はじめに・ご挨拶

はじめまして。特定非営利活動法人BBAJAPANです。


私たちは、発展途上国の衛生環境推進を支援すべく、2008 年より井戸を寄付する活動を続けてきました。活動を応援してくださる皆さまのおかげで、2023年2月現在、スリランカの農村部を中心に11個の井戸の寄附が完了しており、また、貧困地域においては高価で個人所蔵としては手に入れることのできない学習用品やスポーツ用品を寄付する活動も行って参りました。

「へルプではなくサポート」


これまでの全活動において私たちは、現地NGOや住民組織との交流を深め、信頼とお互いの立場を尊重することの大切さを学びました。一方的な援助ではなく、現地の人々の自助努力を促すことも大切な支援の一部であること、相互理解が人と人との繋がりの一番大切な部分であることを実感しています。
そのために、国内では支援にあたっての事前情報収集や学習も行っています。

このプロジェクトで実現したいこと

2021年に着工したBBAJAPANの幼稚園、名前は「アプサラ幼稚園」。
BBAJAPANでは、井戸の寄附に続く新しいプロジェクトとして、2021年からスリランカの農村部に幼稚園を建てています。

「アプサラ」とは水の精、天女のことです。
もともと井戸寄付の活動から始まったBBAJAPANですから、水に縁のある名前にしました。
そして現地のみなさんになじみがあり覚えてもらいやすいように、との思いも込めています。

「わかる!国際情勢」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol40/index.htmlを加工して作成

幼稚園を建設中の農村はMadirigiriya (メディリギリヤ)にあります。
首都コロンボから北東に車で4~5時間走ったところにある北中部州のポロンナルワに位置します。

園児数32名、村の世帯数325、主な仕事は農業です。

しかしながら、世界を覆ったコロナ禍やスリランカの国家危機でみるみるうちに物流が滞り、価格も高騰したため、資材をなかなか購入できずに2年経ちました。
当初の予算を組みなおし、資材投入に回せるものは回して、やっと2022年12月に園舎が完成、手洗い場とトイレを現在作っています。

2021年10月 まだ草だらけの土地で建設がスタートしました

幼稚園はお寺の敷地内に建設しています。建物が完成するまで、幼稚園はお寺の一部をかりて運営していました。
園児32名の小さな幼稚園です。


2021年11月、柱がやっとできました。


2022年8月、やっと屋根がつきました!

2022年12月24日にやっと幼稚園の現状画像が届きました。
床材も入り、屋根も壁もできました。

なにをもって完成とするのか。
多分日本人の感覚からしたら、今はまだ完成とは呼べないのかもしれません。
でも雨に濡れない状況であれば現地の方々は使い始めますから、園児も通園しています。

心配なのは園庭です。
経緯としては、もともと政府の土地にあった幼稚園がかなり前に取り壊され、
敷地内の別の場所に建てているのがアプサラ幼稚園です。
園庭はそのまま以前のものが部分的にありますが、今回は資金を大幅に園舎に回したために園庭の整備ができなくなりました。

2022年8月からずっとこの状態のままです…。

ですが、現地の資金状況では現状維持が限界で、これ以上園庭の修繕費用を捻出できません。
それというのも、スリランカの農村部は、自給自足にちかい生活で暮らしている方が多いエリアです。そこに、子どもたちの安全のために直すよう伝えても資金がないままではどうにもならないのです。



これまでは、「BBA JAPAN」を直接知ってくださっている方々のご協力で、
幼稚園建設の資金繰りを行ってきましたが、園庭整備にかかる資金までは
工面するには至りませんでした。

今回、この園庭整備の資金へのご協力を募るとともに、もっと多くの方にスリランカの現状と私たちの活動を知っていただけたらと思い、クラウドファウンディングに挑戦することを決めました。


プロジェクトをやろうと思った理由

現地から届いた一枚の写真、、、。整備されていない園庭で遊ぶ園児たちの姿でした。

長いロックダウンの末、やっと登園できるようになった子どもたちは元気いっぱい。
整備されていない園庭でもお友達と一緒にどんどん遊んでしまいます。

このような危ないと思う遊具でもおかまいなしに使っていると報告がありました。

しかし、気をつけながら遊ぶのと、しなくてもいい心配をせずに遊ぶのとはぜんぜん違います。
日本と同じように、スリランカでも子どもたちの安全は守られて当然です。
それがわたしたち大人の務めだと思っています。
厳しい経済状況であっても、心と身体を育む大事な幼少期に、思いきり走り回れる園庭が欲しいのです。

これまでの活動

寄付した井戸は11基あります。

2010年8月 ヒングラックゴダ
2013年1月 ロタウェア
(2012年8月に堀ったが水が出ず、園舎に給水タンクを設置。その後場所をかえて再度掘り井戸設置)
2016年8月29日 エラハラ
2017年8月16日 クスンポクネ
2018年8月17日 メディギリア
2019年8月21日 ビングラッグゴダ
2021年9月8日 アルトゥヤ
2019年9月8日 カウドゥーラ
2020年9月13日 マハアバガスウェワ
2020年9月13日 アバヤプラ
2020年9月13日 アバヤプラ

また、貧困地域においては高価で個人所蔵としては手に入れることのできない
学習用品やスポーツ用品を寄付する活動も行って参りました。

2021年 スリランカ・ポロンナルワに幼稚園を建設開始
2022年12月 園舎完成(アプサラ幼稚園と命名)、トイレ、手洗い場は現在建設中

2023年3月 園舎完成のお祝いをWebで現地とつなぎ開催する予定です。

資金の使い道

お預かりした支援金はこのアプサラ幼稚園の園庭整備費用に充てたいと思います。
直したい滑り台、土地の造成、遊具の導入など。
支援金の一部は所定のCAMPFIRE手数料も含まれます。

寄贈先

BBAJAPAN Apsara Preschool

住所:Madirigiriya 110 Dansopura Polonnaruwa  SRILANKA
園児数:32名
世帯数:325戸
主な仕事:農業


リターンについて

お礼はスリランカの紅茶とそれに関連する雑貨を


スリランカは、かつての国名「セイロン」が紅茶の代名詞とも言われるほど世界でも有数の紅茶の生産量を誇る国で、おいしい紅茶を生み出す農場や製茶工場がたくさんあります。

そんな中から選りすぐりの紅茶を何種類かご用意しました。
また、ティータイムを楽しんでいただけるよう、紅茶に合うお菓子や、ティポットの保温カバー(ティーコゼ)、このプロジェクトにご賛同いただいている刺繍作家さんによる刺し子、スリランカで有名なお祭り(ペラヘラ)をイラストにしたBBAJAPANオリジナルジャバラポーチ、イラストレーターのデザインをモチーフにしたブローチもございます。

実施スケジュール

23年3月 園庭整備及び遊具の選定
23年5月 クラウドファンディング終了
23年6月 リターン発送開始(手洗い場寄付は以下)
23年6月 現地支払、着工  
23年8月 完成式開催  

※予定より早く完成いた場合は現地と連絡を取り画像・映像をご報告します。
※海外プロジェクトのため、資材調達に多少時間がかかる場合もあります。

最後に

BBA JAPANでは、門から園舎の裏側まで、子どもたちが足を踏み入れる場すべてが安全であり、みんな一緒に元気よく遊ぶことのできる園庭まで完成してこその幼稚園であると考えています。

子どもたちの情操と身体の成長にとって特に大事な幼児期に、安全で安心できる環境整備が実現するように、ぜひみなさまのお力をお貸しください。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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