こんにちは!「スタンピング平和展」代表の松本れい子です。今回、2001年から続けている平和活動をニューヨークで実施するためにみなさんにご支援お願いしたいと思っています。
スタンピング平和展に関して次のフェイスブックをご覧ください。
https://www.facebook.com/peace.stamping/

●スタンピング平和展とは

  「スタンピング平和展」というのはアートを通した平和活動で、「平和、親子、いのち」をテーマにミニ版画を彫る無料のワークショップと展示会です。

 2001年9月11日の米同時多発テロの惨劇を目にして、「破壊ではなく創造を」「憎しみではなく愛を」ということをどうしたら人々とシェアできるかを考えました。

 わたしは日頃ひとりで制作をしていますが、多くの人とアートを通して平和活動を行ないたいと考えて、平和のミニ版画を作ることを決めました。誰もが気軽に取り組めるのではないかと思ったからです。

 

 初回は2001年12月末の3日間、名古屋の3階建ての古いビルを借りて開催しました。他の作家たちと協力して、1階にはゴミ袋26袋分の落ち葉を敷いて公園をつくり、2階では昔の居間のような場所でワークショップをして、3階では「いのちあるものを傷つけてはならない」という文字を小さな紙でつくりました。

 クリスマスのシーズンということもあり、通りがかりの人も立ち寄って版画を彫り楽しいワークショップと展示会になりました。騒がしいクリスマスではなく、心を静めて平和を祈り版画を彫る時間をもつことができたことは幸せなことでした。

  彫ると言う静かな行為は祈りにも通じるし、彫った原版は置いていくのですが、他の人もそれをスタンプして持ち帰れるということで、祈りをつないでいくという意味があります。このささやかな活動は、2001年以降、さまざまな場所で開催されています。この活動は新聞にも取り上げられました。

名古屋では、お寺の春祭り、夏祭り、学校のセミナー、教会のバザーなどに参加しています。家族連れのリピーターが多く、毎年楽しみに参加してくださっています。

10年前、東京に転居してからは東京でも活動を始め、現在名古屋と東京の2グループで活動しています。

東京では、品川宿場まつり、川崎宿まつり、こらぼ大森夏まつりなどに出展しています。

 

 年齢、国、民族など関係なくだれでも参加できて、見知らぬ人どうしが同じテーブルで作業します。親が子供の版画を手伝い、となりにいる人が声をかけたり彫りかたを教えてあげたり、その場が平和活動の一歩になっていることを感じています。

 

 2011年には、10周年記念展を名古屋東別院ギャラリーで開催して、中山千夏さんの講演と2000枚の版画を展示しました。

 2017年には16周年記念展を東京のスクエア荏原のギャラリーで開催。田島征三さんの講演と3900枚の版画を展示しました。

一つ一つの版画は小さいですが、数多くの版画は曼荼羅のように輝きをもっています。

最近も2016年9月 東京新聞、2017年6月 毎日新聞などに この活動が取り上げられました。

 

●スタンピング平和展をニューヨークで

 ■企画書作成

この活動を世界にも発信して、さらに多くの人とアートを通して平和への祈りをシェアするために今回ニューヨークでワークショップと展示会をしたいと思いました。

 ニューヨークは多様な民族が住んでいるエネルギッシュな街です。私たちがテーマにしてきた平和は「多様性」を含んでいるという意味で候補地にあがりました。

とはいっても、ニューヨークにはコネもツテもありません。スタッフたちと委員会を何度か開いたけれど、なかなかいいアイデアが浮かびませんでした。行ったことも見たこともないコミュニティセンターや教会のホールのサイトをニューヨーク中探しました。

英語の企画書を作り、2017年11月初旬に10か所ほどのコミュニティセンター、教会、ギャラリーなどに送りました。2か所のコミュニティセンターから面白そうな企画だから会ってみたいという返事をもらえることができました。

 ■ニューヨークの視察

 3月5日に、アポのとれた2か所のコミュニティセンターに行ってみることにしました。

そのうちの1か所のマンハッタンのセントラルパークの近くにある「Goddard Riverside Community Center」は、展示ホールが広い上に、展示できるようにレールまでついていて私が望んでいたようなスペースでした。

