はじめに・ご挨拶 🍯🐝

皆さんこんにちは!
私達のクラウドファンディングサイトを閲覧いただきありがとうございます。

本プロジェクトリーダーのはつはな果蜂園の松原と申します。広島県で養蜂業(はちみつの生産)と柑橘園(みかん、レモンの栽培)に取り組んでいます。今回は大勢の仲間(4事業者、12人のサポーター、支援機関のみなさん)と一緒にチャレンジしています。

私は14年勤めたIT企業を退職して2014年に故郷の広島県にUターンし、ゼロから農業をはじめました。少年時代に瀬戸内海に浮かぶ島で見た柑橘園の光景が忘れられず、農業という職業にずっと憧れていました。Uターンする前は毎週末のように神奈川県小田原市の農家さんを訪ね、援農ボランティアをさせてもらいながら農業を学びました。

広島県は日本で一番レモンの栽培が盛んな地域です。爽やかな香りと酸味が魅力的で、農薬をあまり使用せずに済むということも決め手になって、迷うことなくレモンを選びました。広島県江田島市はかつて柑橘栽培が盛んだった瀬戸内海の島で、美しい夕陽や周辺の自然、海の眺めの良さに惚れこんだ私は高齢で耕作の難しくなった農家さんから段々畑を託されました。古い樹を伐って新しくレモンの苗木を植えました。

<レモン農園から眺める瀬戸内海>

柑橘の栽培に向けて農業を学んでいるときに、縁があって養蜂家さんとの出会いがありました。子供の頃から昆虫が大好きで、大学では生物学科を選ぶほどいきもの大好きな私は、ミツバチの不思議な生態にすっかり魅了されて同時に養蜂も勉強し、就農と同時にミツバチを飼いはじめました。

<昆虫だいすき!>

みなさんレモンカードって知ってますか?

そうして養蜂と柑橘栽培の二刀流を始めたあとで、困ったことに直面しました。農園内でミツバチを飼っているため、農薬は使わずにレモンを栽培しています。すると、想像していたよりもたくさんの割合で傷があったり形が悪いレモンができてしまい、生果での販売が難しくなりました。中身は他のものと変わりがないのに自然に還す(埋める)か、加工用として安価に卸すしか手段はありません。だったら自分たちで加工品づくりをしよう!という想いで商品づくりに取り組みました。
養蜂家ならではの強みを活かし、お砂糖をはちみつに代えたオリジナルのレモンカードを作ることにしました。試作の過程で水分が分離してしまったり、色が変わってしまったり、レモンの酸味とはちみつの甘味のバランスを整えるために原材料の配分を変えたり、試行錯誤を積み重ねました。ようやく完成したレモンカードは、はちみつのおかげで想像を超えた濃厚な逸品に仕上がって、食べた人から「これ絶対あかんやつや〜」と評されるほどの美味しさになりました。

レモンカードは英国生まれのスプレッド(塗り物、ジャムやクリームなど)で、カード(curd)とは「凝固する」という意味の英単語です。レモンの酸味とバターの香り、甘さがマッチしたアフタヌーンティーには欠かせない一品です。
日本ではトランプなどのカード(card)を連想するため、レモンバターなどの名称で販売されることが多いです。一般的にはパンに塗ったり、アイスにかけたり、パウンドケーキに混ぜたりしても使われます。

レモンとはちみつの産地である江田島の名前を冠して「江田島レモンカード」と名前をつけて、手製のラベルで販売を開始しました。江田島ブランドにも認定され、出店したマルシェでは試食いただいた方に大好評で本業のはちみつを凌ぐほど売れることもありました。

<最初につくった江田島レモンカード>

そんな状況がおおきく変わったのは新型コロナの流行です。私はミツバチたちを飼育しているため長期間病気で休むことができません。感染リスクは極力避ける必要があります。マルシェに出店できず試食販売ができなくなりました。そして試食のない小売店の売り場では、味の特長をうまく伝えることができず販売は振るいませんでした。「美味しければ売れるはず!」という思い込みがあったので、いまにして思えば何の工夫もない独りよがりな商品になってしまっていました。どのような方をターゲットに、どのように販売すればよいのかわからなくなっていきました。

そんな時、地元の信用金庫が主催の商品ブラッシュアップ実践セミナー「ぶち塾」を知り、せっかく育てた商品の良さをなんとか伝えたい、その一心で応募しました。広島の良い物を「ぶちええもん」にブラッシュアップするコンセプトで、講師の方のご指導やサポーターの皆さんの力をお借りしながら、この商品が「誰をどうしたい?」ものなのかを必死で考えました。

<たくさんのアイデア>

新商品できました!

