はじめに・ご挨拶

Books & Coffee 谷中🔥TAKIBIの店長 安藤です。かつては、千駄木・往来堂書店の初代店長、楽天ブックス事業リーダーなどを経て、現在はNPO法人ファザーリング・ジャパンタイガーマスク基金などの代表を務めています。そして、「無書店地域に『まちの本屋』を復活!」「まちづくりは人づくりから。本は人を育み、本屋は人をつなぐ。」がコンセプトの、NPO法人ブックストア・ソリューション・ジャパン(BSJ)を2023年に立ち上げました。

本が売れない・本屋が成立しない厳しい時代においても通用する書店モデルをあれこれ考えているうちに、「まずは自分でやってみよう!」と思い立ち、マイエリアでもある本好きが集う谷根千エリアにて、これまでの新刊書店・古書店とは違う、たき火🔥のような本屋 Books & Coffee 谷中 TAKIBI を創ります。

全国の本好き・書店好きの方に棚を借りてもらい、「誰かに読んでほしい本」の数々を並べて売ってもらうことをメインにした新しいタイプの話題の共同書店(シェア型本屋)です。読書会やセミナーもやります。その書店(本のある場所)から生まれる棚主同士や、棚主・店主とお客さんのコミュニケーションも大切にしたく居心地のいいカフェスペース☕も運営します。

このプロジェクトで実現したいこと

本が売れない時代の書店の在り方とは?を追求するため、これまでの新刊販売モデルとは違うニューモデルとして「シェア型書店(棚貸し本屋)」をメインに運営するブックハウスを 「谷根千エリア」に初めてオープンし、地方(無書店地域)への足がかりとしたい。

新刊価格高騰の(可処分所得が伸びない)時代に、近隣の新刊書店と本のエコシステムをつくり、新刊需要を支えて業界の人材活性化に繋がるようにしたいと考えています。

Books & Coffee 谷中🔥TAKIBIは、「不忍ブックストリート」の中、あえて往来堂書店のそば(徒歩1分)に店を構えます。

往来堂で購入した本が読み終わったら→シェア本屋TAKIBIの棚に並び→そこからまた新しい読者が生まれ→販売した棚主はまた往来堂で新刊書を買う、といった「本のエコシステム」を作りたいのです。

加えて著者らによるトークイベントや読書会、ビブリオバトル、セミナーワークショップを開催します。こうした読書推進活動をすることによって、新刊本の売れ行きが戻り(需要が高まり)書店廃業の流れを止めつつ、出版業界全体の再興にも尽力します。


プロジェクトを立ち上げた背景

メディアでも繰り返し報道されているように、書店業界は90年代後半をピークに売上も店舗数も半減するなど厳しい状況に置かれています。その背景には読書人口の減少、インターネットやゲーム、スマホの普及など娯楽の多様化や、ネット書店の台頭、業界内の改革の遅れ、新刊点数の増大(店頭に並んでから返品されるまでのサイクルが早まっている)など様々な要因があります。

本屋の廃業が続き、書店が全くない無書店自治体も増えていますが、それゆえに地域に本屋は必要であるという声が以前よりも高まってきているようです。また、ここ数年カフェを併設してトークイベントを開催するなど対話を生み出す場を創りだすことによって、本屋がまちづくりの中心的な役割を果たせることも明らかになってきました。

ブックストア・ソリューション・ジャパン(BSJ)はそのような状況、課題を解決して、本の仕事に携わる人が笑顔になるようにと設立したNPO。書店(本がある場所)をまちづくりの拠点にし、市民が自分たちで地域社会の未来を考え創っていく場・フューチャーセンターを全国各地の無書店地域で展開したい。そのための実験モデルが今回のTAKIBIです。

Books & Coffee 谷中🔥TAKIBIは大人向けの本だけじゃなく、絵本も極力置きます。地域の子どもたちには読み聞かせもし、小さい頃から本に親しみ本を読む習慣を身につけてもらえるような「未来の読者づくり」にも力を入れます。また乳幼児のパパママ向けには「子育てが楽しくなる方法」や「わが子を本好きにするコツ」、ワーカーには「働き方改革/ワークライフバランス/ライフシフト」、高齢者には「人生100年時代の楽しみ方」を伝授するセミナーも開催します。皆さんにとってそれぞれの「サードスペース」「気づきの場」になれればいいと考えます。

「本」がただあるだけじゃなく、そこで人(重要な他者)と出会い「アイデア」が生まれ、化学反応が起きる(新しいビジネスが始まる)ような場として機能する、そんな「たき火」のような「まちの本屋」をつくります。



🌟応援メッセージいただきました!


