◆2023/3/24 追記
2/13の開始から39日、最終日の前日に目標金額を達成することが出来ました!

ご支援&シェア下さった皆さま、応援して下さった皆さま、

本当にありがとうございます!

クラウドファンディングを始める際に、メンバーからは不安の声もありました。

でも、今こうして応援して下さっている方がこんなにいらっしゃることに励まされ、
応援の声一つ一つが力になっております。
「断熱が大事だということを知りました」という嬉しい声もお聞きしました。
私たちは少しでも多くの方にこの取組を知っていただきたいと思っています。

そこでラスト数時間ですが、NEXT GOALを目指します!

目指すのは金額ではなく、

支援者数 : 200人 です!

藤沢市の公共施設の断熱化、そして全国にもどんどん広がっていってほしいです…!
そのために頑張ります。

あと少しどうぞお付き合いください!


            -----以下本文ですーーーーー

はじめまして。
神奈川県藤沢市で活動する「ふじさわ学校断熱ワークショップ実行委員会」と申します。

私たちは、藤沢市に対して脱炭素の取組みを推進してもらおうと活動するメンバーが中心となり、藤沢市議会や藤沢市の環境課の方との定期的な意見交換を実施してきました。


その活動の中で痛感したのが

〈 公共施設の断熱性能の低さ 〉

です。特に小中学校は “無断熱” で建てられているものが多く、子どもたちは快適とは言えない環境で学習しています。


さらに、断熱対策されていないことで夏冬のエアコン使用では「過剰なエネルギー消費」をすることになり、その電気代は私たちの税金から支払われています。電気代の高騰が叫ばれる昨今において断熱対策は急務の課題です。


このような状況を改善していくためにも、公共施設における断熱遮熱対策の効果を検証する必要がある。そんな想いを藤沢市で訴えかけ続けてきました。

その活動が実を結び、2023年3月に藤沢市役所と共催で開催することになったのが今回の【 断熱対策DIYワークショップ 】です。

今回は「藤沢市立小糸小学校」の英語授業で使われる多目的教室の断熱対策を行います。


このような断熱対策の輪を藤沢市全体に波及させていくためには、教室を使う子どもたちや小学校の関係者、また地域の方々にも効果を実感してもらうことが必須です。

そこで、今回は小糸小学校の関係者や地域の方々と一緒に断熱対策をDIYワークショップ形式で実施。その対策効果を検証結果することで、藤沢市内の小学校および公共施設の断熱遮熱対策の有効性を訴えていきたいと考えています。

このクラウドファンディングを通じて、 地域内外の方々に「公共施設の断熱・遮熱対策の重要性」を知っていただき、全国に断熱の輪が広がるきっかけになると嬉しいです。




日本の建物の断熱性能は、欧州などの先進国と比較して〈最低レベル〉と言われています。

例えば、イギリスでは冬に室温が16度未満になる住宅には改修義務があります。一方で、日本において冬の住宅室温を調査したところ「およそ6割の住宅でリビングの平均室温が18度を下回っている」という結果が出ました。

その他、「温暖地の都道府県の方が居間(リビング)の平均気温が低い」というデータも出ています。
(参照資料:スマートウェルネス住宅等推進調査委員会 研究企画委員会 調査・解析小委員会 2022.2.18

昔から寒い家で暮らすことに慣れてしまい、日本人の多くが「断熱性能の低さ」に疑問を持っていないのだと考えられています。

そういった日本特有の事情もあり、全国の小学校の多くが “無断熱” で建てられているのが現状です。

今回、断熱効果を体感してもらうためにワークショップを行う「藤沢市立小糸小学校」も、1982年に開校された鉄筋コンクリート(RC)造の校舎で、やはり無断熱の建物になります。


昨今、ロシアによるウクライナ侵略などに起因して化石燃料価格が高騰。それに伴って、電気代も高騰を続けていますが、断熱性能の低い建物では、冷暖房のエネルギーが屋外へ逃げてしまい、せっかくの熱エネルギーを無駄に消費してしまうことになります。

また、気候変動の影響によって大型台風や豪雨などの災害リスクが高まっています。有事の際には避難所としても利用される学校の役割はますます大きくなると予想されており、このような観点からも「公共施設の断熱対策の重要性」は強まっていると考えています。



私たち「ふじさわ学校断熱ワークショップ実行委員会」は、脱炭素の取り組みを推進してほしいと藤沢市に対してアプローチしている『#7年後も本当に住みやすい街大賞1位とるぞ藤沢プロジェクト』のメンバーが中心となって活動しています。

