「日本酒は早く飲まないと悪くなる」というイメージを覆す

「日本酒は早く飲まないと劣化する」と思い込んでいませんか?

その認識は誤りです。

良質な酒造好適米を使用し、適切な管理が出来ていれば、長く楽しむことができます。

特に、熱処理を行っていない「生酒」は温度管理が重要です。

私たち酒蔵はもちろん、酒屋さんや飲食店さんでも冷蔵庫に保管されています。

この生酒を長い期間置いておくとどうなるでしょうか。そう「熟成」します。

「生」酒を「熟」成させたものを「生熟」と呼んでいます。


ご挨拶

はじめまして、兵庫県姫路市にある日本酒の酒蔵「本田商店」の五代目蔵元本田龍祐と申します。
この度は数多くのプロジェクトの中から、私たちのプロジェクトに関心を持ってくださり、ありがとうございます。 

私たちは「米の酒は米の味」を基本理念に、お酒の原料である「お米」に力を注いでお酒造りを行っています。
使用するお米は全て日本酒専用のお米「酒造好適米」です。
特に酒米の王様ともされる山田錦は、すべて「兵庫県特A地区産」という最高品質のお米を使用しています。
全国新酒鑑評会通算23回の金賞受賞をはじめ、IWC(インターナショナルワインチャレンジ)トロフィー受賞など、私たちの造る「龍力」は、国内外で高い評価を得ています。
今回は、良質な酒米を使用する私たちだからこそ出来る、生熟をお届けします。ぜひ飲んでみてください。

一部の日本酒好きしか知らない「生熟」の世界

体験してほしいお酒があります。それは、生酒を熟成させた「生熟」です。

本来、生酒を熟成させるなどということはありません。
熱処理を行ったものならまだしも、生のまま熟成させることは劣化などのリスクが大きいことだからです。
しかしながら、「生熟には生熟にしかない魅力」があります。

それは、奥行きのある深い味わいです。

しぼりたてに代表される生酒の魅力は「鮮度」です。
特に新酒は香りがよく、最近では、炭酸ガスのプチプチとした口当たりが楽しめるものも増えています。

一方で、熟成したお酒の魅力は「味わい」です。代表的なものは秋の「ひやおろし」が挙げられます。 
日本酒を飲んでいると、「味がのった」という言葉を聞くことがあると思います。
出来立ての頃は荒々しかったお酒が、角が取れ、まろやかな口当たりへと変化し、酒の奥深くから旨味が出てきます。

本来、新鮮さが魅力の生酒に、熟成ならではの味わいが加わるとどうなるか。
「新鮮」なのに「熟成」しているという、相反する要素が絡み合う、立体的で奥行きのある深い味わいへ変化します。
しかし、実現には課題があります。徹底した温度管理です。

マイナス3℃の氷温でじっくり熟成

日本酒は、低温で保存することで、香りや色味の変化が小さく、鮮度を保つことができます。
一方、常温で熟成させると、香りや色、味わいの変化が著しく、良い結果は得られません。

適切な温度管理が非常に重要になります。「鮮度」が魅力の生酒を、どのように熟成させるのか。その答えが「氷温熟成」です。

氷温とは0度以下で、お酒が凍らない温度帯を言います。私たちの酒蔵では、マイナス3℃に設定しています。
氷点下でゆるやかに熟成させることで、フレッシュさを保ちながら、丸みを帯びた上品な味わいが生まれます。

氷温貯蔵により、生酒ならではのフレッシュさがありつつも熟成した日本酒の“奥ゆき”を体験できます。

なぜ世の中に「生熟」が無いのか

理由としては、①生熟を知らない、②冷蔵庫などの設備コスト、③お酒を早く現金化したい、④生熟に適する酒質でないなどが挙げられます。
現在のところ、一部の日本酒愛好家の方が自分たちで楽しむためにやっているだけで、大衆化されていません。
しかしながら、私たちには生熟に取り組むことができる設備と、生熟に向く酒質があります。

ならば挑戦するしかない!!

私たちだからこそ、出来る「生熟」の世界

氷温の冷蔵設備があること

私たちの酒蔵には氷温冷蔵庫があります。今回のお酒はここで1年以上熟成させました。

良質な素材で醸されたお酒であること

最高品質とされる「兵庫県特A地区産山田錦」をはじめ、酒造りに適した「酒造好適米」しか酒造りに使っておりません。
良質な酒造好適米を使用することで、熟成によって引き出される味わいの深さが他と段違いです。

毎年、同じお酒を、同じように醸していること

熟成による味わいの違いを比較するためには、同じように造られたお酒がないと比較できません。今回お出しするお酒は、毎年同じように造っているお酒です。だからこそ、熟成による違いを感じることができます。


リターンのご紹介

今回、私たちは2種類の生熟の日本酒をご用意しました。


一つ目が、私たちがメインに取り組む酒米「山田錦」の生酒です。
二つ目は、明治初期に発見され、日本の救世主と言われた「神力」の生酒です。
どちらも、酒造好適米であり、熟成すると一層深い味わいが感じられるお米です。

【龍力 特別純米 山田錦 無濾過生原酒(左)】  
龍力の代名詞「兵庫県特A地区産山田錦」を使用。 
しぼったそのままを瓶に詰めたお酒です。2022年に醸したお酒を瓶に詰めた後、マイナス3℃の氷温で約1年熟成させました。

【龍力 特別純米 神力 無濾過生原酒(右)】
龍力が復活させた幻のお米「神力」を使用。
こちらも、しぼったそのままを瓶に詰めました。
2021年に醸したお酒を瓶に詰めた後、マイナス3℃の氷温で約2年熟成させました。

それぞれ、新酒と生熟とのセットにてご用意しております。ぜひ飲み比べてみてください。
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はこのリターンを選択できません。 

資金の使い道

資金の使い道は今後の会社の運営資金として活用させていただきます。

今後のスケジュール

2023年4月 クラウドファンディング終了
同年4月下旬 リターン発送

最後に

ぜひ飲んでみてください! 
新鮮であることだけでなく、「熟成した日本酒」にも注目してみてください。
「生熟」の魅力を知る私たちが率先して取り組むことで、日本酒の新たな楽しみ方が広がると信じています。

<酒類販売管理者標識> 
 ①販売場の名称及び所在地
  株式会社本田商店
  兵庫県姫路市網干区高田361番地の1
 ②酒類販売管理者の氏名
  本田龍祐
 ③酒類販売管理研修受講年月日
  2022年2月8日
 ④次回研修の受講期限
  2025年2月7日
 ⑤研修実施団体名  
  姫路小売酒販組合

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/04/26 08:39

    多くの皆様のご支援、応援ありがとうございました。お酒は今週中に出荷いたします。お楽しみにお待ちください。

  • 2023/03/26 09:35

    本日、目標金額に達成しました!多くのご支援ありがとうございました。まだまだ募集は続きます。多くの方に生熟を飲んでほしいです。引き続きよろしくお願いします。

  • 2023/03/11 08:23

    24セット限定の神力飲み比べセットが完売しました!ありがとうございました。目標まであと10万円少々となりました。引き続きご支援のほどよろしくお願いします!

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