▼ご挨拶
晴三(はるぞう)という屋号で
2006年に創作活動を始めました。
版画・てぬぐい・ハンコなど携えて
日本各地のアート・クラフトイベントを飛び回っています。
【木版画 / 鵜が碁を打って「ごとう」…自分の名字です。】
▼創作活動を始めたきっかけ
子供の頃からお絵描き・工作が好きで、
ヒマさえあればらくがきしたり
消しゴムを彫ったりしていました。
それが後に自分の生業になるとは知りもせずに…
高校・大学と美術とは関係のない科に進み、
そのまま就職かと思いきや、折しも就職氷河期。
とりあえずで登録した派遣の仕事では
ストレスでじんましんを発症する始末。
痛む胃を押さえながら鬱屈した日々を過ごすうち、
フツフツと作りたい衝動がわき上がってきたのです。
とはいえ、何をしたものかと考えていた所
雑誌で消しゴムハンコ作家さんの記事を見つけました。
「これだ!」と思ってからの行動の早い事。
消しゴムハンコや版画をいくつか作って、
名古屋の小さいアートイベントに出店したのが2006年7月の事。
最初はアルバイトしながらイベント出店していましたが、
作るものや出店の機会もどんどん増えて…
本業が「晴三」になってから10年になります。
【絵柄を変えつつ作り続けている「時代ハンコ」】
▼作品の特徴
水曜の夜、この日だけはとチャンネル権を勝ち取り
時代劇を見る中学生時代を過ごしていました。
長ずるにつれ、浮世絵やてぬぐいにも興味を持ち…
江戸っ子の粋な遊び心の影響でしょうか、
思わずクスリと笑ってしまうシャレの効いた絵柄で
木版画やてぬぐいを作っています。
そのせいか、意識しなくても
そこはかとなく漂う「和」の雰囲気。
海外でも、きっとおもしろがられるよ
などと言われる事もよくありました。
【てぬぐい / 海外の方にも人気の忍者シリーズ】
【てぬぐいの型紙を彫る晴三】
▼初めての海外での出展
そんな言葉を真に受けて一昨年の秋、
パリでのグループ展に参加しました。
フランス人の知人も居らず文化にも詳しくない。
果たして、自分の作品の面白さを分かってもらえるのか?
予想もつかず、準備も充分とは言えないまま渡仏いたしました。
【版木を彫る晴三】
初めての海外、ドキドキしながら入国審査を待っていると
近づいてくるエールフランスのスタッフ。
我々を日本人と見るや
「ニワニワニワニワトリガ…」
と、呟き始めるではありませんか。
その後も、カフェで日本語で話しかけられたり
日本のコレ知ってるよ!とアピールされたり。
私が思っていたより日本文化に理解があるの…?
なんてことは、行ってみなければ分からないもの。
結局、作品には満足のいく反響を得られないまま
半分観光旅行のような形で帰ってきてしまいました。
もっと楽しんでもらえるようにできたら…
と、せっかくの機会を活かせなかった事に
悔しい気持ちを抱えていた所へ
Japan Expoへの出店のお誘いがあり、
リベンジとばかりに出展を決めたのです。
【持って行けば良かった〜!と思った版画 「 庭には二羽」】
▼資金の使い道
とはいえ、出展には費用がかかるもの。
出展料と渡航滞在費用だけで約70万円
その他諸経費をざっと計算しただけでも20万円ほどかかります。
頑張れば、ギリギリ何とか?と思いましたが
ちょっと明日のお米代が心配になる金額…
そこで友人に相談した所、クラウドファンディングを勧められました。
かかる費用の半分くらいの金額を目標に
ご支援ご協力いただければと思います。
▼リターンについて
このプロジェクトは実行が決定しています。
リターンは今までに制作したてぬぐいと木版画を用意します。
それだけでは、すでに見知っていただいてる方には
面白くないかと思いますので…
リターンに設定したてぬぐいの絵柄に合わせて、
15種類の絵を手描きで描きます。
アクリル画でハガキくらいの大きさを予定しております。
てぬぐいを広げた絵柄は、
晴三website 「てぬぐい」からご覧いただけます。
【たまには羽を休めたい…天狗フライト】
【ストライクを狙え!…おむすびボウリング】
【ナマケモノがポールダンス…Grasp the pole】
【コマにかくれて…シノビ独楽】
▼最後に
もの作りをする人にとって、
作ったものを発表・販売する方法はいくつかありますが、
その中でも、いちばんワクワク・ドキドキ(ヒヤヒヤ)
するのが、目の前で直接見ていただく事です。
私はどうもこの方法が一番性に合っているようで、
体力も要るし、効率も良くないと分かりつつも
色んな所に出かけてしまいます。
そしてついには海外にまで…
言葉も文化も違う人たちがどんな反応をしてくれるのか?
皆様に楽しくご報告できますように!
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