島田 由香(株式会社YeeY 共同創業者/代表取締役/アステリア株式会社 CWO(Chief Well-being Officer/一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会 代表理事)

「じゃあ本屋さんでね」

小さい頃のうちの家族の待ち合わせ場所は本屋さんでした。

ふと目に留まった本のデザインやタイトルから興味を持って、手にとって、中を見て・・・この繰り返しを何回かしているだけで、新しい知識やアイディアをもらえる場所が本屋さん。誰かを待っている時間、できてしまった隙間時間、なんとなく一人でいたい時間、を豊かにしてくれるのが本屋さん。

そんな本屋さんがない地域に、本屋さんを作ることを決めた安藤パパ。本屋さんを地域のコミュニティスペースにする発想は、これまでもより豊かな人生を送る人をたくさんサポートしてきた安藤パパならではだなぁと想像するだけでワクワクします。

あの日家族が本屋さんを目指して集まったように、地域の皆さんが自然とつながる本がある場を地域につくる安藤パパの挑戦を心から応援します!私の大好きな地域にも早く作ってねー!


白河 桃子(少子化ジャーナリスト/相模女子大学大学院 特任教授)

子供のころから「本の虫」とよばれ、学校ではずっと図書委員、借りた本を読みながら帰り道を歩くこどもでした。自分のお金で本が買えるようになってからは、外出したら本屋によらず帰ることはないという日常でした。

その習慣が途絶えたのは、生まれて初めて、まだキンドルがない時代に海外赴任したとき。日本の本屋がいかに恋しかったことか。「本の雑誌」に載った「活字中毒社地獄の味噌蔵」という名エッセイがあるのですが、まさに活字に飢えた中毒者の状態。日本料理にある週刊誌などを風俗情報まで読み漁り、その地にあった唯一の日本書店に通っては、美容院代と同じ金額の日本の雑誌を前にため息をついたり・・・

しかしそんな私がいつの間にか、本屋に行かなくなりました。それは、本屋が街からなくなってしまったからです。私は生まれも育ちも中央区ですが、銀座にあった大型書店はどんどん消え、地域の個人の営む書店もついに畳まれてしまいました。小学校のころ、小銭を握りしめて「三銃士」を一冊づつ買いに行った本屋も今はない。

中高時代の多感な時代に、クトゥルー神話体系からロッキンオンまで供給してくれた四谷の本屋も今はない。本はネットで買えますが、思いもかけない本との出会いをくれる書店は宝箱のような存在です。大人にも必要ですし、子供から思春期に最も必要な場所ではないでしょうか? 私も本を書く仕事なので、本との出会いは、その著者との出会いに等しいと思っています。他人の人生を生きることはできませんが、本を読むことで他人の人生の一部を生きることができるのです。

豊かな出会いをくれる本屋という存在は地域には欠かせないもの。安藤さんのチャレンジに大いに賛同し、応援します。


浜田 敬子(ジャーナリスト)

子どもの頃、お小遣いが貯まると本屋に行くのが楽しみでした。

今も地方出張で時間が空くと、その街の本屋を探して行きます。

東京でもネット書店でも買えたはずなのに、その時その地で出合うことで、「読んでみようかな」と手に取らせてくれる。街の本屋にはそんな力があると思っています。ですが、最近は検索しても本屋が出てこない地域が増えています。

一方で、30年間、私は雑誌や書籍の編集に携わり、本を「作る側」にいました。出合う場所、手に取れる場所が少なくなれば、それだけ本は届きにくくなることを痛感してきました。

時には人生を変えるほどの力がある本と出合う場所が残って欲しい、増えて欲しい。いろんな人の暮らしや人生を豊かにする、それが本屋という存在だからです。安藤さんの新しい書店TAKIBIだけでなく、地域に書店を作る、残すという活動は、可能性と希望を感じさせてくれます。


小室 淑恵 (株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長)

安藤さんが運営されるTAKIBIは、

きっと本屋さんでありながら、、、

時に読み聞かせライブ劇場になり、

時にパパたちの居酒屋になり(笑)、

時にママたちのお悩み駆け込み寺となり、

時にロックなライブハウスになり、

時に子ども食堂になるのではないかと思います(^^)。

そんな場所が今の日本には本当に必要です。

TAKIBIを応援しています!


