▼はじめまして!

皆さん、こんにちは!田淵良敬と申します。私はこれまで社会的投資と呼ばれる分野に従事してきました。現在は転職活動を行いながら同分野で個人で活動をしています。

ソーシャル分野で世界で最もメジャーなイベントの一つであるThe Skoll World Forumが今年も4/10-4/13まで英国のOxford大学で開かれます。私はこれらに参加する予定ですが、参加費や渡航費などの費用のため本プロジェクトで資金を集めたいと考えています(目標金額の資金が集まらなくてもプロジェクトは実行します)。

▼自己紹介

私は、これまで社会課題解決やコミュニティ貢献(一般的にソーシャル分野と呼ばれたりします)に自分がビジネス経験を通じて培ってきた知識や経験を活かせないかと思い、2014年からキャリアチェンジを行い社会的投資という分野での仕事をしてきました。最初はLGT Venture Philanthropyというリヒテンシュタインの公爵家がスイスに創立した組織、その後、Social Investment Partnersという日本の金融や社会貢献分野のプロフェッショナルが創立した組織において、フィリピンと日本でNPOや社会起業家と呼ばれる方たちへの資金と経営支援を行ってきました。

フィリピンでLGT VPの投資先の農業NPOへの訪問時

フィリピンでLGT VPの投資先の起業家たちが集まった会
  

ソーシャル・インベストメント・パートナーズのWebsite
http://sipartners.org/

現在は、社会的投資やソーシャル分野で個人で活動をしながら今後のキャリアについて検討中です。私は今後のキャリアとして、長期的な未来にインパクトを与えることができ、これまでの経験を活かして国際的な分野で活躍したいことを考えています。

▼ソーシャル分野について

昨今の社会では子育て、教育などどいった分野で従来の社会インフラだけでは需要を満たしきれず社会課題が現れてきており、社会起業家やNPOたちが課題解決をしようという動きがでてきています。また、個人の働き方や働く意識も大きく変わってきています。企業から見ると社会貢献という側面だけでなく、新たなビジネスの創造やイノベーションを起こすにもソーシャル分野は新たなperspectiveを生み出す可能性がありCSRだけでなく本業として取り組む企業も現れつつあります。

一方で、まだ業界と呼ぶには未成熟であり、さらなる資金や人材流入がないと発展していかない可能性があります。欧米では先行して業界が発展しはじめており、世界のリーダーたちがソーシャル分野で活躍し始めています。ビジネス界で活躍してきたBill Gates氏やWarren Buffet氏、Mark Zuckerberg氏はPhilanthropistとして広く知られており、英国はCameron元首相の提唱に始まり現在は官民一体となって社会的投資を行い社会課題解決に取り組んでいます。

また、個人的には長期的な未来を創るにはinnovationが不可欠だと思っていますが、短期的なリターンを求める資金の元ではその制約に縛られてしまい制約の中でのビジネスや活動を考えてしまいがちです。これに対してPhilanthropicな資金は超長期の投資とも言われ、長期的な視点を持った資金であり、他の資金では取りにくいリスクを取ったりinnovationを産むことも可能な資金だと思います。

社会的投資という形でこういった資金を使って未来を創っていくことができるのか、そのためにはどんなことが求められるのか、これから日本でも普及が可能なのか、世界で最も先進的な人たちが集まる場の一つであるThe Skoll World Forumに行って学びたいと思っており、またそれを今後の自分のキャリアへのヒントとしたいとも思っています。

▼本プロジェクトの趣旨と背景

ソーシャル分野や社会的投資はどんどん活発化していくと思われますが、世界の社会起業家、企業、社会的投資家、と交流することで下記の学びの習得を目指します:

• 他国の社会起業家が現在取り組んでいること、 抱えている課題、問題意識について
• 企業の社会的投資への取り組み
• 社会的投資家の資金元、目指す世界、 インパクト評価などについて

The Skoll World Forumに参加するには審査に通過した人だけが招待されるのですが、今回applyしたところ審査に合格し招待されました。しかしながら、参加料がかなり高額である上に現在転職の最中で資金的な余裕がないためSkoll Foundationにスポンサーをしてもらえないか相談したところ、スポンサーは難しいが期間中毎日開催されているForumへの参加者たちが主催するエコスステムイベントへの参加を勧められました。またForumのメインイベントにはそのイベントのみの参加料を払えば参加できるとのことでした。The Skoll World ForumのWebsiteで内容を見たところ、確かにエコシステムイベントもしっかりとした主催者や参加者がいてテーマがきちんと設定されており、大きな学びが得られそうと感じています。初めてのForumに高額の参加料を出して参加するよりも今年はこれらのイベントに参加をして学びを得てくることにしました。

ただし、それでもOxfordまでの渡航費と現地での宿泊費や一部メインイベントへの参加などには費用が嵩むので、これらの資金を集めるためにご支援をお願いしたいというのが今回のプロジェクトの趣旨です。

▼The Skoll World ForumとSkoll Weekについて

The Skoll World Forumとは正式名称をThe Skoll World Forum on Social Entrepreneurshipと言い、世界各国の社会起業家などが800人ほど集まる大規模なカンファレンスで、さまざまな世界的課題を議論するセッションや参加者同士のネットワーキングの場が持たれます。米オークションサイトeBayの初代社長であり、同社の株式公開(IPO)で世界的な資産家となったジェフ・スコール (Jeff Skoll)氏が創設したスコール財団が主催しており、ソーシャル分野では世界で最もメジャーなイベントの一つです。

2018年は「The Power of Proximity」というテーマで、世の中の格差や社会課題にアタックしている人たちに直接聞く場を設けるということで社会起業家、イノベーターたちを集めるというものです。

The Skoll World Forumについて紹介動画
https://youtu.be/kQ6qSPZdUHY 

Skoll WeekはThe Skoll World Forumへの参加者が自主主催し行われるイベントでそのうちThe Skoll World Forumにによってオフィシャルにフィーチャーされるものもあります。

Skoll Week紹介Website
http://skoll.org/2017/11/02/join-us-for-skoll-week-in-oxford-april-9-13/

▼資金の使い道

資金の使い道は下記を想定しています。

1)往復渡航費(飛行機代など):約15万円
2)宿泊費:約8万円
3)The Skoll World Forumメインイベントへの参加費:約1万円
4)その他:現地で必要となる諸費用など:約6万円
5)Campfireへの手数料(14%):約5万円

▼リターンについて

1)お礼のメール:帰国後に現地での写真付きのお礼のメールをお送りします。
2)報告書(PDFファイル):今回の学びなどをまとめた報告書をお送りします(5月中に送付予定)。
3)Skypeで1時間の会話:Skypeで私と1時間、今回の訪問についてお話させていただきます(5月中に開催予定ですが時期については相談可)。

 

よろしくお願いします!

  • 2018/04/16 00:06

    イギリスOxfordで開催されたThe Skoll World Forumに参加し本日無事帰国しました。フォーラムではソーシャルビジネスに関わるさまざまなセッションに参加してきました。Skollはある種のネットワーキングイベントでもあり、社会起業家、投資家、企業、アカデミック機関などいろいろな...

  • 2018/04/11 07:20

    いよいよ今週からSkoll World Forumがスタート。北京での乗り換えを経て昨夜遅くにOxfordに到着(夜中1時)。今回は予約段階でいろいろと問題があり三軒目でようやく確保できたAirbnbを通じて借りた部屋に泊まります。 今日はForum1日目に参加しました。"Corpora...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください