※目標金額の180万円を達成し、現在ネクストゴール230万円に挑戦中です!贈った畳を道場に適切に設置し、青少年の国際柔道交流を進めることができます。引き続きご支援をよろしくお願いします!

皆さま、はじめまして。

モンゴルに畳を贈るプロジェクトを立ち上げたNPO法人judo3.0のメンバーの竹熊カツマタ麻子と申します。

私は国際保健・看護の研究者であり、2017年からモンゴル国と国際看護の共同研究などを行っています。そして柔道修行者として日本とモンゴルの柔道交流もお手伝いをしています。

1.このプロジェクトで挑戦したいこと

2022年10月にモンゴルを訪問したとき、モンゴル国体育大学を訪問して、モンゴル国体育大学やモンゴル国視覚障害者協会の関係者と交流をしてきました。その時に、柔道の練習をする道場に畳がなく、畳を敷くことが悲願であるということを知りました。

モンゴル国体育大学の現在の練習場。畳ではなくマットの上で稽古をされています。

モンゴル国体育大学では学生達が柔道を学んでいますが、柔道の練習場には畳ではなくマットが敷かれ、その上で練習をしています。現在同大学は新校舎を建設中ですが、コロナ禍とロシアとウクライナとの戦争で新校舎のプロジェクトは困難に直面しています。

モンゴル体育大学のアルタンツェツェグ・ルハグワスレン学長から「大学として柔道に力を入れることにして、新校舎を建築して柔道場を作ったが、近年の物価高から資金不足になり、畳を用意することができくなった」ことを伺いました。実際に新校舎の柔道場を見学したのですが、以下の通り、スケルトンの状態です。

モンゴル国体育大学の新校舎の柔道場。建物はできたが、畳がないため柔道を始めることができない。

また、モンゴル視覚障害者協会のダシツェレン・ガンバト理事長にお話を伺ったところ、「視覚障害者協会の本部に運動できるスペースがあるが、畳はない。視覚障害のある柔道修行者は他の場所で稽古をしており、自分たちの場所で集まって気兼ねなく練習が出来るようになりたい。ここに畳を敷いて柔道場を作ることはモンゴル視覚障害者協会の悲願である」とのことでした。

モンゴル視覚障害者協会の本部にあるスペース。ここに畳を敷くことが悲願であるとのこと。

(柔道の場合、一つの試合会場だけで約130枚の畳が必要となります。1枚2万円から6万円ぐらいまで様々な種類がありますが、1枚3万円程度とすると、一つの試合会場だけで約400万円が必要となります)。

この二つの道場に畳があったら、モンゴルの青少年が柔道をできるようになります。さらに、日本から畳を贈ることでこの二つの道場は日本とモンゴルの青少年の国際柔道交流の基盤にもなります。この趣旨に賛同した日本の有志によって畳は300枚以上集まりました。あとは日本からモンゴルに畳を運送するための費用があったら畳を贈ることができます。そこでこのクラウドファンディングに挑戦させていただきました。

2. 私がこのプロジェクトを始めたきっかけ

私は若いころ渡米してアメリカで看護の臨床家、教育・研究者として活動をしてきました。その時から、日本とアメリカの看護学生や看護師、教員たちの国際交流を始め、これまで数多くの人々が国際交流を通じて大きく成長する姿を見てきました。

そして、日本に帰国した私は、50代半ばで柔道に出会い、私自身柔道を通じて、日々数多くの人々と素晴らしい交流を行ってきました。

モンゴルと柔道交流をしているVictor板楠先生が監督を務める熊本中央高校の柔道部の皆さまと

モンゴルを訪れ、「畳がないから柔道ができない」という話を聞いたとき、日本から畳を贈ることによって、モンゴルの人々が柔道をできるようになるだけでなく、日本とモンゴル間の国際交流も進むと思いました。また、人々が協力し合って、国境を超えて交流することを通じて、スポーツを通じて平和を創り出すことに貢献できると信じています。

3. これまでの歩み

2022年10月にモンゴルを訪問して畳を必要としていることを伺った後、国際柔道交流をサポートをしているNPO法人judo3.0でモンゴルに畳を贈るプロジェクトを立ち上げました。

そして、全国に中古の畳の寄贈を募ったところ、本当に有り難いことに多くの有志の皆様から寄贈いただける旨の申し出をいただきました。

①畳の寄贈をいただく

(1)認定特定非営利活動法人JUDOsさま

(2)同志社香里中学・高等学校柔道部さま

(3)田邉慎二さま・田中隆雄さま・川条健二さま

上記以外にも多くの有志の皆様がご協力くださり、300枚以上の畳が集まりました。


②国内での畳の輸送ルートを確認する

寄贈いただいた畳は、東京、神奈川、兵庫、大阪などにあります。神戸港からモンゴルに船便で輸送するため、各所にある畳を神戸港に運ぶ必要があります。どうやって運ぶかについては、国内の運送を専門に取り扱う株式会社相互梱包運送さまにご相談させていただきました。100枚以上のまとまった数の畳は株式会社相互梱包運送さまの大きなトラックで運び、数十枚程度の畳は私たちプロジェクトメンバーがレンタカーなどで運ぶ手はずです。

株式会社相互梱包運送さまのトラック

③日本からモンゴルへの畳の輸送ルートを確認する

日本からモンゴルへの輸送については、日本とモンゴルの物流を専門に取り扱っている運送会社さまにご相談させていただき、通関などの諸手続を通過して輸送できることを確認しました。

したがって、畳を輸送する費用がありましたら、モンゴルに畳を贈ることができます。

4.資金の使い道とスケジュール

<資金の使い道>

日本からモンゴルへの畳の運送費用:約115万円
国内で畳を輸送する費用:約45万円
リターンに要する費用:約4万円
CAMPFIRE手数料:約16万円
合計:180万円

<実施スケジュール>

6月、クラウドファンディング実施
8月、各所にある畳を神戸港に集めて船便で発送
9月~10月、モンゴルに畳が到着予定

6.リターンのご紹介

a)活動報告書

プロジェクトが完了したら、畳が敷かれた道場の写真などを入れて報告書(PDF)をメールでお送りします。

b)道場にお名前を掲示(小・中・大)

モンゴル国体育大学の道場及び視覚障害者協会の道場にお名前の一覧のプレートを取り付けます。

c)書籍

NPO法人judo3.0が制作した書籍、「発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法」「誰一人取り残さない柔道 柔道人口が増える3つの視点」です。柔道の魅力や可能性を再発見することができます。


d)講師を呼ぶ権利

上記の講師を呼んで、講演やワークショップなどを開催することができます(交通費は別途ご負担となります)。

- 竹熊カツマタ麻子:静岡県立大学看護学部国際看護学・看護管理学教授、看護師、認定医療通訳者、柔道家。同志社女子大学卒業。大学卒業後、看護師を志す。日本バプテスト看護専門学校卒業。その後佐賀大学医学部科学科助手看護教育と研究に関わる。佐賀大学経済学研究科修士課程修了(企業経営専攻)。2000 年に渡米・米国移住。2002 年からイリノイ大学シカゴ校看護学部勤務。大学勤務の傍ら 臨床看護師として、在宅ホスピス、リハビリテーション、老年看護に関わる。2011 年イリノイ 大学において看護学博士号を取得(プライマリーケア、グローバルヘルス)。米国イ リノイ州 聖アンソニー看護大学 准教授、聖アンソニーメディカルセンター看護部ディレクターを経て2017年筑波大学医学医療系国際看護学教授として着任。2023年4月より現職。看護師としてリハビリテーション、老年看護、ホスピス緩和ケア、終末期看護に従事。2012年より日本における看護の専門性を育てるという目的で日本各地の病院と大学で米国の看護大学の臨床家。教育者と共に国際看護セミナーを開催。2017年からモンゴル国と国際学術交流、教育活動を行っている。2020年から50代で柔道を始める。柔道の限りない魅力と、柔道の健康に与えるポジティブな影響について着目し、大人女子柔道、高齢者柔道、障害者の柔道などに取り組んでいる。モンゴル国ではモンゴル国体育大学とモンゴル国視覚障害者協会を通じ柔道交流を行っている。講師として柔道関係者や一般向けに「看護科学者が考える柔道の限りない魅力と可能性」、 看護・医療関係者向けに「看護力の高い組織を育てる」「リーダーシップについて」などが可能です。お気軽にご相談ください。