今回の断熱DIYワークショップがきっかけとなり、藤沢市内の公共施設において建て替えや改修のタイミングで断熱性能が向上されていくことを目指しています。


このチームは “藤沢市で脱炭素の取組を推進してもらいたい” という想いを大切に、藤沢市議会や藤沢市の環境課の方々と定期的な意見交換を行っています。

そして、2022年9月の藤沢市議会において「藤沢市内の公共施設の断熱性能の向上を求める陳情」と「藤沢市内の再エネ設備の導入促進を求める陳情」という2件の陳情を行いました。


この陳情は 建設経済常任委員会 にて審議され、藤沢市の全ての会派が賛同して「趣旨了承」となりました。


つまり、藤沢市としても「公共施設の断熱性能の向上は大事である!そして断熱対策を進めていきたい!」という想いを共有しているということになります。


このような取組が活発になることで、気候変動問題の分岐点と言われている7年後の2030年までに藤沢市がARUHI株式会社発表の『本当に住みやすい街大賞1位』を受賞できればと思っています。

© Fujisawa City Tourist Association. 



2022年9月の陳情で訴えた後、すぐに「小学校での断熱DIYワークショップの実現」に向けて動き始めました。

私たちが断熱DIYワークショップの実施をしたいと思った理由は下記の3点です。


① 市民の方々に「理解」を深めてもらう必要がある
② 断熱対策の効果を「実感」してもらう必要がある
③ 公共施設で断熱対策の「事例」を作る必要がある


それぞれ説明させてください。


① 市民の方々に理解を深めてもらう必要がある

提出した当初の陳情書では、再エネ設備の導入の「説明義務化」や、公共施設だけでなく「民間施設」の断熱性能の向上促進など、一歩踏み込んだ内容を提案していました。

しかし、再エネ設備の導入義務化や民間施設における促進については「行政としては市民の理解が得られていないと進められない」との声があり、陳情内容を再検討しました。

私たちとしても、市民の中で断熱対策や再エネ設備導入で

・どんな効果があるのか
・どんな良いことがあるのか

などの理解をしてもらう必要性を実感しました。


② 断熱対策の効果を実感してもらう必要がある

そして、市民の方に理解を深めてもらうためにも「断熱効果を実感できる経験」が重要になると考えました。

高断熱性能を誇る公共施設は少なく、日常的に断熱効果を実感できる機会は、旅行で北海道などの寒冷地を訪れたときや、知人の高断熱高気密住宅にお邪魔したときなどに限られています。

昔ながらの夏に暑すぎて冬に寒すぎる建物に慣れている方々に「断熱の良さ」を知ってもらうためには、実際に断熱効果を実感できる機会を提供する必要があると考えました。


③ 公共施設での断熱対策事例を作る必要がある

さらに、北海道のような断熱対策をしなければ快適に過ごせない寒冷地を除くと、公共施設における断熱対策の重要性はほとんど叫ばれてきませんでした。

そのため、関東以南の藤沢市のような比較的温暖なエリアでは、断熱対策を施されている公共施設はほとんどありません。

しかし、気候変動の影響で、歴史的な猛暑や予測できない寒波が頻発するようになっています。そのような環境の変化に対応していかなければ、冷暖房の使用頻度は増す一方です。

前例を重んじる行政に断熱の重要性や快適性に気付いてもらうためには、小さくても事例を作る必要があり、その事例で効果を示すことができればより大きな規模での断熱対策が進んでいくだろうと考えました。



今回のプロジェクトでは、大きく分けて2つの取り組みを実施します。


⑴ 東北芸術工科大学教授・竹内昌義先生による「断熱セミナー」
⑵ 小糸小学校の英語授業教室で「断熱対策DIYワークショップ」


この2つの取り組みをきっかけに、地域内での断熱への理解を深めながら、実際の断熱・遮熱対策効果を実感してもらい、断熱の輪を広げていければと考えています。


⑴ 東北芸術工科大学教授・竹内昌義先生による「断熱セミナー」

各地で断熱ワークショップをされている東北芸術工科大学教授の竹内昌義先生(建築設計事務所みかんぐみ代表)をお呼びして【 断熱セミナー 】を実施していただきます。

断熱の仕組みを、子どもたちでも分かりやすく、大人でも学びだらけの内容でお話ししてくださる予定です。

※ 断熱DIYワークショップと同日に開催します
※ 原則「小糸小学校の子ども達および保護者」のみの参加になります
※ リターンで「セミナーのアーカイブ動画 視聴権」を販売しています


⑵ 小糸小学校の英語授業教室で「断熱対策DIYワークショップ」

ワークショップのイメージ

地元工務店の方々に協力いただき、小糸小学校の英語授業で使っている多目的教室を断熱DIYワークショップを実施します。

学校関係者や子ども達、地元の方々にも参加いただき、3チームで教室丸ごと〈壁・天井・窓〉の断熱対策をレクチャーを受けながら行っていきます。

参加する子ども達にも工具を使って作業を行っていただき、終了後には皆でお茶をしながら感想をシェアする時間を作る予定です。

※ 原則「小糸小学校の子ども達および保護者」のみの参加になります


地元工務店さんの方々による現地調査の様子


実は、この「学校で断熱ワークショップを開催する」という取組みは、近年全国各地で実施例が増えており、既にムーブメントは起こり始めています。

白馬高校では高校生が中心となって取り組んでいたり、埼玉では断熱プロ集団である「さいたま断熱改修会議」さんが実施されていたり。

鳥取県米子市での断熱ワークショップの様子

私たちも小糸小学校の断熱ワークショップの取組を、藤沢市だけでなく湘南地域、そして全国各地の方々に知ってもらい、この「断熱の輪」を広げていきたいと思っています。



本プロジェクトで集まった資金は、資材などの入手、記録の動画撮影、作業時の保険加入、クラウドファンディングのリターン送料および手数料などに使用させていただきます。


《目標金額の内訳》

工事費:約80万円
運営費:約5万円(動画撮影含む)
リターン費用:約15万円(送料含む)
CAMPFIRE手数料:約10万円


また、目標金額以上に集まった資金については、今後も藤沢市に断熱を広げていくための活動資金として使用させていただく予定です。

なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合もプロジェクト実行及びリターン発送を実施させていただきます。



本プロジェクトの実施スケジュールは下記の通りです。

2023年

1月下旬
…対象教室の調査

2月13日
…クラウドファンディング開始

3月24日
…クラウドファンディング終了

3月中旬
…現地準備作業

3月25日
…断熱ワークショップ

5月上旬頃
…順次リターン郵送・送信を開始





本プロジェクトは下記の関係者で取り組んでおります。


● 主催:ふじさわ学校断熱ワークショップ実行委員会 代表 藤法淑子

● 共催:藤沢市

● 断熱セミナー講師
・東北芸術工科大学教授・みかん組代表 / 竹内昌義

● 技術協力:㈱門倉組

● 協力:小糸小学校

◆ 協力企業
㈱門倉組、㈱鈴木木工、㈱飯森塗装、㈱フジミ、東海新建工業㈱、㈱タカノ住装、㈱誠建社、㈲大地電設、相和設備工業㈱
※協力企業の皆様には現場調査・設計・資材搬入・材料加工・現場施工・一部材料の調達などについてボランティアでご協力いただいています。 

◆ 協賛
HOMEROASTING  7325coffee(ナミニココーヒー)
株式会社ゆうのうえん
ecostore papalagi (エコストアパパラギ)

◆ クラウドファンディングページ作成サポート
岡田良寛(りょうかん)|CAMPFIREパートナー



ふじさわ学校断熱ワークショップ実行委員会メンバーからのメッセージをお届けします。


代表 藤法淑子
(藤沢市長後在住)

「断熱」は快適なのはもちろん、CO₂削減も光熱費の削減もされ、いいことばかり!

でも比較的温暖な地域に住む人にとっては、まだ実体験する機会が少ないのが現状ではないでしょうか。このワークショップが子どもたちの学びに、地元や全国の人、色々な人の輪が繋がるきっかけとなってほしい。藤沢市に「断熱」に関する陳情を出したことがきっかけで、人と人が繋がり、協力者が増え、今回の企画が生まれました。想いは連鎖を作り出すことを実感しています。
このワークショップが成功するように、そして公共施設が断熱化されていくよう、応援いただけたら嬉しいです!



