はじめに・ご挨拶

4月23日は大切な人に絵本を贈るサンジョルディの日です。フィリピンの子供たちに日本の絵本を贈りたい。

そしてフィリピンの民話を日本のこどもたちにも紹介することで交流ができたらいいなあと私たちはこの絵本交流プロジェクトを始めました。

地球の温暖化問題、少子化、政情不安、これからは国を超えて地球規模で自然や平和を守り子供を育てていく時代だと感じます。

そのためには、まずは回りの国に興味をもってお互いを知ることが大事なのではないでしょうか。

この交流がそのきっかけになり絵本がその架け橋になれば、それはとても素敵なことのように思います。

私たちが所属する(株)グッドクロス(品川区西五反田)は、フィリピンに関連会社を持った縁から、現在「Gawad Kalinga 」ボランティア団体を応援しています。 

代表の友人がフィリピンに住んでいたこともあり長い間フィリピンとの交流を行ってきました。

Gawad Kalinga (GK) (タガログ語で「世話をする」 ) は、正式にはGawad Kalinga Community Development Foundationとして知られる2024 年までに 500 万世帯の貧困をなくすことを目標としたフィリピンの貧困緩和と国家建設運動団体です。

※Gawad Kalinga (GK)は今回絵本の送り先ではありますが、このクラウドファンディングに直接関係はございません。


Gawad Kalinga (GK)のパンパンガ州のメンバーであるWilmaさん とグッドクロス代表、スタッフ、その家族がGKを訪れたときの写真

そして現在フィリピンに在留し二人の男の子を子育て中のパパさんスタッフにフィリピンの民話を紹介してもらったことがきっかけで、絵を描くのが大好きな人、妄想が大好きな人、もうすぐ二人目の赤ちゃんが産まれるママさん、絵本が大好きな人が集まって絵本交流プロジェクトチームを作りました。

フィリピンで子育て中の渡部夫妻


もうすぐお兄ちゃんになるマッちゃんと後藤ママ


妄想大好き植村、絵本大好き山田

このプロジェクトで実現したいこと

4月23日は大切な人に絵本を贈るサンジョルディの日です。

そんな日に昔大好きだった絵本、子供に読んであげた思い出の絵本、そんな絵本をフィリピンの子供たちに贈りたいと思いました。


子供たちに絵本の読み聞かせをする。日本ではよくある風景です。

お話の続きをせがむ真剣でキラキラした眼差しは読んでいる自分の方が幸せを感じる瞬間でもありました。

フィリピンでは絵本は高価でなかなか気安く手に入るものではありません。

それゆえ親が絵本を読み聞かせをする習慣がありません。

絵本を買うお金があれば少しでも口に入るものに回したい、それが現状なのです。

Public schoolでは教科書は毎年新しく配布されるものではなく 1冊の教科書を友達 / クラスメイトと 共有するのが通常です。

もちろん日本の絵本が輸入されて一般に出回っていることはほとんどありません。


そんな生活ではあるけれど、フィリピンの子供たちは明るくとても元気です。


Gawad Kalingaを通じて子供たちに絵本を届けます。

皆さんからのご支援の気持ちを絵本にこめて子供たちにワクワクを届けます。

現地からのエアメールやインターネットでの交流は日本の皆さんにも元気とワクワクを届けてくれるでしょう。

絵本が日本とフィリピンを結ぶ架け橋になったら素敵だなあ、と思います。

このプロジェクトでのご支援は絵本の購入費、送料、フィリピン民話の冊子制作費、交流の費用などに充てたいと思ってます。


プロジェクトをやろうと思った理由

小さい頃私の父は寝る前にいつもお話を話してくれました。

それはアラビアンナイトだったり王子がでてきたり国籍不明の話でしたが、いつも私に海外への夢を与えてくれました。

字が読めるようになると今度は好きな本を読むことでその世界に飛び込むことができました。

だからいつでも未知な世界を旅できる本が大好きでした。


そのころに比べ世界はずっと身近になりました。

しかしコロナ禍で制限が続きロシアの(ウクライナ)侵攻で政情不安も起こり再び世界に隔たりができてきてる気がします。

4月23日は大切な人に絵本を贈るサンジョルディの日です。

そのサンジョルディの日にフィリピンの子供たちに絵本を贈りたいと思ます。

そして日本という国にも興味をもってもらえたら嬉しいです。


またフィリピンという国を日本の方にも紹介したいです。
現在の日本にはない風景があります。


鉄道がないので乗り合いバスや トライシクルという三輪バイクタクシーが人々の交通手段です。


メンバーの山田がGWに友人とフィリピンに短期英語留学をしたときのもの

町中の様子

お掃除しながら鼻歌を歌っているようないつも陽気で元気な国民です。

家族をとても大事にし、お店でものすごい列ができていても老人に前を譲るような優しい国民です。


フィリピンは約7,600の島々からなっている国でセブ島、ボラカイ、コロンなどリゾート地としても知られてます。

コロン島のビーチ

スペイン統治されていた時代も300年と長く、9割以上がキリスト教徒であることで建物や食べ物にその影響を垣間見ることができます。

イロイロの町にあるモロ教会

フィリピンの民話はあまり知られてませんが、フルーツにまつわるお話、グアバに王冠があるのはなぜ?

お米のはじまり、地震がなぜ起こるのか?人種の伝説など楽しいお話がたくさんあります。


日本にも浦島太郎、桃太郎、かぐや姫など日本独自の世界観を感じるむかし話や、すばらしい現代絵本がたくさんあります。

絵本で交流をすることでお互いに興味をもったり理解できたり未来を生きる子供たちに何か感じてもらえたらうれしいです。


これまでの活動

◎フィリピンの民話を集めて日本語に翻訳しました。

◎その中からサンパギータを選び挿絵を描いてもらって冊子を作りました。

◎サンパギータの冊子を動画にしてみました。

◎スタッフがフィリピンに出張した際に日本の絵本をお土産に翻訳して持って行ってもらいました(動画はその時のものです)







資金の使い道

本購入費  

フィリピンまでの送料 

フィリピン民話の絵本冊子制作費  

CAMPFIRE手数料 


リターンについて

◆サンパギータ 冊子◆

フィリピンの国花「サンパギータ」。ジャスミンの一種で、マツリカとも呼ばれるこの植物は、白く可憐な花をつけとても良い香りを漂わせることで知られています。

フィリピンの街を走るジプニーという乗合いタクシー、運転手さんが女性からサンパギータでできたレイを買いました。

フロントガラスの上の辺りにそれを掛けると白い小さな花が揺れて、車内には優しい甘い香りが漂います。


これはこの白い可憐な花が、なぜ人々から「サンパギータ」と呼ばれるようになったか、という昔のお話です。



◆絵葉書交流 フィリピンからエアメールが届きます◆

フィリピンには郵便ポストがありません。町にある郵便局まで行って窓口で投函します。

日本から絵はがきをフィリピンに送ると90円、フィリピンから日本に絵はがきを送ると約110円。

物価の差を考えると結構高めです。

Angeles City Post Office (PHLPOST) 



どんな絵葉書が届くのか?お楽しみに。


◆フィリピン料理を食べる会イベント◆

フィリピン料理を一緒に作り、南国の料理を味わいながら現地の様子を紹介したいと思います。

フィリピンには肉や魚料理、フルーツを使った料理など様々な料理がありますが、どれも日本人の口にあうものばかりです。


豚肉のシシグ

ひき肉、玉ねぎ、卵を使った炒めもの。唐辛子がぴりっときいててご飯がすすみます。




ダイナマイトルンピア

フィリピン風春巻き。青唐辛子にチーズを挟み皮で包んであげます。ディップはお酢とお塩と胡椒でシンプルに。

ビールのおつまみにも最高です。



バナナキュー

フィリピンでは青いバナナを料理によく使います。

こちらは揚げバナナ、ブラウンシュガーをまぶしたら大学芋のようなホクホクなスイーツになります。


◆サガダ手織物SAGADA WEAVING◆

フィリピン、ルソン東北部の山岳地帯にある村サガダ(SAGADA) 。

そこに住むカンカナイ族が独自の生活様式、言語、文化を守りながら今日まで継承してきた伝統的な手織りの織物が「サガダ織り」です。

Xは臼をダイヤモンド柄は杵をパターン化したデザインとなってます。


その工房であるSAGADA WEAVINNGは地域の雇用創出にも貢献しています。



最初にSAGADA WEAVINGを見つけ愛用し始めたのは秘境の観光で訪れた欧米の観光客でした。

やがてその丈夫で美しい手織物を求め1500m級の山あいの工房を目指すようになったのです。


サガダの村はマニラから車で10時間、途中のバギオまで(3時間)は高速道路が通ってますがその先はずっと山道になります。

代表が、仕入れと契約のためサガダに行ったその日は地震と台風による大雨であちこち土砂崩れが起こっていて命がけのドライブになったとのことです。


SAGADA WEAVINGオーナー

ちなみにサガダのまちは、ハンギングコフィンといって棺桶を吊して埋葬する文化で知られています。2010年を最後に現在は行われていないそうですが、その風景は観光スポットとなっています。