お客様はどんなことをレモンカードに期待するか、レモンカードをどんなシーンで使われるのか、レモンカードがある食卓はどんな雰囲気が作れるのか。ニーズも思い込みではなく客観的な裏付けをとって、商品の要素を考えていく。そうすると店頭で商品を見たお客様が「自分のためにある商品だ」と喜んで手にしていただける。最後の発表会では柄にもなく緊張しましたが、こうして発表できることが何よりの喜びにつながりました。
<緊張の最終発表会>

センスの良いおもてなしを目指す女性の為に、
「レモンカードの甘い魔法」で、
優雅なティータイムを演出してあげたい。
"きみがいれば、なんだって特別"

新商品の名前は『檸檬の初恋』。はつはな果蜂園で愛情をたっぷり注いで育てた材料を使い、一瓶一瓶丁寧に手作りすることであなたの「おもてなし」の心に寄り添う商品です。その味わいの特長から初恋をイメージしました。

甘い思い出
🐝江田島でミツバチたちが集めたはちみつ🐝

せつない酸味
🍋農薬や除草剤を使わずに育てたレモン🍋

ピュアな気持ち
✨砂糖や、食品添加物を一切使用せずに、素材の味を活かす✨

赤い文字色の商品名は「初恋」を赤い糸で表現して、ミツバチの飛ぶ様子やはちみつのとろ〜りとした感じも盛り込んだ飾り文字にしています。女の子のスカーフと同じ柄の掛け紙には、レモンの果実、レモンの花とみつばちをあしらって『檸檬の初恋』の物語を伝えます。

『檸檬の初恋』がテーブルにあることで

"いつもと違うおもてなしをしたい"

"優雅なティータイムを楽しみたい"

"パッケージもお洒落だったら嬉しい"

というニーズに応えます。

<柑橘の花に飛んできたみつばち>

リターンのご紹介

今回私達は『檸檬の初恋』を満喫できるたくさんのリターンを準備いたしました。

『檸檬の初恋』をいち早く入手できるプランはもちろんのこと、その原材料であるレモンやはちみつの農園を見学できるもの、収穫を体験してレモンカードを作るもの、江田島の仲間の商品とのセットや『檸檬の初恋』を味わい尽くすプランも用意しました。

体験型のプランで皆さんにお会いできるのをとてもたのしみにしています。

ご支援のほどよろしくお願いします🙇

・『檸檬の初恋』をお届け

・レモン農園や養蜂場の見学

・レストランで「檸檬の初恋」を使った特別なコース

・畑にレモンの苗木を植える体験

・江田島の名品とのセット

<『檸檬の初恋』を使ったコース(案)>

プロジェクトで実現したいこと

『檸檬の初恋』には、大好きな江田島のあたたかさ、やさしさ、愛情をすべて入れることができました。このおいしいレモンカードをみんなに食べてみてほしい!

広島の「ぶちええもん」として、より多くの方に『檸檬の初恋』を知ってもらいたい。話題にしてもらいたい、そしてぜひ手にしてもらいたい!

『檸檬の初恋』が一瓶、食卓にあるだけで大切な人との時間が特別なものになるような、そんな商品でありたいと願っています。その想いを伝えられるような商品のデザイン、店頭でのPOPやイメージ写真を準備します。お客様が初めて出会うかもしれないレモンカードというものを、どのように楽しめるか考えてレシピも用意することにしました。

『檸檬の初恋』という商品に興味を持ってもらい、お手にしてもらえるような方法を、皆様のご意見もいただきながら形にしていきたいと思います。

資金の使い道・スケジュール

クラウドファンディング終了: 2023年5月

商品デザインの仕上げ(進行中: 2023年3月末)、POPや写真の制作を行います(2023年6月末)

<デザインのアイデア出しの様子>

レモンカードをいろんな料理に活用できる簡単レシピを開発します(進行中: 2023年3月末まで)

返礼品の準備に充てます(2023年5月末まで)

CAMPFIRE手数料としても使います

最後に

農業を志して広島に戻った私ですが、7年経ってもなお、日本の農業が抱えている課題は解決されないまま、危機感だけが募ります。そんな中でも、生産者が自ら商品を考え、生み出すことにより高付加価値化が進んで、持続可能な農業として100年先の日本農業の参考になれば幸いです。

その商品が、コロナ禍で弱体化した人と人のつながりを「おもてなし」で復活させ、幸せを感じて暮らすことのできる「well "bee" ing」の実現になることを期待しています。

<この風景が守られますように>



はつはな果蜂園へのアクセス情報はこちらのURLからお願いします。

https://hatsuhana888.com/


最後に、私たちの思いをすべて閲覧いただいて、ありがとうございました!


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/06/26 19:41

    ご支援いただいたみなさま、ありがとうございました!先日『しまのぱんsouda!さんとのコラボセット』最後の1セットを発送して、すべてのリターンの発送を終えました(海外の方を除く)。写真は石窯の中でスコーンが焼き上がったところです。香りがお伝えできないのが残念(>⁠⁠ <)ではありま...

  • 2023/06/07 00:04

    みなさま、こんばんは!たくさんのご支援ありがとうございました。発送準備をしていると、ご支援の大きさを実感いたします^^;パッキング完了しましたので、いよいよ明日発送します。大変お待たせいたしました!※日時指定の必要な、スコーンとのセットの方は調整させていただいたスケジュールでお送りいたします。...

  • 2023/05/23 09:28

    こんにちは。いつも応援いただきありがとうございます。今日は今シーズン最後の柑橘蜜の収穫に向かっています。ニュース記事などでご存じの方もいらっしゃいますが、先週19日から21日までの間、広島ではG7サミットが開催されていました。私がいつも江田島に向かうルートはメイン会場のホテルの直ぐそばを通るた...

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