実行委員 廣瀬健二
(藤沢市片瀬在住)

気候がどんどん「極端」になっています。「寒い時はすごく寒く、ドカ雪が降る。梅雨になれば記録的豪雨、夏の暑さは限界を超える」こんなきびしい気候から私たちを守ってくれるのは建築物。子どもたちにとって「校舎」は重要な役割を果たします。しかし、学校建築の基本思想は明治時代から変わっていないとか、ほとんどの公立学校の校舎はいまだに「無断熱」!!!断熱住宅に住み始めて、断熱は夏の暑さにも非常に有効であることを実感。居心地のいい快適な教室は、子どもたちにも、地球温暖化対策にも効果的ですね。



実行委員 石丸悠介
(藤沢市役所 企画政策課 公共施設再整備担当)

今の職場では、藤沢市の公共施設を長く安全に使えるようにしながら、なるべくコストをかけないで維持していくことを考える仕事をしています。その中で、建物の断熱化が、地球環境にもお財布にも体にも優しいものだということを知りました。これからの未来を生きる子どもたちが、断熱をはじめとした脱炭素化の取組を身近なこととして日常に取り入れていけるようになったら、今よりもっと明るく楽しい未来が待っていると思います。今回の学校断熱ワークショップがそういった動きの一つのきっかけになったらとても嬉しいです。 



実行委員 亀井里美
(藤沢市菖蒲沢在住)

断熱は愛だと思う。断熱=快適&省エネ 

建物の中で過ごす人が快適であるかを大切に考えることはとても優しい気持ちに。学校の中が暑すぎず、寒すぎず、快適だなぁって思えたら学校に行きたい理由になりそうですね。(災害時には避難所にもなります)

小糸小学校を皮切りに藤沢市内公共施設に断熱の輪が広まれば最高!ご支援をよろしくお願いします。



実行委員 宮本陽子
(藤沢市辻堂在住)

目指せ「住みやすい学校」!!

寒空が広がる朝、窓の外を見ただけで「外に出たくないなぁ」と思うのは大人も8歳の息子も同じ。でも、もし行く先の教室が暖かく快適だったらどうでしょう。居心地良いその場所が、家と同じくらい長い時間を過ごす学校にあったなら。

このワークショップは温暖化を止める大きな第一歩であり、日々学校に行く価値をぐっと押し上げる大事な役割を担っています。

地域の学校が、地域の暮らしの安全基地となるように。ご支援よろしくお願いします!

 


実行委員 益永由紀
(藤沢市石川在住)

小学校は寒くて暑いのが当たり前だった私たちの子供時代とは変わり、今はエアコンが導入されている小学校がほとんどです。

このような生活の変化は、地球に様々な影響を与えています。環境へこれ以上の負荷をかけないためには、『蛇口の口を締める』、つまり省エネがとっても大切です。

でも、、、設置されたエアコンを意思の力で節約するのは難しいものです。そこで効果を発揮する対策が部屋の断熱です。

この、学校(教室)断熱プロジェクト!は、自分達の手で教室を断熱構造のものへ改造し、断熱の有効性を学ぶとともに、成果物として断熱教室を残せるというとても有意義と思える取り組みです。断熱教室を増やして省エネを!





Q1. なぜ小中学校で断熱対策をする必要があるの?

学校で実施する理由は下記の通りです。

① 対策をした教室としてない教室で効果を比較しやすい
② 子ども達にも体感できる参加型での学びの機会になる
③ 必ず実施される改修工事までに効果を検証しておける

また、今回断熱対策する予定の教室は、翌年度になっても子ども達が英語の授業で必ず使用します。ワークショップ当日に参加はできなかった生徒でも効果を実感できることも、今回の大きなポイントになります。



Q2. 断熱DIYワークショップに参加したい場合はどうすれば良いですか?

基本的には小糸小学校の子どもたちと保護者の方が対象です。
この一次募集期間が2月13日から2月28日までを予定しております。

参加人数が集まらなかった場合には、二次募集期間として外部参加者を3月1日から3月13日までの期間で募集する予定です。(その際には活動報告などで報告させていただきます)

※ 一次募集期間で人数が集まることも予想されますので、ご了承ください。


また、リターンの中には「断熱対策をした教室の見学招待」もご用意してます。(夏と冬の2回実施予定)

当日に参加できなかった方も、実際に教室の中で体感していただける機会となりますので、こちらもぜひご確認ください。



Q3. 竹内昌義先生の断熱セミナーだけの参加はできますか?

竹内昌義先生による「断熱セミナー」は当日の参加者のみ受講可能です。
※ 当日の参加方法についてはQ2をご確認ください。

当日参加できない方のために、リターンで「アーカイブ動画の視聴権」をご用意いたしました。セミナーの内容が気になる方は、こちらのリターンをご支援ください!





このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください