†ご挨拶

はじめまして、こんにちは。

cafe selenの長田菜々美と夫の訓佳です。


†自己紹介

長田菜々美

小さい頃の夢はかわいいケーキ屋さん。お菓子作りが好きなことから食に興味を持ち、同志社女子大学にて栄養学を学び、管理栄養士の免許を取得。企業の社員食堂に勤める中で、調理だけでなく接客にも力を入れたいと思い、東京都の手紙社に転職。『手紙舎2nd STORY』で働いた後、『手紙舎つつじヶ丘本店』で店長を勤める。2018年、念願であった自分の店を持つ機会に恵まれ、兵庫県丹波篠山市にあるcolissimoを借りて『cafe selen(カフェ セレン)』を開業。カフェと並行して、ギャラリーでの展示の企画、作品や雑貨を取り扱う。コロナ禍にやむを得ず休業を経て、焼き菓子やチーズケーキのオンラインショップや、森道市場などのイベント出店、コーヒー屋での出張販売、花屋でパフェを提供する出張喫茶などを行い活動を続ける。


†お店について

cafe selenは2018年に兵庫県丹波篠山市でオープンしました。

カフェでは、地元の野菜を使ったお料理やチーズケーキなどのデザート、季節の果物を使ったパフェなど、「どこか懐かしいやさしい美味しさ、季節が巡ってまた食べたくなる"記憶を紡ぐ味"」を目指してお作りしています。


†コンセプト

「1日の終わりに見上げた夜空の月がきれいだったら、なんだかそれだけでいい日だと思える」


心が落ち着くような場所になれるよう思いをこめて、店名にはギリシャ語の「月」が由来の元素である"selen(セレン)"を掲げました。

(これまでの活動はinstagram@cafe_selenをご覧いただけると幸いです)


†豊岡市にお店を作るきっかけ

丹波篠山市では、colissimoという場所をお借りしていました。古い郵便局を改装したギャラリーやカフェには地元はもちろん遠方からも多くのお客様が来店されていました。大切に使い続けられたその場所をお借りしてcafe selenを始められたことは、かけがえのない経験でした。私にとっても大切な場所になっていた最中、コロナ禍より苦渋の決断で休業いたしました。

独立してから初めてまとまった時間が訪れ、訓佳さんと結婚し、これからどうしていきたいかをじっくり考えていました。そして、いつか二人のお店をイチから作ってみたい、という気持ちに気がつきました。そんなある日、豊岡の街に二人で出かけた時に、山や川などの自然が近く、穏やかな空気とゆったりとした時間の流れに心惹かれ、この但馬の地域でお店をしようと決めました。


2021年の秋、豊岡市の中でも、穏やかで自然豊かな日高町神鍋高原の麓で二人の夢を叶えられそうな物件に巡りあうことができました。

すぐに物件の契約や設計施工の計画を進めましたが、不測の事態により順調とはいかず、さらにここ数年の情勢の変化もあり、木材をはじめさまざまな物価が高騰。当初準備していた資金では、お店を完成させるためのあと一歩が難しくなってしまいました。


そこで、初めての挑戦で恐縮ですが、クラウドファンディングにて、みなさまのお力を借りてお店を一緒に作っていけたらと思い、プロジェクトを立ち上げました。


†作りたいお店

私たちは古道具やアンティークのものに心惹かれます。理由はたくさんあって、全てを言語化するのは難しいのですが、「物の持つ寿命を全うして欲しい」という願いがあることに気がつきました。

直したり手を加えたりすれば使える、誰かに大切にされてきたものたちを繋いでいきたい。

そして、それは建物に対しても同じ気持ちでいます。

豊岡市で選んだ物件は、もともとは街の電気屋さんとして使われていました。きっと、街の人々の生活に根付いていたであろうこのお店の佇まいから、目に見えない時間の流れ、重なりを感じました。

長年の記憶が蓄積する建物に、愛着を宿した古道具を置くことで、お店のコンセプトがより伝わると思っています。

現状の建物では、どうしても修復が必要なところや、変えなければいけないところがありましたが、土台や屋根はしっかりとしていたので、残せるところは残しながらリノベーションをしたいというのが私たちの希望で、それを見事に活かした造りを設計士さんが考えてくださいました。

広さがあり、自然も近くて、この建物ならば私たちのことを受け止めてくれて、むしろ、のびしろを与えてくれるように感じます。二人のお店はこの場所以外では考えらない、というのが満場一致の気持ちです。不測の事態でも諦めずにこの場所、この物件と縁を持てたことを本当にありがたいと思っています。


†新しいお店のコンセプト

思い返せば、「続いていく日常の中で、ふとひと時そこから離れて、甘やかされる時間になりますように」と、祈るような気持ちでお店を開けていました。

だから、そんなに崇高なものではないのですが、新しい店舗は"きょうかい"をキーワードとしてお店作りの指針にしています。

自分の気持ちを整える教会のような場所。

日常と非日常の境界となるような場所。

そんなことを思いながら、什器や備品をひとつひとつ選んでいっています。


†支援金の使い道

工事費、デザイン設計費

備品購入費(テーブル、椅子、ショップカウンター、照明など)

駐車場整備費

植栽費

クラウドファンディング手数料(17%)


†オープンスケジュール

2022年12月 物件取得

2023年1月 改修工事開始

2023年3月 DIY開始

2023年4月末 クラウドファンディング終了

2023年6月以降 リターン発送

        備品の購入、駐車場整備、植栽

2023年夏頃 オープン予定


†最後に

日常の中には、大きなことも小さなことも、楽しいこともあれば、悲しいこともあって。誰かといたいこともあれば、一人になりたいこともあると思います。

そんな日々の中で、変わらず甘やかしてくれる場所が、私にとってはカフェでした。

その時々の気持ちにそっと寄り添うような場所に憧れて、カフェをやりたいと思っています。

そこに美味しいごはんやデザート、飲みものがあれば、すこしの手助けになれるのかなと、そんなところもカフェが好きな理由です。


ここで過ごす時間は長い目で見たら一瞬かもしれません。

でも、その時間がその時の自分には必要だったりするもので、その人それぞれの価値がそこにあると思います。

忘れていってもいいので、思い出の引き出しのどこかに存在できたら、それくらいのささやかな気持ちで、お客さまとの時間を共に楽しんでいけたら、こんなに幸せなことはありません。


長くなりましたが、最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

これからも応援していただけると幸いです。


店舗の詳細情報

兵庫県豊岡市日高町山宮1376

北近畿豊岡道 日高神鍋ICより車で10分


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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    ご支援いただいたみなさまにメールをお送りしたものと、内容は同じですがこちらにも投稿させていただきます。いつも読んでいただき、ありがとうございます。-----こんにちは。お久しぶりになってしまいました。こちらは不安定なお天気で、突然の雨と雷にびっくりしながら過ごしています。みなさまはいかがお過ご...

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    みなさま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。私たちは3日の日に赤穂のnonki picnicさんでイベントをさせてもらって、その仕込みをしたり、家の壁を塗っていました。壁を塗ると言っても、まだ下準備の段階で、ビス穴をパテで埋めたり、削ったり、巾木を塗ったり。いろいろな工程があ...

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    こんばんは。春のうららかな気候が心地よい季節になり、イベント出店の機会が多くなってきました。いちごのお菓子を作っている時、春の香りがしてうれしくなります。お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。お店の工事も終盤となり、すてきなドアが付きました。大工さんや専門業者の方々が着々と進めてく...

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