光畑 由佳(モーハウス代表/NPO法人子連れスタイル推進協会代表)

初めて会った往来堂書店以来、数々のムーブメントを起こしてきた安藤さんが、ついについに、本屋さんの世界に降臨!思わず、やったー!と叫びたくなりました。

倉敷の商店街育ちの私にとって、小さな頃から、近所の本屋さん・古本屋さんは、私の居場所。そんなにしょっちゅうは買えないけれど、店頭に並ぶ本の表紙やタイトルを見て、好奇心をかきたてられて。今の活動の中心である女性やおっぱい問題への興味も、この頃の体験が原点かもしれません。でも、商店街に何軒もあった本屋さんも消えていき(ご近所なので、どれだけ努力をされた結果なのかも聞いています)。東京に出てきて大興奮した西武ブックセンターのような大型の書店も減り…。

知的好奇心を育ててくれつつ安心できる居場所だった本屋は、やっぱりどこの街にもあってほしいし、今こそサードプレイスとしてもっともっと必要になっていく時代だと思います。安藤さん、本屋さんも社会も、まとめて救っちゃってください!



高祖 常子(NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、NPO法人タイガーマスク基金理事)

焚火に集まるように集ってくる人々がいる本屋さん。

とても素敵な活動だと思います。虐待防止の活動をしていますが、加害してしまう親のほとんどが近隣とのつながりがないというデータがあります。

本屋さんが、地域の居場所になったら素敵です。“いつもそこにある”ということが大事ですね。心が弱くなった時、居心地のいい場所で出会える本が、心を癒してくれるかもしれません。書店員さんとの何気ない会話が、心を緩めてくれるかもしれません。

安心して足を向けられる、気軽に立ち寄れる町の本屋さん。そんな場所が広がればと思い、この活動を応援します。


金柿 秀幸(株式会社絵本ナビ 代表取締役社長CEO)

絵本ナビは、絵本児童書を中心としたネット書店を運営しています。

今では一般書も含めて10万タイトル近くの書籍を販売していますが、創業当初は、木造アパートの一室の押し入れに仕入れた本を置いて、注文が入ると発送するといったことをしていました。

本について素人だった私は、安藤さんに出会って、出版業界の仕組みや、本が持つ可能性などを学びました。絵本のお話会で一緒に遠征した先で温泉につかりながら、書店ビジネス拡大の相談に乗ってもらいました。安藤さんからの一番大きな学びは「やり方はいろいろある。楽しんでロックすることが大事(意訳)」ということでした。

私と同じように、本の好きな方、本屋が好きな方が、TAKIBIとBSJと安藤さんとの出会いから本の世界に飛び込んで、楽しんでロックしていってくれることを願っています。


西村直人(NPOえほんうた・あそびうた 代表 ミュージシャン 音楽療法士パパ's絵本プロジェクト メンバー)

TAKIBI 応援ソング作っちゃいました〜!

♪TA KI BI カモン エブリバディ!♪TA KI BI カコメ エブリバディ!♪つながりあおうぜ〜♫ 

安藤パパとの出会いは児童館で歌ってた僕に会いにきてくれたこと!JBファンクスタイル「ごきぶり」、お経ジャズ?「かっぱ」を歌う僕と意気投合!そこからパパ’s絵本プロジェクトに合流、自分達がまず楽しむ小さな活動から全国に届くソーシャル活動へのバタフライエフェクトおきた20年。絵本も音楽もコミュニケーションツール、目的は「人の幸せ」という実践の20年でした。応援ソングの中にはジョンレノンやボブマーリーのフレーズも引用。

「I & I バイブレーション」の「I & I」は「You & I」の事で、人と人がOnenessに共振するポジティブバイブ。

My選書のiメッセージ本屋の先駆けの安藤さん。今回プロデュースされるTAKIBI棚貸しコーナーから「I to I バイブレーション」「I & I バイブレーション」鳴り響くこととImajineしてます!Yeah!

また、この歌詞は「不便屋」を名乗り人繋ぎ事業で実際に焚き火イベントを開催されてる阿部華奈絵さんのフレーズも頂戴してまして。彼女は児童養護施設退所時に進学を諦めた当時、NPOタイガーマスク基金(代表 安藤さん)の退所時支援に気づけず、それは人との繋がりが少なかったためだった、だから人と人繋ぎを正業とし、社会的養護退所後支援ガイドブック作成委員会「ゆでたまご」代表もされてます。だからTAKIBIの歌作ってて、思いとアクションのキャッチボール、I to

 I、I & I のブーメランエフェクトで、この素晴らしい焚き火コンセプト、聖火のバトンが帰ってきたように灯ったんだなあと感慨深かったのです。さあ!皆んなで薪を持ち寄ってTAKIBIの輪、つながり、あたため、ひろげましょう!Yeah!♪join us ♪join us ♪ and the world will live as ONE ♫ 

🔥「TAKIBI」プロジェクト応援ソング(Full Ver.)

  https://youtu.be/jYG6bnuC0Vs

🔥「TAKIBI」プロジェクト応援ソング(Short Ver.)

  https://youtu.be/DLwRmEXjxTE


橘川 幸夫(デジタルメディア研究所 所長)

安藤哲也くんとは時代の同志です。彼は、取次のパターン配本を並べるだけの書店経営にうんざりして、店主の顔の見える書店・往来堂をはじめました。男女平等ではない子育て状況の中に「ファザーリング」という新しい考え方を導入し、行動を起こしました。既存の秩序にただ文句を言うだけではなく、自らが体を張って行動を起こすのが、ロックの本質です。

2023年、ChatGPTの動きが世界的に広がっている時代に、それとは対極の手作りの「シェア図書館」「シェア書店」の動きがはじまりました。そして、真打ちの安藤くんの登場です。「TAKIBI」は、地域の知の集まりの中心で火を灯すでしょう。私も早速、棚主として申請しました。共に温もりのある社会を育てたいものです。時代の灯火を広げよう。


庄司 弥寿彦 (一般社団法人ALIVE  代表理事/株式会社100DIVE  代表取締役)

BOOK STORE SOLUTION JAPANとTAKIBIのチャレンジ、応援しています。応援する理由は3つ。

①将来の世代に本と触れる機会は一つでも多く!

②本が接点となって新たなつながりが生まれる!

③60歳を超えた安藤さんのチャレンジは、みんなの勇気に!

将来世代へのプレゼントやコミュニティづくり・新たなチャレンジ促進など、社会に蔓延する課題をぶち破る多くの意義があると感じてます!コロナ禍での100DIVE(関係人口共創型ローカルビジネス創出プロジェクト)での河北町・新温泉町への安藤さんのプチ移住が契機になっていることも嬉しく感じてます!


滝村 雅晴 (株式会社ビストロパパ 代表取締役 料理研究家)

前職で働いていた時、御茶ノ水にある駅前の本屋に時間があると足を運んでいた。お目当ては料理コーナー。娘が生まれて急に料理に目覚めたことで毎週のように料理本を購入していた。その時の1冊がきかっけとなり、その後「パパ料理研究家」として独立起業することになる。

振り返ると、悩んでいる時、迷っている時、探し物をしている時、書店で偶然に出会う本により、自分の新たな人生が始まり出した。そんな店に、気軽に話せる安藤さんのような店主がいたら、子どもから大人までワクワクする人生に出会うチャンスが広がるんじゃないかな。

安藤さんの新たな「人々が自然と集い語らう“たき火”のような本屋の実験」で、いろんな人同士の化学反応が起こることを今からワクワクしています。


内沼晋太郎(ブック・コーディネーター、本屋B&B共同経営者、バリューブックス取締役)

新卒で入社した会社を2ヶ月半で退社したあと、ちょうど運良く募集していた往来堂書店に、アルバイトとして拾っていただきました。

そのとき既に安藤さんは離れられていましたが、ぼくに新刊書店のあらゆることを教えてくれたのは、安藤さんのあとを引き継いで現在まで店長をつとめられている笈入さんであり、安藤さんがつくられた往来堂書店という本屋でした。

すなわちぼくは間接的とはいえ安藤チルドレンのひとりであり、そこから20年間、往来堂で学んだ恩恵を受けながら、本の仕事を続けさせていただいてきたものです。往来堂がなければいまの自分はなく、感謝してもしきれません。

そしてこのたび、20年ぶりに本の世界に戻られてきた安藤さんが、無書店地域に書店をつくるというビジョンをただ大きく掲げるだけでなく、リスクを取って物件を借り、小さなシェア型書店をまず自分で経営してみて、その経験を土台に実践をされると知り、そうだ、この人はさすが、20年前に読んだあの『本屋はサイコー!』の著者だ!と思いました。

どんなお店になるのか、これからどんな活動をされていくのか、とても楽しみにしています。


鎌垣 英人さん(版元ドットコム)

近年、全国各地に誕生しているシェア型本屋さん。

私はひそかに発祥の地は谷根千だと思っている。

コロナ前にこれも全国各地で行われていた一箱古本市がシェア型本屋さんの基になっているとすると、その一箱古本市の発祥が谷根千だからである。

その中心点である場所に往来堂書店という新刊書店があるのだが、その元店長の安藤さんが、往来堂書店のほど近くにシェア型本屋さんを開店するという。

いまは互いに無書店地域に本のある空間をつくるべく奔走しているが、そのための実践の場としても期待している。


大野 誠一 (ライフシフト・ジャパン株式会社 代表取締役CEO)

安藤さんに出会ったのは、もう25年も前。私が“本とコミックの情報誌”『ダ・ヴィンチ』の編集長に就任した直後、出版業界で話題の小さな本屋さん(往来堂)が千駄木にあるという話を耳にして遊びに行ったのがきっかけ。一発で意気投合して、それ以来の長い付き合いです。「文脈で棚を編集する」「ベストセラーは置かない。往来堂だけのベストセラーをつくる」、そんな本屋さんに胸躍る想いでした。

そんな安藤さんが、久し振りに本屋の世界に帰って来る! 全国の自治体の1/4に本屋さんがない日本に、大きな「?(クエスチョン)」を突きつけるNPOの立ち上げと同時に、自らも実践する。いかにも安藤さんらしいRockなチャレンジ!

「書店」は、もはや「紙の本を売る店」ではない。様々な人を結びつけるコミュニティ・センターとして、本を売る以外の多様なビジネス・モデルが結節点になっていくはず。「TAKIBI」は、そのための大切な「実験室」なのです。

私も「実験」に参加します! 皆さんも、ぜひ!


佐久間 憲一 (株式会社牧野出版 代表)

Like a Rolling Stone ——安藤哲也を語るなら、この一言で充分かもしれない。

私と彼の最初の出会いは、20世紀最後の年。新潮OH!文庫の編集長として『本屋はサイコー!』を刊行したのがきっかけだ。当時、「カリスマ○○」というのが流行っていて、かの往来堂の「カリスマ書店長」が彼だったのだ。

21世紀の最初の年に私は会社を辞めたのだが、彼も往来堂を去っていった。

それからというもの、彼の活躍の場は留まるところを知らず、多方面へと展開していった。育メン界(というものがあれば)の立役者となったのは、多くの人の知るところだろう。

そして、再び、安藤哲也は本屋の世界に帰ってきた。

今回のプロジェクトの肝については、他の応援者が語ってくれるだろう。

私から言いたいのはただ一つ——ロックなヤツと一緒に踊ってみないか!

間違いなく、面白いから!


永井 伸和(知の地域づくり研究室、NPO本の学校顧問)

焚火のような本屋の実験を成功させ、谷根千から、ローカルな地域に広げたい。

かつて鳥取県では、知的無医村をなくそうと、児童文庫の輪を地域に広げ、お母さんと青年たちが書店組合と協力、身近なまちむらの模擬図書館を作って見せた。この歩みを源に、ドイツの書籍業学校に学び生れた本の学校と二泊三日の大山緑陰シンポジュウム「地域から描く21世紀の出版ビジョン」に、世紀末の五年間、著者から読者まで全国から集まった延べ2千人を、僧兵太鼓とかがり火が迎えた。聖域での聖域なき対話から、いくつかの試みが飛び出した。その一人が安藤哲也さんだった。

その安藤さんが、今度は書店のない知的無医村をなくそうという。出版界と図書館界、官と民、その間にあって困難だが何ものにもおもねらない自由な、内発的な挑戦のようだ。毛細血管のように小さくても地域をつなぐ地域づくりの中間組織の実践でもあるようだ。老い先短い身には次に来る時代への松明です。


☆リターンのご紹介(一部)

リターン①【オリジナル・ブックカバー(文庫本サイズ)】5,000円

「TAIBI」のロゴが入った特製ブックカバー。思わず、好きな本を入れて読みたくなるアイテムです。<仕様>展開時 245×170mm/素材:リサイクルレザー/色:ネイビー(紺)・ブラウン(茶)・ブラック(黒)の3色 

