はじめまして! 農LAND BEER代表の児嶋と申します。

この度、岐阜県白川町黒川でクラフトビールの醸造所をつくるプロジェクトを立ち上げました。

私は白川町の出身ではありません。

愛知に住んでいた頃、まったく経験の無い状態で農業で農家になることを志し、1年の研修を経て2012年に岐阜県白川町に移住してきました。

家族や周りの人たちの支えもあり、10年間有機農家として活動してきました。

農家を続けて10年経った今、農業そのものの面白さもですが、里山の楽しさを特に感じています。

里山の生態系の豊かさを残し、楽しさを伝えていくために、次の目標をたてました。

それが「遊べて、飲める、里山を感じるクラフトビール醸造所づくり」です。



なぜ農家がクラフトビール醸造所をつくるのか?


それには大きく2つの理由があります。

1つは、子供だけでなく大人も楽しめる里山体験を作るためです。

農業体験や川遊び、味噌づくりなど、これまで様々な里山暮らしを楽しめる体験を提供してきました。子どもにとってはこれ以上ない体験になっている自信がありますが、大人たちにもさらに楽しんでもらえないかと考えました。そして思いついたのが、「飲む」「泊まる」ことでした。

白川町で採れた農産物をBBQで食べ、自分たちで作ったクラフトビールを飲み、星をみながらサウナに入り、仲間と語りながら朝まで過ごす。そんな体験ができると、もっともっと里山を楽しみ、また来たいと思ってもらえる場所になる。そう考えました。

宿もいずれは考えていますが、ビール好きな私は醸造所を作ることにとにかくワクワクし、本プロジェクトを立ち上げました。


2つ目は、里山の風景を守るためです。

クラフトビール自体に白川町の農産物を加えて里山活用していくことはもちろんですが、醸造所がきっかけとなり多くの人に白川町に来て欲しいと思っています。

白川町に来て里山を知り、好きになり、通う第二のふるさとのような場所になる。そうなる人が増えることで空き家は減り、耕作放棄地は減り、農家は増え、里山が維持されていきます。好きになった風景を守るため、本プロジェクトを立ち上げました。


岐阜県内のブルワリー「Camado Brrewery」で研修を積ませていただきながら自分らしいビールについて考えました。

「すでに美味しいビールもたくさんある。安いビールもたくさんある。クラフトビールもたくさんある。それなのに自分が今ビールを作る意味はあるのか?」

「農家であること、里山暮らしを大切にしていること、ビールを楽しむような場が好きなこと...。自分が欲しいビールはなにか?」

特徴を無理やりつくるのではなく、「自分らしいビールをつくり、里山を愛してくれる仲間たちと乾杯したくなること」を大切にしようと思いました。

そうして考えた農LAND BEERのコンセプトは、『農夫がつくる、里山を楽しむクラフトビール』です。自分が作った有機栽培のお米や、里山で採れた農産物や木を原材料に入れ、農夫らしさを出します。そして、里山の情報を伝えたり、里山に来て飲んでもらえる場づくりをしていきます。


【特徴1:水】
水は有機農業の里の宝です。源流に近いところの水を使い、ビールを作っていきます。
有機農家が多い地域では下流の水質も保たれるのですが、今回は源流に近いところを使います。


【特徴2:土】
土へのこだわりが強く、普段から野菜にも地球にもいい土づくりに取り組んでいます。
地域の仲間と連携し、有機堆肥を地域内で循環して作っています。そんな土から採れた米や野菜をビールに加えていきます。

命の循環の根っこにある「土」を増やすには、農業をする人が増える必要があります。私たちは農LAND BEERが飲まれ、耕作面積が増え、農家も増え、黒川が豊かな土でいっぱいの地域になることを願っています。


【特徴3:オリジナルテイスト】
里山で採れた農産物を入れたオリジナルテイストビールを作っていきます。

①お米
暮らすファームSunpoの大人気商品のお米でビールを作ります。
栽培期間中、農薬、化学肥料、除草剤不使用で、丁寧に育てたお米です。


②しいたけ
2年かけて育てる、原木しいたけを入れたビールを作ります。「ビールにしいたけ!?」と思うかもしれませんが、これがとても合うんです。原木栽培のしいたけは香りが強く、独特の風味をお楽しみいただけます。


③お茶
白川町はお茶の名産地でもあります。標高500~600mの山で採れた白川茶をふんだんにビールに加えます。

Sunpoではこれまでも味噌作りや醤油絞りワークショップ、ヒュッゲマーケットなど自分たちで手作りの場づくりをしてきました。来ていただいた人と会話を楽しみ、食事を楽しみ、里山空間を共有してきました。

子供達は里山の自然環境の中で大はしゃぎ!のびのび自然体で遊べます。そんな中、主役の子供を見守っている大人たちを見て、「次は大人たちも楽しめるビールを作って、お父さんお母さんも、カップルや友達も、誰でも楽しめる空間を作りたい!」と思うようになりました。

