▷ご挨拶と自己紹介◁

数あるプロジェクトの中から私たちのチャレンジに目を止めていただきありがとうございます。

初めまして、当プロジェクトの起案者である鳴海 侑希 (なるみ ゆうき)です。

Twitterは【@narumin256】でやってます。

私は青山学院大学の学生で、今は休学してインターンをしています。半年後から世界一周に出発します。

 

私自身青森県弘前市でりんご畑や田んぼに囲まれて18歳まで過ごしたにも関わらず、農薬使用による健康被害の深刻さや無農薬栽培への壁の高さをはじめて知りショックを受けたました。。これから紹介する2名が立ち向かう課題が他人事とは思えず、価値あるものが正しい価値を得る仕組みを作りたいと強く思いました。農家に限らず、学生でもアーティストでもパフォーマーでも誰でもその人の努力やこだわりや費やしてきたものに見合う価値が発生する世界を作りたいです。

これが私が今回のプロジェクトを発案したきっかけになります。

 

今回のプロジェクトで私が応援したい人物が2名います。

まずは、プロジェクトの仕掛け人である野村鎮雄(のむら しずお)氏。(写真:右)

農薬ではなく乳酸菌を散布することで、農作物を病気や害虫から守ることができるという栽培方法の普及に全身全霊で取り組んでいる方です。

続いて、佐賀県伊万里市の梨農家を営む田代慎二(たしろ しんじ)氏。(写真:左)

野村氏の「乳酸菌製法」に共感し、難しいとされている梨の無農薬栽培に挑戦している方です。

▷私たちの目標◁

私たちがこのプロジェクトで掲げるミッションは2つあります。 

1. 農薬を使う農家の人をひとりでも減らす

2.  農家の人が努力と労力に見合った ”正しい金額” で農作物を売れるようにする

 

「オーガニック」とか、「自然農法」が流行っています。渋谷にある青学の向かいでも毎週土曜日にオーガニックコンセプトのマーケットが開催されていて、毎週多くの人が足を運んでいます。

少し高くても、私たちみんな農薬は体に良くなくて、できるだけ自然に近い手法で育てられた野菜やくだものの方が健康にいいということは理解してます。

それでも、そういった有名なマーケットに出品するまでだったり、私たちの目の届くところまでだったりに辿り着く為に本当に長い道のりをたどる必要がある事実を知りました。

60代、70代でインターネットを使いこなしている農家の方って一体どのくらいいるのでしょうか。

マーケットに出品するにも、オーガニックブランドでオシャレに店頭に並べるにも、その存在をそもそも多くの農家の方が知らないのが事実です。

まだまだ地方の農家には、「傷がついたら、虫に食われたら売れなくなってしまう」という常識が拭えず、言われるがまま毎日のように農薬をからだ中に浴びて散布し続けている人が大勢います。

この事実を知ってはじめて、「農薬散布は食べるひとだけじゃない、育てるひとの健康を損なう行為なのだ」と気づきました。

手垢のついた言葉ですが、私たちは食べものなしでは生きていけません。

私たちの根本を支えてくれる農家の人たちが苦しい思いをしているのはおかしいです。

 

一方で、田代さんのように無農薬に挑戦している農家も存在します。

しかし、完全無農薬を達成するには、土、肥料、水、天候、あらゆる栽培条件を何年も何年もかけて検証する必要があります。田代さんのように、ひとハウス丸ごと無農薬にチャレンジして、もし失敗したら何百万という損失です。

これを毎年なんて、そんな体力のある農家は本当に一握りです。ここに無農薬栽培をしている農家が希少である原因があります。

無農薬に挑戦しても、虫に食われたりホクロができたら売れない。

このままだと挑戦したくても資金の問題で諦めざるを得ません。無農薬栽培に挑戦する農家に何度でもチャンスを掴んでもらうには、虫食いがあったりホクロができた作物が正当な値段で売れる必要があります。無農薬栽培の失敗ばかり書いていますが、虫食いがあってホクロがあるだけで、実は味は農薬を散布したものより美味しい場合がほとんどです。このことをみんなにもっともっと知ってほしい。

 

だから私たちは、クラウドファンディングを通じて、「農薬を使う農家の人をひとりでも減ら」し、「農家の人が努力と労力に見合った ”正しい金額” で農作物を売れるよう」な農業の未来を微力でも実現したいなと強く思いました。

▷2018年5月14日...◁

夕方、野村さんからこんなラインが届きました。

"ポケットいっぱいに回収している"というのはアブラムシのことです。

このラインが送られてくるつい2日前に、私も東京から九州へ飛んで、田代さんと野村さんと、もう一人チームにいる女性と4人で無農薬栽培の実現を意気込んだばかりだったのでとてもショックでした。

