はじめに・ご挨拶

はじめまして、絵付け職人ユニットの彩です。私たちは、京扇子のお店で絵付け職人として舞扇子の上絵付けや、さまざまな扇子の原画デザインを担当しています。また、扇子の絵付け体験教室での指導や企画展示での商品開発、SNSでの発信に取り組んでいます。これまで伝統産業に携わるなかで、伝統技術の継承と発信、新しい商品を生み出す難しさを実感してきました。そんな私たちだからこそできる、新しい京扇子づくりに挑戦していきたいと考えています。https://www.instagram.com/kyosendo_honten/

きっかけ
日々、日本舞踊やお茶席の扇子を手がけるなかで、そういった特定の用途だけでなく、もっとたくさんの方に日常にも京扇子を取り入れてほしいと思うようになり、プロジェクトを通して京扇子の魅力を知っていただく機会になればと考えました。

目標
様々な扇子が販売されているなかで、比較的安価な土産用などの扇子に関しては、印刷・プリント加工のものも多く、このままでは本来の京扇子の特徴である「手仕事」のよさを知ってもらえないのではないかと思いました。絵付け職人である強みを活かし、厳選された材料を使って、私たちなりのこだわりを持った「京扇子」を開発し、たくさんの方に京扇子の魅力を発信していきたいです!

返礼品について
日々の暮らしの中で 、気軽に使っていただけるように夏扇子を返礼品として制作することにしました。そして、スーツや普段着にも合わせやすいデザインを意識しました。こだわりの扇子を返礼品とすることで、今後の活動の第一歩とし、京扇子の魅力発信の機会にもしたいと考えています。ぜひ、多くの方に手に取っていただき、職人のこだわりを感じていただきたいです!

「京扇子の魅力」推しポイント!
*タメとよばれる扇骨を先端に向かって曲げる技術を施しているので、パチッと閉まりスタイリッシュです。
*紙・上絵・扇骨・折り・仕立てのすべてが絶妙なバランスを保って作られている扇子は、開いたときにしっかり止まってあおぎやすいです。

京扇子とは?
*京都を中心とした国内で生産した扇子のことをいいます。
*職人の方々の熟練した手仕事による分業制が特徴です。
*大きく分けて「扇骨(竹)・地紙・上絵・折り・仕立て」の5つの工程があります。
(私たちは主に、この中の上絵の工程に従事しています)
*さらに細かく分けると80以上もの工程があると言われています。
*舞扇・茶扇・高座扇・豆扇・飾り扇・中啓・夏扇など、たくさんの種類がありサイズや形もさまざまです。


京扇子を支える職人の方々の熟練した技術!

1つ1つの工程を支える職人の方々の、長年の経験と試行錯誤によって京扇子は成り立っています。

これまでの活動

*京都の伝統産業の未来を担う若手職人により構成される「京の伝統産業わかば会」に入会しイベントでの実演・販売等の機会を通して京扇子の魅力発信を行っています。
京の伝統産業わかば会について詳しくはこちら →https://www.instagram.com/kyoto_wakabakai/#

*修学旅行生や海外からの観光客等に向けてお店で京扇子の絵付け体験教室を開催しています。https://kyosendo.co.jp/make/kyosensu_painting_class/




京扇子は、数多くの材料を組み合わせて作られます。本プロジェクトを通して、自分たちが理想とする扇骨や地紙などの材料の仕入れ・折り・仕立て等の加工費に充て、職人のこだわりを実現します。また、クラウドファンディング実施の手数料として活用させていただきます。


京扇子の魅力を届けたい!
京扇子の製造は分業制であり、材料の仕入れや加工・仕上げの外注に関する費用がかかります。そのため、私たち個人の力のみで材料の仕入れを行うことや外注に出すことは大きな負担となるため、クラウドファンディングに挑戦しました。分業されている各工程を担う職人の方々はいずれも高齢化が進み、自分たちが理想とする材料の仕入れ、加工が可能な時間に相当の猶予はなく、それらの職人の方々の御協力の下、早急に新商品開発に取り組みたいと考えています。そして、職人の手仕事を今後も持続可能な形へと繋いでいきたいです。

扇子は「末広がり」の形から、縁起物として大変重宝されてきました。
私たちの京扇子を通して、多くの方のご縁がつながりますように、皆様からのあたたかいご支援をお願いします!

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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