はじめまして。
兵庫県初の音楽特化型の児童発達支援・放課後等デイサービスさんかくを兵庫県神戸市で運営しております平瀬友喜と申します。また神戸市北区と三田市で音楽教室と楽器店を営んでおり、なんと創業明治8年!今年で149年を迎える老舗企業でもあり、「音楽で、この街の笑顔を増やします。」の理念を胸に、丁寧に寄り添える運営を目指しております。

その地域の老舗企業が、なぜ福祉の仕事を始めプロジェクトを立ち上げたのか?について順を追ってご説明させていただきますので、お付き合いのほど宜しくお願い致します!

音楽特化型放課後等デイサービス『さんかく』とは??
兵庫県で初めて音楽に特化した療育を行う児童発達支援および放課後等デイサービスということで認可をいただき、2022年7月1日に神戸市北区有野台で開所しました。


■放課後等デイサービスとは?
6歳~18歳までの障がいのあるお子さんや発達に特性のあるお子さん(ADHD)が、放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービスです。個別の発達支援や集団活動を通して、家と学校以外の居場所やお友だちをつくることができるので“障がい児の学童”とも表現されます。


■ADHDについて
発達障害とされる子どもについて、ASDは100人に1人程度で男子に多いとされます。またADHDについては、児童期には全体の5〜10%程度という見解が一般的です。男女比としては、2対1から9対1とするものまで、さまざまですが、総じて男子の割合が多いです。

この男女比の偏りについて、女子は注意欠陥の優勢なタイプが多いので、顕在化しにくいために割合が少なくなっているのではないかともいわれています。小児のADHDのうち、60〜80%程度が、成人期のADHDに移行するという報告がされています。
ーー中略ーー
文部科学省が2012年に発表した調査結果によると、全国の公立小・中学校の通常学級に在籍する児童生徒のうち、発達障害の可能性があるとされた小中学生は6.5%にのぼるとされています。この数字は、医師による診断ではなく、小中学校の教師の判断によるものですが、この結果に基づいて試算すると、何らかの発達障害の可能性のある生徒は、30人学級に約2名いるという計算になります。

通級による指導を受けている児童生徒数の推移を見てみると、この十数年の間に発達障害の子どもの数が大幅に増加していることがわかります(図表1)。

【引用元:幻冬社GOLD ONLINE, 「10人に1人がADHD…現代社会で「発達障害の子」急増のワケ」】

「図表1」【引用元:時事メディカル, 「日本の成人ADHD、10年で20倍以上に」】


■これまでの活動
ことの発端はある生徒さんとの出会いでした。
(ちょっと長くなりますが とても大切なことなのでお付き合いいただけると嬉しいです!)

 その生徒さん(以後Hくんと書きます)が音楽教室にやってきたのは今から約15年前で、当時Hくんは3歳でした。お姉ちゃんがピアノのレッスンに通ってくれていたことがきっかけで、できることを増やしてあげたいということで通ってくれるようになりました。

Hくんは、ダウン症で言葉がでず、感情表現が満足にできない障害を持ったお子さんでした。Hくんを担当してくれた講師は、これまで音楽の指導経験はたくさんあるベテランでしたが、障害者の指導経験はなく、手探り状態でHくんのご機嫌を伺いながら、ピアノ、ドラム、歌…と色々取り組んでくれました。
その中でHくんのお気に入りだったのはドラムと歌。ピアノはちょっと苦手だったようです(笑) 時間をかけて指導を重ねるうち、楽器の演奏もできるようになり、それに伴い言葉も少しずつ出るようになり、挨拶や感情表現もできるようになってきたんです!時は過ぎ、そんなHくんも18歳になり、2022年の春には就職も決定!

音楽教室を卒業です。 担当講師はもちろん、スタッフみんな心から喜びました!

実はこの音楽教室には、Hくん以外にも障害をもった生徒さんが通われています。Hくんが通われた15年という長い時間、 そしてHくん以外にも多くの障害を持ったお子さんと関わることで、レッスンのノウハウが蓄積され、結果としてHくんもその他の生徒さんも音楽で少しずつ成長していってくれました。

成長の瞬間を目の当たりにした我々は、音楽の可能性とチカラを感じ、そこで生まれた発想が音楽による療育を音楽の専門家が行うというサービスでした。

そのような経験から、音楽のチカラで障害を持ったお子さんやそのご家族が 今より少しでも明るい未来を感じ取っていただけたら、そしてほんの少しでも生きやすい人生を歩んでもらえたらと考え、音楽特化型放課後等デイサービス・さんかくが誕生しました。

まだまだ歩み始めたばかりの施設ですので至らぬ点はたくさんあると思いますが、このさんかくで音楽のチカラを多くの方に感じ取っていただけたらと考えています。

音楽を通じて出来ることが増えていき、心も体も成長していくというのは、障害者・健常者の区別はなく、喜ばしい共通の出来事だと思っています。

■プロジェクトをやろうと思った理由
コロナ禍に伴うリスクで、地域における音楽教室の存在意義を見直すきっかけとなりました。

音楽そのものではなく、音楽を通じて得る事ができる豊かな暮らしと笑顔。創業者から149年(創業明治8年)続く歴史を振り返る中で、地域の方へのお役立ちと、音楽教育の可能性を何度も見つめ直しました。