今年の無農薬栽培への挑戦は悔しくも終止符を打たれてしまいました。

しかし、例年に比べたら圧倒的に少ない量の農薬での栽培を実現しています。実際に、乳酸菌製法でアブラムシが動かなくなったり、死んでいたりといった状況も観察もできました。また来年、乳酸菌の濃度や散布量、土づくりから見直して田代さんはもう一度挑戦する決意を固めています。

それでも今年出来上がるホクロ梨やソバカス梨、虫食いのある梨が半額以下の価値になってしまったら再挑戦は難しいのが現実です。無農薬栽培で育った梨の見た目こそ一部気になる点はありますが、農薬を散布していた当時より糖度は上がり確実に美味しくなっています。

田代さんが挑戦を続けていくために、どうかご支援よろしくお願いいたします。

▷リターンについて◁

今年は完全無農薬を達成できず、仕方なしに減農薬という手段を取ってしまった梨たちですが、それでも植物本来が持つ生命力で害虫とも病気とも強く戦い抜いた戦士たちです。

過酷な環境で育ったくだものは甘みが増すことをご存知ですか?

糖度は従来のものより1-2度高い状態での出荷を間違いなく実現できます。

私たちのプロジェクトに共感していただき、田代さんが人生を懸けて育てた梨をひとりでも多くの人にどうか食べて欲しいです。田代さんが来年も無農薬栽培にできるように、リターンは挑戦に見合う正当な価値で梨を販売する場として利用させていただくことにいたしました。

 

1.【減農薬製法】新・大川三世代 試食会イベントチケット  ¥3,000

2.【減農薬製法】新・大川三世代 温室幸太郎  2kg(5~7個)セット  ¥5,000

3.【減農薬製法】新・大川三世代 温室幸太郎  3kg(6~8個)セット  ¥8,000

4.【減農薬製法】新・大川三世代 温室幸太郎 5kg(10~16個)セット ¥10,000

 

2 〜 3のリターンは該当個数の梨がご自宅へ届きます。リターンの金額は【送料込み】です。

ご家族やお友達と分け合ってお楽しみいただけたらいいなと思います。

1は、田代さんに収穫した梨をすぐに出荷していただき、採れたて梨の【食べ放題イベント】にご参加いただけるチケットです。梨農家の繁忙期に重なりますが、佐賀県にいる田代さんを弾丸で迎えてトークイベントを企画しております。

【イベントの詳細】

[開催予定] 2018年7月15日(日) 13:00

[予定会場] 渋谷、新宿周辺の東京都心での開催を計画しております。

参加チケット: クラウドファンディングで1.の支援をいただけた方

[内容]

【減農薬大川三世代】梨食べ放題

佐賀県伊万里の梨農家・田代さんの講演

乳酸菌製法で無農薬栽培に取り組む野村さんの講演

[備考]

・イベント当日会場でも梨の販売を行います。

・リターンは参加チケットのみの金額です。交通費は別途となります。

 

開催日程は7月中旬から8月初旬の週末いづれかに設けようと考えております。田代さんと日程を調整しておりますので、詳細の方後ほど後悔させていただきます。

▷ここまでお読みいただきありがとうございました!◁

正直にお話しすると、今年こそ無農薬というゴールを掲げたにも関わらず、少しでも農薬を使ってしまった事実に辛く悔しい気持ちでいっぱいです。挑戦をして、失敗して、傷ついたくだものはどんなに甘くて美味しくても価値は半分以下。この制約のせいで毎日からだいっぱいに農薬を浴びながら過ごす農家の人を私はひとりでも減らしたいです。とはいえ事実、きっとみなさんが今まで口にしたことがないほど田代さんの梨の甘さとみずみずしさの次元が一個も二個も上です。

当プロジェクトは目標金額に達成しなかった場合も、ご支援頂けた皆様にリターンをお届けいたします。

ぜひ今年立派に育った梨をご賞味ください。ご支援、何卒よろしくお願いいたします。

  • 2018/06/26 13:06

      みなさんこんにちは、CAMPRIRE運営担当の鳴海です。 無農薬栽培を研究している野村さんから、梨の味見をしたよ!と報告がありました。   まだ小ぶりではありますがすでに市販で売られている梨くらい甘くなっており、これからもっと熟してくるとのことです! みなさんにお届けする梨は収穫...

  • 2018/06/08 12:03

      みなさんこんにちは、無農薬栽培チャレンジCAMPRIRE運営担当の鳴海です。   梨が順調に大きく育ってきていると昨日田代さんから連絡がありました!この時期だとまだ早いのに、もう小鳥が梨をついばみに来ているとのことです。 聞くところによると、鳥は甘くなってからじゃないと梨畑には飛ん...

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