※ブックカバーと合わせて、TAKIBI特製ステッカー(60㎝×70㎝)&TAKIBI特製缶バッジ(44㎝/直径)をお送りします。 

リターン②【トートバッグ+ブックカバー】10,000円

TAKIBI特製のトートバッグとブックカバーをセットでご提供。※TAKIBI特製ステッカー(60㎝×70㎝)&TAKIBI特製缶バッジ(44㎝/直径)も合わせてお送りします。

リターン③【本棚オーナー1年+1日店長3日分】30,000円

TAKIBIの本棚(梅)の棚主に1年なれます。(梅)のサイズは内寸W 326 × H210 × D150です。通常36,000円(月3千円×12)のところ、17% OFFの30,000円!期間は2023年7月〜2024年6月の12か月間になります。 


☆資金の使い道・実施スケジュール

いただいた支援金は、①店舗設計施工費 ②店内調度品購入費 ③販売システム(レジ)使用料 ④CAMPFIRE手数料 等に使用させていただきます。

最後に

たき火🔥のような町の本屋をつくりたい。“たき火”には自然と人が集まってくる。知らない者同士でも話し会話が進む。そこから何かが始まる場合もある。まちが、人々が元気になる化学反応が起き上がるかもしれない。本には人を繋ぐチカラが、本屋にはその磁場がある。ただ、皆が薪(本)を持ち寄らないとたき火は消えてしまう。


これまでの店主の活動(プロフィール)

1962年池袋生まれ。明治大学卒業後、出版社→書店(往来堂書店 元・店長)→楽天ブックス事業部長など9回の転職を経て、2006年に自らの子育て経験を基に父親支援事業のNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立し代表。「笑っている父親を増やしたい」と講演や企業向けセミナー、絵本読み聞かせなどで全国を歩く。最近は、男性育休推進や管理職養成事業の「イクボス」で企業・自治体での研修も多い。

2012年にNPO法人タイガーマスク基金を立ち上げ代表理事。2017年には「人生100年時代の生き方改革」をテーマにライフシフト・ジャパン(株)を設立し会長に就任。2022年、人口減少の町で「プチ移住」を始め地方創生事業「100DIVE」にも関わり、町の本屋を拠点にした地方創生を目指すプロジェクト「ブックストア・ソリューション・ジャパン」を立ち上げた。

厚生労働省「イクメンプロジェクト推進チーム」座長、内閣府「男女共同参画推進連携会議」「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」、東京都「こども未来会議」委員等を歴任。現在は、にっぽん子育て応援団 共同代表や公益財団法人1more Baby応援団 顧問等も務める。著書に『本屋はサイコー!』(新潮OH!文庫)、『パパの極意~仕事も育児も楽しむ生き方』(NHK出版)、『パパ1年生~生まれてきてくれてありがとう』(かんき出版)、『PaPa’s絵本33』(小学館)、『できるリーダーはなぜメールが短いのか』(廣済堂出版)。共著に『出版クラッシュ!?』(編書房)、『絵本であそぼ!』(小学館)など。 詳細はこちらに→ 安藤哲也オフィシャルサイト

<募集方式について>

このプロジェクトは、All-In方式です。目標金額に関わらず、2023/07/26 23:59:59までに集まった金額がファンディングされます。 

  • 2023/07/27 05:18

    TAKIBIクラファン終了しました!「無書店地域で本屋さんを復活!人々が自然と集い語らう“たき火”のような本屋の実験」プロジェクトの目標金額を達成したので、ご報告させていただきます。皆様のご支援、ご協力によりプロジェクトが成功しましたこと、感謝申し上げます。現在の支援総額:3175000円支援...

  • 2023/07/21 07:00

    おかげさまで目標(300万)達成しました!皆さまのご支援に感謝しますm(__)mあと5日ありますので、どうぞ引き続きのご支援もよろしくお願いいたします(リターン品(TAKIBI特製グッズ等)もまだあります)。TAKIBIは、誰しもがブラリと気軽に立ち寄れて、人生を変えてくれる「衝撃の一冊」や「...

  • 2023/07/09 02:39

    7/5(木)オープンしました!工事終了から4日で開店準備し、バタバタとなんとか開けました。初日は千客万来。予想以上の売上でした。本棚もほぼ埋まってます。こちら棚主さんの一覧ページ。個性的な方々が思い思いに自分の「推し本」を棚に並べています。ご覧いただき、フィーリングが合う「棚主さん」をお探しく...

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