当日話を聞いて頂いたディレクターの方から「あなたの企画を大変気に入りました。ここのスペースをあなたの好きなように使っていいです。協力します。」という言葉を聞いて、心の中でガッツポーズをとりました。「あなたが望むようにこのコミュニティセンターは多様性ということでは理想的な場所でしょうね。」とわたしの背中を押してくれました。プロジェクト第一段階を突破できたというわけです。

 

●ニューヨークでの計画

 9月14日~16日に実施が決まりました。

3日間、4時間ずつの版画のワークショップと、土日(15,16日)には版画のイメージを身体で表現するというコミュニティダンスのワークショップ、そして、1時間のコンサートを行います。誰もが参加できるようにすべて無料での開催とすることにしました。

アメリカでは、学校の授業で版画を習わないので、彫刻刀の使い方も教えます。日本文化の一つでもある版画を教えることも文化交流です。

 

このイベントには 4000枚の市民の彫った版画も展示する予定で、さらに多様な人たちと共に平和への願いをこめて版画をともに彫りたいと思います。

 

「スタンピング平和展 in ニューヨーク」を実現させるために、みなさまのお力をお借りしたくクラウドファンディングに挑戦することにしました。ご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

ご拝読ありがどうございました。

 

 

 

●必要資金 

200万円

 渡航費(3人分)

 宿泊費(3人分)

 滞在費(3人分)

 移動費

 展示物製作費

 通信費

 展示物輸送費

 会場費

 宣伝費(フライヤー制作、郵送)

 その他

 

●スタッフ紹介

 

■松本れい子

1997年より個展活動開始して毎年名古屋、東京、大阪などで作品を発表。

おもにアクリル画と和紙のオブジェ。2001年よりスタンピング平和展を開始して主宰。

2008年より子供と大人の創造スペース「アトリエRei」を主宰。

JCDN公認コミュニティダンスファシリテーター養成講座(基礎、応用)修了。

大野一雄舞踏研究所研究生。

 

■趙博

1956年大阪生まれ。在日韓国人2世。

ミュージシャン、役者、作家など活動は幅広く「パギやん」の愛称で人気を集めている。

特に、映画を一本まるごと語る「歌うキネマ」は人の心を揺さぶり社会問題を炙り出すことで注目されている。

スタンピング平和展では何度か記念コンサートを開催。

日本語、韓国語、英語が堪能。ニューヨークでの活躍が期待される。

「このイベントを成功させるために全力を尽くします!!よろしくお願いいたします。」

 

■江上琴則

1951年神戸生まれ。

アパレルメーカー勤務を経て、北品川のカフェLaCapiを運営。

会社員時代に培った展示技術を余すことなく発揮して、いくつかの展覧会の設営を手がけてきた。センスの良い展示には定評がある。

2017年スタンピング平和展16周年記念展の展示を担当。

ニューヨークでの展示方法を現在研究中だがダイナミックな展示が期待される。

「様々な人たちが版画を彫って下さいます。その姿は美しいものだと感じています。それを心の中にもその美しさを彫っていけたらいいのに・・・とつぶやいています。ニューヨークの人たちにも是非、体現していただければと願っています。」

 

●推薦文

田島征三 

日本を代表する絵本作家、美術家。国内外で多くの賞を受賞し、力強い筆遣いと色彩で読者を魅了する。越後妻有国際芸術祭、瀬戸内国際芸術祭招待作家としても注目を集めている。2017年スタンピング平和展16周年記念展での講演では、平和と芸術について語った。

「本当の平和を願い、長く活動してきた松本れい子さんを応援するため、資金集めにどうぞご協力をお願いします。素晴らしいイベントになるよう応援しています!」

  • 2018/06/07 15:39

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2018/06/05 09:36

    2001年から続けている平和のミニ版画の無料ワークショップと展示会「スタンピング平和展」今年の9月14日〜16日はニューヨークのコミュニティセンターで開催します。その前に8月19日(日)10:30〜15:00大田区のこらぼ大森の夏祭りに参加します。どなたでも無料で参加できます。いらしてください...

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