◆はじめに◆
はじめまして、原田翼と申します。私は介護関係の仕事をしながら、大学院でカンボジアの高齢者に関する研究をしております。
2021年より、カンボジアの教育と福祉の支援・カンボジアと日本を繋ぐ団体【SPANproject】を発足し、代表を務めて、日本・カンボジアでさまざまなイベントを企画しております。
◆カンボジアの教育◆
ベトナム戦争後の内戦を経験したカンボジアは、40年近く経った今も、傷跡が深く残る国です。各国の支援で学校建設は進みましたが、まだまだ環境が整っているとはいえず、建物があるだけで十分な教育ができているとは言い難いところもあります。
小学校の入学率は約95%ですが、卒業できる生徒は約50%ほどです。特に、副教科は十分に行えておらず、国語(クメール語)・算数・理科・社会(歴史)のみの学校も存在します。
◆解決したい社会課題・向き合う背景◆
私は先述した通り、カンボジアの高齢者の研究をしております。カンボジアは平均年齢約25歳・平均寿命約70歳と若い国で、高齢者の人口は全体の10%程です。貧困や教育、医療、地雷等、さまざまな問題が山積しているカンボジアでは、今後、確実に訪れる高齢者問題が予見できていない現状です。私は特に、地雷で身体に障害を持った人たちが高齢化した際に、日本以上に身体介護が必要な状況が起こると予測してます。
ただ、カンボジアには「介護」という言葉や職業概念もないのが現状です。その状況下で、カンボジアの人々に日本のようないわゆる「介護の文化」を急速に作ることは困難です。
そこで、社会保障の鉄則である、「子どもの問題を解決しないと高齢者の問題は解決できない」という部分に着目し、まずは、子どもの問題、特に小学校の教育の部分にアプローチを行い、環境を整え、継続した支援を行う事で、子ども達の教育の過程を知り、そこで生まれる問題を1個1個、丁寧に解決していきます。その中で、高齢者の問題、それを解決するための施策・方法を見つけていきたいと考えております。
◆このプロジェクトで実現したいこと◆
カンボジアが抱える問題を、ネガティブにだけ捉えるのではなく、解決しないといけない問題を的確に把握して、表向きには『エンターテイメントを届けて、自分たちも楽しく、子ども達の笑顔を作る』その中で『カンボジアが抱ええる問題の解決に向けた施策・提言』が行える活動を行いたいと考えております。
単に、「グランドを作って終わり」「イベント(体育祭)を開催して終わり」「学校を訪問して終わり」という、その場・その時だけの支援ではなく、継続して子ども達と関わり、その子供たちの成長過程で出てくる問題・課題を一緒に解決していきたいと考えております。
去年はクメール語(カンボジアの言語)に訳した絵本を届ける事で文字に興味を持ち国語の授業に興味を持ってもらえるようにアプローチを行いました。今年は体育にフォーカスして、NGO団体【Tanemaki project】が建設、継続した支援を行っている、カンボジアのウドメンチャイ州のコッチュレイ小学校にサッカーコートを作り、体育祭を開催します。
イベントの企画には、【Adventureworks】協力の元、運営を行い、当日はカンボジアのプロサッカーチーム「アンコール・タイガー」を招致して、子ども達の体育祭を一緒に盛り上げてももらいます!
今後も【Tanemaki project】代表高鳥竜平と【Adventureworks】大垣亮と連携を取り、コッチュレイ小学校に対して継続した支援を行えるように取り組みます。
◆スケジュール◆
5月 土購入・土入れ開始
10月 渡航・ゴール作成
11月2日 グランド準備
11月3日 体育祭準備
11月4日 体育祭開催
◆資金の使い道と内訳◆
【必要費用約100万円】【目標設定額70万】
・グランド整備費(土代・人件費):2000$(約30万円)
・ゴール製作費(材料・製作費):1000$(約15万円)
・アンコールタイガー招致:1000$(約15万円)
・会場までの移動費(準備期間含む):700$(約10万円)
・諸経費(通訳・備品代等):700$(約10万円)
・リターン準備費用:700$(約10万円)
合計 6100$(約91万5千円)+システム手数料約9万円
今回は必要費用100万円のうち、クラウドファンディングの設定額を70万円と設定して、ご支援お願いしたいと考えております。
※費用に関して、円相場の関係で前後する可能性があります。
◆最後に◆
色んな人にカンボジアの事を知ってもらいながら、応援してもらいながらカンボジアにエンタメを届けれたらと思いますので、よろしくお願いします!
私たちの活動を通して、カンボジアを知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。
SPANproject
『SPAN』は、カンボジア・クメール語で『橋』や『架け橋』という意味です。私たちがカンボジアと日本、カンボジアの未来を繋ぐ『架け橋』なりたいという思いがあります。
また、『SPAN』は英語で『全範囲』という意味もあり、『ゆりかごから墓場まで』の全員を支える団体を目指しています。私たちが仕掛ける取り組みは、みんなが笑顔になる、エンターテイメント性のある活動を目指しています。
2022年はカンボジアの各地の小学校20校2000人の子ども達に絵本や文房具、プロジェクションマッピングをプレゼントするイベントを実施しました。
SPANproject代表 原田翼
大学卒業後、介護の職に就き、2018年大学院に入学、現在博士課程3年
論文や学会発表でカンボジア高齢者の問題提起を行う
7人制サッカー(ソサイチ)の日本選抜の経験があり、大学でフットサル部の顧問を兼任
個人、研究者としての立場でカンボジアの活動を行っていたが、2022年Tanemaki projectの代表高鳥竜平と「SPANproject」を作り、活動を開始
SPANproject・Tanemaki project代表 高鳥竜平
2017年から「すべての子どもたちに夢を育む環境を」を活動理念としてカンボジアの小学校支援を開始
カンボジアのウドメンチャイ州にコッチュレイ小学校を建設
教育や村のインフラ整備を中心とした活動を行い、「夢へのきっかけ」を届ける事を目標としている
誰もが夢へと挑戦できる世界を目指して奮闘中
SPANproject・Adventureworks代表 大垣亮
2019年よりデザイン・映像・Webなどの制作を中心としてクリエーターチームを運営
現在約200名ほどのクリエーターと連携しオンラインからオフラインまで様々な企画・制作を実行している
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
※上記で記載しているデータは、原田翼が四天王寺大学大学院修士課程修了時に執筆した論文「アジア最貧国におけるナーシングケアの現状-カンボジアから見た日本-」より引用しております。
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