また天国への階段といわれているコルディリェーラの棚田 (世界遺産)へのアクセスが良い地点でもあります。


サガダはコーヒーも美味しい


◆実施スケジュール◆

プレ公開 3月1日  

スタート 3月16日    

終了日 4月23日(サンジョルディの日) 

4月24日~5月31日 リターンの送付開始

5月~7月 フィリピンへの贈る絵本の準備、翻訳、送付、料理イベントの開催

◆最後に

ちょうどこのクラウドファンディングの準備をしている時に、広域強盗犯がフィリピンに勾留されていてその引き渡しのニュースで大騒ぎとなりました。

毎日、フィリピンという言葉を耳にしますがそれは決していい印象を与えるものではありません。

問題起こしているのは日本人なのにとても残念です。

フィリピンに限らず、国と国の関係をうまくやっていくには、もっと個人を通じてその国のことを知ることが大切だと感じています。

絵本がそのきっかけになればという願いを込めて、このプロジェクトにご支援をいただけたら幸いです。



◆応援メッセージ◆

❤藤田まゆみさん(学校司書)

私は神奈川県の郊外の小さな中学校で学校司書をしています。子供に図書を手渡す仕事をしていますと、子供にとっての本、特に小さな子供にとっての絵本は、ビタミンやミネラルのような大切な栄養素の一つに思えてなりません。

東日本大震災の直後、私たち子供と図書に関する仕事をしている者で、避難所に本を送る活動に参加した人は少なくないと思います。

非常時、衣・食・住の次に大人なら「情報」を求めるのかもしれませんが、子供たちには、心安らぎ、胸の高鳴るような絵本が必要だと思ったからです。

ご縁のあるフィリピンの施設に、日本の絵本を届けようとするグッドクロスさんのプロジェクトは、きっとそこにいる子供たちを喜ばせることでしょう。

子供たちの視線が未知の日本にも向けられ、そこから楽しい交流が始まることを期待して、心からプロジェクトのご成功を応援しています。


♥原田里美さん(英語教師)

絵本で繋がる国際交流、素晴らしい取り組みだと思います。

私は30年以上、教室で子どもたちに英語を教えています。

教室で生徒たちに外国の絵本を読んで聞かせてきました。

子どもたちが成長して、海外留学したり、海外で暮らすようになったとき、ふと教室で読んでもらった絵本たちのことを思い出すそうです。「あ、あの時の絵本。これ、私も読みましたよ」と共通の話題になると言っていました。

絵本は、子どもたちに多くのことを教えてくれます。

絵本を通じて、まだ見ぬ国を知り、そこに住む人々の生活を知る。

フィリピンの子どもたちと、日本の子どもたちの心が繋がっていく、素晴らしいことです。

多くの人に、この活動を知っていただきたいと思います。

1番右端が原田里美さん。タイにて現地の方に折り紙を教えているところ


♥西崎朱実さん(友人)

同じアジアでも、日本ではフィリピンの文化についてどれくらい知られているのでしょう。

世界的な有名なリゾートもあるけれど、貧困で苦しむ子ども達が多いということ。

私にとってはそのくらいの知識です。

この絵本を通してのフィリピンと日本の交流のプロジェクト、未来を担う子どもたちにスポットを当て、そしてその子どもたちを支えながら、近くて少し遠く感じられる同じアジア人であるフィリピンの人たちを知る、とても素敵な企画でもあると思います。

不安なニュースばかり届く今、必要なのは、世界の人たちの生活や考え方を知ること。

そして、それはこれから地球で生きていく子どもたちと共に。日本にはいい絵本がたくさんあります。

それらの絵本を知ってもらい、共に仲良く地球で生きていくという大きな希望を日本やフィリピンの子どもたちに伝えられるといいですね。

私は心をこめて支援したいと思います。



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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