醸造所にはタップルームを設け、遊びに来た時に飲めるようにしていきます。

クラフトビール醸造体験も提供していきます。

これまでと変わらず農業体験や川遊びも提供していきます。

「今週末は農LAND BEERに遊びに行こう!」と言っていただける場所を目指して、取り組んでいきます。


「遊ぼう、飲もう、里山で」をキャッチコピーにして様々な遊びを用意していきますが、その一つとしてクラフトビール醸造体験をやっていきます。

農業体験をして、川遊びをして、BBQをして、ビールづくりをして、乾杯する。そんな里山を1日丸々満喫できる場所にします。

自分だけのビールを作っていただけるよう、とても小さなタンクを醸造体験用に用意しています。醸造体験というより、「自分だけのビールづくり」をしていただきます。

ビールづくりを体験できる醸造所は多いのですが、「全部自分で飲むにはちょっと多いな...」と思う量が出来上がってしまいます。もっと気軽に来ていただけるように、農LAND BEERでは330mℓを50本のビールづくりを体験できるように準備をしております。

自分だけの味を作り、後日できあがったビールで乾杯をしましょう!


リターンをいくつか紹介します。

①9,000円 お米5kg +ステッカー
農薬、化学肥料、除草剤をいっさい使わず育てた暮らすファームsunpoのお米です。
お米のファンは多く、数も限られているので限定40個とさせていただきます。

②10,000円 幻の枝豆+ビールチケット 乾杯セット
暮らすファームsunpoの大人気商品「採れたて枝豆」とビール3本チケットの乾杯セットです。
これぞ農夫が作るクラフトビール!と言える組み合わせをお送りします。

③13,000円 プレオープンパーティー
醸造所のプレオープンパーティーへ招待します。2023年5月のGWころを予定しています。
1杯のドリンクチケットが付くので、パーティーでできたてのビールをサーバーでお楽しみください。

④25,000円 醸造体験 ペア
農LAND BEERの醸造体験を2名で体験いただけます。通常33,000円のところ25,000円で体験いただけるクラウドファンディング限定価格となっています。50本のクラフトビールを体験後にお届けします。

⑤100,000円 定期便
クラフトビール6本チケットを6回お届けします。2023年5月〜10月、月1回お届けします。


※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方は酒類のリターンを選択できません。

※ビールチケットを先にお渡しし、チケットでビールを交換していただきます。



支援いただいた資金は次の費用に充てさせていただきます。

・商品代、商品発送代
・体験の提供
・プレオープンパーティー開催費用
・クラウドファンディング手数料


2012年に有機農家になるべく白川町黒川へ移住。

2013年に<農と食と人をつなぐ>をビジョンテーマとした農園、『暮らすファームSunpo』を開業。その後、農業の多面的な価値や里山の楽しさを伝えることを理念に、源流の沢登り(シャワークライミング)、農体験事業やバーベキュー、キッズキャンプなどの農を軸としたアウトドア事業も展開している。

子ども3人(長男、次男、長女)の父。

大好きなことは山登り、川下り、バーベキュー、ビール。

暮らすファームSunpo

https://farm-sunpo.com



応援メッセージをいただいたのでご紹介します。


カマドブルワリー 丹羽智 醸造長

農LAND BEERさんは、カマドブルワリーで研修をされて同じ岐阜県でスタートすることに、とてもワクワクしております。

児嶋さんは白川町で農業をスタートされ様々な形で実践されております。クラフトビール開業後は、自社農場で大麦栽培、ホップ栽培にも挑戦されるとお聞きしております。

いつか岐阜県の大麦、ホップで造られたクラフトビールを味わう日が来るのを夢見て応援しております。


水口 晶 EAT&LIVE 代表取締役

「自らの手で暮らしを成り立たせたい、野菜づくりを一から始めたい。」 と、某自動車メーカーをやめて白川という里山に移住すると聞いた時も、「アホやなあ、あえて茨の道に行くんや」と同情したけど、今度は今、クラフトビールに挑戦だと!?ドMさを再認識したわ。

だけど、ゼロから始めた里山での暮らしを家族とともに数年かけて成り立たせたこと、今や都市部にファンを持つまでに野菜販売や体験事業を育てたように、今回もコツコツと、流行りになんか迎合しないビールを自分流に作り上げていくんやろうなあ。

里の山や川を眺めながらオーガニックBBQ&クラフトビール!最高でしかないな。 里山というバックボーンをふんだんに取り入れて、コジらしい、骨太で、ガツンと魂の入ったキレとコクのあるビールを期待してるよ!!

里山里川ドM仲間より。


末永 三樹
ミユキデザイン代表取締役



児島夫妻と会うといつも元気がでる。

ふたりのパワフルで居心地の良い人柄には里山暮らしで育まれた力強さやおおらかさを感じます。そんなSunpoチームがクラフトビールをつくると聞けば応援しないわけがない。

以前、黒川へ遊びに行って体験させてもらった醤油をしぼりでは、空気や人、つくる過程のすべてが素材となり、その時にしか出来ない味があるという農や食の面白さを実感しました。釜で焚いた炊きたてのごはんと自分たちで絞った醤油のシンプルな食事に、みんなが「おいしい!」と笑顔に溢れた時間を今も鮮明にと覚えています。

つい無意識になってしまう暮らしをつくることの手応え、生きていることを喜び楽しむ力を気づかせてくれるふたりが始める「土」をキーワードにしたビールづくり。想像するだけでワクワクします。自然と人が織りなす無限のストーリー、土の力を宿すビール、・・メンバーに何としても私も関わりたい、いやもう関わらせてもらいます!

