにお届けしたい」


この想いを常に持ちながら少しずつ取り扱い産地を増やしてきましたが、製造設備上の制約があり、これ以上増やしていくことが難しい状況になりつつあります。

そこで、2U chocolate の存在意義とも言える「多産地取り扱い」をこれからも継続、拡大していくために、製造設備の増強を計画しています。

小さな Factory を最大限有効活用し、さらなる多産地取り扱いへ

 

以下で 2U chocolate が多産地取り扱いを目指す理由や設備上の課題について詳述していますのでぜひご覧ください。

そしてそんな取り組みに「ロマン」や「ワクワク」を感じていただけたなら、ご支援をいただけますと大変嬉しく思います。

 

カカオの個性あふれるチョコレートを食べて、そして世界地図を拡げて、あなたも世界を感じてみませんか?

 

SNSでいただいたお客さまからの応援の声をご紹介します。
皆さまからいただく温かなメッセージはわたしたちの大きな支えになっています。

 

2U chocolate では Bean to Bar スタイルを中心にチョコレート製造を行い、カカオの魅力を皆さまにお届けしています。

カカオ豆からチョコレートまで、全ての工程を自社Factory内で行なっている

「Bean to Bar の魅力は何ですか?」と聞かれたら、わたしたちは「カカオ自体が持つ多様な風味を感じられること」そして「チョコレートを通じてカカオの産地と繋がれること」と答えます。

そして、わたしたちが考えるその魅力を皆さまにお伝えするための手段が「多産地取り扱い」なのです。

 

 
「カカオ自体が持つ多様な風味を感じる」ために最もわかりやすいのは、異なる産地のカカオから作られた2つ以上の Bean to Bar を食べ比べることです。
 
フルーティなもの、フローラルなもの、スパイシーなもの、ハーバルなもの、ナッティなもの…
 
カカオ自体が持つ風味のバリエーションはまさに多種多様ですが、異なる風味をもつ Bean to Bar を食べ比べることで「これがカカオ自体の風味か!」と分かってもらいやすいですし、その比較をたくさんできることが Bean to Bar の愉しさであり 2U chocolate の特徴なのです。

多産地のカカオから作られた Bean to Bar を食べ比べて、その風味に魅力を感じてもらう

 


同時に、カカオの産地が明記された Bean to Bar を食べると、その産地、生産国に少なからず興味がわきます。

そのチョコレートを食べなければひょっとすると一生耳にすることさえなかったかもしれない国と、偶然にも出会うことができるのが Bean to Bar なのです。

ベリーズやトリニダード・トバゴ等、カカオの生産国には普段馴染みのない小国も多い

2U chocolate では「素晴らしい地球環境、素晴らしい農業から生み出される素晴らしいカカオがあればこそ、わたしたちはおいしいチョコレートを創ることができる」という信念の下にチョコレート製造を行なっており、その先に目指すビジョンとして「チョコレート製造を通じて、世界の農業ならびに地球環境に貢献する」を掲げています。

 

世界は広く、世界中の農業や、農業の基礎となる地球環境には、様々な素晴らしさとともに課題も存在しています。

そんな課題と向き合うためには、まず興味を持つこと、そして知ることが大事です。

小さなチョコレートメーカーであるわたしたちに大きなことはできませんが、様々な産地のカカオから作られた Bean to Bar の魅力に触れてもらうことで、カカオの生産国に興味を持ってもらうことはできると思っています。

 

 
「カカオ自体が持つ多様な風味を感じてもらう」
「チョコレートを通じて様々な産地に興味を持ってもらう」
 
Bean to Bar の魅力であるこの2点を皆さまにお伝えするために多産地のカカオからチョコレートを製造していますが、ひとつひとつのチョコレートの品質が高く、カカオの個性が存分に引き出されていなければならないのは大前提です。