ふと、当社に通っておられる発達障害のお子さんの表情がよぎりました。挨拶もままならなかったお子さんが、今や音楽を楽しむまでに状態が改善している。そこには講師陣の寄り添いがあり、信じて任せていただけるという地域の皆様からの信頼と歴史がそこにあるという事に改めて気づきました。

「きっと、うちの子には出来ないだろうな・・」と少し不安な親御さんに適切な養育のお手伝いをする手段として音楽を教えるのではなく音楽を使い、少しだけ生きやすくするお手伝いをしてきた私たちが、そんな親御さんへ年単位でお子さんの成長を見守れる場を提供することで「できなかった子が練習を重ねてできるようになる!」そんな発表の場ができることで、お子さんの成長を感じ取りながら喜び・仲間で共感できる場を我々だから提供できるのでは?と考えました。

そして発表会とは自他共に成長を確認できる大事な場なので大切にしたい!とそこで成果発表の場を設け、コンサート形式で開催するためにプロジェクトを立ち上げました。


・CAMPFIRE手数料:45,000円 ※達成金額50万円の場合(9%+税)
・発表会会場費用:55,000円/1日
・機材レンタル、運搬・設営費用:200,000円
・舞台装飾:100,000円
・広告宣伝費:100,000円


ミチコ(シンガーソングライター)
3歳からクラシックピアノを始める。兵庫県立西宮高校音楽科(ピアノ科)を経て、大阪音楽大学ピアノ科卒業。2006年4月より音楽活動開始。その後、神戸・大阪・東京を中心にライブ活動を行い、基本スタイルは弾き語りによる演奏。ライブ時にはサポートメンバーを率いてバンド形式でも演奏を行う。

三田市にストリートピアノを置く活動を行う[三田と音楽を人を繋ぐプロジェクト(さんおんとープロジェクト)] 代表。2022年4月1日に三田市に初となるストリートピアノをウッディタウンに設置。翌年4月には2台目のピアノをフラワータウンに設置した。





ちめいど・ゆうすけ

兵庫県伊丹生まれ丹波篠山育ちの兄弟デュオ(のお兄さん)。
2006年フジテレビめざましどようび主題歌全国オーディション優勝によりWarner Music Japanからメジャーデビュー。
生きることの素晴らしさ、生命の大切さ、人生の応援歌を歌うそのスタイル・メッセージ性から、学校や地域からの出演依頼も多く、 人権学習としての講演、また多分野にわたるテーマソング作成や、教材CDへの楽曲提供を行う他、人権講演会の講師、平和学習としての地域コンサートなどでの活動も多く、現在までに190回を超える学校講演、地域、施設をあわせると450か所以上の人権・平和・福祉・ふれあいの場で歌っている。 




▽当日のスケジュール(案)はこちらです!▽

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


ここまでお読み戴きまして、誠にありがとうございます。


音楽は人生を豊かにしてくれます。そして我々は音楽を教えるだけではなく、音楽をコミュニケーションツールとして活用し、音楽を通してお子さんのできることが増え、心も体も成長していくというのは障害者・健常者の区別なく喜ばしい共通の出来事だと思っています。

これまでの取り組みの中でも、親御さんから感謝のお言葉を頂戴したり、発表会をやって欲しい!など待望されるお声をいただいたりと日々、お力をいただきながらここまで来ることが出来ました。


そんな皆様の想いを形にすべく、これまでの経験を基に、音楽のチカラで障害を持ったお子さんやそのご家族が今より少しでも明るい未来を感じ取っていただけたら、そしてほんの少しでも生きやすい人生を歩んでもらえるキッカケになれるような発表会(コンサート)を開催したい!という強い想いで本プロジェクトを立ち上げました。

いろいろと大変なご時世ではありますが、規模を問わずこの取り組みを継続させ、少しでも地域のみなさまのお役に立てればと考えております。皆様からの温かいご支援を心よりお待ちしております。


平瀬 友喜(ヒラセトモキ)
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店・平瀬楽器の代表。2級ピアノ調律技能士(調律師のことです)として日々活動中。地域のご家庭やホール、コンサート現場はもちろん、全国巡回ラジオ体操(全世界生放送!)の調律も 2 度経験があります。ベヒシュタイン技術者の会会員、カワイ認定シゲルカワイ MPS 専任技術者。

ピアノの調律が本職ですが、ギターやウクレレの弦交換はもちろん、鍵盤ハーモニカやカスタネット、エレキギターなど色んな楽器の修理を行います(でもハンダゴテは苦手)。

公益財団法人音楽文化創造認定 地域音楽コーディネーター。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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