NOHLANDを手に多くの人と乾杯できる日が待ち遠しい。応援しています!



飯尾裕光 (ヒロくん)
(株)りんねしゃ専務取締役 (株)みんパタProject代表取締役 公益社団法人全国愛農会会長 私立愛農学園副理事長


Sunpo farmの児嶋家との出会いはいつに遡るだろうか?色々な部分で同じ匂いのするキャラクターという事もあり、時間を超えて、すっかりなかよしこよしの関係になってしまった。

その一方、もう何年も毎年恒例の勉強会や醤油搾りWS、または、里山畜養BBQ等を重ねて、里山の有機農業を軸に、暮らしを建て、豊かに楽しく生きていくための学びを、共に深めてきた。

僕はたまたま講師側にいたけれど、比較的都市部に暮らす僕よりも、土着の里山くらし実践者である児嶋家族からは、実際に学ぶことも多かった。

そういう意味では、共に過ごしてきた時間を通して、里山の小規模多機能有機農業者が生き延びるための「エンタメ」の在り方を一緒になって作ってきたような気がしている。

ところがだ、里山での喜び、楽しみを提供したいという同じ想いをもっているとはいえ、「やりたい」と「やる」は、実際は全く違う、大変なエネルギーと覚悟を必要とする。この壁を越えて行けるかどうか、農業者が農業者であるために、いつの間にか自らに課してしまう「農業者」としての制約から、如何に解き放たれていけるか!土に支えられながらも、しかし土に絡め取られすぎない挑戦を始められるかどうか、まさにそこが課題なのだ。

そこでだ!!!!

やはり児嶋家は、自らが、この呪縛を解き放つための、大きな矢を放った!!!

それがまさに、「農LANDBEER」だ!

あくまでも、農業者として大地を育む土に基盤を置きつつ、しかし農を反転させるロゴを用いることで、自らも囚われない、さらに周りにも囚われるな!囲い込むな!解放せよ!と、メッセージを発信しながら、

その先にある、共に育んでいく里山の未来を彩る農的エンターテインメントを作り上げていくために、全ての希望と、覚悟と、そして想いを載せたクラフトビールという矢にして、私たちに撃ちはなったのだ!!

なんと痛快な、農夫婦か!!!

長い間一緒に学び続けてきたからかそわかる。この矢は全くブレることなく、真っ直ぐと「このままでいいのか?」と、疑問を感じるものに突き刺さる。そして問いかける。

「おまえもできるよ!だって僕たち、私たちでもできたんだもん!さあ、みんなで、やろうぜ。さあ、ビール片手に楽しんでいこうぜ!」と。

農LANDBEERは、目的では無い。里山にある豊かな暮らしを、誰もが一緒に楽しむための手段で、その事を腹の底から分かっているからこそ、Sunpo farmのチャレンジは痛快なのである。

さあみんな、外に出て、自然に触れよう!土に触れよう!そして仲間と愉快に楽しもう!そういう遊び、暮らし、仕事に真剣に向き合う大人達よ!

そういう大人の背中を、子どもたちにみせよう。未来のために、次の世代でも、いつまでも続けられるように里山の豊かな暮らしを自分たちで作り上げるんだ!!!

健くんのでっかくて分厚い背中には、そう書いてある。陽子ちゃんの聡明で底抜けに明るい笑顔から、そう伝わってくる。

このビールは、このプロジェクトは、

そういうヨッパライ農夫婦が始めたからこそ、ほかのクラフトビールとは、一線を画している。

さあ、集まれ!!!ヨッパライ。

みんなで、土の香るビールを呑んで、楽しもうではないか!!!


里山は、国土の2/3が山林という自然環境に恵まれた日本ならではの特有なエリアです。

多様な生態系を育みながら、山間地で農を軸とした暮らしをつなぎ、先人たちから暮らしの知恵を積み上げてきました。その文化や楽しさを、これからもずっと繋げていきたい。そして、現代版の新しい里山百姓の暮らしをつくりたい。そんな想いをИOLAND BEERのロゴに込めています。

NOをひっくり返して、農のネガティブなイメージをポジティブに!NOの概念にとらわれず、ひっくり返しちゃおう!

僕らの宣言であり、挑戦です!ぜひぜひ応援よろしくお願いします。

  • 2024/03/26 20:57

    いつも応援ありがとうございます。ビール醸造を開始してから約半年が経過し、勉強の日々が続いております。体験醸造につきましても、少しづつリターンを開始しております。農園まで足を運んでいただき、本当にありがとうございます。農園では種まきもはじまり、いよいよ春も本番になりつつあります。農繁期もビールを...

  • 2023/10/03 21:11

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2023/09/25 13:26

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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