そして、多種類のカカオから品質の高いチョコレートを製造するには高い技術力が求められます。

チョコレート製造は科学に富んでおり、高い技術力が求められる

2U chocolate ではチョコレート製造に際して「カカオの個性を引き出す」ことを最重要視していますが、ひとつひとつ異なるカカオの個性を「的確に見抜き」「最大限に引き出し」「いかにおいしいチョコレートに仕上げるか」というところにチョコレートメーカーとしての技術力が問われます。

 

スタート以来「技術」「科学」を軸にしたチョコレート製造を強みにしてきた 2U chocolate ですが、その技術の向上に一役買っているのが「多産地取り扱い」なのです。

 

先にも述べたとおり、カカオの個性はひとつひとつ異なるので、それに合わせてオーダーメイドで製造条件を調整する必要があります。

例えばカカオの香りを引き出すのに重要な役割を果たす焙煎工程では、それぞれのカカオの個性が最も際立つよう、焙煎温度と時間を細かく調整しています。

カカオの産地や品種ごとに焙煎温度等の製造条件を調整

このように各工程で製造条件を調整しカカオの個性を最大限に引き出していくわけですが、この条件設定の際に、過去の研究データや製造データが非常に役に立つのです。

酸味を立たせるための条件、苦味を抑えるための条件、フルーティ感をあふれさせるための条件、パンチのある風味にするための条件…

様々な個性を持ったカカオに触れれば触れるほど、その個性を引き出すための技術が着実に磨かれていきます。

多産地のカカオに触れることで製造技術が磨かれる

3年にわたり30を超える産地のカカオをチョコレートに仕上げてきたおかげで、その技術力はスタート時とは比べ物にならないほど高くなっています。

今後も多産地取り扱いを進めていくことで、2U chocolate の製造の軸である「技術力」をさらに追い求めていきたいと考えています。

  

以上の理由でこれからも多産地取り扱いを推進していきたいのですが、現状での一番の課題は「保管場所の不足」です。

特にスペースの限界を迎えているのが「熟成保管庫」ならびに「製品保管庫」の2つ。

狭いFactory内でいかに効率的に保管場所を確保できるかが課題

「熟成保管庫」は成型固化させたチョコレートを一定温度で保管(熟成)し、風味と結晶を整えるための場所です。

この熟成工程はカカオの個性を引き出すうえで重要で、短いもので1週間、長いもので数ヶ月間を要します。

ひとつのチョコレートが比較的長時間にわたり場所を占有するため、多産地のカカオから多品種のチョコレートを製造しようと思うとその数に応じて場所を広げていく必要が出てきます。

一定温度で熟成し、チョコレートの風味と結晶を整える

そして「製品保管庫」はその名の通りパッケージにした製品を保管するための場所で、こちらも品質保持のために一定温度に維持する必要があります。

製造するチョコレートの種類が増えると必然的に保管の場所を増やしていく必要があり、ここからさらに製品数を増やしていくには拡張が必須な状況です。

パッケージにした製品を保管する場所も拡張が必要

「熟成保管庫」は1台あたり20万円程度、「製品保管庫」は1台あたり数万円〜10万円程度(大きさ次第)で、これに加えて保管庫自体の設置場所拡張のために設置台の導入も検討しています。

皆さまからいただいたご支援金額に合わせて、1台〜3台程度までで導入台数を決めていく予定です。

  

◇ Bean to Bar を中心としたクラフトチョコレートセット(4種、7種、10種)のお届け ◇

2U chocolate で製造販売しているクラフトチョコレートの中から Bean to Bar を中心に、カカオの産地の違いによる風味の個性を感じていただける4種、7種、10種をセットにしてお届けします。

カカオの香りの違いを愉しんでいただきながら、ぜひ産地にも想いを馳せてみてください。

※ 2U chocolate で製造販売しているクラフトチョコレートについてはコチラ

 

◯ チョコハルモ4種セットのお届け ◯

香り、風味、食感の掛け算を追究し、Bean to Bar と素材の組み合わせの魅力をお届けする「チョコハルモ」シリーズの4種セット。(トマト、マンゴー、ゴーヤ、ライス)

Bean to Bar の新たな魅力をバリエーション豊かにお愉しみいただけますので、クラフトチョコレートセットと合わせてお選びいただくのもオススメです。

※チョコハルモシリーズの商品詳細はコチラ

  

◆|販売店さまor普及してくださる方向け|シングルオリジン Bean to Bar をケース単位でお届け ◆

2U chocolate のクラフトチョコレートを取り扱ってくださる販売店さま向けに、ケース単位で Bean to Bar をお届けします。

個人の方でも、Bean to Bar の魅力を広めたい!という熱意をお持ちの方に、普及活動用にご利用いただければと思います。

カカオの産地に一層着目したシングルオリジンのシリーズですので、個性豊かな風味とともに産地自体にも興味を持っていただきやすいかと思います。

 

いただいた資金は以下に示すCAMPFIREへの手数料、リターンの製造/発送費用を除き、全額をチョコレート製造設備購入費用の一部に充てさせていただきます。

(30万円達成の場合の費用予定)
・CAMPFIREへの手数料(17%):5.1万円
・リターンの製造/発送費用:約15万円(原材料費、製造費、梱包費、送料等)

 

2/23〜4/9 クラウドファンディング募集期間
4月 設備選定 / リターン用チョコレートの製造
5月 設備導入 / リターン用チョコレートの製造、発送

 

多産地のカカオを取り扱い、多種類のチョコレートを少しずつ製造することは、効率の面からはデメリットしかありません。

メーカーである以上、製造効率は可能な限り高めなければなりませんが、多産地取り扱いだけは非効率を受け入れて追い求めていきます。

それは先にも述べた通り、多産地取り扱いが Bean to Bar の、そしてカカオの魅力をお伝えするのに最適な方法だと考えているからであり、そして非効率な多産地取り扱いの実現は、高い製造技術を有し、小規模で小回りが利く製造体制を取っている 2U chocolate だからこそ可能なことだと信じているからです。

今回の製造設備増強により、多産地取り扱いの方針を今後も継続していくための基盤をより強固なものにしていきます。

皆さまからの温かいご支援を心よりお待ちしております。

 

2U chocolate (トゥーユーチョコレート)
https://2u-chocolate.com
横浜市保土ケ谷区天王町1-4-5
営業時間:火〜金、日 11:00-14:30、15:00-18:00
定休日:月、土
※最新の営業情報はHP、各種SNSをご確認ください。

Twitter:@2u_chocolate
Instagram:@2u_chocolate


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。

 

  • 2023/04/28 12:59

    プロジェクト開始から2ヶ月あまり、お待たせしておりましたリターンの発送を昨日完了いたしました!連休中のティータイムやおやつタイム、夜のお酒タイムなどなど…それぞれのチョコレートの香りや味わいを様々なシチュエーションでお愉しみくださいませ。皆さまのご支援のおかげで無事に保管庫の増設も果たすことが...

  • 2023/04/11 12:00

    1ヶ月強にわたり実施してきた設備増強のための本プロジェクト、4/9(日)に無事募集を終了しました。皆さまの温かなご協力のおかげで、最終的に第一目標の120%を超えるご支援をいただくことができました。ご支援いただいた皆さま、拡散にご協力いただいた皆さまに改めて感謝申し上げます。これからリターンの...

  • 2023/04/05 13:06

    2月末に始めた当プロジェクトも残すところ4日間となりました!既にご支援いただいた皆さま、拡散にご協力いただいた皆さまに改めて感謝申し上げます。ご支援額は80%を突破し、100%まで本当にあと少しです。ラストスパートで100%を超えていけるよう、ご支援、拡散へのご協力をよろしくお願いいたします!...

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