- 森脇保彦:柔道家(詳しくはこちらのwikiを)。元国士舘大学教授。モスクワオリンピック60㎏級代表(参加中止)、第12回世界柔道選手権大会60㎏級優勝、全日本柔道連盟強化コーチ(1883年~1996年 )。バランスの崩し合いをする柔道には転倒を回避する力を育む特長があることに注目して、高齢者の転倒予防を目的とした「柔道けんこう体操」を考案、相手を投げないため高齢者や初心者が安全に楽しく取り組むことができます。講師として「柔道けんこう体操」のワークショップなどができます。お気軽にご相談ください。

- Victor板楠忠士:柔道家・サンビスト(詳しくはこちらのwikiを)。熊本中央高等学校教諭・モンゴル国体育大学客員講師・モンゴル国ダシバルバル学校客員教師。1971年12月10日生まれ。熊本県出身。現役時代は柔道では60kg級の選手であり、サンボでは68㎏級の選手。 身長167cm。組み手は右組み。得意技は背負投 巴投 払腰 腕挫十字固。別名はヴィクトル板楠(Victor Itakusu)。講師として、柔道からサンボの繋がり、柔道から見たサンボ、サンボから見た柔道を講演し、ご披露したいと考えています。サンボは柔道には必ず役に立ちます。また女性には護身術にも繋がります。お気軽にご相談ください。

- 原口力也:柔道整復師(詳しくはこちらのwikiを)。帝京平成大学健康科学研究科・ヒューマンケア学部准教授、モンゴル国体育大学教授、原口整骨院院長。アスリートの傷害予防から健康増進を目的とした講演海外国内多数。身体の機能構造から診る痛みの改善方法。大学・自院クリニックで多くの患者さんを診る。日本及びモンゴルで治療家、研究者、教育者として活動する。講師として一般向けに「肩こり腰痛を根本原因から改善」、スポーツチーム向けに「強くなる為の身体とは」、高齢者向けに「一生動ける身体作り」などが可能です。お気軽にご相談ください。

- 酒井重義:NPO法人judo3.0代表。国際柔道交流を通じたグローバル教育としての柔道の推進、発達障害に関するワークショップ運営を通じたインクルーシブな柔道環境づくりなどに取り組み、コロナ禍では年間2000人以上が参加するオンライン市民講座を運営、柔道・体育を中核とした次世代の公教育の創造に取り組む。元弁護士。著書(共著)に「発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法」「誰一人取り残さない柔道 柔道人口が増える3つの視点」がある。講師として「発達が気になる子が輝く柔道の指導法」ワークショップなどが可能です。お気軽にご相談ください。

e)モンゴル国体育大学及び視覚障害者協会からの表彰状

モンゴル国体育大学及び視覚障害者協会から表彰状をお贈りします。

このほかにもリターンをご用意しております。詳細はそれぞれのリターンをご覧ください。

5.最後に

日本からモンゴルに畳を贈ることによって、多くのモンゴルの青少年が柔道をできるようになります。

マットでは、滑ったり、擦れてやけどをしたりすることがあるので、靴を履いて稽古をしている

そして、畳を贈ることによって日本とモンゴルの架け橋ができ、日本の青少年とモンゴルの青少年が柔道交流できるようになります。

モンゴルの子供達の柔道大会の様子。モンゴルの子供達と日本の子供達の柔道交流を目指しています。

子供達の国境を超えた柔道交流は世界の平和につながると信じています。ぜひご協力いただけたら幸いです。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはなく支援がキャンセルされ返金されます。

  • 2024/01/19 17:37

    リターンでお名前を道場に表示を選んでくださった皆様ご協力くださった皆様大変お世話になっております。プロジェクト事務局です。昨年は本当にお世話になりました。改めてありがとうございました。モンゴルのほうで木製の名札や名札掛けを制作いただき、上記の写真の通り、お名前や団体名を掲示させていただきました...

  • 2023/12/16 19:13

    ご支援くださった皆様各位モンゴルの道場に日本から畳を贈りたい!プロジェクトへのご支援、改めてありがとうございます。日本から贈られた畳は無事にモンゴルの道場に敷かれました。これをきっかけとして日本とモンゴルの青少年の国際交流が進んでいくことを企図しておりましたが、そのチャンスを来年9月につくるこ...

  • 2023/10/30 21:14

    ご支援くださった皆様各位先日、畳がモンゴルに到着したことを報告させていただきましたが、その後、畳は道場に敷かれ、昨日、モンゴル国体育大学の柔道場にて道場開きが開催されたそうです。道場開きにはプロジェクトリーダーの竹熊が出席しており、オープニングセレモニーの様子がその様子がモンゴル国体育大学のf...

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